復讐モノ

【完璧ワイフによる完璧な復讐計画】8話をあらすじから結末まで全てネタバレ解説

ずっちー
前話のおさらい
  • 瑞希(みずき)の必殺技「なるちゃん」呼びが不発に終わったのは、成美が「ミズキ」を苗字だと勘違いしていたためでした 。
  • 勘違いに気づいて赤面する 成美の姿に、瑞希は「意外と そそっかしい」 と魅力を感じてしまいます。
  • 妻が瑞希の前で赤面する姿 を見た夫・柊斗は、自分が不倫を命じたにもかかわらず、激しい嫉妬に駆られました 。
  • 柊斗は、勘違いを説明する成美の頭を、「5年間の習慣」 で無意識に撫でてしまいます
  • その親密な光景を不倫相手の莉々花(りりか)が目撃し、「本当の彼女は りりなのに!」 と激しい憎悪を募らせていました 。
  • パーティーの客から「赤ちゃん できるんですかぁ?」 と聞かれた際、莉々花は勝ち誇ったように不気味に微笑んでいました 。

【完璧ワイフによる完璧な復讐】第8話をネタバレありでわかりやすく解説する

第7話のラスト、客からの「赤ちゃん」というデリケートな質問に対し、不気味な笑顔を浮かべた不倫相手・莉々花 。 第8話では、このホームパーティーでの水面下の戦いがさらに激化。そして、柊斗の嘘を隠蔽するための「偽装工作」が、さらに巧妙になっていきます。

不倫相手・莉々花の暴走と共犯者・瑞希の牽制

客からの「成美さん 赤ちゃん できるんですかぁ? という無邪気な質問。 成美は「授かりものだから すぐにできるかは 分からないけど」と大人の対応を見せ、莉々花にも「莉々花も看護師なんだから 分かるでしょ」と優しく窘めます

しかし、莉々花の心は嫉妬で煮えたぎっていました。 表面上は「成美さんの 赤ちゃんなら 絶対可愛いですよね!」 と話を合わせつつも、柊斗が「成美の子供なら 女の子でも 男の子でも 可愛いよ きっと」 と相槌を打つのを見て、 (きっと旦那さんに 似て凄くイケメン なんだろうなぁ……) と想像し、ついに「りりも 赤ちゃん 欲しい… と本音を漏らしてしまいます。

成美が「子供より先に 結婚でしょ」 と正論で返すと、莉々花は(柊くんは りりのことを 愛してるのに… いつになったら 別れてりりと 結婚してくれるの? )と、内心で不満を爆発させます。

その険悪な空気を察知したのが、共犯者の瑞希でした。 彼は「君はここで結婚相手 探していったら?」 「柊斗みたいに 稼いでて優しい 旦那候補多いよ? と、莉々花を挑発するように会話に割り込みます。

「彼女さん」— 瑞希の冷酷な耳打ち

莉々花は、瑞希を(だれ こいつ…) と睨みつけますが、そのルックスに(何この人 カッコイイ) と、一瞬ときめいてしまいます。 いつも成美が浴びていた注目が自分に降り注いでいる と感じ、有頂天になる莉々花

瑞希は、そんな莉々花に「結婚相手 見つかりますかねぇ?」と聞かれると 、「それは きみ次第じゃ ないかなぁ?」 と意味深に返します。 そして、彼は莉々花にそっと耳打ちしました。

あんまり 出しゃばると柊斗に 愛想つかされちゃうよ 彼女さん

「彼女さん」という言葉で、自分が柊斗の「不倫相手」であることを突きつけられ、莉々花は凍りつきます。 瑞希はさらに柊斗に「柊斗も そう思うよね?」 と話を振り、柊斗も「そうだな よろしければ誰か 紹介しましょうか?」 と完璧な連携プレーを見せます。 莉々花は「い、いえ… じ実は 好きな人が いるので…… と慌てて断ることしかできません。 その様子を見た成美は、何も知らずに「そうなの? 知らなかった… また相談に乗るね」 と優しく声をかけるのでした。

完璧になった「偽装工作」と消えない「違和感」

こうして、瑞希が成美に接近するという第一ミッションはクリアされました 。 パーティーの後、成美は「あの日の 違和感を 忘れてはいないものの、夫の行動に変化はありませんでした

それもそのはず、柊斗は第4話で成美に疑われて以来、偽装工作を完璧にレベルアップさせていたのです。 成美が夜勤の日、彼は「わざわざ スポンジを 濡らし、「わざと 水切りネットに 生ゴミを少量 残し、そして成美が作った「一食分の料理は 別の地域の ゴミに出した のです。 「もう 手がかりを 残すことはない」 成美は、夫の巧妙な嘘の前に、新たな証拠を掴めずにいました。

夫の嘘と不倫相手の「操縦」

成美が真実にたどり着けない中、水面下では不倫相手たちが動いていました。 莉々花から柊斗へ「柊くんのお友達(瑞希)に 送ってもらった」「あの人柊くんとりりのこと 知ってるんだね と、瑞希への不信感を募らせるメッセージが届きます。

柊斗は、瑞希が釘を刺した(「邪魔するならもう 会えない」 )ことを利用し、莉々花をコントロール。 莉々花は「邪魔なんかしないよ!」 成美さんと別れるまで待ってる、さらには「明日、成美さん日勤だよ と、成美のシフト情報まで送り、健気に尽くすアピールを続けます。

しかし、そんな莉々花の必死のメッセージに対し、柊斗の本音はただ一言。 「うわぁぁ…… めんどくせえ

そこへ、成美が「柊斗 どうかしたの?」 と声をかけます。 柊斗はスマホの画面を隠しながら、「え? あいや なんでも ないよ」 とごまかし、こう嘘を重ねました。 「瑞希から」 「ちょっと面倒な 顧客だから 嫌だなって思って」 。 彼は、不倫相手からの面倒な連絡を、離婚計画の共犯者である「瑞希」からの仕事の連絡だと偽ったのです。

【完璧ワイフによる完璧な復讐】第8話を読んだ感想(ネタバレあり)

いやはや、今回は「チーム・クズ男(柊斗と瑞希)」の連携プレーが恐ろしいほど鮮やかでしたね。 特に瑞希が、ただの遊び人ではなく、非常にクレバーな共犯者であることが判明しました。 成美への接近ミッションをこなしつつ、パーティーで暴走しかけた莉々花を「彼女さん」 の一言で黙らせる手腕。見事と言うほかありません。 そして、その瑞希の行動を「柊斗も そう思うよね?」 と、夫の柊斗がしっかりアシストする。この二人のコンビネーション、悪魔的です。

一番見ていて辛かったのは、莉々花が「好きな人がいる」 と慌てて嘘をつく場面で、成美さんが「また相談に乗るね と本気で心配しているところです。成美さんの優しさが、この地獄のような状況ではあまりにも痛々しく映ります。

さらに絶望的なのが、柊斗の「偽装工作レベルアップ」です。「スポンジを濡らす」、「生ゴミを少量残す」 など、第4話の失敗を完璧にカバーしてきました。 これでは成美さんが気づけないのも無理はありません。 しかし、彼女が「あの日の 違和感を 忘れてはいない という一点が、今後の復讐への唯一の希望の光ですね。

そして最後のシーン、莉々花からの大量のメッセージを「めんどくせえ」 と吐き捨て、その相手を「瑞希から」 だと成美に嘘をつく柊斗。嘘が嘘を呼び、もう後戻りできないところまで来ています。 この嘘が、いつか必ず柊斗自身を滅ぼすブーメランになることを願うばかりです。

【完璧ワイフによる完璧な復讐】第8話のネタバレまとめ

  • ホームパーティーで、客に「赤ちゃん」について聞かれた莉々花は、「りりも 赤ちゃん 欲しい…」と本音を漏らしてしまう 。
  • 共犯者の瑞希は、暴走しかけた莉々花に対し、「あんまり 出しゃばると柊斗に 愛想つかされちゃうよ 彼女さん」と耳打ちして牽制する 。
  • 柊斗と瑞希は連携し、莉々花が「好きな人がいる」と嘘をつかざるを得ない状況に追い込む 。
  • パーティー後、柊斗は成美の違和感を払拭するため、「スポンジを濡らす」「生ゴミを少量残す」など、偽装工作を完璧にレベルアップさせた 。
  • 成美は新たな証拠を掴めないが、「あの日の 違和感を 忘れてはいない」と疑問を抱き続けていた 。
  • 莉々花から大量のメッセージが届き、柊斗は「めんどくせえ」 と本音を漏らす 。
  • 柊斗は、莉々花からの連絡を、成美に対して「瑞希から」仕事の連絡が来たと嘘をついてごまかした 。

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コマさん(koma)
コマさん(koma)
野生のライトノベル作家
社畜として飼われながらも週休三日制を実現した上流社畜。中学生の頃に《BAKUMAN。》に出会って「物語」に触れていないと死ぬ呪いにかかった。思春期にモバゲーにどっぷりハマり、暗黒の携帯小説時代を生きる。主に小説家になろうやカクヨムに生息。好きな作品は《BAKUMAN。》《ヒカルの碁》《STEINS;GATE》《無職転生》
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