【聖ラブサバイバーズ】5話をあらすじから結末まで全てネタバレ解説

4話では、王子和弘が35歳のハルに対して、年齢的な理由や「同棲はキツい」という現実的な観点から、まさかのプロポーズをする場面で幕を閉じました。
【聖ラブサバイバーズ 】第5話をネタバレありでわかりやすく解説する
第5話では、驚きのプロポーズから一転、トントン拍子に進んでいく結婚式の準備と、当日の様子が描かれます。
周囲を巻き込んだドタバタ劇の中で、ハルは幸せを噛み締めつつも、ある重大な確認事項を王子に突きつけます。
「ウケるから」で決まった結婚と周囲の反応
場面は、ハルがウェディングドレスのような白い衣装を着て、友人たちの前に立っているシーンから始まります 。
友人たちは感動するどころか、「ぶぶっ」「花嫁アリかよ」と吹き出し、大爆笑していました 。ハル自身も、いまだに自分と王子が結婚するという事実を信じられない様子で、顔を赤くして「ウケるって!!!」と叫んでいます 。
王子が語ったプロポーズの真意は、あまりにも彼らしい軽いものでした。
- 「結婚する」と言えばみんなが驚いて面白いから
- どうせなら、もっとウケることをしようと思った
「一生のことなのにそんなことでいいんですか?」と戸惑うハルに対し、彼は「きっかけなんてこんなもんじゃないの?知らんけど」とあっけらかんとしています 。
「エキストラ」から「主演」への大抜擢
さらに驚くべきことに、結婚式まで執り行うことになりました 。
ハルには絵に描いたような堅い職業のご両親がいるようですが、王子の持ち前の「人たらし」スキルが発揮され、ご両親もイチコロで攻略されてしまったようです 。
これまでずっと、王子の人生における「ギリギリエキストラレベル」の存在だったハル 。しかし、突然の主演相手役としてのオファーが舞い込みました 。どんな役でもいいと思って粘り続けてきた彼女にとって、この展開を逃すという選択肢はもちろんありませんでした 。
式直前の控室で起きた「認識のズレ」
そして迎えた結婚式当日。タキシードに身を包んだ王子は、「チルでハッピーなエンディングソングが聞こえだす」と、これからの人生に対して楽観的な言葉を口にします 。
しかし、ここでハルは爆弾発言を投下しました。
「フィジカルなことはナシでいいよね?」
王子は「へ?」「え?」と、言葉の意味が理解できない様子で固まってしまいます 。ハルは真剣な表情で、「なんかさ、お前とはそーゆんじゃないじゃん?」と畳み掛けます 。
王子が「夫婦…だよね…?」と困惑し、「どこまでの…?」と状況を整理しようとしたタイミングで、無情にもお義父さんが迎えに来てしまいました 。
本当の意味での「バージンロード」へ
チャペルには祝福の鐘が鳴り響き、多くの参列者が見守っています 。
ハルは父のエスコートで扉の向こうへ進みます。今日から彼女の名前は「王子ハル(旧姓相澤)」となります 。
一見するとハッピーエンドのようですが、ハルにとってはこれがゴールではありません。肉体関係の同意が取れていない状態での結婚生活。ハルは、これから一生続くかもしれない「本当の意味のバージンロード」を、今日から歩き始めるのでした 。
【聖ラブサバイバーズ 】5話を読んだ感想(ネタバレあり)
第5話を読んで一番笑ったのは、やはり王子のプロポーズ理由です。「ウケるから」という理由で人生の伴侶を決めてしまう軽さが、なんとも彼らしくて憎めません。
しかし、それ以上に衝撃的だったのが、式直前のハルの「フィジカルなし」宣言です。王子としては、結婚すれば当然そういう関係になるものだと思っていたはずですが、ハルの中では「推し」としての尊さが勝っているのか、あるいは「おかん」としての立ち位置が染み付いているのか、まさかのプラトニック婚を突きつけられる展開には驚愕しました。
タキシード姿のかっこいい王子が、ハルの言葉に「へ?」と間の抜けた声を出すシーンは必見です。これまで余裕しゃくしゃくだった王子が、ハルにペースを乱されている様子を見ると、なんだかんだでお似合いのカップル(夫婦)なのかもしれません。
ラストシーンの「本当の意味のバージンロード」というモノローグは、タイトルの「サバイバーズ」という言葉が、これからの結婚生活の過酷さを暗示しているようで、続きがますます楽しみになりました。
【聖ラブサバイバーズ 】5話のネタバレまとめ
- 王子が結婚を決めた理由は「みんな驚いてウケるから」という軽いノリだった 。
- ハルはエキストラから突然の「主演」抜擢に戸惑いつつも、チャンスを掴むことを決意した 。
- 王子の「人たらし」能力により、ハルの堅い両親も結婚を承諾した 。
- 結婚式の直前、ハルは王子に「フィジカル(肉体関係)はナシ」であることを確認した 。
- 王子はハルの発言に困惑するが、そのまま結婚式が始まってしまった 。
- ハルは「王子ハル」となり、一生続くかもしれないプラトニックな結婚生活へ足を踏み入れた 。
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