【大正學生愛妻家】20話をあらすじから結末まで全てネタバレ解説

- 七月、学期末試験を控えた勇吾のために、ふきは奮発して生姜焼き丼を作り、全力でサポートすることを宣言しました 。
- ふきの健気な応援に、勇吾は心を打たれつつも、「抱きしめたいけど行儀が悪いから我慢」と、理性で気持ちを抑えていました 。
- 試験当日、勇吾はふきがお弁当に添えた手紙を読みます 。
- 手紙には「試験がぜんぶ終わったら 勇吾さま たくさん おしゃべりしながら 眠りたいです」と書かれており、読んだ勇吾は激しく動揺し赤面してしまいます 。
- その動揺にもかかわらず(あるいは、それが力になったのか)、勇吾は午後の試験で学年一位の成績を収めました 。
【大正學生愛妻家】第20話をネタバレありでわかりやすく解説する
妻・ふきからの大胆(?)な手紙に心をかき乱されながらも、見事学年一位の成績を叩き出した勇吾。第20話は、試験期間中のある夜、ふきのもとに届いた一通の「招待状」と、彼女の新たな交流が始まる、心温まるエピソードです。
ソフィーからの招待状
お風呂上がり、勇吾が脱いだ浴衣から「パサッ」と一枚の封筒が落ちます 。拾い上げると、それは英語で書かれた手紙でした 。 ちょうどそこへ、書き物をしていたふきが顔を上げます。
「ふき 今日も試験 お疲れ様でした」「明日がやっと最終日だ」 勇吾は試験勉強で疲れている様子。 「うっかりしてた 今日ふきに手紙を預かってたんた」と、勇吾はその手紙をふきに渡します。「この前家に来たライアン先生が ソフィーさんからふきにって」。学校帰りに先生から託されたものの、帰りが遅くなり渡しそびれていたようです 。
「まあ!ソフィーさんから!」 ふきは喜びますが、手紙はもちろん英語。 「実は私 勇吾さまがお勉強してる間に… アルファベットを全部覚えたんです!」なんと、ふきは勇吾に内緒で文字の練習をしていたのです! 「おおー! びっくり!!」 勇吾も驚きを隠せません。
英語の練習と勇吾の優しさ
「どれ ちょっと見せて?」「あとはこの辞書さえあれば 私にも読めるはず…」と意気込むふきですが、ソフィーの書いた筆記体はなかなか難解 。 「ちっとも読めません…」
「お時間いいんですか? 試験勉強は…」と心配するふきに、勇吾は「明日残ってるのは得意科目ばかりだし いい気分転換になるから やらせて?」 と優しく申し出ます。 「ふきにわかるように俺が書き直してみるよ」勇吾は、ソフィーの筆記体を丁寧なブロック体に書き直し、ふきが読めるように手伝ってくれました 。
書き直された手紙の内容は、ソフィーからのお茶会へのお誘いでした 。 「フキへ この前はユカタを着せてくれてありがとう。明日の午後 ママがお菓子を焼いてくれるの。ぜひ遊びに来てください。住所は……」
「明日!! いいのかな 急に…」と戸惑うふきに、勇吾は「せっかくのお招き 行ってきたら?」と背中を押します。「あの子 ずいぶんふきにご執心だなぁ」 と少し呆れながらも、嬉しそう。
そして、勇吾は前の晩の手紙の件を蒸し返します。 「手紙といえば 試験初日は驚いたなぁ あの弁当の手紙」「あっ あれは…」「『試験がぜんぶ終わったら… 勇吾さまと たくさんおしゃべりしながら… 眠りたいです』」「しないでぇ」と赤面するふきに、勇吾は「ははっ まあ おしゃべりだけで済ますわけないけど 試験終わるのが待ち遠しい」 と意味深に笑うのでした。
初めての洋館訪問とソフィーの誤解
翌日、ふきは教えられた住所を頼りに、ライアン先生の家を訪れます。そこは立派な西洋建築のお屋敷でした 。 「立派…! 西洋のおうちに入るの初めてだ…」緊張しながら玄関のベルを鳴らすと(Excuse me?)、お手伝いのウメさんが出迎え、すぐにソフィーが駆け寄ってきました 。 「フキ! いらっしゃい待ってたわ!」「ソフィー!」
しかし、ふきはうっかり日本の習慣で草履のまま上がろうとしてしまいます 。 「しまった! 私ったら 土足のままで…!」慌てるふきに、ソフィーの美しい母親が「よかったぁ そうでしたか」と優しく声をかけ、「はじめまして ソフィーの母です あなたがフキさんね 座って お茶にしましょ」と招き入れてくれました。ふきはお礼を述べ、特製のベイクウェルプディングをご馳走になります 。
お茶の時間、ソフィーは衝撃的な勘違いをしていたことを告白します。 「フキは子供でしょ? 13歳くらい?」 「えっ」 「ちがうの?」なんと、ソフィーはふきを自分と同じくらいの子供だと思っていたのです! ふきが「二十四ですけど…」と答えると、ソフィーは「24歳!? 私より13も上!? ウソでしょ…?」と、信じられない様子 。 「んんーー!!」とショックを受けるふき。お手伝いのウメさんも「先ほどお出迎えの際は てっきり子供が来るものとばかり…」 と驚いています。
母娘の悲しみと新たな一歩
ソフィーは、ふきが大人だと知って少し落ち込みますが、「ソフィーは私が大人だと 友達になれない?」とふきが尋ねると、「そんなことない! 私が子供でも 仲よくしてくれる?」とすぐに笑顔を取り戻します。「もちろん!」と答えるふきに、ソフィーの母親も「ソフィーったら 初めてできた日本のお友達だって 喜んでたのよ」 と嬉しそう。
そして、ソフィーの母親は、夫(ソフィーの父)を突然の事故で亡くしたこと 、二度と笑える日は来ないと思うほど落ち込んでいたこと を打ち明けます。しかし、「ソフィーがもっと大きくなったら 二人で前を向くって決めたの」と、父(ライアン先生)のいる日本へ来た経緯を語りました 。 「だから今 日本の暮らしが とても…」
悲しみを乗り越え、新しい土地で前向きに生きようとする母娘。その強い絆に、ふきは心を打たれます。
話の途中、ソフィーは「ねぇフキ! とっておきのサプライズがあるの!」と言って、ふきの手を引いて部屋へ連れて行くのでした 。
【大正學生愛妻家】20話を読んだ感想(ネタバレあり)
ふきちゃんの英語練習、可愛すぎ! そしてソフィー親子…! 第20話、今回も心温まるエピソードでしたね!
まず、勇吾さまに内緒でアルファベットを全部覚えちゃうふきちゃん、健気すぎます! 頑張り屋さんなところが本当に可愛い。そして、そんなふきのために、試験勉強中にも関わらず手紙の解読を手伝ってあげる勇吾さまの優しさ! 書き直してあげるシーン、二人の距離が近くてドキドキしました!
からの、勇吾さまの「おしゃべりだけで済ますわけないけど」発言! あなた、試験期間中ですよね!?(笑) でも、ふきからの手紙が本当に嬉しくて、試験が終わるのが待ちきれないんですね! もう、ごちそうさまです!
後半のソフィーちゃん宅訪問も素敵でした! 立派な洋館にドキドキするふき 、うっかり土足で上がろうとしちゃうところ 、全部可愛かったです! ソフィーちゃんのお母様も、とても美しくて優しい方でしたね。特製プディング、美味しそうだったなぁ 。
そして、まさかの年齢誤解! ソフィーちゃん、ふきのこと13歳だと思ってたなんて!(笑) ふきが「んんーー!!」ってショック受けてるの、めちゃくちゃ面白かったです。でも、すぐに「友達になれる?」って聞けるソフィーちゃんの素直さと、ふきの優しさが素敵でした 。
ソフィー親子が背負っている悲しみには、胸が締め付けられました 。旦那様を亡くして、異国の地で二人で生きていく決意 。それでも、ふきとの出会いを心から喜んで、前向きに暮らしている姿に感動しました。ふきとの友情が、彼女たちの心の支えになっていくといいな、と思います。
最後のソフィーちゃんの「サプライズ」 も気になりますね! 一体何を見せてくれるんでしょうか? 勇吾とふきの甘い日常と、新たな友人との心温まる交流。優しい気持ちになれる、素敵な回でした!
【大正學生愛妻家】20話のネタバレまとめ
- 勇吾の入浴後、脱いだ浴衣から英語で書かれた手紙が見つかる 。それは先日ふきが助けたソフィーからのものだった 。
- ふきは勇吾に内緒でアルファベットの練習をしており、全部覚えていた 。
- 勇吾は、試験勉強の合間に、ふきのためにソフィーの手紙(筆記体)を読みやすいように書き直し、解読を手伝う 。
- 手紙はソフィーの家へのお茶会への招待状だった 。勇吾はふきに行くよう勧め、前の晩のふきからの手紙について「おしゃべりだけで済ますわけないけど」とからかう 。
- 翌日、ふきは立派な洋館であるライアン先生の家を訪ね、ソフィーと母親に出迎えられる 。
- お茶の時間、ソフィーはふきを13歳くらいだと思っていたことを告白し、ふきは24歳だと知って驚くが、二人は年齢差に関係なく友達になることを確認する 。
- ソフィーの母親は、夫を事故で亡くした悲しみを乗り越え、娘と二人で前を向いて日本で暮らしていることを語る 。
- ソフィーはふきに「とっておきのサプライズがあるの!」と言い、部屋へ連れて行く 。
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