ホラー・怖い話

【裏バイト】怪異の全リストとその恐怖の正体を解説

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この記事を読んでいるあなたは

「裏バイトに登場する怪異の強さが知りたい」
「どんな怪異が登場するのか一覧で確認したい」
「裏バイトの世界観やルールを詳しく知りたい」

と思っているのではないでしょうか。ホラー作品が好きな人や、裏バイトの怪異についてもっと深く知りたい人なら、こうした疑問を持つのは当然ですよね。

本記事では、裏バイトに登場する怪異を詳しく解説し、それぞれの特徴や危険度についても触れています。単に怪異のリストを羅列するだけではなく、どんなルールが存在するのか、どのように対処すれば生存できるのかといった実用的な視点も交えて紹介しています。

私はこれまで、数多くのホラー作品や都市伝説を研究し、怪異に関する情報を整理してきました。そのため、この記事では単なる概要説明ではなく、作品の世界観を踏まえたうえで、怪異の恐怖をよりリアルに伝えることができます。

この記事を読むことで、裏バイトの怪異について深く理解できるだけでなく、それぞれの怪異がどのような脅威を持っているのかを明確に把握できます。さらに、裏バイトのルールや世界観にも触れるため、作品の魅力をより一層楽しめるでしょう。ただし、あまりにも詳細な解説を読むことで、作品のネタバレになってしまう可能性もあるため、その点には注意してください。

裏バイトの怪異たちは、ただ恐ろしいだけでなく、それぞれ独自のルールや背景を持っています。本記事を通して、その魅力や恐怖を存分に味わってください。

この記事を読んでわかること

  • 裏バイトに登場する怪異の種類や特徴
  • 怪異ごとのルールや対処法
  • 裏バイトの世界観や設定の特殊性
  • 怪異の危険度や強さの違い

目次

裏バイトに登場する怪異とは?世界観や設定を解説

  • 裏バイト:逃亡禁止ってどんな話?
  • どんな世界観・設定?
  • 登場人物を紹介

裏バイト:逃亡禁止ってどんな話?

「裏バイト:逃亡禁止」は、特殊なアルバイトに挑む人々が、恐ろしい怪異や理不尽な状況に巻き込まれるホラー作品です。単なるバイトではなく、命の危険が伴う過酷な仕事であり、一度引き受けてしまうと簡単には逃げられません。

この作品では、「裏バイト」と呼ばれる求人が存在し、一般的なバイトでは考えられないほどの高額報酬が提示されます。しかし、依頼の内容は極めて異常であり、常識では説明できない怪異や不可解な事件に関与することになります。

物語の特徴として、登場人物たちはバイトを辞めたり逃げたりすることができず、契約のルールを破ると、さらなる危険が降りかかる点が挙げられます。そのため、「逃亡禁止」というタイトルが示すように、バイトを請け負った時点で、逃げ道のない恐怖が始まるのです。

また、各エピソードごとに異なるバイトの内容が描かれ、怪異の種類やルールも変化するため、読者は常に新しい恐怖を体験することができます。ホラーだけでなく、サスペンスや心理的な駆け引きの要素も含まれており、ただ怖いだけでなく、謎解きのような楽しみもある作品です。

どんな世界観・設定?

「裏バイト:逃亡禁止」の世界観は、一見すると現実世界と変わりません。しかし、物語が進むにつれて、普通の常識が通じない異常なバイトが数多く存在することが明らかになります。この作品では、読者が日常的に知っているバイトの概念を覆し、命の危険を伴う仕事として描かれています。

■ 高額報酬と引き換えの恐怖

「裏バイト」は、一般の求人では見かけないような破格の報酬が設定されています。これは、依頼内容があまりにも危険で、普通の人なら絶対に引き受けない内容だからです。たとえば、深夜にある場所の警備をするだけの仕事に見えて、実際には恐ろしい怪異に襲われる可能性があるといったケースが存在します。

■ 怪異が存在する異常な空間

この作品の特徴として、「裏バイト」の仕事場では、人間の理解を超えた怪異が存在します。怪異はそれぞれ独自のルールを持ち、それを破った者には容赦のない制裁が下されます。たとえば、「この部屋では決して振り向いてはいけない」といったルールがあり、それを破ると即座に命を落とすということもあります。こうした理不尽とも思えるルールが、裏バイトの恐怖を一層引き立てているのです。

■ 逃げられない「契約」

「裏バイト」に参加した者は、途中で辞めることができないという絶対的なルールがあります。これは、「逃亡禁止」というタイトルにも表れており、何らかの方法で逃げ出そうとすれば、さらなる恐怖や怪異の罠に巻き込まれることになります。そのため、登場人物たちは、与えられた条件の中で生き延びる方法を探すしかないのです。

■ 絶望と恐怖の連鎖

この世界では、怪異の存在を知ってしまったがために、普通の生活に戻れなくなるケースも多々あります。また、裏バイトを請け負ったことで、新たな怪異に目をつけられることもあり、バイトが終わった後も平穏な日々を取り戻せるとは限りません。そうした絶望感が作品全体の雰囲気を形作っており、逃げ場のない恐怖が描かれています

このように、「裏バイト:逃亡禁止」は、現実世界の延長線上にありながら、普通のバイトとはかけ離れた恐ろしい設定が展開される作品です。読者にとっても、「もしこんなバイトがあったら…」と想像するだけで、背筋が凍るような恐怖を感じることでしょう。

登場人物を紹介

「裏バイト:逃亡禁止」には、個性的な登場人物が多く登場します。それぞれが異なる目的で裏バイトに関わっており、物語をより深みのあるものにしています。ここでは、主要なキャラクターを紹介します。

黒嶺 ユメ(こくりょう ゆめ)

本作の主人公で、黒髪のロングヘアが特徴の女性。物静かで几帳面な性格を持ち、怪異や人間の悪意を「黒い匂い」として察知できる特殊な霊感を持っています。逆に、安全な場所や物には「白い匂い」を感じることができます。この能力を頼りに、裏バイトの恐怖に立ち向かっていきます。

ユメは、両親が借金を残して失踪してしまったため、その借金を返済するために裏バイトを続けています。各エピソードの最後には、勤務条件や報酬などをまとめた「裏帳簿」をつける習慣があります。

白浜 和美(しらはま なごみ)

ユメと共に裏バイトを請け負うもう一人の主人公。金髪のショートヘアが特徴で、男勝りで屈託のない性格です。世界中を旅することを夢見ており、危険な裏バイトを次々と引き受けています。

和美は異常なまでのタフさを誇り、どんな過酷な状況でも生還することから「不死身の白浜」と呼ばれるほどの人物です。そのため、裏バイト業界でも特別な存在として認識されています。

篠月 橙(しのつき だいだい)

和美の元同僚で、底抜けにポジティブな性格の女性。明るく、常に笑顔を絶やしませんが、直感的な発想力で窮地を切り抜ける場面が多いです。ボクシング経験があり、敵に襲われると反射的に「ンッンー!」と掛け声を上げながらノックアウトしてしまいます。

その一方で、和美から「脳みそモンキー」と呼ばれるほど、論理的な思考は苦手です。

八木 琢磨(やぎ たくま)

「八木探偵事務所」の所長であり、裏の案件を扱う「八木相談所」も運営する私立探偵。見た目は飄々としていて競馬中毒のダメ男に見えますが、実は裏社会でも有名な切れ者です。

ユメと和美に裏バイトを依頼することも多く、報酬をしっかり支払うことから信頼されています。しかし、怪異そのものに興味を持っている節があり、事件の被害者には無関心という冷酷な一面も持っています。

赤川 京子(あかがわ きょうこ)

裏バイトの仲介を行う女性。多くの人間が死ぬことを前提とした仕事を斡旋するため、ドライで飄々とした性格をしています。しかし、ユメや和美とは良好な関係を築いています。

重度の甘党であり、コーヒーシュガーを直飲みするほどの異常な嗜好を持つのも特徴。八木の実姉ですが、両親の離婚によって姓が異なっています。

小松 茶々(こまつ ちゃちゃ)

八木の友人で、優秀な女性探偵。快活で頭の切れる人物ですが、極度のオカルト恐怖症であり、裏の案件はすべて八木に丸投げしています。

あるとき、ユメに「行方不明の義両親の捜索」を依頼されますが、その後、茶々自身が行方不明になります。発見されたときには精神的に崩壊し、廃人同然の状態でした。その後、「Q」という組織の施設で治療を受け、正気を取り戻したとされていますが、時折不穏な言動を見せています。

黒岩(くろいわ)

「黒岩案件」と呼ばれる特殊な仕事を取り扱う仲介業者。中性的で不気味な顔立ちをしており、性別は不明。

和美の父親について何らかの情報を握っており、案件を解決するごとに**「黒岩スタンプ」を渡し、その数に応じて情報を提供する**という謎めいた存在です。

藍川 時子(あいかわ ときこ)

「気象観測」のエピソードで登場した藍川気象研究所の所長の娘。実は、裏の世界で活動する組織「Q」の幹部であり、ユメや和美、八木に度々依頼を持ちかけます。

知的で物腰の柔らかい女性ですが、依頼による犠牲者には冷淡な態度を取ります。また、赤川から一方的に嫌われています。

金・銀(ジン・イン)

裏バイターではありませんが、多くの案件で関係者として登場するスキンヘッドの二人組。

金は無口で片言の話し方をし、銀は明るく流暢に話すという対照的な性格をしています。異能は持ちませんが、怪異を肉弾戦で倒せるほどの戦闘能力を誇ります。また、ユメの母・黒嶺弥生について何かを知っているようです。

裏バイトの怪異一覧と解説

怪異一覧とその特徴

怪異一覧とその特徴

「裏バイト:逃亡禁止」には、数多くの恐ろしい怪異が登場します。これらの怪異はそれぞれ独自のルールや特徴を持ち、遭遇した者に過酷な試練を課します。本項では、作中に登場する怪異の詳細や、その脅威について解説します。

人面樹の森

登場したエピソード: ホールスタッフ



某県の山中に位置するリゾートレストラン「緑心庵」の奥に広がる森に巣食う怪異。

眠った人間の夢を介して取り憑き、樹木が飲み込む形で犠牲者を取り込む。目覚めても森の精霊のような怪物が襲いかかり、逃れられない。取り込まれた者は森と融合し、人面樹となり、精神すらも変質して森の一部として生き続ける。

黒黒ビルの悪霊たち

登場したエピソード: ビル警備員

かつてブラック企業が入居し、多くの自殺者を出したオフィスビル「黒黒ビル」7階に取り憑いた地縛霊。彼らは生者を妬み、「人手が足りない」と嘆きながら新たな犠牲者を求める。

深夜の警備員を狡猾な手段で7階に誘い込み、幻覚を見せて空き部屋へ誘導し、殺害後に新たな「社員」にしようとする。

特に深夜帯はビル全体がテリトリーとなり、7階に行かずとも死の危険がある。ビル周辺にも犠牲者の霊が紛れ込み、昼間でも区別がつかないほどの異常な空間となっている。唯一の安全地帯は屋上。

登場したエピソード: 個人向け配送業



主人公たちが配送することになった謎の鞄。その中には明確な意志を持つ何かが存在し、期日通りに届けられることを強く望む。

もし遅れそうになると鞄が激しく揺れ、催促するなどの行動をとる。一方で、運び手以外の者には強烈な誘惑を与え、「中身を見たい」と思わせて襲わせる。

仮に中を見てしまった者は即座に発狂し、顔を削るようにして自殺する。目撃者が多い場合、全員が発狂して大惨事となる。

鞄は死者の数が増えるほど大きくなり、奪われても持ち主の元へ戻る。後に、この鞄によって中東や西アジアの国々が壊滅し、事実上消滅する事態に発展した。

異世界

登場したエピソード: 治験



主人公たちと崎村ゆうが迷い込んだ、現実とは異なる異様な空間。サルバドール・ダリの「記憶の固執」のような奇怪な風景と異形の住民が存在する。

この世界には「扉」があり、向こう側には「想像もつかないほど素晴らしいことが待っている」という誘惑がある。

しかし、扉を開けた者は世界の真理を知る代償として存在が消滅し、記憶からも抹消される。

一方で、「何の魅力もない普通のドア」を通ることで現実へ帰還できるが、異世界での記憶はすべて失われる。

このバイトの本来の参加者は18名だったが、14名が扉を開けたことで消滅し、主人公たちは4名であると錯覚していた。

生き人形

登場したエピソード: 人形供養



葬儀会社「博愛ノココロ」に預けられた曰く付きの人形。動き回るだけでなく、特定の人間に執着し、ターゲットにされた者は衰弱し、最終的に身体を乗っ取られる。

肉体を奪われた人間は「人ならざる何か」となり、動かなくなる。逆に精神は人形に入れ替わり、最終的に供養のための「お焚き上げ」によって焼かれて死亡する。

会社側は人形が身体に入り込むことを知っていたが、どうやら意図的に供養の形式をとっていた様子。

しらかみ様

登場したエピソード: 自然保護監視員



白銀神山に住まう神…と呼ばれている怪異。全身が真っ白な裸の女性のような姿だが、顔は不気味な異形。群体であり、動くと遠くから雪崩のように見えるほどの数がいる。

本来はあまり凶悪ではなかったが、偶然巻き込んだ人間を食べたことで「人間は餌」と認識。ホテルの建設を逆に利用し、大勢の人間を集めた後、襲撃して全員を食い尽くした。

彼らにとって人間の信仰や敬意は無関係であり、ただの餌としか見ていない。

福ノ神(ふくのかみ)

登場したエピソード: 助勤巫女



福音島に出現する怪異。作務衣を着た福耳の男の姿をしており、福の神のように振る舞うが、実際には井戸の水を盗み飲んでいた存在。

井戸に供物を捧げると、人間の運命を自在に操作し、願いを叶える。しかし供物がなければ危害を加えるわけでもなく、本来は無害な存在。

しかし島の住民がこの力を利用し、福ノ神に生贄を捧げていた。最終的に、生涯の友を失った巫女が自らを捧げ、関係者184名を無惨に殺す願いを叶えた。

マザー・フィッシュ

登場したエピソード: 水族館スタッフ



水族館MAOのバックヤードに生息する超巨大な魚の怪異。水槽に収まりきらないサイズで、人間を餌として誘い込む。

「心音」によって人間の警戒心を解き、安らぎを与えた後、意のままに操る。影響を受けた人間は自ら水槽へ入り、魚の餌となる。

また、バックヤードのスタッフを利用して「好みの餌」を連れて来させる狡猾さも持つ。館内限定の影響範囲のため、逃げることは可能。

いちょうさん

登場したエピソード: 学校用務員

花角中学校に出没する怪異。黒いコートに山高帽を被った巨体の怪人。

「いちょうさん」と約束を交わすと1週間守り続けなければならず、破ると殺される。他人を騙して約束を破らせれば自分の死を先送りにできるが、最終的に誰もが死ぬ運命。

約束を守り通しても何の恩恵もなく、すべては不可解な存在のルールに従うしかない。

虚像(きょぞう)

登場したエピソード: 探偵助手



華栄地区・九番街に出現し、「魔の九番街」と化した原因である怪異。生前の吾妻史郎が目撃していた「もう1人の自分」とされるドッペルゲンガーの一種。

八木の仮説によれば、「スターとしての吾妻史郎」という画一化されたイメージが人々の視線によって具現化したもの。誰かが虚像を観測し相互認識した瞬間、観測者は事故という形で即死する。

単体の観測なら個別の事故、大勢が同時に観測した場合は飛行機墜落などの大規模災害が発生する。

虚像は自身の存在を守るために相互認識した相手を排除するが、それは意図的ではなく「自然現象のようなもの」と考えられている。

誰かが虚像の存在を語り継ぐ限り、虚像は消えず、その土地では事故が永遠に続く。

夢ノ湯(ゆめのゆ)のお湯

登場したエピソード: 温泉宿スタッフ



温泉街の人気宿「乳海」にある「若返りの温泉」の正体。実態は「自身に触れた生物の外見・記憶・特徴をコピーし、全盛期の姿で再生する」液体状の異生物。

温泉に浸かった人間と入れ替わり、その人間は「夢ノ湯のお湯」へ変えられる。犠牲者は温泉の底や排水口から助けを求める声を上げ、栓を抜かれないよう必死に抵抗する。

旅館ではこの事実を知りながらも黙認し、客には「お湯を流してから出るように」とだけ伝えていた。

最終的に女将が責任を取るため旅館ごと火を放ち、夢ノ湯とともに心中した。

がまずみ

登場したエピソード: ラジオ局AD



「Mika Mikaラジオ」の『水曜日のお悩みボックスアワー』に毎週メールを送りつけてくる怪異。ラジオネーム「がまずみ」を名乗る。

正体は、かつて番組スタッフ・三上に執着し、ラジオ塔から投身自殺したリスナー・寺井しのぶの怨念。

番組へ異常な執着を見せ、他のリスナーのメールを文字化けさせてでも自身のメールを読ませようとする。無視されるとスタッフへ危害を加え、最悪の場合は投身自殺へ追い込む。

番組の終了時間まで「がまずみ」の気を損ねないよう対応し続けるしか対処法がない。局内では恐れられているが、何らかの事情で番組を打ち切れないらしい。

冥界の住人

登場したエピソード: ブライダルスタッフ



結婚式場『オールスターウエディング』の地下にある「冥界の門」から現れた怪異。死者と生者の結婚式「冥婚式」に参列していた。

影のような不気味な姿をしており、現世に来る際は生者の肉体を依代にする。

生者の結婚を「最低」と貶し、死後の結婚(冥婚)を賛美しているが、本心では生者を嘲笑い、弄んでいるだけの可能性が高い。

彼らが冥婚の惨劇にどれほど関与していたのかは不明だが、少なくとも関わった人間を混乱させ、幻覚を見せる能力を持つ。

ファミリーレストラン・マスト

登場したエピソード: ファミレス店員



15年前に殺人鬼・爆龍真拳による無差別殺人が起きたファミレス。事件で犠牲になった42人の怨念と、殺人鬼自身の怨念によって店舗と敷地そのものが怪異化した。

店舗は既に更地となっているが、毎年6月23日になると具現化し、店員を別店舗から「出向」として引き寄せる。

内部では当時の1週間(6月23日~29日)が無限ループしており、犠牲者は死霊となって延々と同じ行動を繰り返している。

取り込まれた者は永遠にマストに閉じ込められ、苦しみながら何度も殺され続ける。

対処法は「店内の運命を大きく変える」ことのみ。爆龍真拳を撃退するなど、普通ではあり得ない行動を取れば、強制的に排除され脱出が可能となる。

ムッキー

登場したエピソード: 空き地探し



〇〇県小坂井町に出現する、全長約4mの毛むくじゃらなぬいぐるみのような怪異。

町を歩く人間を無差別に追いかけ、捕まえると大きな手で握り潰す。犠牲者は血を流さず、そのまま町の家々に幽閉される。

特定の条件下でワープするように現れるため、逃げ切るのは難しい。唯一の回避策は「屋根の下に隠れること」。

正体や目的は不明で、劇中では「虐待死した子供の霊が怪異化し、ケイドロのような遊びをしている」と考えられていたが、確証はない。

衛星写真で町全体を映すと、巨大な子供の影が覆いかぶさっている。

おおいなるもの

登場したエピソード: 海の家スタッフ



「海」という概念そのものに近い、異次元の存在。人間の思考を調整し、「夜の海に近づかない」などのルールを本能的に守らせる。

支配を受け入れない者には警告として怪異現象を引き起こし、それでも従わない者はフジツボに覆われ、海の一部に取り込まれる。

ユメの異能はこの存在を脅威として認識せず、主人公たちも知らず知らずのうちに「おおいなるもの」に支配されていた。

ただし、支配に従う限りは危害を加えないため、ルールを守ることが最適解。

真黒石(まぐろいし)

登場したエピソード: 葬儀屋スタッフ



鉢巻石村で崇められていた黒い石。村人に「死後の世界は幸福であり、現世に価値はない」という思想を植え付け、自殺を促す。

村人たちは競い合うように自殺し、生き残ることを不幸と考えるようになった。

石の目的は「一定数の自殺者を集め、元の場所に戻る」ことではないかと推測される。

村人たちは全員笑顔で自殺し、最終的に村は消滅した。

13番ホーム

登場したエピソード: 駅員バイト



〇〇県阿迦羽駅構内に存在する、通常の路線図には載っていない謎のホーム。深い霧が常に立ち込め、運行表には人間には解読できない文字が並ぶ。

このホームには「怪異の乗客」と呼ばれる不気味な顔をした存在が現れ、駅員にしつこく話しかける。

この乗客には 決して反応してはいけない というルールがあり、話しかけられても無視し続けなければならない。

反応した場合、その人間は「電車に引き込まれ」、乗客の一員へと変えられ、生前の記憶を失いながら世界から消滅する。

電車に乗ってしまった場合は、終着駅に到達する前に無理やり飛び降りることで生存できるが、その際にたどり着くのは 元の世界とは異なるパラレルワールド である。

富岡Qランドのマスコットたち

登場したエピソード: 遊園地スタッフ

並行世界の日本に存在する遊園地「富岡Qランド」に巣食う怪異。

遊園地のマスコットに扮しており、「ウサきゅう」「クマきゅう」「ネズきゅう」などが確認されている。

彼らの正体は 人身獣面の異形の存在 であり、人間の時間を糧として生きている。

特に 「現実が辛いと感じる大人」 をターゲットにし、ナイトパレードの光を浴びせることで子供の姿に退行させ、最終的に胎児まで戻して食らう。

「退行」した大人や裏切り者は、園内の「慈愛の塔」へ送られ、二度と帰ることはない。

主人公2人は時間逆行の影響で並行世界から帰還したが、エピソードの最後には 元の世界にもウサきゅうと同じ姿のマスコットが現れる という意味深な結末を迎えた。

オヨツ

登場したエピソード: キャンプ場バイト



〇〇県ひかりキャンプ場の森に潜む怪異。地域の伝承では「殺苦松(さっくまつ)」と呼ばれ、四国にも類似の伝承がある。

煤けた肌の中年男性の姿をしており、人間に取り憑くことで その人間が持つ小さな不満やストレスを極端な悪意へと増幅させ、殺人を実行させる 。

取り憑かれた人間は 意識が朦朧とし、殺人を終えると正気に戻る が、既に手遅れである。

オヨツの最大の問題点は 取り憑かれた人間の近くに誰かが近づくと、オヨツがその人間に移動する ことであり、感染性の高い呪いのような性質を持つ。

劇中ではキャンプ場に訪れた人物がオヨツに憑かれ、次々に殺人を起こした挙句、オヨツは町へと進出。

その後、裏バイト世界では オヨツの影響か、全国で無差別殺人事件が頻発することになる 。

覗き魔

登場したエピソード: 映像編集



映像記録媒体に写り込む、額が禿げ上がった小太りの中年男性の怪異。

「編集で覗き魔を消すと実体化して殺される」という噂があるが、実際は  であり、覗き魔は 映像を見ている人間が画面から目を離した瞬間に実体化し、襲いかかる 。

実体化した覗き魔は 身長2mを超える巨漢 で、襲われた人間は映像の中に取り込まれ、犠牲者の苦悶の表情がコマ送りで一瞬映るようになる。

対処方法は 「映像越しに見られている間に編集で消去する」 こと。

しかし 複数の画面から見られていると消去できず、死亡確定 となる。

エヴァルス

登場したエピソード: 農業手伝いのエピソード



〇〇県織田ファームで栽培されている 異次元由来の果実 。

ルビーレッドの宝石のような果皮を持ち、果実自体が知性を持つ。

食べた人間の 自我を侵食し、肉体を乗っ取る 。乗っ取られた者はエヴァルスとなり、他者に果実を勧めるようになる。

一方で、 食べた人間の意識は「猿」 となり、体外へ排出される。

猿となった者は 人間の知性を失い、ただひたすらエヴァルスの実を守る番人 となる。

劇中では裏バイターたちがエヴァルスを収穫し、市場に流通。結果的に 人類社会へエヴァルスが浸透し始めた 。

マダライツヅ

登場したエピソード: 探偵助手2のエピソード

双子を蠱毒のように殺し合わせ続けた 結果、生み出された異形の存在。

全身血まみれの子供の姿をしており、「転生」を果たした直後に大量殺人を開始。

依頼人によれば、 マダライツヅの顕現によって人類は滅亡する ことが決まったらしい。

作中では具体的な被害描写はなかったが、 「人類がいつか滅ぼされる」という恐怖を植え付ける形で終幕 した。

榊原平原(さかきばらへいげん)

登場したエピソード: 気象観測のエピソード

「死後の世界」と繋がってしまった異世界の平原。

この平原の空を長時間観測すると、「何か」に観測され、 空へと引きずり込まれる 。

また、定期的に 過去に死んだ人間が落下死する 現象が発生する。

後日談では 異世界の住人が「移住」のため、平原へ降り立つ ことが示唆される。

小滝(おたき)

登場したエピソード: 料亭スタッフ



江戸時代から続く老舗料亭「琉馬」に巣食う怨霊。

元は奉公人の女性だったが、当時の後継者争いに巻き込まれ、口封じのために逆さ吊りにされて殺害された。

その後、 「開かずの間」に入った者へ呪いをかけ、彼女と同じく逆さ吊りの苦しみを与えて殺す 。

呪われた者には 「死相」と呼ばれる血のような痣が顔に浮かび上がり、発熱したのち死亡する 。

呪いを解くには もう一度「開かずの間」に入り、呪いを“逆さ”にする しかない。

「開かずの間」は料亭内でランダムに移動するため、安全な部屋を見極めるには 扉に耳を当て、小滝の声が聞こえたら入らない ことが重要。

特異車両(とくいしゃりょう)

登場したエピソード: 交通量調査

赤刃トンネルに出没する、車両の形をとらない異質な存在。

様々な形態があり、人型の変態、干し柿の生首が連なるもの、アクセサリーのようにぶら下がる老婆などが含まれる。

最も危険なものは 「超・異質特異車両」 と呼ばれ、見ただけで発狂の恐れがある。

その正体は、「最恐の心霊スポット」としてネットで広まった “畏れ”が集まり、具現化した存在” である。

対処法は 恐れずに「これは〇〇である」と別の概念で定義する こと。

劇中では、特異車両の定義づけをするために大量のカウンターが設置され、裏バイターたちが 交通量調査の名目で怪異の無害化を行っていた 。

しかし、橙がバイトに採用されたことで、 特異車両が怪異だとすら気づかれないまま全滅 してしまった。

解脱猫(げだつねこ)

登場したエピソード: 人材レンタル

〇〇都静川区の「宮崎レンタル」で使用されていた 呪具 。

手のひらサイズの不気味な招き猫で、ポーズが通常と異なり 両腕を互い違いに突き出している 。

「役になりきる」人間に 波動を送り、自己の存在を希薄にする 効果を持つ。

長時間曝露されると 演じた役に溶け込み、最終的に肉体が消滅する 。

宮崎レンタルではこの効果を利用し、 消えた人間の戸籍や資産を売却する という闇ビジネスを行っていた。

ただし、解脱猫自体はただの道具に過ぎず、 取り外せば影響はなくなる 。

作中では 主人公2人が初日に気づいて取り外したため、会社の計画が崩壊 し、社長たちが自らの戸籍を奪われることになった。

デザイナー(異形人類)

登場したエピソード: 遺跡発掘調査補助員



世界そのものを「設計」し、意図的に歴史を作り替える上位存在。

何らかの理由で歴史の「矛盾」や「不都合」が発生すると、該当の事象と関わった人間を抹消し、世界をリセットする。

発掘された異形人類の白骨がトリガーとなり、主人公たちや発掘作業員は怪奇現象に巻き込まれる。

歴史リセットの際、関わった人間は例外なく死亡し、リセット後には新たな「代替人物」が配置される。

リセットの痕跡は残ることがあり、過去の自分自身の石像を掘り起こせば、デザイナーの仕組みを認識することができる。

発掘チームの平川はそれを理解し、「我々が歴史だと思っていたものは茶番だった」と精神崩壊を起こした。

事件の解決策は白骨を破壊すること。最終的に主人公たちの行動によって白骨は破壊され、リセットが発動せずに済んだ。

この怪異の元ネタは「世界五分前仮説」と考えられている。

誘引者(ゆういんしゃ)

登場したエピソード: 工場作業員



長い手足を持ち、全身が真っ黒な影のような存在。

顔は人間に似ているが、目は黒く、十字線が刻まれている。

人工知能に強く引き寄せられる性質を持ち、工場内に現れては怪奇現象を引き起こす。

サイズには個体差があり、小さいものは無害であるが、大型の個体は攻撃的で、目が合った相手を殺害する。

主人公たちのバイト最終日に特大個体が出現し、目を合わせた数名の作業員が死亡。

バイターたちが逃げ出すと、突然姿を消した。

バイトの成果物である人工知能「ルーシー」が完成した際、その目が誘引者と同じく黒く、笑みを浮かべていたことから、誘引者との関連が示唆される。

契約者

登場したエピソード: ベビーシッター



黒魔術の儀式で召喚される悪魔のような存在。

全身が黒く、羊の頭を持つ人型の怪異。

契約者の願いを叶える力を持つが、その対価として「生贄」を求める。

生贄は契約者自身が自ら手にかける必要があり、儀式のタイムリミット(満月が沈むまで)を過ぎると、契約者は契約者自身が生贄となり、永遠の苦しみを受け続ける。

基本的に契約者以外には関心を示さず、契約内容にのみ従って動く。

五木曽 猛(ごきそ たける)

登場したエピソード: ベビーシッター



「親ガチャ」に失敗したと考え、自分の人生をやり直すために契約者と契約した男。

金持ちの子供の体を奪おうと計画し、裏バイターを生贄にするつもりだったが、主人公たちの機転によって阻止される。

最後は奪おうとした赤ん坊の体を持ち主の魂に取り返され、契約者の慰みものとなり、永遠に苦しむこととなった。

後白村の神

登場したエピソード: 雪まつりスタッフ



「忌成成(いみなりなり)」と呼ばれる暗殺儀式を行う神。

標的の人物を「仮忌体(けいむてい)」と呼ばれる雪像に模し、それを制作した者の命と引き換えに標的を凍死させる。

どんな環境にいる相手でも氷漬けにする強力な力を持つ。

村ではこの神に生贄を捧げることで利益を得ており、祭りの中でこの儀式を行っていた。

火を極端に嫌う性質を持ち、火気を徹底的に排除することで対抗可能な可能性が示唆される。

なかたりさん

登場したエピソード: 黒岩案件・特殊清掃員



「死の王」と呼ばれる謎の存在。

イエス・キリストのような茨の冠をかぶった青年の姿をしている。

名前を口にした者は必ず「自殺」という形で命を落とす。

クローゼットに棲みついており、扉を開けた者も死の運命を免れない。

ほとんどの怪異は何らかの説明があるが、なかたりさんは詳細不明のまま終わった。

元ネタはホラー映画『死の王』と考えられている。

登場したエピソード: 黒岩案件・軍手落とし



軍手落としのルールを破った者を即座に抹殺する怪異。

「軍手を動かしてはならない」「軍手落としの目的を探ってはならない」というルールがあり、違反者はどこにいても巨大な手に叩き潰される。

手の攻撃方法にはバリエーションがあり、デコピンや拳骨、平手打ちなどで殺害される。

このため軍手落としの目的自体が解明されておらず、ルールを守らなければ生き残れない。

「何者かが人類を遥か高みから監視し、遊んでいるのではないか」という考察があるが、真相は不明。

スター・マン

登場したエピソード: 天体観測



十津能平原の上空でのみ観測できる異形の人型怪異。

体は小惑星の集合体のような構造をしており、物理法則を無視した動きをする。

長時間観測すると、観測者を「仲間」とみなし、怪異化させて宇宙へと連れ去る。

人間の肉体を解体し、スター・マンのような姿に変化させる能力を持つ。

敵意はなく、あくまで「仲間を増やそうとしている」だけの存在。

成功体(せいこうたい)

登場したエピソード: 探偵助手3

概要:

木谷脳研という研究所の被験者たちが、異常な進化を遂げた存在。

4種類に分類され、それぞれ「精神」「肉体」「超常」「完全」のカテゴリに分かれている。

人間の姿を保ちつつ、常識を超えた能力や特性を持つ。

特に「完全」は最上位の成功体であり、他の成功体たちは彼らを恐れて上階へ近づかない。

研究所の地下に潜んでいるが、彼らの存在理由や、何を目的としているのかは不明。

怪異としては、対処法があるため比較的「攻略可能」な部類に入る。

とことこちゃん

登場したエピソード: コンビニスタッフ



かつてナインマートというコンビニに通っていた少女の霊。

事故により死亡し、強い怨念を残したことで怪異化した。

顔の中央部に無数の目や口が歪に配置された混沌とした外見を持つ。

夜間に実体化し、店内を徘徊しながら何かを訴えかけるが、当初は聞き取れない。

約1ヶ月間観察すると、少女が何を伝えようとしているのかが明確になる。

彼女の存在に惹かれ、多くの怪異が店に集まるが、ターゲット以外には害を与えない。

1ヶ月後、少女の訴えが完全に明瞭になり、事件の真相が判明した。

その後、ナインマートは休業し、とことこちゃんの行方は不明となる。

ムダイ

登場したエピソード: 図書館スタッフ



全てのページが真っ黒であり、読む者が「最も知りたい情報」が書かれる特殊な本。

「裏の図書館」に存在し、怪異「ウライブラリィ」が知識を吐き出すことで生成される。

本の内容は読み手によって異なり、歴史の真実や未知の情報が得られる可能性がある。

しかし、現実には存在しない概念を求めても「無い」とだけ記される。

「裏の図書館」から「表の世界」へ持ち出そうとすると、ウライブラリィによって妨害される。

一部の方法を駆使すれば、表世界に持ち出せるが、非常に困難。

ウライブラリィ

登場したエピソード: 図書館スタッフ



「裏の図書館」に生息する怪異で、「完全情報体」になろうと知識を無限に吸収し続けている。

人間の形をした巨体だが、顔は存在せず、無数の管が全身から伸びている。

触手のような管を用いて知識を吸収し、それを「ムダイ」という本の形で吐き出す。

通常は人間に危害を加えないが、「ムダイ」を持ち出そうとすると襲いかかる。

攻撃方法は、脳に管を突き刺し、知識を強制的に流し込むことで廃人化させる。

情報の暴力に耐えられず、人間は精神崩壊を起こし、知識の海に溺れてしまう。

たつ子

登場したエピソード: 美術館スタッフ



芸術家・上坂象太郎が作り出した「恐怖を伝えるアート」。

和人形のような外見だが、目が縦に並び、不気味な表情をしている。

観る者に強烈な恐怖を植え付け、それが伝播していくミーム汚染の特性を持つ。

2人以上が見ていないと動き出し、深夜には作品が自ら逃げ出す。

たつ子を見た人間は、次第にその恐怖に蝕まれ、最終的に発狂またはショック死する。

作品展では大量の犠牲者が出たため、美術館スタッフの裏バイターが見張る役目を担っていた。

逃げ出したたつ子は、怪異としてさまざまな場所で目撃され続ける。

高井津村の住民

登場したエピソード: 墓参り代行サービス(黒岩案件)



かつて飢饉の際に藤吉村の住民によって虐殺された、高井津村の人々の怨霊。

自分たちを滅ぼした藤吉村の末裔に対し、復讐のため「贖え」と囁き続ける。

生贄にされた藤吉村の人々の肉体を乗っ取り、現世に復活しようとする。

彼らは藤吉村の子孫に対してのみ敵意を持ち、それ以外の人間には友好的。

ただし、善良な人ほど騙されやすく、ターゲットとして狙われやすい。

グリュムフリート

登場したエピソード: 公園管理員



異界「キングゾーン」に潜む巨大な蚊の怪異。

成人男性よりも巨大な頭部を持ち、無数の口吻を生やしている。

18時になると公園内の人間を異界へ誘い込み、頭に口吻を刺して吸収する。

捕まった人間には強力な麻薬成分を分泌し、理想の夢を見せ続ける。

夢に溺れた人間は現実へ戻れなくなり、肉体が完全に養分へと変わる。

キングゾーンからの脱出方法は、別の人間が18時に公園へ来ること。

その性質上、一度捕まると逃げられないケースが多い。

人魚

登場したエピソード: 仲買人



富裕層の間で「不老不死の肉」として取引される怪異。

外見はフィクションの人魚に近いが、言葉を発することはない。

人魚を殺した人間には「人魚の呪い」がかかり、変死を遂げる。

しかし、動物の被り物をかぶっていれば「人間が殺したとバレない」という説が広まっていた。

この説は誤りであり、実際には呪いから逃れる方法は存在しない。

取引を続ける者たちは、いずれ不可解な死を迎える運命にある。

スマイリー・ガウチョくん

登場したエピソード: おもちゃ屋スタッフ

異様な人気を誇るキャラクターの着ぐるみ。

黒い体に大きな目玉、耳まで裂けた口、妙にリアルな臀部を持つ。

ぬいぐるみを近づけると、どんなに泣いている子供でも笑顔になる。

だが、ガウチョくんの前で真顔を貫くと、異常な悪臭が発生する。

その特性や目的については明確に語られていないが、何かしらの異常な力を持っていると考えられる。

オサダ(長田)

登場したエピソード: ホテル従業員



ホテル黎明の3階に根城を持つ悪霊。

生前は別のホテルを経営していたが、経営が破綻し、ライバルのホテル黎明の309号室で一家心中を遂げた。

その後、怨霊と化し、309号室に入った宿泊客や従業員を自殺へと追い込むようになった。

特に3階に足を踏み入れた者は、思考を操られ、無意識のうちに309号室へ誘導される。

そこで首吊り自殺を強制され、死後はホテル黎明の宿泊客として霊的に縛られ続ける。

唯一、死者が出た直後の309号室は一時的に無害となるため、死体の清掃だけは可能。

経営破綻の恨みと絶望が混じった執念が、オサダをこの世に留め続けている。

手長逆首様(てながさかくびさま)

登場したエピソード: 引っ越しスタッフ



異様に長い手を持ち、常に首が180°反転した状態の女の怪異。

首が逆向きでも行動に支障はなく、高い身体能力を発揮する。

標的を見つけると執拗に追いかけ続け、どこへ逃げても決して諦めない。

ただし、金(カネ)という男には圧倒されており、何度も格闘戦で撃退されていた。

彼女の顔を見てしまうと「良くないことが起こる」とされるが、具体的な影響は不明。

世界中どこに逃げても必ず追ってくるため、完全に振り切ることは不可能。

益荒鬼(ますらおに)

登場したエピソード: 花火大会準備スタッフ



江戸時代、益荒村で流行した奇病により多数の死者を出した怪異。

症状は頭部が崩壊して死に至るというものであり、数百人が犠牲になった。

この病を鎮めるため、200年前から疫病退散と慰霊を目的とした益荒川花火大会が開催されるようになった。

花火大会が始まると病はピタリと収まり、それ以降は再発していない。

だが、花火大会の開催を阻止しようとする謎の力が働き、花火の運搬や準備が妨害される。

また、会場にはおかっぱ頭の着物姿をした子供たちの霊が出現し、「花火を上げるな」と懇願する。

実はこの花火大会自体が「封印の解除儀式」であり、毎年開催することで益荒鬼を抑えていたのではなく、むしろ復活させていた可能性が示唆されている。

百葉箱(ひゃくようばこ)

登場したエピソード: 百葉箱記録員

辺鄙な山の中に3つ設置されている特殊な百葉箱。

一般的な気象観測用の百葉箱とは異なり、それぞれ「手」「12人の男女の写真」「自分」が入っている。

中身が時間と共に変化することがあり、観察対象に異常が発生することもある。

百葉箱の周囲では空間が歪み、観測者の認識や身体がバグる現象が確認されている。

例えば、ユメが空を飛んだり、和美が分裂したりと、常識を逸脱した現象が発生した。

この百葉箱の正体や目的は不明であるが、特定の事象を観測・記録するために存在している可能性がある。

樹海の怪異(仮称)

登場したエピソード: 樹海捜索員(黒岩案件)

仁田四村樹海に潜む、蓑虫のような形状をした赤ん坊の姿をした怪異。

人間を苗床に成長し、特定の人物(滝沢純太)を依代としていた。

樹海内で行方不明になった純太の捜索隊員は、この怪異に操られ次々と自殺した。

影響を受けた者は「ジュンくんを助けに行かなきゃ」と思い込み、樹海の木々に垂れ下がる臍の緒のような触手で首を吊ってしまう。

怪異に取り憑かれると逃げることは不可能で、対策も存在しない。

最終的に純太の姿をした「何か」が生まれ、その後彼の家族へと接触し、全員を苗床に変えてしまった。

即売会の客

登場したエピソード: 売り子

アンダーグラウンドで行われる即売会の客たち。

見た目は普通の同人誌即売会に似ているが、販売されているのは普通の本ではなく、「ヴァヴェボバ」や「ウィソジン」といった謎の物品。

この即売会では、客も売り子も全員が動物や異形の被り物を着用しており、その正体は完全に人外の存在である。

売り子が人間であることを知られると命の危険があるため、常に被り物を被って正体を隠さなければならない。

しかし、売り子として雇われた橙は、暑さに耐えきれず何度も被り物を脱ぎ、人間であることを疑われる。

最終的には橙の常識を超えた思考回路により怪異たちと意気投合し、記念撮影をするほど仲良くなった。

結果的に、この即売会の怪異たちよりも、橙のほうが恐ろしい存在だったことを示唆するエピソードとなった。

薬品庫の幽霊

登場したエピソード: 薬局スタッフ

大縄薬局の薬品庫に出没する女性の幽霊。

見た目は人間に近いが、顔のパーツが上下逆になっているという異様な特徴を持つ。

通常の人間には見えないが、和美には生きた人間のように見えている。

彼女は薬品庫に立ち入る主人公たちには興味を示さず、雇用主の大縄明美を鋭い眼差しで睨み続けている。

また、「薬品庫で寝ると幽霊に身体を乗っ取られる」という噂があり、明美も恐れて薬品庫には近づこうとしない。

この幽霊が明美に対して強い恨みを抱いていることは明らかだが、その具体的な経緯や理由は語られていない。

大倉さん

登場したエピソード: 警備保障会社スタッフ

とあるアパートに出現する禿げ上がった全裸の中年男性の幽霊。

住民の間では「昔自殺した住人・大倉の霊」と噂されている。

この怪異が現れるアパートでは自殺者が後を絶たず、呪われた物件とされている。

活動内容は荷物を荒らす、窓から入ろうとする、天井に張り付くなどの嫌がらせ的な行動が多いが、時折突如として襲いかかることもある。

特に、金銀兄弟を一撃で吹き飛ばすほどの力を見せたことから、物理的な危険度も非常に高い。

その目的や成り立ちは不明だが、彼の出現が自殺を誘発している可能性がある。

神の御国へ赴く会

登場したエピソード: 探偵助手



喜多区のとある廃ビルに取り憑く死霊の集団。

かつては「神の国へ行く」ことを目的としたカルト教団だったが、ある日突然、信者と関係者全員が失踪した。

建物には人型の黒いシミが残るのみであり、彼らがどうなったのかは不明。

このビルに足を踏み入れた者に対し、男性ならば女性信者が、女性ならば記憶の中の誰かが幻覚として現れ、誘惑し、引きずり込もうとする。

魅入られた者は現実と幻覚の区別がつかなくなり、外部からは廃ビルの中で誰もいない空間に向かって独り言を言い続けるように見える。

特に男性は「美しい女性が待つ豪華なマンション」にいると錯覚する。

誘惑に抗えなかった者は最終的に廃ビル内で姿を消し、行方不明となる。

実際は彼らが「神の国」に行ったわけではなく、地獄へ連れ去られた可能性が示唆されている。

置物(仮称)

登場したエピソード: 遺品整理



赤川貴明氏が生前蒐集していた呪具の一つ。

見た目は「笑顔を浮かべながらマッスルポーズを取っている齧歯類の人形」というマスコット的な姿だが、異常な危険性を持っている。

ユメの異能が早い段階で反応していたため、通常の怪異とは異なる性質を持つ可能性がある。

この置物の影響で、貴明は不可解な死を遂げたと推測されているが、作中では明言されていない。

作中で置物は徐々に口角を吊り上げ、やがて大口を開けて震えだしたため、ユメと和美は即座に逃走。

後日戻ってきた際には、置物は忽然と姿を消しており、そのまま行方不明となった。

アルカディア青羽の幽霊

登場したエピソード: 新公団住宅管理員



新公団住宅「アルカディア青羽」に出現する黒ずんだ姿の幽霊たち。

彼らは暗がりや茂みから突如として姿を現し、何かを訴えるように見つめてくるが、すぐに消えてしまう。

中には雄叫びを上げながら現れ、すぐに消えていく個体もおり、その存在は不気味ながらも明確な攻撃性は見せていない。

アルカディア青羽は明るく快適な住宅環境を持つ公団住宅であり、住民にとっては理想的な場所とされている。

しかし、この幽霊たちはかつてこの場所に存在していた旧団地で火災によって亡くなった住民の亡霊であるとされており、今もこの地に留まり続けている。

管理主任は彼らを完全に排除しようと考えているが、根絶する手段は見つかっていない。

彼らの存在が火災の犠牲者の怨念なのか、それとも別の何かによって作り出された存在なのかは不明のままである。

ドリーミン・フラワー

登場したエピソード: 花屋スタッフ

フラワーガーデンSAGAの店長・佐賀が個人的に入手した珍しい花。

この花が店内にあると、他のすべての花が一晩で枯れてしまうが、翌日には元通りに復活するという奇妙な現象が発生する。

また、この花を置いてからというもの、雇ったバイトは次々に辞めてしまい、店の人手不足が深刻になっていた。

その正体は「願いを叶える花」だが、その効果を発揮するには人間の生贄が必要。

作中では佐賀が、大学時代に想いを寄せていた相馬と結ばれることを願い、主人公2人や茶々、八木を生贄として捧げようとした。

気体

登場したエピソード: 探偵助手

〇〇県東弥市の工業地区に蔓延する謎の気体。

この地域は事故や殺人などの異常事件が多発しているが、その原因はこの気体にあるとされる。

工場の煙突から排出されるこの気体は、人間の口や鼻から侵入し、その人物を操る性質を持つ。

気体には複数の種類があり、それぞれ独自の意思を持っているようだが、詳細は不明。

気体に操られた人間は、目や口から黒い煙を吐きながら、人間離れした力を発揮する。

また、作中では「善い気体」と名乗る存在が主人公たちの体内に侵入し、しばらく同行したが、その目的は明らかにされていない。

Atonements(アトーンメンツ)

登場したエピソード: コンサートスタッフ

突然登場し、一気に有名になった覆面バンド。

元々は「KINGDOM」という名前のバンドだったが、ある怪異の呪いによって異形の姿に変貌してしまった。

呪いを解くためには大量の祈りが必要だったため、コンサートを「解呪の儀式」とすることを計画。

ステージ上で祈りのポーズを取れば、観客も同じように手を合わせるだろうと考えた。

しかし、彼らはコンサート中ずっと呪いの影響を受け続けることになり、非常に危険な状況に陥る。

最終的に、解呪が成功したかに思えたが、アンコールの掛け声が上がったことで事態は一変。

50,000円の追加報酬とともに、ステージ清掃が行われた。

希美(きみ)

登場したエピソード: コンサートスタッフ

コンサートの観客席の後方に現れ、「シーネッ シーネッ」とひたすら叫び続けていた存在。

その正体は、バンドメンバー全員と交際していたが、嫉妬から殺害された女性の怨霊。

彼女の呪いはKINGDOMのメンバーを異形の姿へと変え、解呪の儀式(コンサート)を通じて供養しようとした。

しかし、最後に観客がアンコールを要求したことで、彼女の復讐が完遂されてしまった。

十字架

登場したエピソード: 船舶乗務員(黒岩案件)

海のど真ん中にそびえ立つ巨大な十字架。

外見上は普通の十字架だが、映像や写真を通してでも目にした者は、人類が犯してきたあらゆる罪(環境破壊、戦争、虐殺など)を「自分が行ったもの」と思い込むようになってしまう。

さらに、その罪を贖うために「九人の使徒を十字架へ連れていかなければならない」という強迫観念に駆られる。

この影響を受けた者は、使命感に取り憑かれ、自分自身と他者の命を危険に晒すようになる。

作中では、主人公たちがこの影響を受けた乗組員と対峙することになった。

ヌグベチ

登場したエピソード: 昆虫研究助手

とある公園にのみ生息する奇妙な昆虫。

幼体は手のひらサイズの繭のような姿をしており、成長すると巨大化しながら人間の手のような器官が生えてくる。

ただし、公園の外へ持ち出された場合、ヌグベチは成長段階に関係なく即座に死んでしまう。

これは「カビ」と呼ばれる存在によるもので、公園外にヌグベチを持ち出すと、このカビが活性化し、持ち出した者とヌグベチを蝕む。

ヌグベチ自体は人間に害を及ぼす存在ではなく、高い知能を持ち、人間の言葉を真似ることもできる。

しかし、その成体を見た者は誰もいない。

カビ

登場したエピソード: 昆虫研究助手

ヌグベチを公園内に閉じ込めている正体不明の存在。

通常は人間には無害だが、ヌグベチを公園外に持ち出すと活性化し、持ち出した者を蝕む。

数匹程度なら軽い痒みを伴う程度だが、大量に持ち出すと全身を侵食され、最終的に死亡する。

公園内にヌグベチを戻すことでカビは離れるため、完全に回避することは可能。

地域住民の間では「御神木の祟り」とされており、ヌグベチを外に出さないようにしていると考えられている。

公園の神聖な存在と関係がある可能性が示唆されているが、詳細は不明。

おだんご(仮称)

登場したエピソード: カラオケ店員

見た目はこれまでの犠牲者の生首が紐のように連結された異形の怪異。

毎日17~20時の間、カラオケオリジンに出没し、怪異の発生時間中は営業停止措置が取られていたが、作中ではその措置がなぜか解除されていた。

怪異は「おだんごになりたい」という謎の歌を常に歌っており、襲撃の際にはカラオケ機からもこの歌が流れる。

最初は覗き込んだり、人間体で部屋に入り込んでマイクに化けたりと軽い嫌がらせに留まるが、時間が経つにつれ殺意が増し、最終的には客を物理的に襲う。

攻撃方法は耳の中に指を突っ込み、頭を引き千切るという異様なもの。その後、停電が発生し、怪異は生首の姿で店内を徘徊。襲われた者は即座に首を消失し、怪異の一部となる。

犠牲者は怪異の一部として永遠に「おだんごになりたい」を歌いながら新たな獲物を求める存在となる。

さらに、この怪異には「犠牲者を記録・記憶から消す」という特性がある。親しい友人や家族でも、取り込まれた瞬間に存在が消え、偽りの記憶で上書きされる。

そのため、犠牲者は増え続ける一方なのに、誰もその異常に気付くことができないという最悪の状況が生まれている。

ただし、対処法は「カラオケ室に籠城し、出現時間終了までやり過ごす」だけで回避可能。

太空神社の神

登場したエピソード: 参拝案内(黒岩案件)

「どんな呪いも祓える」とされる神聖な神社・太空神社に宿る神。

本宮までの参道は3kmもあり、飛行場が隣接しているため高いバリケードが設置されている。

太空神社の神は2種類の姿を持つ。

一つは参道を歩く奇妙な顔をした人間型の姿。もう一つはバリケード越しに参拝者を覗き見る巨大な存在。

神の顔を見てしまうことは「不敬」とされ、これを回避するために参拝者は支給された頭巾を被らなければならない。

顔を見た者に何が起こるかは不明だが、ユメが「クサい」と警告しており、確実に危険が伴うと推測される。

また、神は「参拝の不許可」を出すことができる。

不許可とされた者は参道のスタート地点に強制的に戻され、再び参道を歩かされる。

このループは参道を進むたびに距離が3kmずつ増加し、神が「呪いを祓うに値する」と判断するまで終わらない。

さらに、呪いを強化する力も持っており、作中では「右目に幽霊が映り、痛みを感じる」という呪いが「目玉や血が流れ続ける苦痛の呪い」へと変貌していた。

不許可対象者には「自らの罪を告白せよ」と促す言葉を与えており、神が認めない限り解放されることはない。

作中の裏バイト世界では珍しく「あらゆる呪いを祓う」「悪人だけを罰する」ため、読者からは「人類の希望」と評価された。

池内康太

登場したエピソード: 参拝案内(黒岩案件)

太空神社の神とは無関係の怪異であり、幼い子供の幽霊。

誘拐犯・保科周一に拉致され、右目をくり抜かれた上で惨殺された過去を持つ。

最初は保科の右目の視界にのみ映る存在だったが、時間が経つにつれ、写真にもはっきり映るようになり、彼の右目に激痛を与え続けた。

参道ループでは、歪んだ顔で笑いながら保科の前に現れ、時には複数体で出現。

彼を精神的に追い詰め、ついには完全な狂気へと陥れた。

母慈臓

登場したエピソード: 家庭教師

死者を生前の姿で復活させる「母慈臓法」に用いられる呪具。

ただし、使用には代償があり、術者は命を失うことになる。

この代償は徐々に吸い取られる仕様となっており、代理の者を立てることで身代わりにすることも可能。

また、「母の背中を見て育った人間」が適性を持ち、代わりに生命を引き渡すことができる。

一晩、母慈臓の近くで過ごすと、身代わり適性のある者は強制的に母性が芽生え、その家の母親になってしまう異常性もある。

ただし、作中ではこの情報の一部が誤った知識である可能性が示唆されており、呪具の本当の目的や効果は完全には明らかになっていない。

塙一家

登場したエピソード: 家庭教師

父・母・子供2人で構成される家族。

ただし、母親は怪異であり、子供たちは人間と怪異のハーフである。

  • 父親

    小柄な体格で、小学生のような頭身を持つ。

    紙袋を被って生活しており、素顔を見せることはない。

    妻(怪異)と結婚した理由は「結婚してくれるなら誰でも」と語っているが、妻に対して愛情を抱いている様子。

  • 母親

    一階建ての家と同じサイズの巨体を持つ怪異。

    普段は屋根裏に潜み、必要な時だけ顔を出す。

    夫や子供への愛情はあるが、こっそり裏バイターを食べるなど、人間にとっては脅威的な存在。

  • 塙 燈児(長男)

    幼少期に事故で死亡したが、「母慈臓法」によって復活した存在。

    しかし、母慈臓のエネルギーが切れると自我を失い、顔が崩れた異形となる。

  • 塙 嶺児(次男)

    外見は普通の人間。

    ただし、怪異の血を引いており、兄が異形になっても動じないなど、普通の感性とは異なる部分がある。

裏バイト】怪異の特徴と危険性

  • 「裏バイト 怪異」は、通常のバイトではありえない恐怖と異常なルールが絡む
  • 怪異ごとに異なるルールがあり、破ると即死や消滅の危険がある
  • 逃げられない「契約」が存在し、バイト中は途中離脱ができない
  • 高額報酬が設定されるが、それに見合うほどの危険が伴う
  • 怪異は物理的な存在だけでなく、精神や認識に影響を及ぼすものもいる
  • 取り憑かれたり操られたりする怪異も多く、無意識のうちに行動を支配されることがある
  • 怪異に関わると記憶や存在が消され、周囲から忘れ去られるケースもある
  • 一部の怪異は広範囲に影響を及ぼし、社会全体に影響を与えることがある
  • 逃げ切ることができる怪異も存在するが、対処法が極めて限られている
  • 人間の信仰や伝承に基づいた怪異も多く、長年の恐れが具現化している
  • 一部の怪異は、特定の場所や時間にのみ出現する法則性を持つ
  • 人間の欲望や罪に付け込む怪異が多く、誘惑に耐えることが生存の鍵となる
  • ルールを守れば無害な怪異も存在するが、そのルールを理解するのが困難
  • 怪異の研究者や探偵が登場するが、彼らも怪異の全貌を把握しきれていない
  • 裏バイトを経験すると、日常に戻れなくなるほどの異常体験をすることが多い
ABOUT ME
ずっちー
野生のライトノベル作家。社畜として飼われながらも週休三日制を実現した上流社畜。中学生の頃に《BAKUMAN。》に出会って「物語」に触れていないと死ぬ呪いにかかった。思春期にモバゲーにどっぷりハマり、暗黒の携帯小説時代を生きる。主に小説家になろうやカクヨムに生息。好きな作品は《BAKUMAN。》《ヒカルの碁》《STEINS;GATE》《無職転生》