2025.10.17

【癒やしのお隣さんには秘密がある】37話をあらすじから結末まで全てネタバレ解説

ずっちー

前話のおさらい

田辺の企画で、藤子の家でクリスマスパーティーが開かれることになり、そこへ坂本がサプライズゲストとして仁科蒼真を連れてきました。
坂本は、藤子の様子がおかしいのは蒼真と会わなくなったからだと考え、もう一度話し合わせるために彼を連れてきたのでした。
坂本の指示で、藤子と蒼真は二人きりで飲み物の準備をすることになり、気まずい雰囲気の中、藤子はグラスを落としそうになったところを蒼真に支えられます。
久しぶりに見た蒼真のやつれた姿に、藤子は「妙な男の色気」を感じ、恐怖と恋心の間で再び心が揺れ動いてしまうのでした。

Contents

【癒しのお隣さんには秘密がある】第37話をネタバレありでわかりやすく解説する
- 嬉しいのに、素直になれない心
【癒しのお隣さんには秘密がある】37話を読んだ感想（ネタバレあり）
- 【癒しのお隣さんには秘密がある】37話のネタバレまとめ

【癒しのお隣さんには秘密がある】第37話をネタバレありでわかりやすく解説する

坂本の独断で始まった、あまりにもカオスなクリスマスパーティー。被害者と加害者が同じ空間にいるという異常な状況は、それぞれの思惑と感情が渦巻く、予測不能な展開へと進んでいきます。

嬉しいのに、素直になれない心

「ちょ〜っと早いけどメリークリスマース」坂本の陽気な音頭で、四人はグラスを合わせます。しかし、藤子の心は穏やかではありませんでした。隣にいる蒼真からの、熱烈な視線を感じるからです。

（藤子さんと乾杯できるなんて…）（クリスマスプレゼントをもう貰ったような気分です）心の声がだだ漏れな蒼真に対し、藤子は「ソウデスカ…」としか返せません。どう反応していいか分からない。元ストーカーと乾杯しているこの状況は、果たして許されるのか。それでも、藤子の心は正直でした。 （隣に仁科さんがいるのを嬉しいと思っちゃってる） 猫では癒やされなかった心が、スポンジのように彼の存在を吸収していくのを感じていました。

仕掛け人は、最強の後輩

パーティーの最中、蒼真は藤子に「今日はありがとうございます」と、この機会を設けてくれたことに感謝します。彼は、もう藤子と話すことはできないと思っていたのです。「すごく嬉しいです」と微笑む彼に、藤子は「どうして…？」と、このパーティーの本当の意図を問いかけます。

すると、隣から「私が言ったんです」と割って入ったのは、後輩の田辺でした。 「仁科さんに会いましょうかーって提案したんです」 「だって先輩が」と何かを言いかけた田辺を、藤子は「言ったらダメ圧」で必死に制止するのでした。

恐怖心は、もう「ない」

「ストーカーしてた仁科さんに説教しないとって！」田辺がそう叫ぶと、蒼真は「どんな説教も叱責も甘んじて受ける覚悟があります」と、殊勝な態度を見せます。しかし、その彼の発言に、藤子は以前のような恐怖を感じていない自分に気づきました。（前はこういう気持ち悪い発言を聞く度に悲鳴を上げていたのに…）（ドン引きこそしたけど恐怖心はな…い!?）どうして…？その答えは、坂本がもたらしてくれました。

実は、坂本は藤子に内緒で、何度か蒼真と会って話をしていたのです。彼が本当に反省しているか、その目で確かめるために。居酒屋で5時間も話し込んだこともあったと聞き、藤子は驚きを隠せません。「なんで毎日私に何かあったかってしつこく聞いてきたの……」坂本が毎日藤子の様子を気にしていたのは、蒼真の動向を監視する意味も含まれていたのです。