【聖ラブサバイバーズ】4話をあらすじから結末まで全てネタバレ解説

3話では、ハルが「主役の恋人役」ではなく、ずっとそばにいられる「レギュラーの脇役」としてのポジションを確立しようと決意し、王子の部屋へ踏み込む様子が描かれました。
【聖ラブサバイバーズ 】第4話をネタバレありでわかりやすく解説する
第4話では、ハルと王子の関係が急展開を迎えます。
献身的な看病、衝撃的な過去の思い出、そしてハルからの突拍子もない提案。物語はコミカルかつテンポよく進み、最後には誰も予想しなかった「言葉」が王子の口から飛び出します。
「もう若くない」という現実と愛ある説教
目を覚ました王子の視界に飛び込んできたのは、涙を流しながら自分に抱きつくハルの姿でした 。
ハルは、熱があるのに赤ワインを飲んで寝ていた王子の無茶な行動に激怒していました。かつて西麻布でブイブイ言わせていた20代とは違い、王子も「そろそろ40歳」という現実に直面しています 。
「起きたら一人で冷たくなってたらどーすんですか!」と本気で心配し、泣きじゃくるハル 。その姿は、単なるファンや都合のいい女を超えた、深い愛情と母性に溢れていました。
ハルの大胆な提案「あの部屋に住みます」
ハルは突然、「私、あの部屋に住みます」と宣言します 。
彼女が指差したのは、王子のマンションの間取り図にある、現在は倉庫のようになっている一室でした 。ハルが提案したのは、同棲ではなくあくまで「シェアハウス」的な同居です 。
- 家賃: 5万円
- プライバシー: 玄関から王子の部屋を通らずに自室へ行けるため、女性を連れ込んでもOK
- ルール: 王子のプライベートな部屋には決して入らない
- 目的: 3日に1回は健康チェックをさせてほしい
この提案の背景には、ハルなりの切実な理由がありました。それは去年のフェス終わりに起きた「ある事件」が関係しています 。
忘れられない「石」の思い出
ハルがそこまで王子の健康にこだわる理由は、彼が過去に「尿管結石」で倒れたからでした 。
当時、取材で現場にいたハルは救急車に同乗し、あまりの激痛に苦しむ王子の姿を目の当たりにしていました 。石が無事に出た際、ハルは「よかった…!」と泣いて喜んだといいます 。
王子にとっては「恥ずいこと」であり、絵にもしづらいエピソードですが、ハルにとっては彼が倒れる恐怖がトラウマになっていたのです 。
王子が明かす「ハルの好きなところ」
ハルは、王子の部屋にある「創作の聖域」と信じている部屋には絶対に入ろうとしません 。
しかし王子は、その部屋で「他のモン(女性関係を示唆)」も触っていると冗談めかして言いますが、それでもハルは頑なに境界線を守り続けてきました 。
今までどれだけ押しても引いても、決して踏み込んでこないハル。王子はそんな彼女を「いい家で育ったコなんだろうな」と評し、そこに好意を抱いていることを告白します 。
「この人の扉が開く音がする」とハルが感じた瞬間、二人の関係性は決定的に変化しました 。
まさかのプロポーズ
王子はハルの年齢が「35歳」であることを確認すると、驚くべき言葉を口にします 。
「結婚すっか」
ハルが唖然とする中、彼は淡々と続けます。35歳と39歳で今さら同棲というのも「キツくね?」というのが彼の理屈でした 。
ハルは頬をつねられながらも、目の前に広がる教会のイメージと、予期せぬ展開にただ「え」と声を漏らすことしかできませんでした 。
【聖ラブサバイバーズ 】4話を読んだ感想(ネタバレあり)
第4話は、まさにジェットコースターのような展開でした。
冒頭でハルが泣きながら怒るシーンには、彼女の献身的な愛が詰まっていて胸が熱くなりました。憧れのスターに対して「孤独死」を心配して説教できるのは、今のところハルだけでしょう。
そして笑ってしまったのが「尿管結石」のエピソードです。カリスマバンドマンが「石」で七転八倒し、それをヒロインが涙ながらに見守るという構図は、この作品ならではのリアリティとシュールさが入り混じっていて最高でした。
しかし、最大の見どころはラストのプロポーズです。ハルが長年積み重ねてきた「踏み込まない」という慎み深さが、結果として王子の心を動かし、結婚というこれ以上ない形で「踏み込む」許可を得ることになるとは、なんとも皮肉で美しい展開だと感じました。
「好きだから」ではなく「同棲はキツいから」という理由付けも、照れ屋で不器用な王子らしくてニヤリとしてしまいます。
【聖ラブサバイバーズ 】4話のネタバレまとめ
- ハルは熱を出した王子を看病し、「もう若くないのだから」と生活態度を厳しく叱責した 。
- ハルは王子の健康管理のため、自宅の倉庫部屋に住む「シェアハウス」生活を提案した 。
- 王子が倒れた原因は「尿管結石」であり、ハルはその時も救急車に付き添っていた 。
- 王子は、ハルがプライベートな領域に決して踏み込んでこない「育ちの良さ」を好ましく思っていた 。
- 35歳と39歳という年齢を考慮し、王子は同棲ではなく「結婚」を提案した 。
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