ドラマ【すべての恋が終わるとしても】2話ネタバレ!「あと2年」の意味と考察

ずっちー

ドラマ『すべての恋が終わるとしても』第2話は、衝撃的な再会から始まりましたね。かつての恋人から仕事の仲間となった由宇と真央。第1話のラストで予期せぬ再会を果たした二人が、ぎこちない空気をまとったまま、新たな関係性を模索し始めます。特に、由宇の誕生日という特別な日に、改めて友達になろうと決意する姿は、切なくも大きな一歩として描かれました。

しかし、その穏やかな展開とは裏腹に、ラストシーンで真央が手帳を見ながら一人呟いた「あと2年」という謎めいた言葉。この一言が、視聴者の間に大きな波紋を広げ、様々な憶測を呼んでいます。3年前の不可解な別れと、この言葉の真相が気になる方も多いのではないでしょうか。

この記事では、『すべての恋が終わるとしても』第2話の詳しいネタバレあらすじを、二人の繊細な会話や心の動きと共に振り返ります。さらに、視聴者の間で考察が飛び交う「あと2年」という言葉が示す意味、そして野北が口にした「悟ってからが本番」という本作のテーマにも関わる言葉を深く掘り下げて解説します。

この記事を読むと以下のことが理解できます
  • 第2話の詳しいあらすじと二人の会話
  • 「友達」になることを選んだ由宇と真央の心情
  • 野北が口にした「悟ってからが本番」の意味
  • ラストシーン「あと2年」の言葉に関する考察

【すべての恋が終わるとしても】2話ネタバレあらすじ

  • 第2話の登場人物と関係性の変化
  • 由宇と真央の3年ぶりの再会
  • 仕事のパートナーという新たな関係
  • 由宇の誕生日に起きた心の変化
  • 野北の存在がもたらす波紋

第2話の登場人物と関係性の変化

第2話では、由宇(葵わかな)と真央(神尾楓珠)の関係性が、「元恋人」という過去を抱えながらも、「仕事仲間」そして「友達」へと、意図的に移行しようとする姿が描かれます。この変化は、彼らだけでなく、周囲の人物たちにも新たな動きをもたらします。

特に注目すべきは、由宇の上司であり、偶然にも彼女と同じ誕生日である野北駿太郎(白洲迅)の存在です。彼は、由宇と真央の間に流れるぎこちない空気や、ふとした瞬間の表情から、二人が単なる「同級生」ではない、深い過去を持つ関係であることに鋭く気づき始めます。

一方、真央の親友である西颯(藤原丈一郎)は、飲み会の席で由宇と再会します。そこで由宇から真央の近況を尋ねられ、彼が3年間ずっと特定の彼女を作っていないという事実を伝えます。真央を心配する颯は、後日、真央の家を訪ね、3年前の別れの真相を探ろうと試みます。しかし、そこで応対した真央の妹・莉津(本田望結)から、「由宇の話はするな」と、予想外の冷たく頑なな拒絶を受けてしまいます。

この莉津の態度の裏には、彼女が兄・真央の抱える何らかの重大な事情、あるいは秘密を共有していることが強く示唆されます。

第2話時点での主な関係性

人物名関係性の変化・状況
羽沢 由宇(葵わかな)真央と3年ぶりに仕事の場で再会。広報部で野北の部下となる。過去の依存を自覚し、「友達」として真央と向き合うことを決意する。
大崎 真央(神尾楓珠)イラストレーターとして由宇のプロジェクトに参加。再会時、由宇を「同級生」と紹介し、意図的に距離を置こうとする。
野北 駿太郎(白洲迅)由宇の上司。洞察力が鋭く、由宇と真央の関係に気づく。自身も宮内郁子と複雑な大人の関係にある様子。
西 颯(藤原丈一郎)真央を心配し、別れの理由を探ろうとするが、莉津に阻まれる。莉津との連絡も途絶えていた模様。
大崎 莉津(本田望結)颯に対し、由宇に関する話題を一切拒絶する。兄の秘密を固く守っている可能性が高い。
宮内 郁子(市川palette)野北の誕生日を知っており、夜にコンビニのケーキを渡す。野北とは単なる同僚以上の、訳アリな関係を伺わせる。

由宇と真央の3年ぶりの再会

第1話のラスト、新しいプロジェクトのキックオフ会議。関西から異動してきたばかりの由宇が会議室に入ると、そこにはフリーのイラストレーターとして参加していた真央の姿がありました。

3年という月日を経ての、あまりにも突然の再会。由宇は激しく動揺し、言葉を失います。時間があの日のまま止まったかのような衝撃を受ける由宇。しかし、それとは対照的に、真央は一瞬驚きつつもすぐに落ち着きを取り戻し、プロジェクトの他のメンバーに対して由宇のことを「高校の同級生」とだけ紹介します。

その冷静過ぎる態度と、あえて選んだ「同級生」という言葉。それは、二人の間にあった4年間の恋人としての歴史を、公の場では存在しないものとするかのような、明確な線引きでした。由宇は、自分がもう真央の特別な存在ではなく、彼の心に自分はいないのだという現実を、その一言で痛いほど痛感させられます。あまりにも事務的で、よそよそしい真央の振る舞いは、3年という月日の重さと、二人の間に横たわる決定的な距離を感じさせるには十分過ぎるものでした。

仕事のパートナーという新たな関係

衝撃的な再会を経て、由宇は新プロジェクトの資料集めのために、真央と二人きりで外出することになります。かつての恋人と、仕事という名目で二人きり。ぎこちない空気が重く流れる中、このままではいけないと判断した由宇は、意を決して真央に語りかけます。

「真央、気まずそうだし、目すら合わせてくれないし……どうしていいかわからなかった」と、まずは自分の正直な戸惑いを口にします。そして、「形は違うけど、せっかく一緒に仕事できるんだから、良いもの作りたい」「でも、今のままじゃ一緒に仕事なんてできないから」「だから、また普通に話せると嬉しい。これからは仕事仲間として」と、震える声を抑えながら提案します。

この由宇の言葉は、過去の恋愛感情を一旦封印し、まずは公的な関係性、すなわち「仕事仲間」として再スタートを切ろうとする彼女なりの決意表明でした。それはまた、これ以上気まずい関係を続けることへの恐れから、自分を守るための精一杯の提案でもあったでしょう。真央は、そんな由宇の思いを静かに受け止め、「ありがとう」とだけ短く応じます。この瞬間、二人は「元恋人」という過去をひとまず脇に置き、「仕事のパートナー」として新たなスタートラインに立つことになります。

由宇の誕生日に起きた心の変化

その日は、由宇にとって25歳を迎える誕生日でした。資料集めという名目ではありましたが、二人は公園を散策し、ボートに乗るなど、まるでかつてのデートを彷彿とさせるような時間を過ごします。

ベンチでコーヒーを飲みながら、由宇は自ら、3年前の過去と向き合い始めます。「私あのころ、めちゃくちゃ真央に依存してた。全部うまくいかなくて、真央に全振りしてた」と、第1話で描かれた、夢を見失いそうになっていた自分を客観的に振り返ります。そして、「あの時真央と別れたから、今があると思う」と、辛かった別れが自身の成長に繋がったことを認めます。

過去の自分を冷静に分析し、受け入れることができるようになった由宇。その心の変化は、彼女をさらに一歩前へと進ませます。「だからさ、今から友達になろう」「なれると思う」と、今度は「仕事仲間」から一歩踏み込んだ、「友達」という関係性を笑顔で提案します。

それは、真央への未練からではなく、一度は特別だった大切な人との繋がりを、別の形で取り戻したいという純粋な願いでした。真央もその提案を受け入れ、「俺たち、いい友達になれそうだね」と応じます。別れ際、真央は「由宇、誕生日おめでとう」と、再会して初めて自然に彼女の名前を呼びます。ぎこちない空気が少しだけ和らぎ、「友達」という新しい関係性が始まった瞬間でした。

野北の存在がもたらす波紋

由宇と同じ10月15日が誕生日だった上司の野北。彼は、帰宅途中にコンビニに寄った由宇と偶然出会います。由宇が真央(元彼)と会っていたこと、そしてその関係に区切りをつけようとしていること。野北は、由宇の様子からその全てを鋭く察していました。

「元彼系」「大丈夫? しんどくない?」と核心を突く野北に、由宇は「大丈夫です。察したというより、悟ったところなので」と、強がり混じりに答えます。その答えを聞いた野北は、「その人が一生に一度の相手だったってよくあることだから」「まあ、悟ってからが本番、みたいなところあるからね」と、意味深な言葉を残します。この言葉は、野北自身もまた、何かを「悟った」上で続く、困難な恋の渦中にいることを強く暗示しています。

その直後、野北がマンションに戻ると、エントランスの前には宮内郁子(市川palette)が待っていました。「これ、コンビニのケーキだけど。お誕生日おめでとう」と、彼女は野北に小さな紙袋を手渡します。去年と同じケーキだという二人の会話からは、単なる同僚とは異なる、長くて複雑な関係性が透けて見えます。野北が抱える「本番」の恋が、今後、由宇の物語にも影響を与えていくことを予感させるシーンでした。

【すべての恋が終わるとしても】2話ネタバレ感想と考察

  • 真央が内定を辞退した理由
  • 妹・莉津の頑なな態度の謎
  • 「あと2年」という言葉の意味
  • 悟ってからが本番という言葉
  • 「すべての恋が終わるとしても」2話ネタバレまとめ

真央が内定を辞退した理由

第2話では、真央が3年前に決まっていたアートカフェの内定を、自ら辞退していたという衝撃的な事実が示唆されます。第1話では、由宇と「一緒にアートカフェをやりたい」という夢を熱く語り、「当然のように由宇もやるでしょ?」と、彼女が共に歩むことを疑っていなかった真央。その彼がなぜ、長年の夢であったはずの内定を自ら手放したのでしょうか。

データベース内の情報や視聴者の感想、そして第1話からの流れを汲み取ると、「由宇がいないならやる意味ない」と感じた可能性が非常に高いと考えられます。真央にとっての「アートカフェ」は、単なる職業ではなく、「由宇と二人で実現する夢」そのものでした。しかし、由宇が神戸に残ることを選び、さらには夢とは正反対の営業職に就こうとしたことで、真央の中で「二人でやる」という夢の根幹が崩れてしまったのではないでしょうか。

由宇がいない未来を選んだというよりは、由宇がいない「夢」には価値を見出せなかった。そして、由宇を失った喪失感の中で、夢そのものも手放してしまった。そう考えると、彼が内定を辞退し、フリーのイラストレーターという別の道を選んだ行動に、切ない一貫性が見えてきます。

妹・莉津の頑なな態度の謎

第2話で、物語のミステリー要素を一気に深めたのが、真央の妹・莉津の存在です。真央を心配する親友の颯が、兄の力になろうと3年前の別れの理由を尋ねた際、莉津は「由宇の話はするな」と、まるで氷のように冷たく、そして激しく颯を突き放しました。

この常軌を逸したかのような頑なな態度の裏には、莉津が兄・真央の抱える重大な秘密をただ一人共有している可能性が極めて高いです。颯のスマートフォンの画面には「2022年11月」という日付が確認できるシーンがあり、これが3年前の別れの時期と正確に重なります。

莉津は、真央が内定を辞退せざるを得なかった本当の苦悩、あるいはそれ以上に深刻な、人生を揺るがすような事情(後述する「あと2年」に直結するような病など)を全て知っているのかもしれません。その場合、莉津にとって由宇は、「兄を苦しめた遠因」あるいは「兄の命に関わる苦しみを知らずに、今更『友達』になろうと現れた無邪気な存在」として映っている可能性があります。兄を守りたい一心から、事情を知らない颯や由宇を、無意識に拒絶しているのではないかと考えられます。

「あと2年」という言葉の意味

そして、第2話のラスト。自室に戻った真央が、一人、手帳を見つめながら静かに呟いた「あと2年」。この謎めいた一言が、本作の最大のミステリーとして浮上しました。この言葉の意味について、視聴者の間では様々な考察が飛び交っています。

現在、最も有力視されているのが、真央が何らかの重い病気を患っているのではないか、という説です。3年前の別れの時期(2022年秋頃)と、今回の「あと2年」という未来の期間。これらを合わせると、約「5年」という数字が浮かび上がります。

例えば、もし彼が3年前に何らかの病気を発症し、その「5年生存率」のような、医学的な指標となる期間を意識しているとしたらどうでしょうか。もしそうなら、莉津の頑なな態度や、真央が長年の夢であった内定を突如辞退したこと、そして由宇を突き放すかのように冷たく別れを告げたこと、その全ての辻褄が合ってしまいます。

「やりたい事が変わったから」ではなく、「やりたい事が(病気のために)できなくなった」可能性。そして、自分の運命に由宇を巻き込みたくない、彼女の未来を縛りたくないという思いから、あえて嫌われるような形で冷たく別れを告げたのだとしたら。この「あと2年」という言葉は、物語の根幹を揺るがす、非常に重い意味を持つ伏線である可能性が極めて高いです。

悟ってからが本番という言葉

野北が由宇にかけた「悟ってからが本番」という言葉も、第2話、そしてこのドラマ全体の重要なテーマの一つです。これは、恋愛の終わりや失恋の痛み、あるいは関係性の変化をただ受け入れる(=悟る)だけでは、物語は終わらない、という大人の現実を示しています。

野北自身が「俺も自分で言って(その言葉に)刺された」と自嘲気味に語るように、彼もまた、郁子との関係で何かを「悟り」、それでもなお続く「本番」の真っ只中にいることが伺えます。

恋愛は、終わった瞬間にすべてが綺麗にリセットされるわけではありません。由宇が「友達になろう」と決意したことも、過去の恋愛に区切りをつけるという意味では、ある種の「悟り」です。しかし、野北の言葉通り、本当に大変なのはそこから。かつて心の底から愛した元恋人と、今度は「友達」としてどう距離を保ち、どう向き合っていくのか。その日常生活の積み重ねこそが、由宇にとっての「本番」となることを示唆しています。これは、若い頃の恋愛とは違う、大人の恋愛の複雑さと現実を的確に表した、胸に刺さるセリフと言えるでしょう。

「すべての恋が終わるとしても」2話ネタバレまとめ

  • 第2話で由宇と真央は3年ぶりに再会し、「仕事仲間」そして「友達」として再スタートを切った
  • 由宇は25歳の誕生日に、過去の依存を認め、真央と新たな関係を築くことを決意した
  • 真央は由宇と別れてから3年間、特定の彼女を作っていなかったことが判明
  • 真央の妹・莉津は、兄の事情を知っている様子で、由宇の話を頑なに拒絶した
  • 由宇の上司・野北は、由宇と真央の関係に気づきつつ、自身も郁子と複雑な関係にある
  • 野北は由宇に「悟ってからが本番」という意味深な言葉をかける
  • 真央は3年前にアートカフェの内定を辞退していた
  • その理由は、由宇がいない夢に価値を見出せなかった可能性が考えられる
  • ラストシーンで真央は手帳を見ながら「あと2年」と呟く
  • この「あと2年」は、3年前の別れと合わせて「5年」という期間になり、病気の可能性など深刻な背景を暗示している
  • 物語は由宇と真央だけでなく、野北と郁子、颯と莉津など、複数の恋模様が交錯していく
  • 次回以降、真央が抱える秘密と「あと2N
  • 2年」の意味が徐々に明らかになると予想される
  • 由宇は「友達」として、真央の秘密にどう向き合っていくのかが焦点となる
  • 野北と由宇の関係が、真央との関係にどう影響するかも注目される
  • 第2話は、切ない再会と新たな謎が提示される、今後の展開にとって非常に重要な回となった

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コマさん(koma)
コマさん(koma)
野生のライトノベル作家
社畜として飼われながらも週休三日制を実現した上流社畜。中学生の頃に《BAKUMAN。》に出会って「物語」に触れていないと死ぬ呪いにかかった。思春期にモバゲーにどっぷりハマり、暗黒の携帯小説時代を生きる。主に小説家になろうやカクヨムに生息。好きな作品は《BAKUMAN。》《ヒカルの碁》《STEINS;GATE》《無職転生》
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