【癒やしのお隣さんには秘密がある】50話をあらすじから結末まで全てネタバレ解説

- 夜の神社で、蒼真は藤子に跪き、「僕の奥さんになってくれませんか?」とプロポーズし、藤子は涙ながらにそれを受け入れました。
- 蒼真はその場で用意していた婚姻届を取り出し、藤子にサインを求めるという驚きの行動に出ます。
- アパートに戻った後、蒼真は「今日は帰したくない」と伝え、藤子もそれを受け入れ、初めて二人で夜を過ごすことになりました。
【癒しのお隣さんには秘密がある】第50話をネタバレありでわかりやすく解説する
ストーカーと被害者という歪な関係を乗り越え、ついに夫婦になることを誓った藤子と仁科蒼真。幾多の困難を乗り越えた二人が迎える、初めての甘く、そして情熱的な夜。物語は、幸せに満ち溢れた新たなステージへと進みます。
抑えきれない想い、初めての夜の始まり
藤子の部屋に足を踏み入れた瞬間、蒼真はもう自分を抑えることができませんでした。彼は、まるで磁石のように藤子に引き寄せられると、我慢できなかった想いをぶつけるかのように、深く、そして情熱的なキスをします。 突然のことに驚きながらも、藤子はそのキスを静かに受け入れました。これまで二人を隔てていた壁が、完全に取り払われた瞬間でした。
「ここでは…」 藤子が恥ずかしそうにそう呟くと、蒼真は彼女の体を軽々と抱き上げ、そのまま布団へと優しく運びます。彼の行動一つ一つに、6年越しの愛情が溢れていました。
布団の上で、確かめ合う愛
服を脱がされ、あらわになった肌を蒼真の指がなぞるたび、藤子は恥ずかしさで身をよじります。そんな彼女の初々しい反応が、彼の理性をさらに刺激していくのでした。 自らもワイシャツを脱ぎ捨てた蒼真。その下から現れたのは、藤子の想像とは全く違う、見事に鍛え上げられた腹筋でした。華奢に見えていた彼の、男らしい肉体に、藤子は思わず息を飲みます。
「ちょっと待って下さい」 あまりの展開の速さに、藤子がそう制止しようとしますが、もはや蒼真を止めることは誰にもできません。 「もう待てませんよ」 その言葉と共に、二人の唇は再び重なり、長い夜へと溶けていくのでした。
幸せな朝と「網膜に焼きつけたい」愛
翌朝。藤子が目を覚ますと、隣には愛しい人の姿が。蒼真は、先に起きていたようで、ただ幸せそうに、そして少しニヤニヤしながら、藤子の寝顔をじっと見つめていました。 その視線に気づいた藤子は、恥ずかしさのあまり、咄嗟に布団の中にくるまってしまいます。
そんな可愛らしい彼女の仕草に、蒼真は幸せを噛みしめながら、彼らしい独特の愛情表現を口にしました。 「あっ!隠さないで下さいよ、藤子さんの全てを網膜に焼きつけたいんです」 その言葉に、藤子は呆れながらも、愛おしさを感じずにはいられませんでした。
「ずっと隣にいて下さい」- 新たな誓い
「結婚するから名前で呼んで欲しい」 蒼真からのリクエストに、藤子は照れながらも「蒼真さん」と彼の名前を呼びます。その響きがよほど嬉しかったのか、彼は喜びのままに、再び藤子にキスをするのでした。
そんな純粋で素直な彼を見て、今度は藤子の方から、一つの願いを伝えます。彼女は、蒼真の手をぎゅっと握りしめ、まっすぐに彼の目を見て言いました。 「これからはずっと隣にいて下さい」 それは、もう二度と離れたくないという、藤子の心の底からの叫びでした。その言葉を聞いた蒼真は、喜びを爆発させるかのように、藤子の体を強く、そして優しく抱きしめるのでした。長い冬が終わり、二人だけの温かい朝が、ようやく訪れたのです。
【癒しのお隣さんには秘密がある】50話を読んだ感想(ネタバレあり)
今回は、これまでのサスペンスフルな展開が嘘のような、ひたすらに甘く、幸せな時間が描かれていて、読んでいるこちらまで頬が緩みっぱなしでした!長い間、すれ違いと苦しみを乗り越えてきた二人だからこそ、この結ばれた瞬間の幸福感は、何物にも代えがたいものがありますね。
特に、蒼真くんの喜びようが、本当に可愛くてたまりませんでした。「もう待てませんよ」という情熱的なセリフや、鍛え上げられた腹筋というギャップを見せつけたかと思えば、「全てを網膜に焼きつけたい」という独特すぎるポエムを披露したり、名前を呼ばれただけでキスをしてしまったり…。彼のピュアさと、少しズレた感性が、最高の形で表現されていました。
そして、藤子の「ずっと隣にいて下さい」という言葉。これまでは、蒼真の一方的な想いが物語を動かしてきましたが、この一言によって、二人の関係が完全に対等なものになったのだと感じ、非常に感動しました。彼女もまた、彼なしではいられないのだと、はっきりと自覚したのですね。
ストーカーと被害者という、決して許されない関係から始まったこの物語。しかし、二人が迎えたこの幸せな朝を見ていると、どんな形であれ、純粋な愛は存在するのかもしれない、と考えさせられます。もちろん、彼の罪が消えるわけではありませんが、二人でなら、きっと乗り越えていける。そんな希望に満ちた、最高の回でした。
【癒しのお隣さんには秘密がある】50話のネタバレまとめ
- 藤子の部屋にお泊まりすることになった蒼真は、部屋に入るなり情熱的なキスをし、二人は初めて結ばれる。
- 翌朝、先に目覚めた蒼真は幸せそうに藤子の寝顔を見つめており、恥ずかしがる彼女に「全てを網膜に焼きつけたい」と告げる。
- 蒼真のリクエストで、藤子は初めて彼のことを名前で呼び、二人は幸せな朝のキスを交わす。
- 藤子は蒼真に「これからはずっと隣にいて下さい」とお願いし、蒼真は喜びのあまり、彼女を強く抱きしめるのだった。
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