【大正學生愛妻家】17話をあらすじから結末まで全てネタバレ解説

ずっちー
前話のおさらい
  • 本当の意味で結ばれた翌朝、ふきは寝坊してしまいますが、勇吾は優しく起こします。二人の間には初々しい空気が流れていました 。
  • 朝食の準備中、勇吾はふきの指についた味噌を舐めとり、「今日も美味しい」と微笑むなど、二人の距離は確実に縮まっていました 。
  • 縁側で穏やかな時間を過ごす中、勇吾はふきに不意打ちのキスをします 。
  • キスに動揺したふきは、「お日様が出てるうちはくっつくのはやめましょう!」と宣言しますが、勇吾に「その分夜に…」とからかわれてしまいます 。
  • 買い物に出かけたふきは、道に迷った外国人の少女・ソフィーに出会い、流暢な英語で彼女を助けました 。
  • ふきはソフィーと名前を交換し、笑顔で別れ、その語学力で周囲を驚かせました 。

【大正學生愛妻家】第17話をネタバレありでわかりやすく解説する

英語が話せるという意外な一面を見せたふき。第17話では、その出来事がきっかけとなり、勇吾の恩師との予期せぬ家庭訪問、そしてふきの過去が少し明らかになるエピソードが描かれます。

突然の家庭訪問!恩師ライアン先生とソフィー

学校の廊下。英語の授業が終わり、次の化学の準備をしていた勇吾に、白髪の外国人教師が声をかけます 。 「Mr. タチバナ …ちょっといいかね?」 「はい…?」 その教師こそ、勇吾の恩師であり一高の英語教師でもあるライアン先生でした。

一方その頃、橘家では、ふきが汗だくになりながら炭火アイロンと格闘中 。アイロンがけを終え達成感に浸っていると、勇吾が帰宅します 。 「おかえりなさいませ! 暑かったでしょ?」 と出迎えるふきですが、勇吾の表情は硬く、額には汗がびっしょり 。彼は衝撃的な事実を告げました。

今日 先生が 家に来る」 「えええっ!?

突然の家庭訪問の知らせに、ふきは大パニック! 「理由がわからん なぜ急に…」 「妻としてどう振る舞ったらいいの!? ご挨拶とか… 座布団は…」 「一高の先生ってとっても偉い人よね…」 と混乱し、「あっ お茶菓子買ってきます!」 と慌てて家を飛び出します。

しかし、玄関を開けたその先に立っていたのは、先日助けた少女ソフィーと、ライアン先生その人でした ! 「フキ !! おじいちゃん フキよ!」

なんと、勇吾が慌てていた訪問者とは、ライアン先生と、その孫娘のソフィーだったのです! 「先生!? ソフィー あなた」 「ライアン先生…!」 「先生のお孫さんだったの!?」 勇吾もふきも、まさかの人物の登場に驚きを隠せません。

ふきの英語力の秘密と、勇吾の知らない顔

客間にお通しし、ライアン先生たちをもてなす二人。 ライアン先生は、孫娘を助けてくれたことへの感謝を丁寧に伝えます 。警察官から話を聞き、それが教え子である勇吾の家族(妻)だと知って、たいそう驚いたとのこと 。

先生は、英国で娘(ソフィーの母親)を亡くし、孫娘を連れて慣れない日本へ来たばかりで心細かったこと、ソフィーがふきのおかげで笑顔を取り戻したことを語ります 。日本家屋に興味津々のソフィーに、ふきは家の中を案内することに 。

「障子っていうのよ ホントに紙と木でできてるのね」 と説明するふき。ソフィーはふきの仕事(繕い物)を見て「これフキの? 着物が好きなの?」と尋ね 、「キモノはきれいだって思う」 と目を輝かせます。 ライアン先生は、孫娘がまだ日本で親しく話せる相手がいなかったため、「早く馴染んでくれるといいんだが」と心配していましたが 、ふきが持っていた浴衣をソフィーが着て「ねぇかわいい!?」 と大喜びする姿を見て、感極まって**「ううっ…!! 先生!?」** と涙ぐんでしまうのでした。

別れ際、ライアン先生は改めてふきに感謝し、「今度はうちにきてね!」と約束します 。

ソフィーたちが帰った後、勇吾は静かに尋ねました。 「…一体どこで 英語を?」 「あー… それは 私の故郷の村に 外国の方の別荘があって 奉公する前は そこの子供たちと よく遊んでたから 自然に…」

ふきは、幼い頃に外国人の子供たちと遊びながら、自然と英語を身につけたことを明かします 。読み書きは苦手だけれど、会話ならなんとかなる、と 。 しかし、勇吾にとってそれは驚くべき才能でした。

ふき… すごいよ!」 彼は、ふきの持つ新たな一面に心からの称賛を送ります。 「ふきにはすごいところがいっぱいあるけど 英語の才能も! ますます尊敬する…!」 「そんなに褒められても なんて…」 と照れるふき。

新たな提案と、深まる謎(独占欲?)

そして、勇吾はふいに真剣な表情になり、ふきに提案します。 「……ねぇ 勇吾さま」「ん?」 「私の 英語の文字 練習してみようかな…」 「うん! それがいい 俺も協力する

勇吾は、ふきの才能を伸ばすことを応援したい、という純粋な気持ちのように見えます。しかし、彼の心の奥には、別の想いも隠されているようです。

(なんでも 知った気になってたけど 実は俺 ふきのこと 知らないことだらけなのかも) (現に へその横にも ほくろがあるのも この間まで 知らなかったし

それは、ふきの未知の部分をもっと知りたい、という強い好奇心と、もしかしたら少しの独占欲の表れかもしれません。 勇吾は、ふきの隣に座ると、彼女の腰に手を回し、楽しそうに耳元で囁きました。

あと ほら わき腹が くすぐりに弱いのも」 「やっ やめて ちょっと 勇吾さまっ!」 じゃれ合う二人。

そんなの ずっと知らないままで いいです~~! あはははっ) ふきは、勇吾のからかいの裏にある複雑な気持ちには気づかず、ただじゃれ合いを楽しんでいる様子。 勇吾の抱える独占欲のような感情と、ふきのまだ隠された魅力。二人の関係は、また新たな段階へと進もうとしているようです。

【大正學生愛妻家】17話を読んだ感想(ネタバレあり)

まさかの家庭訪問! しかも相手がライアン先生とソフィーちゃんとは! 第17話、予想外の展開でめちゃくちゃ面白かったです!

勇吾が「先生が家に来る」って汗だくで帰ってきた時は、一体どんな怖い先生なんだろう…とドキドキしましたが、まさかあのダンディで優しいライアン先生だったなんて! しかもソフィーちゃんのおじいさんだったとは、びっくりしました !

そして、やっぱりふきの英語力、すごいですね! ライアン先生とも普通に会話してるし、ソフィーちゃんともすっかり打ち解けてる 。幼い頃に自然に身につけたっていうのも、ふきらしいというか、彼女の隠れた才能ですよね 。 ソフィーちゃんが浴衣を着て「かわいい!?」って喜ぶシーン、本当に可愛かった! ライアン先生が感極まって泣いちゃうのも、孫娘を想う気持ちが伝わってきて、ほっこりしました 。

でも、今回のMVPは、やっぱり勇吾さまの嫉妬(?)と独占欲が垣間見えたところ! ふきが英語を話せることに「すごいよ!」って心から称賛しているのに 、その後の「知らないことだらけだな ふきのことは」というモノローグ! これは明らかに、自分が知らないふきの一面を他の人が知っていることへの、軽い嫉妬ですよね!?

からの、「俺にも協力する」(英語の勉強)ですよ! 表向きはふきの才能を応援するためだけど、本当は「ふきの知らない部分を、これからは俺が一番近くで知りたい」っていう独占欲が見え隠れしていて、最高に萌えました!

そして、とどめの「へその横のほくろ」発言とこちょこちょ攻撃! 勇吾さま、あなたそんなことまで知ってるんですか!? しかもそれを不意打ちで言っちゃうあたり、確信犯ですよね!? ふきじゃなくても「やめてー!」ってなりますよ! でも、このじゃれ合いの中に、確実に二人の距離が縮まっているのを感じて、ニヤニヤが止まりませんでした。

ふきの新たな才能の発覚と、勇吾の独占欲。そして、まだ残る二人の間の微妙な距離感。甘さと切なさと、少しの不安が混じり合った、絶妙な回でした!

【大正學生愛妻家】17話のネタバレまとめ

  • 勇吾の恩師である英語教師・ライアン先生が、孫娘のソフィーを連れて突然家庭訪問にやってくる。ソフィーは先日ふきが助けた少女だった 。
  • ふきはライアン先生やソフィーと流暢な英語で会話し、打ち解ける 。
  • 勇吾は、ふきが英語を話せることに驚き、「ふき… すごいよ!」と称賛するが 、同時に「知らないことだらけだな ふきのことは」と、自分が知らないふきの一面に戸惑いと複雑な感情を抱く 。
  • ふきは、幼い頃に故郷の村にいた外国人の子供たちと遊ぶ中で自然と英語を身につけたことを明かす 。
  • 勇吾は「私の 英語の文字 練習してみようかな…」というふきに、「俺も協力する」と申し出る 。その裏には、ふきをもっと知りたいという独占欲が見え隠れしていた。
  • 勇吾はふきの**体の秘密(へその横のほくろや、くすぐりに弱いこと)**に触れながらじゃれつき 、二人の距離は縮まるが、彼の真意はまだ謎に包まれていた。

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コマさん(koma)
コマさん(koma)
野生のライトノベル作家
社畜として飼われながらも週休三日制を実現した上流社畜。中学生の頃に《BAKUMAN。》に出会って「物語」に触れていないと死ぬ呪いにかかった。思春期にモバゲーにどっぷりハマり、暗黒の携帯小説時代を生きる。主に小説家になろうやカクヨムに生息。好きな作品は《BAKUMAN。》《ヒカルの碁》《STEINS;GATE》《無職転生》
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