【大正學生愛妻家】16話をあらすじから結末まで全てネタバレ解説

- 雨の中、勇吾はついに手紙に書いた長年の想いの相手がふき本人であることを涙ながらに告白しました。
- 信じられないふきに、勇吾は幼い頃ふきと一緒に撮った写真を見せ、北海道での6年間、彼女を想い続けていた苦悩と、強引に結婚を進めたことへの謝罪を伝えます。
- 勇吾の「ずっとふきに恋焦がれていた 今も変わらず ふきが好きだ」という言葉に、ふきも涙ながらに「わたしは 勇吾さまを お慕いしております……」と想いを伝え、二人の心は通じ合いました。
- 家に戻った二人は初めて口づけを交わし、その夜、本当の意味で結ばれます。
- 翌朝、幸せを噛みしめる二人に、勇吾は「この先 長い長い 時間をかけて じっくり わかってもらうから」と、未来を約束するような言葉を告げ、再び優しく口づけをしました。
【大正學生愛妻家】第16話をネタバレありでわかりやすく解説する
長年の想いが通じ合い、本当の意味で結ばれたふきと勇吾。第16話は、そんな幸せな夜が明けた翌朝の、初々しくも甘い二人の様子と、新たな日常の始まりが描かれます。そして、ふきの前に現れたのは、異国の少女との出会いでした。
幸せな朝寝坊と、甘いおねだり
(はっ! しまった! 勇吾さまのお弁当…!!) 翌朝、ふきが目を覚ますと、すでに日は高く昇っていました。隣には、まだ穏やかに眠る勇吾の姿が。 昨夜の出来事を思い出し、顔を真っ赤にしながらも、ふきは慌てて飛び起きます。
「ごめんなさい 勇吾さま! 私 寝過ごして… 今日は日曜日だよ」 「ああ~…」 優しい勇吾の声に、ふきは安堵しますが、すぐにまた赤面。二人の間には、まだ少し照れくさい空気が流れていました。
勇吾と結ばれてから三日が経ち、今日は二人で一日過ごす初めての日曜日。 朝食の準備をする二人の姿は、すっかり新婚夫婦そのものです。
「お味噌汁のお味見 いかがでしょう?」 ふきが差し出したお椀に、勇吾は「どれ」と顔を近づけますが、次の瞬間、ふきの指先についた味噌をぺろりと舐め取りました! 「!?」 驚きと恥ずかしさで固まるふきに、勇吾は満足そうに「うん 今日もすごく美味しい」と微笑みます。
(前よりずっと 勇吾さまとの距離が近い気がして なんだかドキドキしてしまいます) ふきの心臓は、朝から鳴りっぱなしでした。
穏やかな日常と、未来への眼差し
洗濯をする二人。力強く洗濯物を絞る勇吾の姿に、ふきは「よっ さすが力持ち!」と声をかけます。 しかし、勇吾は「しかし 家事労働って本当重労働だな」と呟き、未来への意外な関心を示します。 「米国では 電動の洗濯機が開発されたが 日本も家事労働を軽減する機器開発にもっと注力すべきだ」
その真剣な眼差しに、ふきは(?)と少し戸惑いますが、すぐに洗濯完了! 「ありがとうございます 勇吾さま!」 「こちらこそ いつもありがとう」 二人は顔を見合わせ、自然と笑みがこぼれます。
縁側で、勇吾は読書、ふきは内職の繕い物。穏やかな時間が流れます。 ふと、勇吾が「…何 作ってるの?」と尋ねました。 「頼まれてる 単衣(ひとえ・裏地のない着物)です」 ふきが答えると、勇吾はしばらく彼女の手元を見つめていましたが、やがて「……ふき」と呼びかけます。
「はい?」 「……な なんでしょう…?」 ふきが顔を上げると、勇吾は少し照れたような、決意したような表情で彼女を見つめ、そして…不意打ちのようにキスをしました!
「んっ!?」 「待って 勇吾さま あ…っ」 突然のことに驚き、抵抗しようとするふきの唇を、勇吾は優しく、しかし深く塞ぎます。
昼下がりの口づけと、ふきの決意?
口づけの後、息を切らし、顔を真っ赤にするふき。 勇吾は、そんな彼女の頬に優しく触れ、「ちょっと ご相談が」と切り出します。 「ん?」 「なに?」
「――これからは… お日様が出てるうちは くっつくのはやめましょう!」 「えっ…」 突然の提案に、勇吾は驚きの表情を浮かべます。
ふきは、必死に理由を説明し始めました。 「だって 昼間っから ハレンチなこと…! その前も 昨日も 学校から帰ってすぐ…! そんなの お天道さまに顔向けできません!!」
しかし、勇吾はふきの言葉を冷静に(そして少し楽しそうに)分析します。 「太陽が見てなければいいってこと?」 「はっ!?」 「曇りや雨の日は? 夜だけ? なるほど その分 夜にたっぷりすればいいのか」
「だめ! 全部 夜だけ…!!」 完全に勇吾のペースに乗せられてしまうふき。 彼女は、照れ隠しと決意表明を込めて、宣言します!
「さ さっ 働かなきゃ 日曜は市場の安売りなんです! お夕飯 期待しててくださいね! 行ってまいりまーす!」 慌てて買い物かごを持って家を飛び出すふき。 (ははっ 真面目だなあ ふきは…) 一人残された勇吾は、愛おしそうに微笑むのでした。
異国の少女との出会い
市場で新鮮なアサリを見つけ、「今晩は酒蒸しに…」と献立を考えるふき。 しかし、その時、困った様子の外国人たちと、英語で話しかけられて戸惑う巡査の姿が目に留まります。
「ありゃ エーゴか? 呪文みてえだなあ」 周りの人々も遠巻きに見ているだけ。 そこへ、金髪の可愛らしい少女が「Excuse me.」とふきに話しかけてきました。
「お嬢さん、お一人ですか?」「何か困って教えてください」 (Miss, are you here alone? Do you need help?) なんと、ふきは流暢な英語で少女に話しかけたのです!
少女は「!」と顔を輝かせ、「よかった! 赤い三角屋根の教会に帰りたいの 道がわからなくなって」(Thank goodness! I wanted to return to the church with the red triangle roof. I am lost.)と事情を説明します。 ふきは巡査に「赤い三角屋根の教会への道がわからないそうです」と伝え、巡査は「あっ… これはどうも! では本官が案内を」と少女を連れて行くことに。
「ありがとう!」(Thank you!) 「お巡りさんが連れてってくれるって 気をつけてね」(The police officer will take you there. Well then, take care of yourself.) 別れ際、少女は「ねぇ」(Hey!)とふきを呼び止めます。
「私 ソフィーっていうの あなたの名前は?」(My name is Sofie. May I ask your name?) 「ふきよ」(I’m Fuki.) 「またね ソフィー!」(See you, Sofie!)
ふきは、笑顔で手を振り、少女を見送ります。 周りの人々は、ふきが英語を話せることに驚き、感心していました。 ふき自身も、少し誇らしげな気持ちで、再び市場を歩き始めるのでした。
【大正學生愛妻家】16話を読んだ感想(ネタバレあり)
甘い! 甘すぎる!! そして、ふきの意外な特技!! 第16話、もう冒頭からニヤニヤが止まりませんでした!
まず、朝寝坊のシーン! 「今日は日曜日だよ」って優しく起こしてくれる勇吾さま…! そして、まだちょっと照れてるふきの反応! 初々しすぎて尊いです!
からの、朝食での味噌汁味見からの指ぺろり! 勇吾さま、あなたそんなことどこで覚えてきたんですか!? 不意打ちすぎる! ふきじゃなくても「!?」ってなりますよ! でも、その後の「今日もすごく美味しい」の笑顔がまた…! もう完全にふきにメロメロですね!
洗濯シーンでの「電動洗濯機」の話も、勇吾のインテリな一面が見えて良かったです。家事の大変さを理解して、未来を見据えている感じ、さすがです。
そして、縁側での不意打ちキス! ふきが内職してるのを愛おしそうに見つめてからの、あの流れ! しかも結構長い!(笑) からの、「ご相談が」で、ふきからの「お日様が出てるうちはくっつくのやめましょう!」宣言! ふき、可愛すぎる! 真面目すぎる! でも、その理由が「お天道さまに顔向けできない」って…! それを「夜にたっぷりすればいいのか」って解釈しちゃう勇吾さまも最高です(笑)。この二人のやり取り、永遠に見ていられます!
そして、後半の英語ペラペラふき! まさか、ふきにこんな特技があったなんて! びっくりしました! 困っている人を放っておけない優しさはもちろん、流暢な英語でソフィーちゃんを助ける姿、めちゃくちゃカッコよかったです! 周りの人たちと一緒に「おおー!」ってなりました(笑)。 あの英語はどこで覚えたんでしょうか? 橋家で何かきっかけがあったのかな? 気になりますね。
ソフィーちゃんとの出会いが、今後の物語にどう関わってくるのかも楽しみです。 甘い新婚生活の中に、ふきの意外な一面も見られた第16話。二人の日常が、ますます愛おしく感じられる回でした!
【大正學生愛妻家】16話のネタバレまとめ
- 本当の意味で結ばれた翌朝、ふきは寝坊してしまうが、勇吾は優しく起こす。二人の間には初々しい空気が流れていた。
- 朝食の準備中、勇吾はふきの指についた味噌を舐めとり、「今日も美味しい」と微笑む。その距離感にふきはドキドキする。
- 洗濯中、勇吾は家事の大変さを語り、「電動洗濯機」など未来の技術に関心を示す。
- 縁側で穏やかな時間を過ごす中、勇吾はふきに不意打ちのキスをする。
- キスに動揺したふきは、「お日様が出てるうちはくっつくのはやめましょう!」と宣言するが、勇吾に「その分夜に…」とからかわれる。
- 買い物に出かけたふきは、道に迷った外国人の少女・ソフィーに出会う。
- ふきは流暢な英語でソフィーを助け、巡査に引き渡す。周囲の人々はその語学力に驚き、感心した。
- ふきはソフィーと名前を交換し、笑顔で別れた。
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