【前世から君だけを愛すると誓うよ】11話をあらすじから結末まで全てネタバレ解説

- 同期との飲み会に、首藤はGPSで場所を特定して詩乃を迎えに来ました。
- 詩乃が首藤の車に乗り込むところを、同期の篠原が偶然目撃してしまいます。
- 二人の仲を怪しんだ依田は尾行によって同棲の事実を突き止め、その証拠写真を撮影することに成功しました。
- 依田は部長と不適切な関係にあり、手に入れた写真を使って詩乃を陥れる計画を立て始めます。
【前世から君だけを愛すると誓うよ】第11話をネタバレありでわかりやすく解説する
汚れた関係と卑劣な取引
物語は、依田と部長がホテルのベッドで密会している、衝撃的な場面から始まります。部長は常習的になっていたこの不倫関係を清算したいと懇願しますが、依田は余裕の表情でスマートフォンをちらつかせます。
「奥様に写真送っちゃおうかな?」
弱みを握られた部長は、もはや彼女の言いなりになるしかありません。金か、昇進か、と必死に問い詰める部長に対し、依田は小悪魔のような笑みを浮かべて「お願いがあるの」と囁くのでした。彼女が望んだのは、詩乃を社会的に抹殺するための、あまりにも卑劣な計画への協力でした。
深夜のオフィスと仕掛けられた罠
その日の深夜、部長は依田に脅される形で、誰もいない会社へと忍び込みます。そして、詩乃のデスクのパソコンを不正に操作し、彼女が管理する大切な顧客データを外部へ流出させてしまったのです。自らの保身のために、部下を裏切るという最低の行為。暗いオフィスで行われたこの裏切りが、翌日、大きな波乱を巻き起こすことになります。
情報を漏らした犯人
翌朝、出社した詩乃を待っていたのは、地獄のような光景でした。自分が担当する顧客データが大量に流出したという事実を知らされ、彼女の顔からは血の気が引いていきます。
パニックになる詩乃と、対応に追われる社員たち。そんな中、依田は待っていましたとばかりに声を上げます。
「もしかして春川先輩って成果を上げるために、違法な手段を使ったんじゃないですか?」
その一言が、疑心暗鬼になっていた社員たちの心に火をつけました。誰もが詩乃を犯人だと決めつけ、冷たい視線を浴びせます。必死に「違う!」と否定する詩乃の声は、誰の耳にも届きません。彼女は、たった一人、完全な孤立状態に追い込まれてしまったのでした。
絶望の淵で、彼がとった行動は…
社員たちの喧騒を聞きつけ、社長である首藤がフロアに現れます。彼は冷静に「マニュアル通り対応を急げ」と指示を出しますが、それを見た依田がここぞとばかりに駆け寄りました。
「流出した個人情報は春川さんの担当でした。まさか彼女が…」
悲劇のヒロインを演じるかのように、依田は首藤に告げ口をします。四面楚歌の状況で、詩乃に残された唯一の希望は、首藤が自分を信じてくれることだけでした。「信じて…」という心の叫びが、彼の背中に向けられます。
全ての社員が、そして依田が、固唾を飲んで首藤の次の言葉を待っています。詩乃は犯人なのか、それとも…。彼は、疑いの目で見つめる詩乃に向かって、静かに歩みを進めるのでした。
【前世から君だけを愛すると誓うよ】11話を読んだ感想(ネタバレあり)
ついに依田の本格的な反撃が始まり、読んでいて胸が苦しくなるような回でした。まさか部長と不倫関係にあり、それをネタに脅して詩乃を陥れるとは…。彼女の悪女っぷりには、もはや感心すらしてしまいます。
そして何より、依田の策略にまんまと嵌められ、周囲から犯人扱いされてしまう詩乃の姿が本当に可哀想でなりませんでした。誰も信じてくれない状況で、たった一人で疑いの目に晒される恐怖は計り知れません。
そんな絶望的な状況で現れた首藤の存在は、まさに一筋の光です。しかし、GPSで詩乃を監視している彼の愛情もまた、正常とは言えません。彼は詩乃を信じるのか、それともこの状況を利用してさらに彼女を自分のものにしようとするのか。彼の次の一手が、物語の行方を大きく左右することは間違いありません。
【前世から君だけを愛すると誓うよ】11話のネタバレまとめ
- 依田は部長と不倫関係にあり、その事実をネタに脅迫して言いなりにしていました。
- 依田に脅された部長は、深夜のオフィスで詩乃のパソコンから顧客データを不正に流出させます。
- 翌日、データ流出の犯人が詩乃であるかのように依田が誘導し、詩乃は社内で孤立してしまいます。
- 絶望的な状況の中、社長の首藤が現れ、詩乃を信じるかどうかの判断を迫られることになりました。
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