【大正學生愛妻家】24話をあらすじから結末まで全てネタバレ解説

ずっちー
前話のおさらい
  • 夏休み、庭木の枝払いをする勇吾のもとに、橋家の旦那様が突然訪ねてきました 。
  • 旦那様は、ふきが用意した西瓜をご馳走になりながら、「今の生活に不満はないか?」と、強引に進めた結婚についてふきの気持ちを気遣います 。
  • ふきは「不満など!感謝しかございません!勇吾さまはこの上なく私を大切にして下さいます」ときっぱりと答えました 。
  • 旦那様の前で、勇吾はふきを自分の膝の上に座らせるなど、仲睦まじい様子を見せます 。旦那様は照れながらも「『お父様』でもいいんだぞ…?」とふきに語りかけました 。
  • 旦那様は、勇吾の養父からの手紙の内容を伝えます。養父は事業視察で海外を回っており、「帰国したらすぐにでも ふきを紹介しに行きなさい」とのことでした 。
  • 旦那様が帰った後、勇吾はふきの顔を両手で包み込み、「俺 ちゃんと するから」と決意を語ります 。
  • そして、勇吾はふきに「…ふき 大好きだ」と、ストレートな愛の言葉を伝えました 。

【大正學生愛妻家】第24話をネタバレありでわかりやすく解説する

勇吾からの「大好きだ」というストレートな告白を受け、幸せいっぱいのふき。第24話は、二人が初めて迎える新婚旅行への期待と準備、そして旅立ちの様子が描かれる、ワクワクとドキドキに満ちたエピソードです。季節は八月初め、夏真っ盛り!

新婚旅行の行き先は…?

上野駅の公衆電話ボックス。勇吾はどこかへ電話をかけ、宿の予約を入れています 。行き先はまだ秘密のようです。

駅のホームでは、夏休みを利用して札幌へ帰省する親友・桃木を見送る勇吾の姿がありました 。 「わざわざ見送りなんていいのに」と言う桃木に、「なに 所用のついでだ」と返す勇吾 。桃木は実家に帰るのが憂鬱な様子 。どうやら親戚回りや旅行に連れ回される予定のようです 。 「お前… 夏休みは株三昧か!」と尋ねる桃木に、勇吾は「ああ 稼げるとき稼がねば」と答えますが、その表情はどこか上の空 。桃木は実家の親(特に父親)が息子の活躍に浮かれていることにうんざりしている様子を語り、「ありがた迷惑」と愚痴をこぼします

別れ際、ふきが勇吾を迎えに来ました 。桃木は「買い物の帰りか」と声をかけ、札幌までの長旅に備えます 。「じゃあまた九月にな」と勇吾に別れを告げ、汽車に乗り込みました 。 ふきは「桃木さん 無事出発されました?」と勇吾に尋ねます

市場での大喧嘩と、夫婦の教訓?

「勇吾さま… さっき市場で大変なことあったんですよ」 ふきは、帰り道に目撃した八百屋夫婦の大ゲンカについて話し始めます 。 原因は、夫が気に入っていた古い手ぬぐいを、妻が汚いからと勝手に捨ててしまったこと 。「馬鹿野郎!! 気に入ってたやつなのに」「ボロ布一枚でぐずぐず言ってんじゃないよ さっさと仕事しな!!」と、店先で怒鳴り合いの大騒ぎ 。周りの人々が止めに入るほどだったようです

「夫婦って ささいなことでも話しておくのが大事だなぁって思いました」 ふきがしみじみと語っていると、突然ゴツン!と電信柱に激突。 「痛った…」 「勇吾さま 大丈夫ですか!?」 「大丈夫 平気」 どうやら勇吾は上の空で、ふきの話を聞いていなかったようです 。

新婚旅行へのサプライズ発表!

家に戻り、夕食の準備をするふき。しかし、勇吾は食卓についてもどこか落ち着かない様子。 「さっきからなんだかご様子が… どうなさったんですか?」 ふきが心配そうに尋ねると、勇吾は意を決したように口を開きます

「…………」 「ふき…」 「はいっ」 新婚旅行に行かないか?えええ !!!

突然の提案に、ふきは驚きと喜びで目を丸くします。 行き先は、なんとふきの故郷である伊豆の修善寺 勇吾は、昼間に電話で宿を予約していたのです。

「しゅ 修善寺に新婚旅行… 行きますっ 行きたいです!ふきは興奮のあまり、思わず椅子から転げ落ちそうになります 。 「よかった…」 勇吾は、ふきが喜んでくれたことに心から安堵の表情を浮かべます。

「何か心配なさってたんですか…?」 「あー… ふきをびっくりさせたくて こっそり宿を取ってしまったけど 二人の予定を相談もなく勝手に決めたのは やりすぎたなと… 一人で突っ走って悪かった」 勇吾は、サプライズを計画したものの、ふきの気持ちを考えずに進めてしまったことを反省していました。

しかし、ふきはそんな勇吾の気持ちを優しく受け止めます。 「そんなこと! もちろんです! びっくりしたし とーっても嬉しいですよ!「私の故郷を 勇吾さまにたっぷりご案内しますね!」 「それは楽しみだ」 二人の心は、初めての旅行への期待で満たされていました。

旅支度と、ご近所さんの温かいアドバイス

出発は一週間後 。ふきは早速、初めての旅行に向けて準備を始めます 。 「えーと 着物と 身だしなみの道具と… 不備がないようにしっかり準備しとかなきゃー」

その様子を、お隣の平山さんと、近所のお婆さんたちが見ていました。 「新婚旅行で修善寺へ? んまぁ~!! いいわねぇ~!!「こっちまでワクワクしちゃうわぁ!!」 ご近所さんたちは、自分のことのように大喜び。

初めての旅行で何を持っていくべきか悩むふきに、人生の先輩である彼女たちはたくさんのアドバイスをくれます 。 「ついあれもこれもって大荷物になりがちだけど なにせ身軽が一番よ」 「髪や帯も気合入れすぎず、手入れしやすい感じでね」 「移動が長いから着物はシワの目立たないものを」 「雨に備えて足袋と手巾は多めに」 「旅館の女中さんへ渡す心付けを忘れずにね(かなり対応違ってくるから)」 「化粧品は小分け瓶に入れてくと かさばらないわよ」 「草履は水の滲みない素材のやつで!」 「旅先から義理のご両親に絵はがき書くと印象いいわよ~」 「いちおう簡単な裁縫道具も…」

「うわぁ~~ 覚えられるかな…」 あまりの情報の多さに、ふきは嬉しい悲鳴を上げます。

旅立ちの朝

そして一週間後、出発の朝 。 ふきは、旅行用に髪を結い上げ、新しい髪飾りをつけて準備万端 。 「わぁ…! きれいだね 髪飾りも似合ってる」 勇吾は、いつもと違うふきの姿に、改めて見惚れます 。 「ありがとう ございます」

「忘れ物…してないかな」 「あああ 楽しみ過ぎて緊張する~~」 初めての旅行に、期待と不安で胸がいっぱいのふき。 そんな彼女に、勇吾は「ゆうべ何度も確認したから大丈夫」と優しく微笑みかけ、そっと手を取ります 。 「あははっ」 「ふふっ」

じゃあ 新婚旅行へ 出発っ 二人は、笑顔で手を取り合い、初めての夫婦旅行へと旅立つのでした。

【大正學生愛妻家】24話を読んだ感想(ネタバレあり)

新婚旅行キターーー!! めちゃくちゃ嬉しい!! 第24話、もう最初から最後までワクワクが止まりませんでした!

まずは、桃木くんのお見送りシーン。実家に帰りたくない桃木くん、ちょっと可哀想だけど面白かったです(笑)。親父さんが息子の活躍に浮かれてるっていうのも、なんかリアルですね。勇吾さまが株の話をしてる時、上の空だったのも、きっと新婚旅行のことで頭がいっぱいだったんですね! 可愛い!

からの、八百屋夫婦のケンカ話(笑)。手ぬぐい一枚で大ゲンカって…! でも、「夫婦ってささいなことでも話しておくのが大事」っていうふきちゃんの教訓、意外と深いかも? この後の展開に関わってきたり…?

そして、ついに勇吾さまからの新婚旅行サプライズ! 行き先がふきちゃんの故郷・修善寺っていうのが、もう…! 最高すぎます! 勇吾さま、ちゃんとふきちゃんのこと考えてくれてるんですね! 「びっくりさせたくて」って理由も可愛いし、「勝手に決めて悪かった」ってちゃんと反省するところも誠実で素敵です。ふきちゃんが「とーっても嬉しいです!」って満面の笑みで答えるシーン、こっちまで幸せな気持ちになりました!

ご近所さんたちの反応も最高でしたね! 「んまぁ~!! いいわねぇ~!!」って、みんなで大騒ぎ(笑)。そして、旅行の先輩としてのアドバイスの嵐! 「心付け忘れずにね(対応違ってくるから)」とか、妙にリアルなアドバイスもあって笑ってしまいました。でも、こうやって周りの人たちに温かく見守られている二人の関係、本当に素敵だなって思います。

最後の旅立ちのシーン! 髪を結って、新しい髪飾りをつけたふきちゃん、めちゃくちゃ可愛かったです! 勇吾さまが「きれいだね」って見惚れるのも当然! 緊張と楽しみでいっぱいのふきちゃんの手を、優しく取る勇吾さま…。もう、完璧な夫婦じゃないですか! 「じゃあ新婚旅行へ 出発っ」って、二人で笑顔で歩き出すラスト、最高に幸せな気持ちになりました!

次回からの修善寺編、どんな出来事が待っているのか、本当に楽しみです!

【大正學生愛妻家】24話のネタバレまとめ

  • 八月初め、勇吾は夏休みで帰省する桃木を上野駅で見送る 。桃木は実家での親戚回りなどを憂鬱に感じていた 。
  • 帰り道、ふきは市場で目撃した八百屋夫婦の大ゲンカの話をし、「夫婦はささいなことでも話しておくのが大事」だと語る 。
  • 家に戻ると、勇吾はふきに「新婚旅行に行かないか?」とサプライズで提案する 。行き先はふきの故郷・伊豆の修善寺だった 。
  • 勇吾は、ふきに相談なく宿を予約したことを謝罪するが、ふきは「とーっても嬉しいです!」と大喜びする 。
  • 出発までの一週間、ふきは初めての旅行に向けて準備を進める。お隣さんたちからは、たくさんの旅行アドバイスをもらった 。
  • 旅立ちの朝、髪を結い綺麗にしたふきの姿に勇吾は見惚れる 。二人は期待に胸を膨らませ、手を取り合って新婚旅行へと出発した 。

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ABOUT ME
コマさん(koma)
コマさん(koma)
野生のライトノベル作家
社畜として飼われながらも週休三日制を実現した上流社畜。中学生の頃に《BAKUMAN。》に出会って「物語」に触れていないと死ぬ呪いにかかった。思春期にモバゲーにどっぷりハマり、暗黒の携帯小説時代を生きる。主に小説家になろうやカクヨムに生息。好きな作品は《BAKUMAN。》《ヒカルの碁》《STEINS;GATE》《無職転生》
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