【前世から君だけを愛すると誓うよ】17話をあらすじから結末まで全てネタバレ解説

- 依田は首藤の罠に嵌り、部長との不倫関係を含め、犯行の動機を自ら語ってしまいました。
- 首藤は優しく接するふりをして依田を油断させた後、ナイフを取り出して彼女を脅迫し、詩乃への深い愛情と激しい怒りを見せつけます。
- 薬の効果で眠った依田を残し、シェアハウスに戻った首藤は、眠る詩乃に慈愛に満ちた表情を向けるという二面性を見せました。
【前世から君だけを愛すると誓うよ】第17話をネタバレありでわかりやすく解説する
眠りの中で見る過去の記憶
穏やかな寝息を立てる詩乃の額に、首藤はそっとキスを落とします。「二度と離さないから」という彼の囁きは、まるで遠い過去への誓いのようでした。
その頃、詩乃は深い夢の中にいました。そこに現れたのは、涙ながらに「一人にしないでくれ、君だけを愛しているんだ」と訴える着物姿の男性と、「泣かないでください」と静かに応える女性。二人の間には、どうすることもできない悲しい別れの空気が漂っています。この夢は、詩乃自身もまだ知らない、彼女の前世の記憶なのでしょうか。女性が手にしていた一本の簪(かんざし)が、何か重要な意味を持つかのように、印象的に描かれます。
献身的な愛と甘い時間
悪夢から覚めたかのように目を覚ました詩乃を、首藤の優しい眼差しが包み込みます。「まだ本調子じゃないだろうから、今日はゆっくり休もう」と、彼はどこまでも献身的でした。
その日から、首藤の詩乃への溺愛っぷりはますます加速していきます。手ずから朝食を食べさせてあげたり、彼女の代わりに洗濯物を干したりと、まるで宝物のように大切に扱うのです。これまでの辛い出来事を忘れさせるかのような、甘く穏やかな時間が二人の間に流れていました。
抑えきれない独占欲
その夜、二人で映画を観ていた時、物語のラブシーンに触発されたのか、首藤は我慢できなくなり、詩乃に情熱的なキスをします。彼の激しい要求に、詩乃は顔を真っ赤にしながらも、懸命に応えようとするのでした。
数日後、無事に会社に復帰した詩乃。仕事が終わり、二人きりになったオフィスで、首藤は「今度の週末、デートしないか?」と彼女を誘います。そして、その流れで再び熱いキスを交わす二人。会社という公の場でさえ、彼は詩乃への独占欲を隠そうとはしませんでした。
新たな波乱の予兆
幸せな時間の後、詩乃がトイレに向かう途中でスマートフォンを確認すると、同期の篠原から「週末、同期でバーベキューをしないか?」という誘いのメッセージが届いていました。もちろん、彼女の週末はすでに首藤とのデートで埋まっています。「ごめん、週末は予定があって…」と返信する詩乃。
ちょうどその時、篠原はトイレに向かう詩乃の姿を偶然見かけていました。(春川さん、まだ会社に残ってたんだ…?)そう思いながら、彼は詩乃から届いたばかりの返信に目を落とします。以前から詩乃に好意を寄せている彼にとって、その断りのメッセージは、何かを予感させるには十分すぎるものでした。彼の存在が、穏やかになった二人の日々に、新たな波乱を巻き起こすことになるのでしょうか。
【前世から君だけを愛すると誓うよ】17話を読んだ感想(ネタバレあり)
今回は、事件後の甘い時間と、物語の核心に迫る「前世」の謎が描かれ、非常に見どころの多い回でした。特に、詩乃が見た夢のシーンは、切なくて胸が締め付けられました。決してハッピーエンドではなかったであろう二人の前世に、一体何があったのか、気になって仕方がありません。
そして、首藤の溺愛っぷりには、読んでいるこちらが照れてしまうほどでした。会社でさえ場所をわきまえずキスを求める彼の姿は、それだけ詩乃を失うことを恐れている裏返しなのかもしれません。彼の行動一つ一つに、前世からの深い愛情が滲み出ているように感じられます。
しかし、最後の篠原の登場で、穏やかな空気が一変しましたね。彼は依田のように卑劣な手は使わないでしょうが、真面目な人ほど、恋愛が絡むとどう豹変するか分かりません。詩乃と首藤の関係を知った時、彼がどのような行動に出るのか。幸せな二人の前に、新たな壁として立ちはだかるのか、今後の彼の動向に注目です。
【前世から君だけを愛すると誓うよ】17話のネタバレまとめ
- 眠っている詩乃は、着物姿の男女が悲しい別れを迎える、前世と思われる夢を見ました。
- 首藤は事件のショックが残る詩乃を献身的に看病し、その溺愛ぶりはますます加速していきます。
- 独占欲を抑えきれない首藤は、自宅だけでなく、二人きりのオフィスでも詩乃に情熱的なキスをしました。
- 同期の篠原が詩乃をバーベキューに誘いますが断られ、彼が二人の関係に気づくのも時間の問題かと思わせる展開になりました。
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