【閻魔の教室】6話あらすじから結末まで全てネタバレ解説

ずっちー

【閻魔の教室】第6話をネタバレありでわかりやすく解説する

前回、閻魔大王である父と「クラス全員を無事卒業させる」という契約を交わした怨馬典明 。その最初の課題として、不登校生徒・楽羽雪を学校に連れ戻すと宣言しました 。第6話では、地獄の教師がその「最初の問題」を解決するため、早速動き出します。その手段は、やはり我々の想像を遥かに超えるものでした。

最初の標的は清水!? 不登校生徒への手がかり

物語は、怨馬のクラスの生徒、清水が友人から「なんかお前 呼び出されてるぞ」と声をかけられる場面から始まります 。彼を待つのは、一体誰なのでしょうか。

白石先生をエサにした巧妙な罠

清水は、呼び出しの主が想いを寄せる保健室の白石先生からだと信じ込み、指定された視聴覚室へ急ぎます 。しかし、そこにいたのは白石先生ではなく、煙草をふかす怨馬でした

怨馬が白石先生の名前を騙って自分を呼び出したのだと悟った清水は、「汚ねエ」「大人ってのはここまで汚ねエもんなのか…!!」と激しく嫌悪感を露わにします 。そんな彼に対し、怨馬は「人間がキレイなのは学生の時までさ…」と、冷たく言い放つのでした 。

「もうお前に興味はない」目的はただ一つ

怨馬は、清水を呼び出した本当の目的を明かします。それは、不登校の生徒「楽羽雪」についての情報を得ることでした 。清水は、彼女が「ゆきぽん」というあだ名で呼ばれており、もう数ヶ月も学校に来ていないことを伝えます 。

怨馬は、以前スマホを壊したことを根に持つ清水に、こう告げます。「だがスマホと同時にお前の腐った性根も毀したつもりだ…」「もうお前に興味はない」 。そして、手間をかけた償いとして「今度 白石先生の乳でも揉ませてやる」ととんでもない提案をしますが、その条件は「退学でいいならな」という、悪魔のようなものでした 。

路上に咲く花、楽羽雪の素顔

清水から楽羽雪の情報を得た怨馬。一方、その楽羽雪は、学校とは全く違う場所で輝きを放っていました。

人気急上昇中の路上シンガー「ゆきぽん」

不登校生徒の楽羽雪、通称「ゆきぽん」は、路上でギターを片手に歌うストリートミュージシャンでした 。彼女はプロの歌手を目指しており、その歌声とルックスで、すでに多くのファンを獲得しています 。SNSのフォロワーも急増中で 、パフォーマンス後には自身のYouTubeやTikTok、インスタグラムのアカウントを宣伝し、着実に知名度を上げていました

清水からの緊急警告

路上ライブを終えた彼女のもとに、クラスメイトの清水から珍しく電話がかかってきます 。電話口の清水はひどく慌てており、楽羽に必死の警告を送りました。

お前が学校休んでる間にクラスにとんでもない奴が来たんだぞ!!!!

そいつがお前を狙ってる…!!

路地裏の遭遇、そして悪魔の宣告

清水からの不穏な電話に、楽羽が戸惑っている、まさにその時。彼女の目の前に、闇の中から一人の男が姿を現します。

「楽羽雪だな」闇に佇む担任教師

男は、楽羽の名前を正確に呼びます。

……楽羽雪だな」 。自分の名前を知る謎の男の出現に、彼女は驚きを隠せません 。その男こそ、清水が警告していた新しい担任、怨馬典明でした。

「貴様を拐いに来た」

怨馬は「怨馬典明だ」と名乗ると 、次の瞬間、教師としてあるまじき言葉を口にしました。

貴様を拐いに来た

さらう?」と困惑する楽羽を前に、物語は不穏な終わりを告げます 。

まとめ【閻魔の教室】第6話を読んだ感想(ネタバレあり)

第6話は、怨馬先生の行動原理が「目的のためなら手段を選ばない」ということを、改めて突きつけられる回でした。生徒の恋心すら利用して情報を引き出すその巧妙さと非情さには、もはや感心すらしてしまいます。

そして、今回新たに登場した不登校生徒、楽羽雪ちゃん。てっきり、いじめや家庭の事情で引きこもっているのかと思いきや、路上で自分の夢を追いかける、芯の強い魅力的な少女でした。彼女が学校に来ないのには、何か特別な理由があるのかもしれません。

また、清水くんのキャラクターの変化にも注目です。最初はただのチンピラ生徒だった彼が、怨馬先生の恐怖政治を経て、クラスメイトを本気で心配するように成長(?)している姿は、見ていて面白いです。

なんといっても、ラストの「貴様を拐いに来た」というセリフのインパクトは絶大でした。これが地獄の教師なりの「家庭訪問」なのでしょうか。夢を追う少女と、彼女を学校という「箱」に連れ戻そうとする悪魔の教師。二人の出会いがどんな化学反応を起こすのか、次回の展開が全く読めず、楽しみで仕方がありません。

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コマさん(koma)
コマさん(koma)
野生のライトノベル作家
社畜として飼われながらも週休三日制を実現した上流社畜。中学生の頃に《BAKUMAN。》に出会って「物語」に触れていないと死ぬ呪いにかかった。思春期にモバゲーにどっぷりハマり、暗黒の携帯小説時代を生きる。主に小説家になろうやカクヨムに生息。好きな作品は《BAKUMAN。》《ヒカルの碁》《STEINS;GATE》《無職転生》
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