【工作都市 欲望のワルツ】8話をあらすじから結末まで全てネタバレ解説

- ジュンヒョクは「JH&JH」の指輪を発見し、ジェヒとジョンホの関係を疑い始めました。
- ジェヒは、ノ・ヨンジュがミンソンを暴行罪で告訴していたが、記録が抹消されたことをジョンホから知らされます。
- イソルはジュンヒョクの嫉妬心を煽り、「私と初めて会ったのはいつか思い出した方がいい」と、過去の繋がりを匂わせます。
- ハンスクはジェヒにガンヒョンを利用した再開発計画への介入を命じました。
- 義姉ジュヨンの密告メールが引き金となり、ジュンヒョクはついにヒョヌのDNA鑑定を行います。
- ジュンヒョクはジェヒをホテルに呼び出し、「ヒョヌの父親は誰だ」と、最大の秘密を突きつけました。
【工作都市 欲望のワルツ】第8話をネタバレありでわかりやすく解説する
夫のジュンヒョクから「ヒョヌの父親は誰だ」という、最も恐れていた質問を突きつけられたジェヒ。第8話は、この絶体絶命のピンチから始まります。
衝撃の告白と「偽りの鑑定結果」
ホテルの一室、追い詰められたジェヒは、ついに真実を告白します。彼女は不妊治療に苦しんだ末、**「代理出産」によってヒョヌを授かっていました。そのため、ジュンヒョクの問いに対し、彼女は正直に「いいえ、違うわ」**と答えます。
しかし、ジュンヒョクが差し出したDNA鑑定の結果を見て、ジェヒは自分の目を疑います。そこには、**「父子の可能性 99.999%」**とはっきりと記されていたのです。
混乱するジェヒを残し、ジュンヒョクは「行動には気を付けるように」とだけ告げて部屋を出ていきます。ジェヒは、このあり得ない鑑定結果が姑ハンスクの仕業であると即座に察知しました。
ハンスクの助け舟と「耐えよ」という命令
ジェヒがハンスクのもとへ向かうと、ハンスクは「驚いたでしょう」と全てを知った上で彼女を迎えます。ジェヒはハンスクの前に跪き謝罪しますが、ハンスクは冷たく言い放ちます。
「最後まで貫きなさい」
この代理出産の事実は、義父ピルソンの耳にも入ります。ピルソンは「今すぐジェヒとヒョヌを追い出せ」と激怒。しかし、ハンスクは「ジュンヒョクを大統領にするためにはジェヒが必要だ」と一蹴します。
さらにハンスクは、ピルソンが別の女性に産ませた子(ジュンヒョク)の存在を3年間隠していた過去を突きつけ、「ジェヒを追い出すか、不幸な運命を受け入れるか選べ」とピルソンを黙らせました。
そして、ジュンヒョクに全てを話すべきかと思い悩むジェヒに対し、ハンスクは厳しく告げます。
「罪悪感を軽くすることを考えず、耐えながら生きていけ」
ジェヒは、ハンスクによって命(ヒョヌの秘密)を救われたと同時に、一生逆らえない「弱み」を握られることになりました。
イソルの過去とヨンソプの裏切り
その頃、イソルは亡くなったノ・ヨンジュとの過去を思い出していました。ミンソンから暴行を受けたヨンジュは、「真実を明らかにするまで待ってて」というメールを残し、イソルの制止を振り切って「ミンソンを訴える」と出て行ったきり、帰らぬ人となったのです。
そんなイソルの前に、協力者であるはずのヨンソプが現れ、いきなり札束を渡します。ヨンソプは、自分が隠し持っていたジュンヒョクの不倫動画(売春動画)を売ったことを告白しました。
その動画を買ったのは、以前ジェヒにしつこく迫っていた元大臣の教授でした。イソルは、教授がジェヒを脅すために美術館に来ているのだと察知します。
ハンスクの調査網と迫る危機
ハンスクも、別荘で撮影されたはずの動画が流出したことに疑問を持ち、秘書のソンミに調査を命じていました。
ソンミの調査により、動画を流出させたのが「ヤン社長の店のウェイターで、別荘にも派遣されていた男(ヨンソプ)」であり、彼が「ノ・ヨンジュと同じアパートに住んでいた」こと、そして「ノ・ヨンジュの同居人(イソル)とも知り合いのはず」という事実が判明。ハンスクは、ヨンソプと、その先にいるであろうイソルに対する監査を急ぐよう命じます。
ジェヒの決意とイソルへの「救いの手」
ジェヒは、ジュンヒョクが急にDNA鑑定をしたことを不審に思い、彼のスマホを盗み見ます。そこで、義姉のジュヨンがジュンヒョクに写真を送り、彼を焚き付けていたことを知りました。ジェヒはジュヨンに対し、「干渉するな。あなたの裏金を調べますよ」と警告のメールを送ります。
まさにその時、元大臣の教授から、あのジュンヒョクの売春動画が送られてきました。夫の醜態にショックを受けつつも、ジェヒは「大統領夫人になるんだ」と心を強く持ち、反撃を決意します。
そんな中、ジェヒはイソルがサウナで寝泊まりしていることを突き止め、彼女のためにアパートの一室を借ります。
「傷つくと思って黙っていたが、知らないフリするのも悪いし、何より私も誰か助けてくれないか、守ってくれないかと生きてきた」
ジェヒは、自らの過去を重ね合わせるようにイソルに鍵を渡します。その優しさに、イソルは複雑な表情を浮かべるしかありませんでした。
ジェヒの鮮やかな逆転劇
元大臣の教授は、ジェヒが動画を見て脅しに応じると信じ、ホテルの一室でウキウキしながら待っていました。
しかし、ジェヒが向かったのはガンヒョンの部屋でした。彼女の傍らには、ヤン社長に捕らえさせ、縛り上げられたヨンソプの姿が。
ジェヒはヨンソプに「動画の流出を命じたのはガンヒョンだ」と証言させます。これはヨンソプに罪をなすりつけ、ガンヒョンを脅迫するためのジェヒの策略でした。「理事長(ハンスク)に報告されたくなければ、私の条件を飲め」と、ジェヒはガンヒョンに取引を迫ります。
まさに同じ頃、ホテルで待ちくたびれた教授の部屋のドアがノックされます。しかし、現れたのはジェヒではなく、検事のジョンホでした。ジョンホは、外為法違反(外国為替法違反)の容疑で教授をその場で逮捕。
ジェヒは、夫の不倫動画という最大のピンチを逆手に取り、ガンヒョンを黙らせ、教授を社会的に抹殺するという、鮮やかな逆転劇を成し遂げたのです。
【工作都市 欲望のワルツ】8話を読んだ感想(ネタバレあり)
第8話、ジェヒの底力とハンスクの恐ろしさが際立った回でした。
まず、ヒョヌの出生の秘密が「ジョンホの子」ではなく、「代理出産」だったことに驚きました。あれだけジョンホとの関係を匂わせておいて、この展開。ジェヒがどれだけ「ソンジン家の嫁」として子供を持つことにプレッシャーを感じ、追い詰められていたかが分かり、胸が痛くなります。
そして、DNA鑑定の結果が「99.999%親子」。これはハンスクの仕業でしかありません。ジェヒの告白(代理出産)と、ジュンヒョクが持つ証拠(親子関係あり)が食い違うことで、ジェヒはジュンヒョクに対して「嘘つき」の立場になり、ハンスクには「秘密を守ってもらった」という一生ものの弱みを握られてしまいました。ハンスク、恐ろしすぎます。
しかし、そこからのジェヒの反撃が本当に鮮やかでした。夫の不倫(売春)動画という絶望的なネタを突きつけられても、決して屈しない。それどころか、その動画の流出経路を瞬時に利用し、ガンヒョンを脅迫し、元大臣の教授を(別件とはいえ)逮捕させる。この策略と実行力こそ、ジェヒが「大統領夫人」を目指す器だと感じさせます。
そんなジェヒが、イソルに部屋を提供するシーンは印象的でした。自分と似た境遇(誰かに助けてほしかった)のイソルに手を差し伸べるのは、ジェヒの優しさであり本心でしょう。しかし、それが結果的にイソルを懐柔することにも繋がる。ジェヒの行動は、常に優しさと戦略が表裏一体です。
ハンスクの調査網がイソルとヨンソプに迫る中、ジェヒに救われたイソルがどう動くのか。ジェヒは本当にジュンヒョクを大統領にできるのか。目が離せない展開が続きます。
【工作都市 欲望のワルツ】8話のネタバレまとめ
- ジェヒはジュンヒョクに「ヒョヌは代理出産の子」だと正直に告白します。
- しかし、ハンスクがDNA鑑定結果を「99.999%親子」と改ざんしていたため、ジュンヒョクの疑惑は一旦収まります。
- ハンスクはジェヒの秘密(代理出産)を完全に握り、「罪悪感を軽くせず耐えながら生きろ」と命じます。
- イソルの友人ヨンソプが、ジュンヒョクの不倫(売春)動画を元大臣の教授に売っていたことが判明します。
- ジェヒは、DNA鑑定がジュヨンの密告によるものだと知り、彼女に警告します。
- 元大臣からジュンヒョクの不倫動画で脅されたジェヒは、ショックを受けながらも即座に反撃を決意します。
- ジェヒは、サウナで暮らすイソルのために部屋を提供し、彼女の心に寄り添う姿勢を見せます。
- ジェヒはヨンソプを捕らえ、ガンヒョンの前で「動画流出はガンヒョンの指示だ」と嘘の証言をさせ、ガンヒョンを脅迫します。
- 同時に、元大臣の教授をジョンホに(別件の)外為法違反で逮捕させ、最大のピンチを切り抜けました。
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