【工作都市 欲望のワルツ】3話をあらすじから結末まで全てネタバレ解説

- ジェヒの協力者ミンソンが自殺し、ジェヒは窮地に陥りますが、ミンソンの夫ガンヒョンのスキャンダルを「政治的陰謀」にすり替える逆転劇を見せました。
- この結果、義兄ジュンイルに拘束令状が請求され、姑ハンスクは不利な状況に追い込まれます。
- 謎の女キム・イソルは、ジェヒとジュンヒョクの家族写真を所持し、ジェヒの行動を監視するなど不審な動きを見せています。
- 夫ジュンヒョクが不倫を続ける中、ジェヒは元恋人ジョンホに調査を依頼します。
- 立場が逆転したジェヒは、秘密の書庫でハンスクに対し「あなたのすべてを手に入れる」と宣戦布告しました。
【工作都市 欲望のワルツ】第3話をネタバレありでわかりやすく解説する
第2話のラストで、姑ハンスクに全面戦争を仕掛けたジェヒ。第3話は、二人の緊迫した対決から幕を開けます。
姑ハンスクへの土下座要求
ジェヒは、あの秘密の書庫にハンスクを呼び出しました。そして、息子のジュンイルが拘束される寸前だと告げ、ハンスクを追い詰めます。
ジェヒは、ミンソンの死にハンスクが関わっていると確信していました。彼女はハンスクに対し、衝撃的な要求を突きつけます。それは「土下座」でした。
「父親のいない子供を戸籍に載せるために、運転手と結婚までしたんだから簡単でしょう?」
ジェヒは、ハンスクが最も触れられたくない過去をえぐり出し、冷たく言い放ちます。ハンスクは怒りに顔を歪ませますが、息子のジュンイルを救うためには従うしかありません。プライドを捨て、ハンスクはジェヒの足元にゆっくりと跪きました。
その姿を見下ろしたジェヒは、「もう結構です」と土下座を止めさせます。そして、**「鍵が誰の手にあるかだけ、覚えておいてください」**と念を押し、この書庫の支配者が自分であることをハンスクに強く印象付けました。
ジョンホからの新たな情報
立場が逆転したジェヒですが、休む間もなく次の行動に移ります。彼女は元恋人である検事のパク・ジョンホに呼び出されました。
ジョンホがもたらしたのは、ミンソン自殺の引き金となった「ノ・ヨンジュ」に関する新たな情報です。ノ・ヨンジュは過去に出産しており、書類上は「死産」として処理されていました。しかし、ジョンホの調査によれば、実際には子供は生きており、養子に出された可能性が高いことが分かったのです。
ジョンホは、危険なガンヒョン(ミンソンの夫)から手を切るようジェヒに忠告します。しかし、ジェヒは「代案がないでしょう?」と冷静に指摘し、調査を続けるよう依頼しました。彼女の野望にとって、ガンヒョンはまだ利用価値のある駒でしかありません。
濡れ衣で解雇されたイソルへの接触
一方、ソンジングループ内部では、ジェヒの台頭が波紋を広げていました。
義姉であり、アートスペースジンの代表を務めるジュヨンは、ハンスクがジェヒの言いなりになっていることに強い不満を抱きます。「何か弱みでも握られているのですか?」とハンスクに詰め寄りますが、「不満ばかり言っていては、室長(ジェヒ)にすべて奪われるだけだ」と叱責されてしまいました。
ジュヨンは以前、新米ドーセントのキム・イソルが気に入らないという理由で、濡れ衣を着せて解雇していました。ジェヒはそのイソルが働くカフェを訪ね、ある提案を持ちかけます。
「特別展示会の解説をしてほしい」
これは、ジュヨンに対する明らかな挑戦状でした。
義姉ジュヨンとの直接対決
ジェヒが勝手に解説者を変更したことを知り、ジュヨンは激怒します。彼女はジェヒの前に現れるなり、いきなりビンタを食らわせました。「立場をわきまえろ」と怒鳴るジュヨンに対し、ジェヒは一切ひるみません。
「ハンジュ日報オーナーの父親に甘やかされ、財閥後継者と結婚しただけ。自分の力で何かを成し遂げたことがない」
ジェヒは冷たく言い放ち、**「これからどうするか考えた方がいい、バカ女」**とジュヨンを徹底的に見下します。
ジュヨンが解説者に推薦しようとしていた教授は、かつてジェヒが若かった頃に「体を求めてきた」最低な男でした。ジェヒはその屈辱的な出来事を思い出し、同時に「恋人だったジョンホといては、自分は出世できない」と野望のために愛を捨てる決意をした日のことも回想していました。
キム・イソルの不気味な暗躍
ジェヒとジョンホは、ノ・ヨンジュが住んでいた部屋の調査に向かいます。二人がアパートに到着した際、フードを深く被った人物とすれ違いますが、気にも留めませんでした。
しかし、その人物こそ、キム・イソルだったのです。
イソルは一足先に部屋に侵入し、ファイルやノートパソコンなどを持ち出していました。彼女は盗み出した物を駅のロッカーに入れると、誰かにメールを送ります。
その後、ロッカーから荷物を回収したのは、ハンスクの秘書ソンミでした。そして、荷物はハンスクの手に渡ります。イソルはジュヨンに解雇された被害者ではなく、ハンスクの指示で動くスパイだった可能性が濃厚となりました。
盗撮された一瞬の過ち
夫のジュンヒョクが相変わらず女と遊び歩いていることを知り、ジェヒは疲れ切っていました。そんな彼女の前に、元恋人のジョンホが現れます。
夫への失望と、自分を気遣ってくれるジョンホへの複雑な思い。ジェヒは感情が抑えきれなくなり、思わずジョンホにキスをしてしまいます。
しかし、二人が唇を重ねたその瞬間は、何者かによって密かに撮影されていました。
猟銃と絶望の銃声
ハンスクから「ファイルを持ってきてほしい」と呼び出されたジェヒは、何も疑わずにあの秘密の書庫へ向かいます。
しかし、書庫に置かれていたのはファイルではありませんでした。そこには、ジェヒとジョンホがキスをしている数枚の写真が置かれていたのです。
愕然とするジェヒの前に、ハンスクが姿を現します。彼女の手には、恐ろしいことに猟銃が握られていました。
ジェヒは一瞬にして立場が逆転したことを悟り、ハンスクの足元に跪いて許しを請います。しかし、ハンスクは冷たく見下ろすだけです。
その瞬間、ジェヒの表情が変わります。彼女は「ずっとこんな扱いを受けるくらいなら」と叫び、**「捨てられるなら死んだ方がマシだ!」**とハンスクが持つ銃口を掴み、自らの喉元にあてました。
ジェヒは死を覚悟し、ハンスクに食いかかります。もみ合いになる二人。そして次の瞬間、書庫に一発の銃声が響き渡りました。
【工作都市 欲望のワルツ】3話を読んだ感想(ネタバレあり)
第3話、とんでもないジェットコースター展開でした。ジェヒがハンスクに土下座させた時は「ジェヒ最強!」と思ったのに、その直後にキス写真でどん底まで突き落とされるとは…。
まず、ハンスクの怖さが段違いです。土下座までしたのに、イソルというスパイを使って冷静に反撃の準備を進めていたとは。そして、最終的には猟銃を持ち出してくるところに狂気を感じます。この姑、本気でジェヒを消そうとしていますね。
一方で、ジェヒのプライドの高さと野望の強さにも改めて驚かされました。猟銃を突きつけられて許しを請うところまでは分かりますが、そこから一転して「死んだ方がマシ」と自ら銃口を喉にあてる姿は壮絶でした。彼女にとって「捨てられること」=「野望が潰えること」は、死よりも受け入れがたい屈辱なのでしょう。
そして、キム・イソルの不気味さが頂点に達しました。てっきりジュンヒョクの不倫相手か、あるいはジェヒに憧れているのかと思いきや、まさかのハンスクのスパイ疑惑。彼女が何を目的で動いているのか、今のところ全く読めないのが一番怖いです。
最後の銃声。もちろん主人公なので無事だとは思いますが、ジェヒが撃たれたのか、それとも別の何かが起きたのか。ハンスクとの命がけの駆け引きは、ついに一線を越えてしまいました。次回の展開が気になって眠れません。
【工作都市 欲望のワルツ】3話のネタバレまとめ
- ジェヒはハンスクを書庫に呼び出し、過去の秘密を突きつけて土下座させることに成功します。
- 元恋人ジョンホの調査で、ノ・ヨンジュが「死産を偽装して子供を養子に出した」可能性が浮上しました。
- ジェヒは義姉ジュヨンと対立し、ジュヨンが解雇したキム・イソルに「特別展示の解説」を依頼します。
- キム・イソルはハンスクのスパイとして暗躍しており、ノ・ヨンジュの遺品を盗み出し、ハンスクに渡していました。
- 夫の不倫に傷ついたジェヒは、元恋人ジョンホとキスをしてしまい、その瞬間を何者かに盗撮されます。
- ハンスクはジェヒの不倫(キス写真)という弱みを握り、猟銃を持ってジェヒを脅します。
- 絶体絶命のジェヒは「捨てられるなら死んだ方がマシ」と銃口を自らの喉にあて、もみ合いになった末に一発の銃声が響き渡りました。
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