【工作都市 欲望のワルツ】19話をあらすじから結末まで全てネタバレ解説

ずっちー
前話のおさらい
  • ジェヒはイソルがジュンヒョクに強姦されていたという7年前の真実を知りました。
  • すべてがハンスクの策略だったと知ったジェヒは、ハンスクに「代償を支払わせる」と本当の宣戦布告を果たしました。
  • しかしその直後、ハンスクの手下によってイソルがビルから突き落とされ、殺害されてしまいます。
  • ハンスクはイソルの死を「自殺」として偽装し、ジェヒに「私が始末した」と平然と告白しました。
  • ジェヒとジョンホはヨンソプの証言動画で反撃しようとしましたが、ハンスクは報道を捏造し、イソル殺害の犯人としてジョンホを逮捕させました。
  • ジェヒはイソルの遺品(辞書や最後の手紙)に触れ、彼女の本当の苦しみを知り、最終的な決意を固めます。
  • ジェヒはインタビューで「私はキム・イソルを殺し、平然と生きています」と衝撃の告白を行いました。

【工作都市 欲望のワルツ】第19話をネタバレありでわかりやすく解説する

「私はキム・イソルを殺した」という衝撃的な生放送での告白。第19話は、ジェヒが自らを爆弾としてソンジングループに投げ込んだ、壮絶な戦いの幕開けです。

ジェヒの告白とハンスクの火消し

インタビュー直前、ジェヒは夫ジュンヒョクに「ヒョヌを連れてこの家を出る」「大統領選の出馬を諦めて。じゃないと私があなたを傷付けることになる」と最後の通告をしていました。しかし、ジュンヒョクはそれを冷静に受け流します。

そして、ジェヒは生放送で、あの告白を実行しました。

ソンジングループは即座に事態の収拾に追われます。ハンスクは「可愛がっていた職員(イソル)の自殺によって、ジェヒが精神的に大きなショックを受けた」という筋書きで世論を操作しようとしました。

ハンスクはジェヒのもとを訪れ、「良心というのは人間だけが持つことができる。見た目が同じだからと言って、皆が人間になれるわけではない」と、ジェヒの行動を痛烈に非難します。

しかし、ジェヒは「だから、ハンスク(という人間ではない存在)の本性を世間に知らしめるのです」と、一歩も引きませんでした。

ハンスクの逆襲とジェヒの「切り札」

ハンスクは、ジェヒとの離婚手続きを進めると同時に、彼女がソンジン家の機密情報を持ち出していないか、自宅を強制的に家宅捜索させます。

しかし、ジェヒはそれすらも想定済みでした。荒らされた家の中を冷静に見つめると、ヒョヌを連れて家を出ていきます。「私を止める方法は、事実を明らかにして出馬を諦めることだ」とジュンヒョクに言い残して。

ジェヒがヒョヌを連れて向かったのは、キャンプ場でした。そこには、検事総長のガンヒョンと、釈放されたジョンホが待っています。ジェヒは、ハンスクの「切り札」だったはずのガンヒョンを、味方につけていたのです。

ジェヒはガンヒョンに対し、衝撃の真実を告白します。

  • ミンソン(ガンヒョンの妻)が自殺した本当の理由
  • ハンスクがノ・ヨンジュを殺害した可能性
  • イソル殺害の指示もハンスクであること

ハンスクは、ミンソンが自殺する直前、ノ・ヨンジュの携帯を使って(ノ・ヨンジュがすでに死んでいるにも関わらず)、ミンソン本人に電話をかけていました。「明日の朝、ノ・ヨンジュ殺害容疑であなたが逮捕される」と脅迫し、ミンソンを自殺に追い込んでいたのです。

ガンヒョンは、妻を死に追いやった本当の黒幕がハンスクであったことを知り、ジェヒと共に戦うことを決意します。ジェヒがヒョヌのぬいぐるみに隠して持ち出したソンジン家の機密情報のコピーを武器に。

ソンジン家の内部分裂

ソンジン家も一枚岩ではありません。ジェヒの告白を受け、ハンスクたちは「ジェヒが違法な養子縁組(ヒョヌのこと)を行った」という事実を公表し、ジェヒだけを切り捨てようと画策します。

しかし、ジュンヒョクは「ジェヒのことは自分で解決する。ヒョヌをさらし者にはできない」と、ハンスクの計画に初めて反対しました。

さらに、これまで沈黙を続けてきた長男のジュンイルが、妻ジュヨンに背中を押され、家族会議の場で「過ちを正そう」と意見します。

その瞬間、ハンスクは恐るべき告白を始めました。

「7年前の事故で亡くなった犠牲者、イソル、ノ・ヨンジュ、ミンソン。すべて死に追いやったのは、私だ」

ハンスクは、家族の前で自らの罪をすべて認め、悪びれる様子もなく、息子ジュンイルの正義感を踏みにじりました。

【工作都市 欲望のワルツ】19話を読んだ感想(ネタバレあり)

第19話、ついにハンスクが全ての罪を自白しました。ノ・ヨンジュ殺害も、ミンソンを自殺に追い込んだのも、すべてハンスクの仕業。イソルの件と合わせ、一体どれだけの命を弄んできたのか。家族の前で堂々と告白する姿は、もはや狂気そのものでした。

そんなハンスクに対し、ジェヒの反撃が本当に鮮やかです。自ら「イソルを殺した」と告白することで、ソンジングループのスキャンダルとして世間の注目を集め、警察の捜査を入れさせる。そして、最大の敵だと思われていたガンヒョン検事総長を味方につける。この大局観、さすがジェヒです。

ガンヒョンも、妻ミンソンの死の真相を知り、ハンスクへの復讐を決意しました。ジェヒ、ジョンホ、ガンヒョンという「法」を司る者たちが、ついにハンスクという「法を超えた存在」を包囲し始めた構図は、非常に熱いです。

そして、ジュンヒョク。あれだけのクズだった彼が、最後に「ヒョヌをさらし者にはできない」とハンスクに反抗する姿には、驚きました。父親としての最低限の良心が残っていたのでしょうか。

また、ジュンイルもついに立ち上がろうとしましたが、母親の衝撃的な告白によって、その芽を摘まれてしまいました。この家族会議のシーンは、ソンジン家の歪みのすべてが凝縮された、圧巻の場面でした。

ジェヒは検察に出頭し、自らを取り調べさせるという最後の賭けに出ます。次回、いよいよ最終回。ジェヒたちは、ハンスクの罪を暴き、イソルの無念を晴らすことができるのでしょうか。

【工作都市 欲望のワルツ】19話のネタバレまとめ

  • ジェヒはインタビューの生放送で「イソルを殺したのは私です」と衝撃の告白を行い、ソンジングループに揺さぶりをかけます。
  • ハンスクは「ジェヒが精神的に不安定になっている」と火消しを図り、ジェヒに離婚を迫り、自宅を家宅捜索させます。
  • ジェヒはヒョヌを連れて家を出ると、ヒョヌのぬいぐるみに隠した「ソンジン家の機密情報」を手に、ガンヒョン検事総長とジョンホと合流します。
  • ジェヒは、ハンスクがミンソン(ガンヒョンの妻)を脅迫して自殺に追い込み、ノ・ヨンジュも殺害したという真相をガンヒョンに暴露し、共闘を誓います。
  • ハンスクは「ジェヒの違法な養子縁組」を公表しようとしますが、ジュンヒョクは「ヒョヌをさらし者にできない」と反対します。
  • 家族会議でジュンイルが「過ちを正そう」と意見すると、ハンスクは「イソル、ノ・ヨンジュ、ミンソン、すべて私が死に追いやった」と自らの罪を告白しました。
  • ジェヒは、ハンスクの罪を暴くため、自ら検察に出頭します。

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コマさん(koma)
コマさん(koma)
野生のライトノベル作家
社畜として飼われながらも週休三日制を実現した上流社畜。中学生の頃に《BAKUMAN。》に出会って「物語」に触れていないと死ぬ呪いにかかった。思春期にモバゲーにどっぷりハマり、暗黒の携帯小説時代を生きる。主に小説家になろうやカクヨムに生息。好きな作品は《BAKUMAN。》《ヒカルの碁》《STEINS;GATE》《無職転生》
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