【砕かれた7つの約束】66話をあらすじから結末まで全てネタバレ解説

- 祈年たちは「20年の感情」にすがり、やり直すチャンスを懇願しますが、雲舒は「全ての嵐をもたらしたのはあなたたちだ」と一蹴します。
- 雲舒は、程軒、陸蕭、祈年それぞれに対し、彼らが過去に交わした約束と、現在の裏切り行為を具体的に突きつけ、断罪しました。
- 特に祈年に対しては、彼がシャオシャオに忠誠を誓ったこと、母の形見を蔑ろにしたこと、そしてネックレスを切り裂いたことまで、全てを知っていたことを明かします。
- 兄弟たちは過ちを認め、償いの機会を求めますが、祈年が差し出した過去の集合写真を、雲舒は目の前で破り捨てました。
- 最後に雲舒は、「あなたたちを許すことは過去の自分を裏切ること」「この感情を放棄したのはあなたたちだ」と最終宣告し、彼らとの関係に完全に終止符を打ちました。
【砕かれた7つの約束】第66話をネタバレありでわかりやすく解説する
過去の美しい思い出ごと、顧雲舒(コ・ウンス)によって完全に拒絶された7人の兄弟たち。第66話は、それでもなお見苦しく弁解を続ける沈祈年(シェン-チーニエン)に対し、雲舒が突きつける、彼の信じてきた「命の恩人」という最後の拠り所すらも覆す、あまりにも衝撃的な真実の物語です。
最後の言い訳「シャオシャオに騙されていた」
破り捨てられた写真の破片が舞う中、祈年はまだ諦めきれず、雲舒にすがりつきます。 「雲舒、すまない。本当に俺が悪かった。俺はどうかしていたんだ。俺は完全にジャン・シャオシャオに騙されていたんだ」
しかし、その言葉は、雲舒の凍てついた心を溶かすことはありませんでした。彼女は、冷たい笑みを浮かべながら、彼の本質を見抜いた言葉を返します。 「騙された? あなたほど聡明な人が、どうして簡単に騙されるの? あなたはただ、甘んじて利用されただけでしょう」
その指摘は、祈年だけでなく、隣で後悔の表情を浮かべていた他の兄弟たちの胸にも、深く突き刺さったはずです。「あなたたちも…あなたたちもよ!」と、雲舒は彼ら全員の罪を断罪します。
3年前の火事、歪められた記憶
それでも祈年は、自分の行動を正当化しようと必死でした。彼は、シャオシャオへの感情が、愛情ではなく、あくまで「恩義」からくるものだったと主張します。 「違うんだ! 俺が愛しているのは、最初から最後まで君だけだ。ただ、3年前にジャン・シャオシャオが俺を助けてくれたから、それで恩義を愛情だと勘違いしてしまったんだ!」
そして、彼は怒りの矛先を再び雲舒に向け、あの日の記憶違いを責め立てます。 「3年前に、俺たちが一緒にキャンプに行った時だ。シャオシャオが決死の覚悟で俺を火事場から救い出してくれたんだ。それなのに、君は逃げ出したじゃないか! 俺が君を冷遇し始めたのは、その時からだ!」
彼の記憶の中では、シャオシャオは命懸けで自分を救った英雄であり、雲舒は自分を見捨てて逃げた臆病者。その歪んだ認識こそが、全ての悲劇の始まりだったと、彼は信じて疑わないのでした。
衝撃の告白「救い出したのは…私だった」
しかし、祈年のこの主張こそが、最大の、そして最も致命的な勘違いでした。雲舒は、彼の激昂を静かに受け止めると、ゆっくりと、しかし会場の誰にでも聞こえる、力強い声で問いかけます。
「もし私があなたに言ったらどうする?」
そして、彼女は、3年間ずっと胸の奥にしまい込んできた、あまりにも重い真実を、ついに彼の前に解き放ったのです。
「3年前、火事場からあなたを救い出したのは…私だったと」
その言葉は、まるで雷鳴のように会場に響き渡りました。祈年は、一瞬、何を言われたのか理解できないかのように、ただ呆然と目を見開きます。「何…?」——彼の唇から漏れたのは、それだけでした。彼が信じてきた3年間の物語が、音を立てて崩れ落ちた瞬間でした。
【砕かれた7つの約束】66話を読んだ感想(ネタバレあり)
今回は、ついに、ついに来ましたね!「命の恩人」の真実!もう、この瞬間をどれだけ待ち望んでいたことか!最高のカタルシスでした!
祈年の見苦しい言い訳、「シャオシャオに騙されてた」「恩義を愛情と勘違いした」には、正直うんざりしていましたが、それに対する雲舒の「甘んじて利用されただけ」という反論は、まさにその通り!と思いました。彼は決して騙されていただけではない。シャオシャオを利用することで、雲舒への嫉妬心や支配欲を満たしていた部分も、少なからずあったはずです。
そして、祈年の「君は逃げ出したじゃないか!」という、完全な記憶違いに基づく非難。これが、彼の後悔をさらに深く、そして取り返しのつかないものにするための、最高の伏線でしたね。
からの、雲舒の「救い出したのは…私だった」。もう、鳥肌が立ちました!どれほどの勇気を持って、彼女はこの言葉を口にしたのでしょうか。そして、この真実を知った祈年は、一体どうなってしまうのか。彼の世界が、文字通り崩壊する瞬間を目の当たりにしたような、凄まじい衝撃でした。
これまでの全ての誤解、すれ違い、そして裏切りの根源にあった、最大の嘘。それが今、ついに暴かれました。物語は、本当の意味での最終局面へと突入したと言えるでしょう。次回、この真実が兄弟たちにどのような影響を与え、そして彼らの贖罪の物語がどう締めくくられるのか、目が離せません!
【砕かれた7つの約束】66話のネタバレまとめ
- 祈年は雲舒にすがりつき、「シャオシャオに騙されていた」「愛しているのは君だけ」と見苦しい言い訳をしますが、雲舒に「甘んじて利用されただけ」と一蹴されます。
- 彼は、シャオシャオへの感情は3年前の火事で命を救われたことへの「恩義」を勘違いしたものだと主張し、その際雲舒は「逃げ出した」と非難しました。
- しかし、雲舒は静かに、しかし力強く、「3年前、火事場からあなたを救い出したのは…私だった」という衝撃の事実を告げます。
- 祈年は、自分が信じてきた「命の恩人」に関する記憶が、全て嘘であったという事実に直面し、衝撃のあまり言葉を失うのでした。
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