【工作都市 欲望のワルツ】17話をあらすじから結末まで全てネタバレ解説

- ジェヒはイソルに土下座して去るよう頼みましたが、イソルは「ヒョヌと暮らす」と拒否しました。
- ジェヒはジュンヒョクに、イソルの件をジョンホに暴露したのは自分だと明かし、二人の関係は完全に決裂します。
- ハンスクはジェヒから書庫の鍵を取り上げ、ジュンヒョクと直接手を組み、ジェヒを選挙の計画から除外しました。
- ジェヒはキャンプでイソルに対し、「ヒョヌを連れて帰っても不幸にするだけだ」と現実を突きつけ、彼女を退かせます。
- ジェヒはヨンソプから、イソルが7年前にジュンヒョクに一方的に強姦されていたという衝撃の真実を知りました。
- すべてがハンスクの策略だったと知ったジェヒは、ハンスクに「代償を支払わせてみせる」と、本当の宣戦布告を果たしました。
【工作都市 欲望のワルツ】第17話をネタバレありでわかりやすく解説する
7年前のすべての真実を知り、姑ハンスクへの復讐を決意したジェヒ。第17話は、ジェヒの宣戦布告と、それに対するハンスクの最も非情な反撃が描かれます。
宣戦布告とイソルの転落死
ジェヒは、自分とイソルの人生を弄んだハンスクに対し、怒りをぶつけます。「犯した過ちに対し、必ず代償を払わせる」と。
「何もかも手に入らないなら、すべて破壊させる」
ジェヒはそう言い放ち、ハンスクのもとを去りました。その後、ジェヒはイソルから「選挙事務所で待っている」と連絡を受け、彼女に会いに向かいます。
しかし、事務所の表玄関はなぜか「点検中」で閉鎖されていました。裏口に回ろうとした、まさにその瞬間。
「ドンッ」という凄まじい衝撃音と共に、近くに停まっていた車のボンネットに、人が落下してきました。恐る恐る近づいたジェヒは、そこで倒れているのがイソルであると知り、呆然と立ち尽くします。
すぐにイソルの友人ヨンソプが現れ、ジェヒの手を引いて現場から離れさせます。「イソルはジュンヒョクに呼び出されていた。心配で追いかけてきたんだ。逃げた方がいい」と彼は訴えました。
しかし、ジェヒは「本当にイソルなら放っておけない」と現場に戻り、すでに息絶え、運ばれていくイソルの姿を、ただ見つめることしかできませんでした。
ジュンヒョクの弁明とハンスクの「遺書」
その頃、ジュンヒョクは自宅で、イソルともみ合いになった時のことを思い出していました。
7年前に強姦されたことを今頃言いふらす気かとイソルに言い放ったところ、彼女から「最初からハンスクに仕組まれていた」という事実を知らされます。「ふざけたことを言うな」と掴み合いになったところで、イソルは部屋を飛び出していったのです。
ジェヒは警察で事情聴取を受けますが、そこへハンスクの秘書コ・ソンミが弁護士を連れて現れ、陳述を拒否。ジェヒは何も話せないまま、ハンスクのもとへ連れて行かれます。
そこにはジュンヒョクも呼び出されていました。ジェヒは、イソルが死ぬ直前に会っていたジュンヒョクに対し、**「強姦されたことを伏せるために、あなたが殺したのか」**と言い放ちます。
しかし、ハンスクは待っていましたとばかりに、一枚の紙を差し出しました。それは、イソルが書いたとされる**「遺書」**でした。ジェヒは、あまりにも用意周到なハンスクの動きに困惑します。
ハンスクの恐るべき告白
ハンスクは、身寄りのないイソルの葬儀をソンジングループで盛大に執り行い、慈悲深い経営者としてのイメージアップに利用します。
ジェヒは、イソルの遺影を見つめながら静かに涙を流しました。そして、元恋人のジョンホに「次は私たちの番だ、準備して」とメールを送ります。イソルの死を自殺で終わらせるわけにはいきません。
一方、ヨンソプはイソルから生前に「私の身に何かあったら、これをドンミン記者に渡して」と託されていた資料を、ドンミン本人に渡しに行きます。
ジェヒが療養中の父を見舞って帰宅すると、そこにはハンスクが待ち構えていました。「すべて破壊させると言っていたけど、策は見つかったみたいね」と、ジェヒの動きが筒抜けであることを示唆します。
そして、ハンスクは恐るべき真実を、何の感情もなく告白しました。
「イソルは私が始末したんだ」
ジュンヒョクともみ合いになって部屋を飛び出したイソル。彼女は、ハンスクが命じた殺し屋に追いかけられ、捕まり、ビルから突き落とされていたのです。
捏造された報道とジョンホの逮捕
ジェヒがハンスクの告白に衝撃を受けている頃、ジョンホはヨンソプと共に「イソルは自殺ではない」と訴える証言動画の撮影を進めていました。
しかし、その動画が報道されるよりも早く、衝撃的なニュースがテレビで流れます。
「イソル殺害容疑で、パク・ジョンホ検事を逮捕」
ドンミン記者がイソルから託された資料を使ったのか、あるいは彼もまたハンスクの手に落ちたのか。報道では、ヨンソプの証言動画が「ジョンホが犯人である」かのように悪意を持って編集されていました。
ジェヒが茫然とする中、逮捕状を持った検察がジョンホの家に押し寄せます。
【工作都市 欲望のワルツ】17話を読んだ感想(ネタバレあり)
第17話は、怒りとストレスで言葉を失う回でした。イソルが、あまりにも無残な形で殺されてしまうなんて。ジェヒがようやく彼女の真実を知り、これから二人がどうやってハンスクに立ち向かうのかと期待した矢先に、この結末はあんまりです。
そして、ハンスク。ジェヒに向かって「私が始末した」と平然と告白する姿は、悪魔そのものでした。人の命を何とも思わず、自分の計画の駒として使い捨て、葬儀すら自分のイメージアップに利用する。彼女の底知れない非道さに、ただただ戦慄します。
何より腹が立つのは、ドンミン記者の動きです。イソルが命をかけて託した資料を、なぜハンスクを利するような(あるいはジョンホを犯人に仕立て上げるような)報道に使ったのでしょうか。ジェヒに報道をもみ消されたことで頭にきているのは分かりますが、それとこれとは話が別です。彼が信じる「正義」は、権力者の前ではこんなにも脆いものだったのかと失望しました。
ジュンヒョクも、自分の強姦がすべての発端であるにも関わらず、最後まで人のせいにしている姿は醜悪としか言いようがありません。
イソルが死に、ジョンホまで逮捕されてしまった今、ジェヒは完全に孤立無援です。ここから一人で、どうやってあの巨大な悪(ハンスク)に立ち向かうというのでしょうか。イソルの無念を晴らすためにも、ジェヒには何としても「代償を支払わせる」という言葉を実現してほしいと願うばかりです。
【工作都市 欲望のワルツ】17話のネタバレまとめ
- ジェヒはハンスクに「すべてを破壊する」と宣戦布告しますが、その直後、イソルがビルから転落死する現場を目撃します。
- イソルは死の直前、ジュンヒョクと7年前の強姦事件について揉めていました。
- ジェヒはジュンヒョクが殺したと疑いますが、ハンスクはイソルの「遺書」を見せ、自殺であるかのように偽装します。
- ハンスクはイソルの葬儀をソンジングループで執り行い、世間へのアピールに利用しました。
- ハンスクはジェヒに対し、**「イソルは私が始末した」**と、自分が殺害を命じたことを平然と告白します。
- ジェヒとジョンホはヨンソプの証言動画で反撃しようとしますが、その矢先、報道は「イソル殺害容疑でジョンホ検事を逮捕」と捏造されたニュースを流し、ジョンホは逮捕されてしまいました。
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