【砕かれた7つの約束】61話をあらすじから結末まで全てネタバレ解説

- 婚約パーティー会場で雲舒と謝謹のキスを目撃した祈年たちは激昂しますが、雲舒に「私の結婚式で何をしているの?」と冷静にあしらわれます。
- 雲舒は兄弟たちを「ただの捨て子たち」と断じ、謝謹こそが自分が公に選んだ夫であると宣言しました。
- 祈年は現実を受け入れられず、「これは俺たちへの復讐のための芝居だ」と主張しますが、雲舒に呆れられます。
- 祈年が「謝謹と婚約すると言ったはずだ」と矛盾を指摘すると、新郎である謝謹本人が「本当に、7人揃って頭が悪いんだな」と嘲笑し、自らが謝謹本人であることを示唆しました。
【砕かれた7つの約束】第61話をネタバレありでわかりやすく解説する
「本当に、7人揃って頭が悪いんだな」——新郎の口から放たれた、あまりにも挑発的な言葉。第61話は、その言葉の真意、すなわち新郎の驚くべき正体が明らかになり、7人の兄弟たちが完全なる敗北を知る、まさにクライマックスとも言える物語です。
最後の悪あがきと、王者の余裕
目の前の男が謝謹(シャ・キン)本人である可能性を示唆されながらも、兄弟たちはまだその現実を受け入れることができません。程軒(チョン・シュエン)は、怒りに顔を歪ませ、謝謹に向かって叫びます。 「黙れ! お前にここで話す資格があるのか? 雲舒がいくら怒っていても、お前の番じゃない! お前のような、見た目だけの男なんて、街中にいくらでもいる!」
それは、自分たちの優位性を信じたいが故の、あまりにも見苦しい悪あがきでした。しかし、謝謹はそんな罵倒にも全く動じません。彼は、絶対的な自信と共に、静かに、しかし力強く言い返します。 「だが、俺が雲舒に与えられる幸せは、お前たちには与えられないものだ」
その言葉に、今度は陸蕭(ルー・シャオ)が噛みつきます。「お前のような、金のために自分自身を売り渡せる男が、よくもまあ偉そうに言えたものだ。 雲舒! 目を覚ませ! そいつはお前にふさしくない!」。彼らは、謝謹を未だに雲舒に雇われた「見た目だけの男」だと信じ込もうとしているのです。
衝撃の告白「俺が…あの役立たずの謝謹だと」
そんな彼らの哀れな思い込みを、謝謹は冷酷な一言で粉々に打ち砕きました。 「なぜ今まで考えもしなかったんだ? 俺が…お前たちの言う、あの役立たずの謝謹だと」
会場が、水を打ったように静まり返ります。兄弟たちは、信じられないといった表情で、目の前の男を見つめました。「ありえない! お前の足は大丈夫じゃないか! どうして謝謹のはずがある!」と叫ぶ陸蕭。それは、彼らがしがみついていた、最後の希望の断末魔でした。
明かされる真実、足が不自由なフリをしていた理由
謝謹は、ついに全ての真相を語り始めます。なぜ、彼がこれまで足が不自由なフリをしていたのか。それは、彼の立場がいかに危険なものであったかを物語っていました。 「俺が謝家の当主として確固たる地位を築くまでは、足が不自由なふりをし続けるしかなかったんだ」
そして、彼がその仮面を脱ぎ捨てた理由。それは、ただ一つ、愛する女性のためでした。 「だが、雲舒が俺と結婚すると約束してくれたからには、もう誰にも、雲舒が役立たずと結婚したなんて言わせるわけにはいかない。雲舒に少しでも惨めな思いをさせるわけにはいかないんだ」
彼の言葉は、雲舒への深い愛情と、彼女を守り抜くという揺るぎない決意に満ち溢れていました。
圧倒的な現実、四大家の登場
真実を知り、言葉を失う兄弟たち。そこに、追い打ちをかけるように、圧倒的な現実が突きつけられます。謝謹が時計を見やり、「そろそろ時間だな」と呟いた、その時。
会場の扉が開き、中国各地の有力一族——蓉城(ロンチョン)、海城(ハイチョン)、深城(シェンチョン)、秦城(チンチョン)の四大家の当主たちが、次々と姿を現したのです。 「おお!四大家が全員揃ったぞ!」 「京城の謝家の御曹司だけが、これほどの呼びかけができるのだ!」
会場は、驚きと興奮に包まれます。彼らは、謝謹と雲舒の前に進み出ると、深々と頭を下げ、祝福の言葉を述べました。 「謝家の御曹司、ご結婚おめでとうございます! 末永くお幸せに」 「謝家の御曹司と顧お嬢様、永遠に心を一つに、白髪になるまで添い遂げられますように!」
それは、謝謹が持つ、計り知れない影響力と人望を、何よりも雄弁に物語る光景でした。
完全なる敗北と、新たな誓い
目の前で繰り広げられる、自分たちの矮小さを思い知らされる光景に、兄弟たちはもはや立つことすらできません。「まさか…本当に謝謹だったとは…」陸蕭の口から、絶望のため息が漏れます。
そんな彼らを尻目に、雲舒は隣に立つ謝謹に小声で尋ねます。「どうして事前に教えてくれなかったんですか?」。彼は、悪戯っぽく微笑みながら答えました。 「サプライズは、前もって言ってしまってはつまらないだろう?」
そして、彼は真剣な眼差しで雲舒を見つめ、改めて誓いの言葉を口にします。 「できるだけ早く、すべての人に知らしめたいんだ。君が、私、謝謹の夫人であることを。もう誰にも、君を狙わすわけにはいかない」
その言葉は、彼の揺るぎない愛情と、彼女を守り抜くという強い意志の表れでした。
【砕かれた7つの約束】61話を読んだ感想(ネタバレあり)
今回は、まさに最高潮!全ての謎が解き明かされ、兄弟たちの完全敗北が決定づけられる、カタルシス満載の神回でした!謝謹様、かっこよすぎます!「俺が、あの役立たずの謝謹だ」と告白するシーン、鳥肌が立ちました。これまでの全ての伏線が、一気に回収された瞬間でしたね。
彼が足が不自由なフリをしていた理由も、雲舒のためだったとは…。どこまでも彼女を想う、その深い愛情に涙が出そうになりました。「雲舒に少しでも惨めな思いをさせるわけにはいかない」というセリフ、全読者が惚れてしまうやつです。
そして、四大家の登場!この演出、痺れました!兄弟たちが「見た目だけの男」だの「金で買われた男」だの罵っていた相手が、実は中国全土に影響力を持つ超大物だった。この圧倒的な格の違いを見せつけられた兄弟たちの顔を想像するだけで、笑いが止まりません。最高の「ざまぁみろ」展開です!
最後の雲舒と謝謹の会話も、素敵でしたね。「サプライズだ」と微笑む謝謹と、「もう誰にも君を狙わせない」という彼の力強い言葉。二人の未来が、本当に幸せなものであることを確信させてくれる、最高の締めくくりでした。長かった兄弟たちとの腐れ縁も、これで完全に断ち切られたことでしょう。本当のハッピーエンドに向けて、物語が大きく動き出したことを感じさせる、素晴らしい回でした!
【砕かれた7つの約束】61話のネタバレまとめ
- 兄弟たちは、新郎の正体が謝謹であることを受け入れられず、彼を罵倒します。
- しかし、謝謹は冷静に「俺が、お前たちの言う役立たずの謝謹だ」と、自らの正体を明かしました。
- 彼は、謝家の実権を握るまで敵を欺くために足が不自由なふりをしていたこと、そして雲舒のためにその仮面を脱ぎ捨てたことを語ります。
- さらに、謝謹の影響力を示すように、中国各地の有力一族である四大家の当主たちが会場に現れ、二人を祝福しました。
- 目の前で圧倒的な現実を見せつけられた兄弟たちは完全に打ちのめされ、謝謹は改めて雲舒を守り抜くことを誓うのでした。
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