【聖女様の逆ハーレムからあぶれた騎士様に熱烈に求愛されている件】5話をあらすじから結末まで全てネタバレ解説

- アルフレッドは、ラシェルを侮辱する家族や元婚約者の前で、彼女との結婚を堂々と宣言しました。
- 彼は圧倒的な身分と正論で元婚約者と妹のアリエルをやり込め、「彼女を大切にしないなら私がもらっていく」と告げます。
- ラシェルは自分の人生を取り戻すことを決意し、これまで家計を支えてきた経済的援助を打ち切ることを家族に通告しました。
- 去り際、アリエルは本性を現し、「お姉様なんかのどこがいいの?」と憎しみに満ちた表情で問いかけます。
【聖女様の逆ハーレムからあぶれた騎士様に熱烈に求愛されている件】第5話をネタバレありでわかりやすく解説する
妹アリエルからの嫉妬に満ちた問いかけに対し、アルフレッドが容赦ない一言を浴びせる場面から第5話は始まります。二人の新たな生活に向けた可愛らしい攻防と、不穏な影の登場が見逃せない展開です。
心の綺麗さと性格の悪さ
「お姉様なんかのどこがいいの!?」と叫ぶアリエル。 これまで見せていた可憐な姿は見る影もなく、その表情は憎悪に歪んでいます。そんな彼女に対し、アルフレッドは涼しい顔で言い放ちました。
「そうだなぁ 君と違って心が綺麗なところかな」
さらに「俺、性格が悪い人間が嫌いなんだよね」と追い打ちをかけ、一切の未練なくその場を去ります。 ラシェルは、自分以外の誰かが自分を選んでくれたという事実に、生まれて初めての感情を抱くのでした。
馬車の中の独白と暴走する純情
実家を後にして馬車に揺られながら、ラシェルはこれまでの人生を振り返ります。稼ぎがあったのだから、もっと早く家を出ることもできたはずでした。しかし、「仕方がない」と諦め、家族に搾取されることに慣れてしまっていた自分を省みます。
そんな感傷的な雰囲気を打ち破ったのは、隣に座るアルフレッドの満面の笑みでした。
「よし!!! それじゃあ教会に永遠の愛を誓いに行こうか!!!!」
あまりに突飛な提案に、ラシェルの頭は混乱します。 彼女は「初めての相手という理由だけで将来を決めてはいけません」「一生のことですから勢いで決めてはダメです!」と必死に彼を説得しようと試みます。 しかし、アルフレッドは「責任取ってくれるって言ったのに」と少し拗ねた様子を見せるのでした。
現実的な結婚へのステップ
ラシェルの真面目な人柄に、アルフレッドは「君のまともさに癒やされる…」と嬉しそうな表情を浮かべます。 勇者一行がどれだけ規格外の人物たちだったのかがうかがえる一言です。ここで二人は改めてお互いを「アル」「ラシェル」と呼ぶことを決め、距離を縮めます。
その後、ラシェルは現実的な結婚への段取りを提案します。アルの両親への挨拶、自分の職場への報告、そして英雄である彼が結婚するための王家への報告など、やるべきことは山積みです。 そこで彼女はまず婚約期間を置くことを提案しました。
「せめて1年くらい…」というラシェルに対し、「せいぜい1カ月だ」と主張するアルフレッド。 交渉の末、二人は婚約期間を半年とすることで合意しました。
甘え下手な彼女と強引な優しさ
次の問題は、婚約期間中の住まいです。実家に帰れないラシェルは、王宮の寮に入ることを考え、それまでの間、彼の家に置いてもらえないかと遠慮がちに切り出します。 家賃も食費も払うと申し出る彼女の姿に、アルフレッドは彼女が骨の髄まで染み付いた「長女気質」であり、人に甘えることが極端に下手なのだと察しました。
そんな彼女の言葉を遮るように、彼は優しく、しかし有無を言わせぬ力強さで告げます。
「君はこれから一生 ずっと俺の家で暮らすんだ 異論は認めない」
そう言って、彼はラシェルの唇に優しく口づけるのでした。
広まる噂と新たな影
場面は変わり、街中ではアルフレッドの婚約の噂が広まっていました。 しかし、その内容は尾ひれがついて「アルフレッドが長年片想いしていた女性が婚約解消したと聞き、すぐに口説いた」という、まるで情熱的な物語のように語られています。
その噂を耳にした一人の女性、エリカ。彼女は「…そんな…」とショックを受けた表情を浮かべ、「このままだと…!! なんとかしなきゃ…!」と強く決意するのでした。 二人の未来に、新たな波乱の予感が漂います。
【聖女様の逆ハーレムからあぶれた騎士様に熱烈に求愛されている件】5話を読んだ感想(ネタバレあり)
今回は、ラシェルとアルフレッドの可愛らしいやり取りに、終始頬が緩みっぱなしでした。実家を飛び出したシリアスな雰囲気から一転、「今すぐ教会へ行こう!」と目を輝かせるアルフレッドの純粋さには笑ってしまいます。彼の暴走を、現実的なラシェルが必死に手綱を引こうとする構図は、本当に微笑ましいです。
特に印象的だったのは、ラシェルの「甘え下手」な一面と、それを受け止めるアルフレッドの器の大きさでした。「異論は認めない」というセリフとキスは、彼の強引さの中にある深い優しさを感じさせ、これ以上ないほど頼もしく見えました。これまで誰にも頼れなかったラシェルが、彼にだけは心を許せるようになる、その過程が丁寧に描かれていて素敵です。
しかし、最後の最後で不穏な空気が漂ってきましたね。エリカと名乗る女性の登場で、物語は一気にサスペンスの香りがしてきました。彼女は一体何者で、二人の関係にどう関わってくるのでしょうか。幸せな雰囲気に水を差す存在にならないことを祈りつつ、次回が待ちきれません。
【聖女様の逆ハーレムからあぶれた騎士様に熱烈に求愛されている件】5話のネタバレまとめ
- アルフレッドは、アリエルの問いに対し「君と違って心が綺麗だから」と一蹴し、ラシェルを連れて実家を後にします。
- 馬車の中でアルフレッドはすぐに教会へ行こうとしますが、現実的なラシェルに止められます。
- 二人は結婚までの段取りを話し合い、まずは半年間の婚約期間を設けることで合意しました。
- 甘え下手なラシェルに対し、アルフレッドは「これから一生俺の家で暮らすんだ」と宣言し、彼女を家に迎え入れます。
- 街では「アルフレッドが長年片想いをしていた」という噂が広まる中、謎の女性エリカがその話を聞き、何かを決意します。
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