【砕かれた7つの約束】46話をあらすじから結末まで全てネタバレ解説

- 祈年はゴミ捨て場で見つけた雲舒の日記を読み始め、衝撃的な真実を次々と知ることになります。
- 彼はまず、シャオシャオが来た当初に壊されたブレスレットが、雲舒が善意で彼女に贈った「母の形見」であったことを知りました。
- さらに、オークションで砕け散った「蒼海の涙」もまた母の形見であり、雲舒が「祈年がいつか買い戻してくれる」という約束を信じ続けていたことを知ります。
- 祈年は、その大切な約束を忘れ、オークション会場で雲舒を冷たく突き放した自分自身の過去の言動を思い出し、罪の重さに耐えきれず、その場に崩れ落ちそうになります。
- 日記はさらに、シャオシャオが兄弟たちとの間で賭けをし、雲舒を孤立させていたこと、そして兄弟たち全員がシャオシャオに忠誠を誓い、雲舒を裏切る瞬間を目撃してしまった決定的な夜の出来事を記録していました。
- 日記の最後のページには、「7人は、私のことなんて愛していなかった」という、雲舒の絶望と諦念の言葉が記されていました。
- 全ての真実を知った祈年は、自らの愚かさと罪の重さに耐えきれず、ゴミ捨て場の真ん中で慟哭し、泣き崩れるのでした。
【砕かれた7つの約束】第46話をネタバレありでわかりやすく解説する
顧雲舒(コ・ウンス)の日記によって、20年間の嘘と裏切りの全てを知り、ゴミ捨て場で慟哭した沈祈年(シェン-チーニエン)。第46話は、絶望の淵から立ち上がった彼が、ついに偽りの聖女ジャン・シャオシャオへと断罪の刃を向ける、緊迫の対決の物語です。
悪夢からの覚醒、断罪の眼差し
祈年の異変に気づいた兄弟たちとシャオシャオが、ゴミ処理場へと駆けつけます。そこで彼らが見たのは、ゴミと汚れにまみれ、虚ろな目で立ち尽くす祈年の姿でした。
「祈年哥哥!どうしてゴミ捨て場になんて来たの?」 泣きそうな声で駆け寄るシャオシャオ。しかし、彼女に向けられた祈年の目は、もはや以前のような優しさや同情の色を宿してはいませんでした。ただ、氷のように冷たく、そして深い憎悪を湛えた、断罪者の眼差しでした。
「祈年哥哥? どうしてそんな目で私を見るの?」 怯えるシャオシャオを、他の兄弟たちはまだ庇おうとします。「シャオシャオを怖がらせるなよ」と。しかし、祈年の決意は揺らぎませんでした。
突きつけられた罪状「いつからだ?」
祈年は、ゆっくりとシャオシャオに向き直ると、地を這うような低い声で問いかけました。 「言え。いつからだ? いつから顧雲舒を陥れるようになった?」
その直接的な問いに、シャオシャオは最後の悪あがきを試みます。 「祈年哥哥、何を言ってるの? 私、分からないわ…。本当に何もしてない…」
しかし、祈年はもはや彼女の涙に騙されません。彼は一歩、また一歩とシャオシャオに近づきながら、彼女が犯してきた罪を、一つ一つ暴いていきます。
「白々しい嘘を。お前が顧雲舒にした仕打ちを、顧雲舒がお前にわざとやったことだと言いふらした。お前はいつも自分を傷だらけにして、俺たちに信じ込ませようとした。ずっと嘘をでっち上げて、俺たちに同情させようとしていたんだろう!」
その鬼気迫る様子に、シャオシャオは「違うわ、違うの!」と泣き叫びますが、祈年の怒りは収まりません。 「まだ嘘をつくか。俺が騙されやすいとでも思ったか?」
真実の証拠、全てが記された日記帳
「祈年哥! わけのわからないことを言うな!」 他の兄弟たちが、まだシャオシャオを信じようと、祈年を止めに入ります。しかし、祈年は彼らに向かって、冷たく言い放ちました。
「なぜゴミ捨て場に来たかだと? 自分たちで見ろ。顧雲舒がこの数年、不当に責められてきた真実が、この日記帳に全て書かれている」
そう言って彼が掲げたのは、ゴミの中から見つけ出した、あの一冊の日記帳。20年分の雲舒の涙と、シャオシャオの嘘が、克明に記された、動かぬ証拠でした。
兄弟たちは驚愕の表情で日記帳を見つめ、シャオシャオは血の気が引いた顔で立ち尽くします。全ての嘘が暴かれ、偽りの関係が崩壊する瞬間が、すぐそこまで迫っていました。
【砕かれた7つの約束】46話を読んだ感想(ネタバレあり)
今回は、ついに祈年がシャオシャオの嘘に気づき、断罪を始めるという、待ちに待った展開でした!ゴミ捨て場での祈年の豹変ぶりには、思わず鳥肌が立ちましたね。これまでの優柔不断さが嘘のような、冷徹で容赦のない追及。彼がどれほどの衝撃を受け、そしてどれほどの後悔に苛まれているかが伝わってきて、彼の絶望の深さを改めて感じました。
シャオシャオの最後の悪あがきも、見事でしたね。「本当に何もしてない…」と涙ながらに訴える姿は、これまでの兄弟たちならコロッと騙されていたことでしょう。しかし、真実を知ってしまった祈年には、もはやその涙は通用しない。彼女の嘘が暴かれていく様は、本当に痛快でした。
そして、他の兄弟たちの愚かさ!ここまで来てもまだシャオシャオを信じようとするなんて、彼らの目は節穴なのでしょうか。しかし、祈年が日記帳を突きつけた瞬間、彼らの表情が変わったのが印象的でした。彼らも心のどこかでは、シャオシャオの異常性に気づいていたのかもしれません。日記帳という動かぬ証拠を前にして、彼らは一体何を思うのでしょうか。
最後の、血の気が引いたシャオシャオの顔!最高のエンディングでしたね。彼女の悪事が全て暴かれ、兄弟たちの信頼も失った今、彼女に残された道はもはやありません。彼女がどんな末路を辿るのか、そして真実を知った兄弟たちがどうなるのか。物語は、いよいよ最終局面へと向かっているようです。
【砕かれた7つの約束】46話のネタバレまとめ
- ゴミ捨て場で祈年を見つけた兄弟たちとシャオシャオ。しかし、祈年はシャオシャオを冷たい目で睨みつけます。
- 祈年は、日記を読んだことでシャオシャオの嘘に気づき、「いつから顧雲舒を陥れるようになった?」と、彼女の罪を厳しく問い詰め始めました。
- シャオシャオは涙ながらに否定し、兄弟たちも彼女をかばいますが、祈年の怒りは収まりません。
- 最後に祈年は、全ての真実が書かれているという雲舒の日記帳を兄弟たちに突きつけ、シャオシャオを追い詰めるのでした。
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