【聖女様の逆ハーレムからあぶれた騎士様に熱烈に求愛されている件】7話をあらすじから結末まで全てネタバレ解説

- ラシェルとアルフレッドは、彼の家で甘い新生活をスタートさせます。
- アルフレッドは既に両親から結婚の許可を得ており、その日のうちに国王へ報告するつもりでした。
- 職場でも隠すことなく愛情表現をするアルフレッドに、ラシェルは恥ずかしさを隠せません。
- 昼食時、アルフレッドは勇者レオン、聖女エリカら、かつてのパーティーメンバーと再会します。
- アルフレッドは仲間たちにラシェルとの婚約を報告し、祝福を求めます。
- 祝福ムードの中、聖女エリカが「どこで出会ったのか」と意味深な質問を投げかけます。
【聖女様の逆ハーレムからあぶれた騎士様に熱烈に求愛されている件】第7話をネタバレありでわかりやすく解説する
聖女エリカからの問いかけから始まる第7話。元パーティーメンバーたちの前で、アルフレッドはラシェルへの想いを堂々と語ります。そして、物語は二人の甘い初デートと、ラシェルがこれまでの人生で経験したことのなかった、愛される喜びを描き出します。
運命の出会いと聖女の思惑
「アルはその女性とどこで出会ったの…?」というエリカの質問に対し、アルフレッドは少しも臆することなく答えます。
「バーで飲んでいる時に出会ったんだ あれは運命だったと思う」
その堂々とした態度に、他のメンバーは興味津々といった様子です。 しかし、アルフレッドはエリカの心中を冷静に察していました。恐らく彼女は、勇者パーティーの男性全員を手に入れるつもりで、その輪から抜け出した自分が気に食わないのだろう、と。
もっとも、ラシェルという運命の相手を見つけた彼にとって、それはもう関係のない話でした。
英雄様のお迎えと初めてのデート
昼食を終えたアルフレッドは、婚約者として当然の務めとばかりに、終業時刻のラシェルを迎えに行きます。 王宮会計官のオフィスに国の英雄が満面の笑みで現れたことで、周囲は黄色い歓声に包まれ、ラシェルはパニック状態に陥りました。
彼女はとっさに「残業があるから…」と嘘をついてしまいますが、それを見かねた上司が「今日は忙しくないから帰りなさい」と見事なアシストを入れ、ラシェルは逃げ道を失います。
そして、アルフレッドは彼女にこう提案しました。
「君さえ良ければこのままデートしないか?」
彼の目的は、自分の家で暮らすことになったラシェルに足りない物を買いに行くことでした。 「恋人と一緒に買い物するのに憧れてたんだ」と少し寂しそうに微笑む彼の顔に、ラシェルは断ることができませんでした。
伯爵夫人のための「経費」
二人が向かったのは、城下街にある超高級ブティックでした。 アルフレッドは店員に「彼女に似合いそうなのをあるだけ持ってきて」と、とんでもない注文をします。 あれよあれよという間に着せ替え人形にされてしまうラシェル。
彼女は「私の予算では厳しいのだけど…」と正直に打ち明けますが、アルフレッドは「俺が出すに決まっているだろう?」と一蹴します。 「婚約者の特権だ」と言い、さらには「俺が着飾ったラシェルが見たいから勝手に買うんだ」と、これはただの自分のわがままなのだと説明します。
その言葉に、会計官であるラシェルはある名案を思いつきます。これは、伯爵夫人として必要なものを揃えるための**「経費」**なのだ、と。 このロジックで自分を納得させ、彼女は初めて心から贈り物を受け入れることにしたのでした。
女神の降臨と心からの「ありがとう」
実は、アルフレッドが服を買いに来たのは、彼女の服があまりに少ないことを心配してのことでした。 家のために何もかもを我慢し、自分を着飾ることなど考えたこともなかったラシェル。 一方的に尽くされることに申し訳なさを感じつつも、彼が自分のために選んでくれたという気持ちが、彼女の心を温かくします。
試着室から出てきた彼女の姿に、アルフレッドは「女神が降臨したかと思ったよ」と息を呑みます。 これまで親にも元の婚約者にも「可愛い」なんて言われたことのなかったラシェルは、涙を浮かべて感謝の言葉を伝えました。
「こんなに素敵なドレスをありがとう」
そんな彼女を見て、アルフレッドは「こちらこそ。こんなに可愛いラシェルが見れて幸せだ」と優しく微笑むのでした。 しかし、そんな幸せな二人に、国王陛下主催の祝賀会への招待状が届きます。
【聖女様の逆ハーレムからあぶれた騎士様に熱烈に求愛されている件】7話を読んだ感想(ネタバレあり)
今回は、ラシェルが生まれて初めて「お姫様扱い」される、甘くて心温まるエピソードでした。これまで自分のことは後回しで、家族のために尽くすのが当たり前だった彼女が、アルフレッドからの惜しみない愛情に戸惑いながらも、少しずつ心を開いていく様子が丁寧に描かれていて、思わず応援したくなります。
特に、高級な贈り物を「経費」と捉えて自分を納得させるシーンは、彼女の真面目さと可愛らしさが表れていて、とても好きな場面です。いきなりシンデレラにはなれない、そんな彼女の現実的な感覚が、物語に深みを与えているように感じます。
そして、アルフレッドの愛情表現が本当にストレートで素敵ですね。「俺がしたいからするんだ」という彼の言葉は、ラシェルが負い目を感じないようにという、最高の優しさだと思いました。最後の祝賀会の知らせは、二人が社交界にデビューすることを意味しており、元婚約者や妹との再会など、波乱の予感がします。穏やかな日常から一転、二人の絆が試される次の展開が今から待ちきれません。
【聖女様の逆ハーレムからあぶれた騎士様に熱烈に求愛されている件】7話のネタバレまとめ
- 聖女エリカの質問に対し、アルフレッドはラシェルとの出会いが「運命だった」と堂々と語ります。
- アルフレッドは終業時刻のラシェルを職場まで迎えに行き、そのまま彼女をデートに誘います。
- 二人は高級ブティックへ行き、アルフレッドはラシェルのためにたくさんの服をプレゼントします。
- 高価な贈り物に戸惑うラシェルでしたが、伯爵夫人になるための「経費」と考えることで受け入れます。
- 美しいドレス姿のラシェルに、アルフレッドは「女神が降臨したかと思った」と感動し、彼女は心からの感謝を伝えます。
- 幸せな時間を過ごす二人の元に、国王主催の魔王討伐祝賀会への招待状が届きます。
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