【前世から君だけを愛すると誓うよ】13話をあらすじから結末まで全てネタバレ解説

ずっちー
前話のおさらい
  • 首藤は詩乃に自宅謹慎を命じ、彼女の代理として依田を社長補佐に任命しました。
  • 自宅で一人絶望する詩乃は、首藤からの連絡もなく、プレゼントされたネックレスまで切れてしまい、泣き崩れます。
  • 首藤は依田を高級レストランでの食事に誘い、彼女の信頼を得るかのような振る舞いを見せました。
  • 食事の後、首藤は依田をホテルの部屋へと連れて行きますが、その表情には何かを企むような不気味さが漂っていました。

【前世から君だけを愛すると誓うよ】第13話をネタバレありでわかりやすく解説する

夜明けと逆転の狼煙

涙に濡れたままソファで眠ってしまった詩乃。朝の光が差し込む頃、彼女が目を覚ますと、目の前には静かに自分を見下ろす首藤の姿がありました。その口元には、全てを仕組んだかのような不敵な笑みが浮かんでいます。

「会社に行くから着替えて来なさい」

昨夜までの冷たい態度は鳴りを潜め、彼はいつもの仕事モードで詩乃に指示を出します。一体何が起きているのか理解できないまま、詩乃は彼の言葉に従うしかありませんでした。長い夜が明け、反撃の狼煙が上がろうとしていました。

罪の告白と公開処刑の始まり

その頃、ホテルのベッドで目を覚ました依田は、昨夜の出来事を思い出し、血の気が引いていました。自分が首藤の巧みな誘導尋問に乗り、詩乃を陥れた計画の全てをペラペラと喋ってしまったことに気づいたのです。「言わされたんだわ…!」と、頭を抱え、慌てて会社へと向かいます。

しかし、時すでに遅し。彼女が会社のオフィスに駆け込んだ時、そこに響き渡っていたのは、聞き覚えのある自分の声でした。首藤は全社員の前で、昨夜ホテルで録音したボイスレコーダーの音声を再生していたのです。

「あ…あぁ…」

自分の声で語られる卑劣な計画の全貌。その場にいた全ての社員からの冷たい視線を受け、依田は力なくその場に崩れ落ちるのでした。

暴かれる全ての悪事

だが、首藤の断罪はまだ終わりません。彼はポケットからスマートフォンを取り出すと、あるメールを社内のパソコンに一斉送信します。社員たちのモニターに映し出されたのは、依田と部長がホテルで撮られた決定的な不倫の証拠写真でした。

さらに、部長が深夜のオフィスに忍び込み、詩乃のパソコンを不正に操作している防犯カメラの映像や、その際のパソコンの操作ログまで、全ての証拠が白日の下に晒されます。もう、二人に逃げ場はどこにもありませんでした。

潔白の証明と罪の代償

全ての証拠を提示し終えた首藤は、詩乃に向き直り、静かに、しかしはっきりと告げます。「これで君の潔白も証明された」。詩乃を疑っていた同僚たちも、次々と彼女に謝罪します。ようやく、詩乃の心に安堵の光が差し込みました。

そして首藤は、警備員を呼び、依田と部長を警察に突き出すよう指示します。連行されそうになった依田は、下を向いたまま何かをボソリと呟きますが、その声が誰かに届くことはありません。自らの行いが招いた当然の結末でした。真面目に生きてきた詩乃を陥れた二人は、これからその罪を償うことになるのです。

【前世から君だけを愛すると誓うよ】13話を読んだ感想(ネタバレあり)

今回は、まさに「待ってました!」と言いたくなるような、最高のスカッと回でした。依田と部長が断罪されるシーンは、これまでの鬱憤を全て吹き飛ばしてくれるほどの爽快感です。特に、自分の声を聞いて崩れ落ちる依田の姿は、まさに「ざまぁみろ!」の一言に尽きます。

やはり首藤は、全てお見通しだったのですね。詩乃を自宅謹慎させたのも、彼女を事件から遠ざけ、安全を確保するためだったのでしょう。一見冷たい行動の裏にあった深い愛情と、悪を許さない徹底的な計画性に、彼の魅力を再認識しました。

ようやく潔白が証明され、同僚たちからも謝罪された詩乃の姿には、思わず涙ぐんでしまいました。この辛い出来事を乗り越えたことで、詩乃と首藤の絆は、これまで以上に強く、そして確かなものになったのではないでしょうか。悪が裁かれ、正義が勝つという王道の展開に、心の底からスッキリしました。

【前世から君だけを愛すると誓うよ】13話のネタバレまとめ

  • 自宅謹慎中の詩乃の元に首藤が現れ、真実を明らかにするため会社へ連れて行きました。
  • 首藤は全社員の前で、依田が犯行を自白する録音データを再生し、彼女の罪を暴きます。
  • さらに、依田と部長の不倫や不正アクセスの証拠を次々と提示し、二人を完全に追い詰めました。
  • 詩乃の潔白は証明され、依田と部長は警察に引き渡されるという結末を迎えました。

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コマさん(koma)
コマさん(koma)
野生のライトノベル作家
社畜として飼われながらも週休三日制を実現した上流社畜。中学生の頃に《BAKUMAN。》に出会って「物語」に触れていないと死ぬ呪いにかかった。思春期にモバゲーにどっぷりハマり、暗黒の携帯小説時代を生きる。主に小説家になろうやカクヨムに生息。好きな作品は《BAKUMAN。》《ヒカルの碁》《STEINS;GATE》《無職転生》
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