復讐モノ

【完璧ワイフによる完璧な復讐計画】5話をあらすじから結末まで全てネタバレ解説

ずっちー
前話のおさらい
  • 主人公・成美は、持ち前の几帳面さから「スポンジの位置」が変わっていないという小さな違和感に気づきました 。
  • さらに、「七味」が使われた形跡がないこと や、洗濯物の「順番」がおかしいこと から、夫・柊斗が料理を「食べてない」 にもかかわらず「食べたフリ」をしていた嘘を見抜きます。
  • 帰宅した柊斗は「筑前煮 美味かったよ」 と嘘を重ね、成美の追求にも完璧な言い訳でごまかしました 。
  • 柊斗は、成美の勘の良さに舌打ちしつつも、離婚計画(瑞希を利用する)を実行するため、「第4土曜日」にホームパーティーを開催する約束を取り付けました 。

【完璧ワイフによる完璧な復讐】第5話をネタバレありでわかりやすく解説する

第4話で、夫の嘘に気づきながらも、その企みまでは知らずにホームパーティーの開催を承諾してしまった成美。 第5話では、ついにその運命の日、5月29日のホームパーティーが開かれます 。 しかし、柊斗の離婚計画は、想定外の人物の「乱入」によって、開始早々から大きな混乱に見舞われることになります。

妻は「義務」、不倫相手は「おバカさん」

物語は、パーティーが始まる前の、柊斗と不倫相手・莉々花(りりか)の会話から始まります。 莉々花は「ねえ柊くん りりのこと好き?」 と不安そうに尋ねます。柊斗は「好きだよ」 と答えますが、彼女が「じゃあ……成美さんのことも?」 と続けると、衝撃的な本音を漏らしました。

成美は 妻だからな 義務みたいな もんだよ

さらに莉々花が「成美さんとは別れないの?」 と食い下がると、柊斗は冷静に状況を分析します。 もし自分たちの不倫がバレたら、賢い成美は「離婚せずに 俺達から慰謝料だけ ぶん取ること、つまり柊斗たちが最も嫌がる対応をするはずだと予測。 だから「おとなしくしてて 」「綺麗に別れられたら また教えるから 」と莉々花を言いくるめます。 もちろん、その心中では莉々花を「頭の悪いお前 」「おバカさん 」と徹底的に見下しているのでした。

嵐のホームパーティーと不倫相手の乱入

そして、5月29日、雨宮家ホームパーティー当日 。 柊斗の離婚計画の共犯者である同僚・瑞希も参加し、全てが計画通りに進むかと思われました。 しかし、そこにはいるはずのない人物がいたのです。 「なんで 彼女呼んだの?」 瑞希が目にしたのは、柊斗の不倫相手・莉々花その人でした

実はこれ、成美が招いた結果でした。 柊斗が「友達誘えばいいじゃん 」と成美に提案したところ、彼女は「私も 仕事関係の方がいいかなって 」「莉々花と同期を 呼ぶことにしたよ 」と、何も知らずに自分の後輩である莉々花を誘ってしまっていたのです。 柊斗は慌てて莉々花に電話をし、「バカ言うなよ 成美がいるんだぞ? 」「断れよ 」と来るなと命じました。 しかし、莉々花は「行くよ!! 柊くんに 会いたいもん! 」と全く聞き入れず、柊斗の忠告を無視してパーティーに押しかけてきたのでした

柊斗の怒りと冷酷な「お仕置き」

自分の計画を台無しにしかねない莉々花の行動に、柊斗は激しい怒りを覚えます。 (アイツには ちょっと痛い目に 遭ってもらう ) (自分の立場 分からせないと ) 彼は、自分勝手な不倫相手に「お仕置き」をすることを決意します。

パーティーでは、客たちが成美を「奥さん 綺麗過ぎだろ… 」「どっかの モデルさん みたいだな 」と大絶賛 。 それを聞いた莉々花は劣等感を抱きつつも 、「成美さんの前で 柊くんとの仲良しぶりを 見せつけるチャンス 」と大きな勘違いをします。

そして、莉々花が「雨宮さあーん 」と馴れ馴れしく柊斗に近づいた、その時。 柊斗は、莉々花に氷のように冷たい視線を向け、他人行儀な挨拶を返します。 「本日は お招きいただき ありがとうございます」 いつも妻が お世話になって おります 不倫相手から「妻の後輩」として完璧に扱われた莉々花は、衝撃のあまり固まってしまうのでした。

計画実行:瑞希、成美へ接近

莉々花を冷酷に突き放した柊斗は、すぐさま「完璧な夫」の仮面を被り直します。 そして、客たちの前で「成美は 美人なだけじゃなくて 料理も上手いし 家事も完璧なんだ 」と妻を褒め称え、パーティーを盛り上げます。

その裏で、悪魔の計画は着々と進行していました。 皆が歓談する中、キッチンで一人片付けを始めた成美 。 この好機を待っていた男、瑞希がついに動き出します。 「何か 手伝いましょうか?柊斗の「そこで成美に接近して 」という指示通り、瑞希は成美に静かに近づいていきました。

【完璧ワイフによる完璧な復讐】第5話を読んだ感想(ネタバレあり)

いやはや、今回はまさに地獄絵図でしたね…。 柊斗のクズっぷりが、回を追うごとに天井知らずで更新されていきます。 愛する妻を「義務みたいな もんだよと言い切り、不倫相手は「おバカさん と見下す。自分の計画のために、二人の女性を都合よく利用しようとする姿は、本当に救いようがありません。

今回、一番哀れだったのは不倫相手の莉々花かもしれません。 もちろん、先輩の夫と不倫している時点で同情の余地はありませんが、「仲良しアピール」のチャンスだと意気込んで乗り込んできたら 、大勢の前で「いつも妻が お世話になっております と、完璧な「他人」扱いです。これは精神的にキツすぎます。柊斗の「お仕置き」の冷酷さが際立つシーンでした。

そして、夫の嘘に気づきつつも、まだその巨大な悪意の全貌を知らない成美さん。 客から「綺麗」「完璧」と絶賛される姿 が、かえって痛々しく見えてしまいます。 その彼女の背後に、ついに計画実行犯である瑞希の影が忍び寄りました 。 勘の鋭い成美さんが、瑞希の不自然なアプローチをどうさばくのか。それとも、罠に気づけないのか。波乱だらけのホームパーティーは、まだ始まったばかりです。

【完璧ワイフによる完璧な復讐】第5話のネタバレまとめ

  • 柊斗は、妻・成美との関係を「義務みたいな もんだ」 と不倫相手の莉々花に語っていた。
  • 彼は、不倫がバレると成美が「離婚せずに慰謝料だけぶん取る」 ことを恐れ、莉々花を牽制していた。
  • 柊斗の離婚計画が実行されるホームパーティーに、成美の「職場仲間」として莉々花が押しかけてくる 。
  • 柊斗は忠告無視の莉々花に激怒し 、パーティーの場で「いつも妻が お世話になっております」 と他人行儀に対応し、彼女に恥をかかせる「お仕置き」を行った。
  • 莉々花が撃沈する裏で、共犯者の瑞希は計画通りにキッチンで片付けをする成美に「何か 手伝いましょうか?」 と接近を開始した

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コマさん(koma)
コマさん(koma)
野生のライトノベル作家
社畜として飼われながらも週休三日制を実現した上流社畜。中学生の頃に《BAKUMAN。》に出会って「物語」に触れていないと死ぬ呪いにかかった。思春期にモバゲーにどっぷりハマり、暗黒の携帯小説時代を生きる。主に小説家になろうやカクヨムに生息。好きな作品は《BAKUMAN。》《ヒカルの碁》《STEINS;GATE》《無職転生》
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