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ネタバレ全話解説!【ある日、お姫様になってしまった件について】あらすじから結末・感想

ずっちー
椎名@不在がち on X: "※ネタバレ…というか妄想注意※ 親子に幸あれ…😭 #ある日お姫様になってしまった件について #어느날공주가되어버렸다  https://t.co/Rq4oT4HKYp" / X

「ある日、お姫様になってしまった件について」の物語を追いかけているけれど、「結末がどうなるのか気になる」「話がどこまで進んだか、順番を整理したい」「登場人物の関係性が複雑でわからなくなってきた」と感じてはいませんか。美しい絵と魅力的なキャラクターで人気の本作ですが、物語の核心に触れる情報を知りたいと思うのは、ファンであれば当然のことです。

この記事では、そんなあなたの知りたい気持ちに応えるため、「ある日、お姫様になってしまった件について」の物語を最初から最後まで、重要なポイントを時系列に沿って徹底的に解説していきます。

この記事を読むメリットは、物語全体の流れやキャラクターの運命、そして気になる最終回の結末まで、全ての情報を網羅的に把握できることです。一方で、この記事は完全なネタバレを含んでいるため、ご自身で物語を読み進める際のドキドキ感や新鮮な驚きが失われてしまうというデメリットもあります。先の展開を知らずに楽しみたい方は、ご注意ください。

この記事が、あなたの作品への理解をさらに深める一助となれば幸いです。

【ある日、お姫様になってしまった件について】ってどんなあらすじ?世界観や登場人物を解説(ネタバレあり)

ここでは、物語の根幹をなすあらすじや世界観、そして物語を彩る魅力的な登場人物たちを紹介します。これを読めば、本作の全体像が掴めるはずです。

どんなあらすじ?世界観や設定をわかりやすく解説!

この物語の主人公は、現代社会で孤独な人生を送った後、不慮の死を遂げ、自分が読んでいたネット小説「かわいらしいお姫様」の世界に転生してしまった一人の女性です。しかし、彼女が転生したのは、物語の主人公ではなく、実の父親である冷酷な皇帝「クロード」によって18歳の若さで処刑されてしまう、悲劇の姫君「アタナシア」でした。

物語の舞台は、魔法が存在する「オベリア帝国」。この国の皇族は、その魔力の証として「宝石眼」と呼ばれる美しい瞳を持つのが特徴です。アタナシアは、前世の記憶と小説の知識という最大の武器を手に、自らの死の運命を回避するため、そして孤独な皇帝の凍てついた心を溶かすために奮闘します。本来の主人公であるもう一人の姫「ジェニット」との関係や、帝国の裏に隠された陰謀に巻き込まれながら、彼女の二度目の人生が幕を開けます。

主要な登場人物を紹介

アタナシア・デイ・エルジェア・オベリア

本作の主人公。小説の悲劇の姫に転生してしまった女性です。処刑される運命を回避するため、前世の記憶と大人びた精神を武器に、愛嬌を振りまきながらしたたかに生き抜こうとします。愛称は「アーティ」。

クロード・デイ・エルジェア・オベリアオベリア

帝国の現皇帝にして、アタナシアの父親。兄を殺して帝位についた過去から、冷酷非情な暴君として恐れられています。娘であるアタナシアを長年放置していましたが、彼女との出会いをきっかけに、少しずつ変化を見せ始めます。

ジェニット・マルグリート(デイ・エルジェア・オベリア)

小説「かわいらしいお姫様」の本来の主人公。天使のように心優しく、誰からも愛される美しい少女です。クロードの兄の娘とされていますが、その出自には大きな秘密が隠されています。

リリアン・ヨルク

アタナシアの乳母兼侍女。周囲がアタナシアを恐れ遠ざける中、唯一母親のような愛情を注ぎ、彼女の最大の味方であり続けます。愛称は「リリー」。

フィリックス・ロベイン

クロードに絶対の忠誠を誓う、赤髪の護衛騎士。「血の騎士」として有名ですが、性格は実直で優しく、アタナシアの良き理解者となります。

【ある日、お姫様になってしまった件について】最終回まで全話ネタバレ。あらすじ解説

1話ネタバレはこちら

【あらすじ】

物語は、皇帝クロードに「一度も娘だと思ったことはない」と告げられ、絶望する姫アタナシアの悪夢から始まります。目を覚ました主人公は、自分がその悲劇の姫に転生してしまったことに気づきます。姫という立場でありながら、侍女たちからはぞんざいに扱われ、孤独な日々を送る彼女は、自分が処刑される運命にあることを思い出し、二度目の人生の過酷なスタートを実感するのでした。

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【感想】

物語の冒頭からいきなり処刑シーンの夢を見せられ、絶望的な状況からのスタートに衝撃を受けました。ようやく手に入れた家族である父に殺される未来を知ってしまった主人公の心境を思うと、胸が痛みます。ここからどうやって運命を覆していくのか、一気に引き込まれる第1話でした。

2話ネタバレはこちら

【あらすじ】

アタナシアが暮らすルビー宮が、かつて父クロードが人々を皆殺しにした場所だと知った彼女は、その狂気に恐怖を覚えます。このままでは殺されると確信したアタナシアは、宮殿の宝を少しずつ集め、将来国外へ逃亡するための資金にする計画を立て始めます。そんな中、侍女のリリーから皇帝のフルネームを聞かされ、自分が小説の世界にいることを改めて確信し、動揺するのでした。

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【感想】

皇帝クロードの狂気的な側面が明かされ、物語の緊張感が一気に高まりました。そんな恐ろしい父親から逃げるために、赤ん坊ながら「宝を盗んで逃げる」という現実的な計画を立てるアタナシアが、健気で応援したくなります。

3話ネタバレはこちら

【あらすじ】

アタナシアは、自分が読んでいた小説「かわいらしいお姫様」の詳細を思い出します。その物語では、第二姫ジェニットが真の主人公として父クロードに愛され幸せになる一方で、自分は彼女の引き立て役として不遇な人生を送り、18歳の誕生日に無実の罪で父に処刑されるという、あまりにも理不尽な筋書きでした。この救いのない未来を全て知った彼女は、絶望のあまり大泣きしてしまいます。

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【感想】

小説の筋書きが、アタナシアにとってあまりにも救いがなく、読んでいて本当に気の毒になりました。主人公が輝くために、もう一人のキャラクターが徹底的に不幸になるという構図は残酷です。この絶望的な運命に、彼女がどう立ち向かうのか、固唾をのんで見守りたくなります。

4話ネタバレはこちら

【あらすじ】

唯一の味方である侍女リリアンも処刑される運命だと知ったアタナシアは、宮殿から抜け出す決意を新たにします。そして5歳になった彼女は、原作の気弱な性格とは違い、愛嬌を振りまくことでメイドたちの心を掴むことに成功します。そんなある日、お花摘みに夢中になっているうちに、彼女はルビー宮から離れた見知らぬ場所に迷い込んでしまいました。

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【感想】

原作の暗いアタナシアとは対照的に、愛嬌を武器に生き抜こうとする転生後のアタナシアの姿に、少し希望の光が見えた気がしました。運命を変えようとする彼女の前向きな努力が、周囲の環境を少しずつ変えていく様子は見ていて心地よいです。

5話ネタバレはこちら

【あらすじ】

迷子になったアタナシアは、逃走資金を隠すのに最適な、誰もいない宮殿を発見します。ルビー宮の大掃除をきっかけに、夜中にこっそり宮殿を抜け出し、宝を新しい隠し場所へ運び始めました。しかし、隠し場所の宮で金の像に夢中になっていたところ、背後から皇帝クロード本人に「俺の城にいつからこんな虫けらがいたのか」と声をかけられてしまいます。

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【感想】

逃走資金を太ももに巻いて夜中に走り回るアタナシアの姿が、コミカルでありながらも彼女の必死さが伝わってきて健気でした。しかし、その努力が裏目に出て、原作より4年も早くクロードと遭遇してしまう展開にはハラハラさせられます。

6話ネタバレはこちら

【あらすじ】

父クロードと遭遇してしまったアタナシアは、衝撃で隠し持っていた逃走資金を彼の目の前でぶちまけてしまいます。殺されると覚悟した彼女でしたが、クロードは意外にも彼女に話しかけ、殺すどころか「重いな」と言いながら抱き上げるという予測不能な行動に出るのでした。

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【感想】

いつ殺されてもおかしくないという緊張感がすさまじい回でした。そんな中、娘を殺さずに抱き上げるというクロードの行動は本当に驚きです。彼の冷酷さの裏にある、何か別の感情を予感させます。原作の設定が崩れ始め、全く先が読めない展開にワクワクしました。

7話ネタバレはこちら

【あらすじ】

クロードはアタナシアを罰することなく、皇帝宮で二人きりのお茶会を始めます。殺される恐怖と戦いながら、アタナシアは必死に愛らしく無垢な子供を演じ続けました。お茶会は彼女の生死を判断するための試練であり、最後に彼女は「俺が誰かわかっているのか」という究極の問いを突きつけられます。

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【感想】

世にも恐ろしいお茶会でしたね。アタナシアの心理的なプレッシャーを思うと、こちらまで胃が痛くなりそうでした。クロードがただの暴君ではない、複雑な内面を持つ人物であることが少しずつ明かされてきて、物語に深みが出てきたと感じます。

8話ネタバレはこちら

【あらすじ】

アタナシアはクロードの問いに対し、とっさに「パパ」と呼ぶ賭けに出て、見事生き残ることに成功します。ルビー宮に戻った彼女は、クロードから近いうちにまた呼び出されると告げられました。これまでの「隠遁生活」プランの失敗を悟った彼女は、「逃亡計画」と、新たに立てた「クロードを篭絡する計画」を同時に進めることを決意します。

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【感想】

絶体絶命のピンチを、「パパ」呼びという大胆な一発逆転で切り抜けたアタナシアの機転と度胸には感服しました。彼女の生存戦略が、守りから攻めへと転換する重要なターニングポイントとなる回でした。

9話ネタバレはこちら

【あらすじ】

クロードは、自分がアタナシアの全てを管理すると宣言。アタナシアは命がけのお茶会を続ける中で、クロードが型にはまった態度を嫌い、大胆で馴れ馴れしい態度を好むことを見抜きます。ある日、魔法のボートで湖に連れて行かれた彼女は、以前落とした宝石について、クロードから「俺が預かっているから取りに来い」と命じられてしまうのでした。

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【感想】

クロードの好みを把握し、彼の心を少しずつ掴んでいくアタナシアの成長が見て取れます。彼女の「キラキラ大好き」作戦が、盗みの疑惑を回避する見事な一手でしたが、それが新たなミッションに繋がってしまう展開が面白いです。父娘の関係が少しずつ変化していく様子から目が離せません。

ABOUT ME
コマさん(koma)
コマさん(koma)
野生のライトノベル作家
社畜として飼われながらも週休三日制を実現した上流社畜。中学生の頃に《BAKUMAN。》に出会って「物語」に触れていないと死ぬ呪いにかかった。思春期にモバゲーにどっぷりハマり、暗黒の携帯小説時代を生きる。主に小説家になろうやカクヨムに生息。好きな作品は《BAKUMAN。》《ヒカルの碁》《STEINS;GATE》《無職転生》
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