【未来は私の言う通り 復讐の占い師】6話をあらすじから結末まで全てネタバレ解説

- 美都の呪いが発動し、藤堂恵は結婚式のスピーチで自らの本性を暴露し始めた
- 和香を「馬鹿ババア」と罵り、一也を「ATM」としか思っていないことを告白した
- 本命の恋人・拓斗の存在や、会社のお金の横領、上司との不適切な関係まで全て自白した
- 披露宴は地獄絵図と化し、結婚は完全に破談。全てを失った一也に、和香は決別の平手打ちを見舞った
【未来は私の言う通り復讐の占い師】第6話をネタバレありでわかりやすく解説する
前回、壮絶な復讐劇の末に、憎き相手への仕返しを果たした和香。第6話では、その後の彼女の心境と、占い師・美都が抱える衝撃的な秘密が明らかになります。そして、物語は新たな依頼者を迎え、次なる悲劇の幕を開けます。
復讐の終わり、そして新たな一歩
自業自得の男
結婚式がめちゃくちゃになり、全てを失った一也は、和香の前に立ち尽くします。「俺は…どこで間違えてしまったんだ…?」「君を選んでいればこんな…」と、今更ながらに後悔の言葉を口にします。
しかし、和香はもはや彼に同情などしません。力強い平手打ちの後、彼女は冷たく言い放つのです。
「アナタが選んだ未来でしょ!」 「自分で責任取れ!」
その言葉は、もはや彼に未練などひとかけらも無い、強い決意の表れでした。
心からの「スッキリ」
場面は変わり、式場の外で美都と合流した和香。美都からの「どうでした?」という問いに、彼女は心の底からの笑顔で答えます。
「スッキリしました」
その晴れやかな表情からは、長かった苦しみから解放され、ようやく前を向いて歩き出せるという希望が感じられます。美都も「それなら良かったです」と、静かに微笑むのでした。
呪いの代償と美都の覚悟
復讐の代金
後日、和香は約束通り、美都に代金の25万円を支払います。「これ、代金です」。美都はそれを受け取ると、「二度目がないことを祈ってます」と、和香の今後の幸せを願う言葉をかけ、二人は別れます。
こうして、和香の復讐劇は、完全な形で幕を閉じたのです。
衝撃の真実
仕事を終え、自宅アパートに帰宅した美都。彼女を出迎えたのは、車椅子に乗った愛らしい妹・亜子(あこ)でした。「お姉ちゃん おかえり〜」。
しかし、美都の表情はどこか優れません。「ごめん 先にちょっとトイレ」と告げ、洗面所へ向かった彼女の身に、衝撃の事実が襲いかかります。
便器に向かった美都は、激しく咳き込み、大量の血を吐き出したのです。
「…やっぱり…こうなるのね」
そう、これこそが、人の運命を捻じ曲げる「呪い」を使ったことに対する、あまりにも重い代償でした。
妹のために
それでも、美都の決意は揺らぎません。彼女は鏡に映る自分を睨みつけ、固く誓うのです。
「私は止まらないわよ……」 「亜子の一生分の生活費を稼ぐまでは…」
彼女が命を削ってまで危険な仕事に手を染める理由。それは全て、愛する妹のためだったのです。
新たな依頼者、殺意を秘めた少女
場面は変わり、ある日の占い屋「はちかけ」。珍しく客がおらず、美都は早く店を閉めようかと考えていました。その時、一人の女子高生が店に入ってきます。彼女の名前は、玉井友梨佳(たまいゆりか)。
「私の将来のことを占ってほしいんですけど」
一見、どこにでもいる普通の少女。しかし、美都が彼女を占おうと水晶に手をかざした瞬間、その表情が凍りつきます。
美都は、友梨佳の目をじっと見つめ、静かに、しかし鋭く問いかけました。
「アナタ、誰かを殺したいと思ってますね?」
憎しみの矛先は「母親」
美都の言葉に、友梨佳は「…はい」と小さく頷きます。
一体、彼女に何があったのか。美都が「ゆっくり話しましょうか」と促すと、友梨佳はぽつりぽつりと、その原因を語り始めます。
「私の母親は子供の頃から厳しくて…」
彼女の脳裏に浮かぶのは、勉強のことでヒステリックに怒鳴り散らす母親の姿でした。
「そこの方程式が違う!」 「間違えるアンタが悪いの」
友梨佳が殺したいほど憎んでいる相手。それは、他ならぬ彼女自身の母親だったのです。教育という名の虐待が、少女の心を静かに蝕んでいました。
【未来は私の言う通り復讐の占い師】6話を読んだ感想(ネタバレあり)
第6話は、物語の深みを一気に増した、まさに衝撃の回でした。前半、和香が完全に過去を断ち切り、スッキリとした笑顔で去っていくシーンは、一つの物語の美しい締めくくりとして素晴らしかったです。彼女の幸せを心から願わずにはいられません。
しかし、その爽やかな雰囲気は、美都の帰宅シーンで一変します。呪いの代償として血を吐く姿は、あまりにも衝撃的でした。これまでの復讐劇が、ただのファンタジーではなく、美都の命懸けの行為であったという事実を突きつけられ、物語の持つ重みが全く違うものになりました。そして、その全てが愛する妹のため、という理由。美都というキャラクターの悲壮な覚悟と、姉妹の深い絆に胸が締め付けられます。亜子がなぜ車椅子なのか、という新たな謎も生まれ、物語から目が離せません。
そして、ラストに現れた新たな依頼者・友梨佳。今度のテーマは「教育虐待」という、また違った形の、しかし非常に根深い問題です。「誰かを殺したいと思ってますね?」という美都のセリフは、鳥肌が立つほどでした。親子の間に生まれた深い憎しみに、美都はどう向き合うのか。和香のケースとは全く違う、新たな地獄の始まりを予感させる、非常に引き込まれる終わり方でした。
【未来は私の言う通り復讐の占い師】6話のネタバレまとめ
- 復讐を終えた和香は、後悔する一也を完全に拒絶し、心からの晴れやかな笑顔を取り戻す
- 仕事を終えた美都が帰宅すると、車椅子に乗った妹・亜子が彼女を迎える
- 美都は、呪いを使った代償として、トイレで大量の血を吐いてしまう
- 彼女の目的は、自らの命を削ってでも、妹・亜子の一生分の生活費を稼ぐことだった
- 新たな依頼者として、女子高生・玉井友梨佳が来店する
- 美都は、友梨佳が母親に対して強い殺意を抱いていることを見抜いた
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