【大正學生愛妻家】23話をあらすじから結末まで全てネタバレ解説

ずっちー
前話のおさらい
  • 試験最終日を終えた勇吾を労うため、ふきはワインを用意し、二人で初めての晩酌を楽しみます。
  • しかし、お酒に弱いふきはすぐに酔ってしまい、笑い上戸になったり泣き上戸になったり、感情が大暴走。
  • 酔ったふきは「勇吾さまが一緒に入ってくれたら?」とお風呂に誘うなど、大胆な言動を見せます。
  • 布団に寝かせられると、ふきは勇吾の首に腕を回し、「今夜はたくさんおしゃべりしながら寝てくれないんですか…?」と甘くおねだり。
  • その言葉に理性が飛んだ勇吾はふきにキスをし、さらにふきは「女からだって攻められるんですよ…?」と勇吾を布団に引き倒し、誘惑。二人は情熱的な夜を過ごしました。
  • 翌朝、勇吾はふきの意外な一面(酔っ払い方)を知り、「酒を飲むのは俺と二人の時だけにして…」と強い独占欲を抱くのでした。

【大正學生愛妻家】第23話をネタバレありでわかりやすく解説する

酔った勢いとはいえ、ふきからの積極的なアプローチに心を揺さぶられた勇吾。第23話は、そんな熱い夜の後、訪れた夏休みの一コマ。橋家の旦那様の突然の訪問と、彼から明かされる養父の真意、そして勇吾のストレートな愛の言葉が描かれる、感動的なエピソードです。

夏休みの始まりと、旦那様の来訪

夏休みに入り、穏やかな日常を送るふきと勇吾。ある日、勇吾は庭の木の枝払いに精を出していました。汗だくで作業する彼に、ふきは「勇吾さま! 落ちないように十分気をつけてくださいね!」と心配そうに声をかけます。 そこへ現れたのは、なんと橋家の旦那様でした!

「だ… 旦那様!」 「父さん」 突然の訪問に驚く二人。旦那様は「取引先との約束まで少々時間が空いて 近かったし顔を見にな…」と笑顔を見せます。 「この暑い中 木登りとは ずいぶんと勇ましい恰好だな… 植木屋を頼めばいいのに」と呆れつつも、息子の成長を実感している様子。勇吾は「垣根にかかる枝を払っただけですから 身の周りのことはなんでも自分でやってみると いろいろ発見があるんですよ」と、今の生活を楽しんでいることを伝えます。

西瓜と、旦那様の問いかけ

「だ 旦那様!! すみません お待たせして」 ふきは慌てて冷たい西瓜を用意し、旦那様をもてなします。「うん よく冷えてる!」と喜ぶ旦那様。

旦那様が自ら西瓜を切ろうとしますが、ふきは「とんでもない! 旦那様にそんな… 私が切ろう」と恐縮します。しかし、勇吾は「いいんだ 自分でやると発見があるらしいからな」と、父に任せることに。

西瓜を切りながら、旦那様はふきに真剣な表情で問いかけます。 「今さらだが この結婚 お前の意志を一切聞かず進めたゆえ 少々気になっていた」 「今の生活に 不満はないか?」 「もし勇吾に言いにくいことがあれば」

突然の問いかけに、ふきは驚きながらも、きっぱりと答えます。 「はっ?」 「不満など! 結婚をお許し下さったこと 感謝しかございません!」 「勇吾さまはこの上なく 私を大切にして下さいます」 「そうか…」 ふきの力強い言葉に、旦那様は安堵の表情を浮かべるのでした。

砕けた西瓜と、和やかな時間

旦那様が切り分けた西瓜を運んでいる途中、バランスを崩して西瓜を一つ落としてしまいます! 「あっ!」 「すまん 私が落とした」 「いえ!! 私が受け止めなかったから…!」 慌てる二人を見て、勇吾は「はは まあ味に変わりはありませんから」と笑い、砕けた西瓜を拾います。

「では失礼して…」と旦那様が西瓜を食べ始めると、勇吾は父の隣に座り、ふきにも「ふきも ここにいなよ 座りなさい」と促します。 「そんな! お邪魔ですから」と遠慮するふきの手を、勇吾は優しく引き寄せました

「父さん ご心配なく ふだんはもっとずっと砕けた感じですから」 勇吾は、ふきを自分の膝の上に座らせるようにして、父に二人の仲の良さをアピール(?)します。 「勇吾さま!?」 突然のことに赤面するふき。旦那様も、息子の意外な行動に驚きつつも、照れたように目をそらします。

「おおお…… その呼び方…」 旦那様は、ふきがまだ勇吾を「勇吾さま」と呼んでいることに気づき、「私のことは その」「『お父様』でもいいんだぞ…?」と、**父親としての寂しさ(?)**を少し覗かせます。 「おっ 恐れ多いことでっ…!!!!」 ふきはますます恐縮してしまいます。

養父からの手紙と、衝撃の命令

和やかな雰囲気の中、旦那様は訪問の本当の目的を切り出します。 「そうそう 手紙といえば 先日 北海道の兄貴から手紙が来てな」 兄貴とは、勇吾の養父のことです。

「新たな事業の視察であちこち国を回るそうだから 当分は日本におらんな」 そして、養父からの衝撃的な伝言を伝えます。 「それがな まもなく函館港からウラジオストクへ発つそうだ」「だから 帰国したらすぐにでも ふきを紹介しに行きなさい

養父への挨拶。それは、いずれ訪れると覚悟していたことですが、あまりにも急な話でした。 旦那様は、ふきが持ってきた暑中見舞いの手紙を預かり、「では邪魔したな」と帰っていきます。

「ふき 大好きだ」―ストレートな愛の言葉

旦那様を見送った後、ふきは不安そうに勇吾を見上げます。 「お父様は この次にな」「よかった…」 「ええ そうですね あんなふうに言って下さるなんて… うれしい…」 旦那様が自分たちの結婚を心から認めてくれていることに、ふきは安堵と喜びを感じていました。

すると、勇吾はふいにふきの顔を両手で包み込み、真剣な眼差しで見つめます。 「?」 「ふき」 「勇吾さま…?」

俺 ちゃんと するから」 「! 勇吾さまは いつもとっても ちゃーんとなさってますよ?」

勇吾の言葉の意味が分からず、きょとんとするふき。 そんな彼女に、勇吾は、これ以上ないほどストレートな言葉で、想いを伝えました。

…ふき」 「大好きだ

それは、計算も駆け引きもない、彼の心からの言葉。 突然の告白に、ふきの心は喜びと愛しさで満たされるのでした。

【大正學生愛妻家】23話をネタバレありでわかりやすく解説する

旦那様、最高! そして勇吾さまの「大好きだ」!! 第23話、感動と胸キュンが詰まった、本当に素晴らしい回でした!

まず、旦那様の突然の訪問! 庭仕事スタイルの勇吾さまを見て「勇ましい恰好だな」って笑うところ、親子の温かい関係性が伝わってきてほっこりしました。そして、ふきちゃんの淹れた冷たい麦茶(かな?)と西瓜! 夏ですねぇ。

からの、旦那様の「今の生活に不満はないか?」という問いかけ。父親として、息子の妻となったふきのことを、ちゃんと気にかけてくれていたんですね。その優しさにジーンときました。ふきちゃんの「感謝しかございません!」というきっぱりとした答えも、彼女らしくて素敵でした。

西瓜を落としちゃうお茶目な旦那様(笑)からの、勇吾さまの行動! ふきの手を引いて、自分の膝の上に座らせるって…! 旦那様の前で! あなた、大胆すぎますよ! でも、これが二人の今の自然な距離感なんですね。旦那様が照れながら「お父様でもいいんだぞ…?」って言うシーン、可愛すぎました(笑)。ふきちゃん、早く「お父様」って呼んであげて!

そして、後半の養父からの伝言。「帰国したらすぐにでも ふきを紹介しに行きなさい」…ついに来ましたね、養父との対面。どんな方なんでしょうか…ちょっと怖いイメージもありますが、手紙では「相手の身分は問わぬ」と書いていた人。ふきを見たら、きっと認めてくれると信じたいです。

からの、ラスト! 旦那様が帰った後の、勇吾さまの行動! ふきの顔を両手で包み込んで、「俺 ちゃんと するから」って…! これは、養父に紹介することも含めて、「夫として、ふきをちゃんと幸せにする」っていう決意表明ですよね!? ふきがきょとんとしてるのがまた可愛い(笑)。

そして、とどめ!!! 「…ふき 大好きだ

きゃーーーーーー!!!! ついに、はっきりと!!! 何の飾りもない、どストレートな「大好きだ」! 最高です! 嬉しすぎて涙が出ました! ふきが恋心を自覚してから、勇吾さまからのこの言葉をどれだけ待っていたことか…! 感無量です!

旦那様の温かさ、養父への挨拶という新たな展開、そして勇吾さまからの最高の愛の言葉。感動と幸せが詰まった、まさに神回でした!

【大正學生愛妻家】23話のネタバレまとめ

  • 夏休み、庭木の枝払いをする勇吾のもとに、橋家の旦那様が突然訪ねてくる。
  • 旦那様は、ふきが用意した西瓜をご馳走になりながら、「今の生活に不満はないか?」と、強引に進めた結婚についてふきの気持ちを気遣う。
  • ふきは「不満など!感謝しかございません!勇吾さまはこの上なく私を大切にして下さいます」ときっぱりと答える。
  • 旦那様の前で、勇吾はふきを自分の膝の上に座らせるなど、仲睦まじい様子を見せる。旦那様は照れながらも「『お父様』でもいいんだぞ…?」とふきに語りかける。
  • 旦那様は、勇吾の養父からの手紙の内容を伝える。養父は事業視察で海外を回っており、「帰国したらすぐにでも ふきを紹介しに行きなさい」とのことだった。
  • 旦那様が帰った後、勇吾はふきの顔を両手で包み込み、「俺 ちゃんと するから」と決意を語る。
  • そして、勇吾はふきに「…ふき 大好きだ」と、ストレートな愛の言葉を伝えた。

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コマさん(koma)
コマさん(koma)
野生のライトノベル作家
社畜として飼われながらも週休三日制を実現した上流社畜。中学生の頃に《BAKUMAN。》に出会って「物語」に触れていないと死ぬ呪いにかかった。思春期にモバゲーにどっぷりハマり、暗黒の携帯小説時代を生きる。主に小説家になろうやカクヨムに生息。好きな作品は《BAKUMAN。》《ヒカルの碁》《STEINS;GATE》《無職転生》
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