【聖女様の逆ハーレムからあぶれた騎士様に熱烈に求愛されている件】4話をあらすじから結末まで全てネタバレ解説

- アルフレッドの正体は、超名門貴族シャルリエ伯爵家の当主であり、魔王討伐の功績で侯爵になる予定でした 。
- 身分違いを理由に結婚をためらうラシェルに対し、アルフレッドは「初めての女性と結婚する」という固い決意を伝えます 。
- ラシェルの実家を訪れたアルフレッドは、彼女の家族の前で結婚の許しを求め、元婚約者や妹を圧倒的な正論でやり込めました 。
【聖女様の逆ハーレムからあぶれた騎士様に熱烈に求愛されている件】第4話をネタバレありでわかりやすく解説する
アルフレッドによる堂々の結婚宣言の後、物語はラシェルがこれまで尽くしてきた家族へ決別の言葉を突きつける、痛快な展開へと進みます。彼女の覚悟と、それに対する家族の醜い反応、そしてアルフレッドの揺るぎない誠実さが見どころです。
父親の魂胆とラシェルの決別宣言
アルフレッドからの突然の申し出に対し、父親は「いくらなんでも突然過ぎます!! 嫁ぐのであれば親として準備してやりたい 」ともっともらしい理由をつけて時間を稼ごうとします。しかし、貧乏男爵家であるにもかかわらず、妹アリエルの結婚式を派手に準備している様子から、ラシェルは父親の魂胆がシャルリエ家からの多額の支度金にあることを見抜いていました 。
そんな家族の浅ましさに対し、彼女は静かに、しかしはっきりと告げます。
「私はこの家を出ます 」
王宮会計官として働く彼女の給料のほとんどが、この家の家計を支えていたのです 。彼女は、今後は一切の援助を断ち切り、自分たちの力だけで生活していくよう、家族に最後の通告をしました 。
搾取され続けた過去との決別
家族のためにと身を粉にして働いてきたラシェル 。初めての給料を家に入れた日、父は「ありがとう」と労ってくれました 。しかし、いつの間にか彼女の頑張りは、家族から搾取されて当然のものへと変わってしまっていたのです 。
母が亡くなった時か、可愛い妹が生まれた時か…どこで間違えてしまったのか、今はもうわからない 。しかし、彼女の心は決まっていました。
「私は私の人生を取り戻したい 」
「そんな勝手なことが許されると思っているのか!」と激昂する父親と、「お姉様ばかりずるいわ! 」と叫ぶ妹に対し、ラシェルは冷めた視線を向けるだけでした。彼女にとって、この家族はもう必要のない存在となったのです 。
荷造りとアルフレッドの鉄壁ガード
自室に戻り荷造りを始めたラシェルですが、その荷物は驚くほど少量でした 。仕事着3着に私服が2着 、宝飾品は母の形見のネックレスだけ 。家のために全てを我慢してきた彼女とは対照的に、妹のアリエルは季節ごとに新しいドレスを作ってもらっていました 。
その頃、階下ではアリエルがアルフレッドに接触していました。「お姉様との馴れ初めを聞きたくってぇ… 」と媚を売るアリエルに対し、アルフレッドは「する必要性を感じないかな 」「話す必要性を感じないな 」と、一切取り付く島もありません。その徹底した塩対応ぶりに、物陰から見ていたラシェルは、彼が「ちょろい」だけではないと見直し、少しだけ成長を感じるのでした 。
新たな一歩と嫉妬の眼差し
荷造りを終えたラシェルと共に、アルフレッドは家を出ます 。彼女にとって、そこはもう自分の帰る場所ではありませんでした 。
二人が去っていく背中を見つめ、アリエルはこれまで隠してきた醜い本性を剥き出しにします。その表情は憎しみに歪み、静かに、しかしはっきりと問いかけるのでした。
「お姉様なんかの どこがいいの? 」
【聖女様の逆ハーレムからあぶれた騎士様に熱烈に求愛されている件】4話を読んだ感想(ネタバレあり)
今回は、なんといってもラシェルの決別宣言が非常に痛快でした。これまで家族のために全てを犠牲にしてきた彼女が、自分の人生を取り戻すために力強く一歩を踏み出す姿には、胸がすく思いがします。父親や妹の自己中心的な反応を見ていると、彼女がどれだけ理不尽な環境にいたのかがよく分かり、この家を出られて本当に良かったと心から思いました。
そして、アルフレッドの株が急上昇した回でもあります。妹アリエルの誘惑に見向きもせず、鉄壁のガードでラシェルへの一途な想いを示す姿は、本当に格好良かったです。聖女様の一件で「ちょろい」イメージがありましたが、彼は愛する人を守るためなら誰よりも頼りになる騎士なのだと証明してくれました。
最後にアリエルが見せた、嫉妬と憎悪に満ちた表情は、今後の波乱を予感させます。これまで「可愛い妹」の仮面の下に隠されていた本性が、これからどのように物語に影響していくのか、目が離せない展開です。
【聖女様の逆ハーレ-ムからあぶれた騎士様に熱烈に求愛されている件】4話のネタバレまとめ
- 父親はアルフレッドから支度金を引き出すため、結婚に時間をかけさせようと画策します 。
- ラシェルは家族との決別を宣言し、これまで家計を支えてきた経済的援助を完全に打ち切ることを通告しました 。
- 自分の人生を取り戻すことを決意したラシェルは、わずかな荷物だけを持って家を出ます 。
- アリエルはアルフレッドを誘惑しようとしますが、彼は一切相手にせず、ラシェルへの忠誠心を示します 。
- 去っていくラシェルに対し、アリエルは憎しみに満ちた表情で「お姉様なんかのどこがいいの?」と問いかけます 。
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