復讐モノ

【完璧ワイフによる完璧な復讐計画】12話をあらすじから結末まで全てネタバレ解説

ずっちー
前話のおさらい
  • 「浮気?」の確信を得た成美は、浴室の排水口から決定的な証拠である「女の髪」を発見しました 。
  • 成美は「DNA鑑定」のため、その髪の毛を冷静にフリーザーバックに保管しました 。
  • 成美は義母に電話をかけ、「今一緒に食事を終えた」という返答を得て、夫の「洗車」のアリバイが嘘であることを突き止めました 。
  • 義母から「柊斗はあなたの 召使いじゃないのよ」 と侮辱され、成美は「今の自分には 柊斗しかいない」 と孤独を痛感したのでした。

【完璧ワイフによる完璧な復讐】第12話をネタバレありでわかりやすく解説する

夫の嘘と義母の侮辱により、深い孤独を味わった成美 。 第12話は、彼女が「完璧な妻」の仮面の下で、冷静に「復讐」の準備を始める、緊迫の回となります。

夫の欲望と妻の「嫌悪」

嘘をつかれたって だけでも凹むのに 更に浮気だなんて…成美は、幸せだった頃の亡き両親を思い出し 、夫に裏切られた孤独感に沈みながら帰宅します 。 一方、夫の柊斗は「昼に 莉々花との セックスを 中断したからな と、欲求不満を抱えていました。

彼は、帰宅した成美を見ると、悪びれもせずにこう誘います。 「成美 子供欲しいって 言ってたじゃん」 「今日する?

成美は、全身を駆け巡る衝撃と嫌悪感に耐えます。 (今日 違う女を抱いたかも しれないのに 私にまで触れるの!?(それとも… 罪滅ぼしの つもり?) (私を抱いて ご機嫌とりでも するつもりかしら) 夫に抱きしめられ、成美は「ぐっと 嫌悪に耐えた のです。

完璧な妻の「完璧な嘘」

成美は、これまで自分たちの夫婦関係がセックスレスではなかったことを思い出します 。 「月に一度は 柊斗から 求められたこと、それがまさか「浮気を 疑われないための カモフラージュだなんて 普通は思わない と、夫の計算高さに気づきます。

彼女は、夫の顔をまともに見ることができず、その胸に顔をうずめました 。 そして、完璧な妻として、完璧な嘘をつきます。 「ごめん 柊斗……」 「嬉しいんだけど ちょうど 生理きちゃったの

夫が「そっか…… それなら 仕方ないな」 とあっさり引き下がる姿に、(先月までの 私なら 顔を赤らめて 喜んでしまった わね) と、自分がもう後戻りできない場所に来てしまったことを自覚するのでした。

復讐の第一歩:書斎での情報収集

夫が寝室へ向かおうとした その時、成美は復讐の第一歩を踏み出します。 「あ でも後輩に 頼まれてた レポート 見なきゃだった」 この口実を聞いた柊斗は、何の疑いもなく「じゃあ 書斎使って と許可を出します。 成美は(簡単に 書斎を貸すと いうことは やましいものは ないのね) と、書斎に隠し事がないことを確認しつつ、「ありがとう そうさせて もらう」 と答えました。

書斎に入るや否や、彼女が始めたのはレポートの確認ではなく、「不倫について 調べ始めた ことでした。 第4話で「初めて違和感を 覚えた日」 から全てを「時系列で まとめ、スマホで「証拠の集め方と 必要な情報量、「弁護士に依頼する 時の費用と慰謝料、そして「離婚調停 について検索を始めます。

揺れる心と「完璧」への疑念

「離婚…………か」 その文字を前に、成美の心は激しく揺れます。 (いや まだ浮気が 決定したわけ じゃないし!) もし私の 勘違いなら 心から謝罪して 今まで通り円満に やっていけばいいし!これは夫が潔白である「証拠集めだ」 と、必死に自分に言い聞かせようとします。

しかし、心の底では「嫌な予感しか しなかった のです。 (「まさか 自分の夫に 限って」 きっと 皆 そう思ってる) スマホを握りしめ、彼女は静かに問いかけます。 「完璧な人間なんて この世に 存在するのかな 彼女が信じてきた「完璧な夫」という幻想が、完全に崩壊した瞬間でした。

【完璧ワイフによる完璧な復讐】第12話を読んだ感想(ネタバレあり)

今回は、成美さんの「復讐者」としての覚醒回でした。 夫から「今日する?という、あまりにも無神経な誘いを受けた時の成美さんの葛藤。それを「生理きちゃったの という完璧な嘘で切り返すシーンは、彼女の賢さと強さ、そして悲しさが凝縮されていて息をのみました。

柊斗が「欲求不満」 だけで妻を誘い、嘘がバレるとあっさり引き下がる姿は、彼女を「妻」としてではなく、単なる「道具」としか見ていないことがよく分かります。

そして、書斎での情報収集。 (勘違いなら謝ればいい) と葛藤しながらも、着々と「時系列まとめ」 や「弁護士費用」 を調べる姿は、もう後戻りしないという決意の表れです。 最後の「完璧な人間なんて この世に 存在するのかな というモノローグは、彼女が信じていた世界の終わりと、新たな戦いの始まりを告げる号砲のように聞こえました。

【完璧ワイフによる完璧な復讐】第12話のネタバレまとめ

  • 夫の浮気を確信した成美は、帰宅後、夫の柊斗から「今日する?」 と夜の営みに誘われます。
  • 成美は「(違う女を抱いた)この体で 私を抱くの?」 と強い嫌悪感を抱き、「ちょうど 生理きちゃったの」 と完璧な嘘で拒否しました。
  • 「後輩のレポート」を口実に夫の書斎に入り 、これまでの違和感を「時系列で まとめ」 、不倫の「証拠の集め方」や「弁護士費用」「離婚調停」について調べ始めました 。
  • 成美は(もし勘違いなら謝ればいい) と葛藤しつつも、「嫌な予感しか しなかった」 と覚悟を決めます。
  • 最後は「完璧な人間なんて この世に 存在するのかな」 と、夫への信頼が完全に崩れたことを示すモノローグで終わります。

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コマさん(koma)
コマさん(koma)
野生のライトノベル作家
社畜として飼われながらも週休三日制を実現した上流社畜。中学生の頃に《BAKUMAN。》に出会って「物語」に触れていないと死ぬ呪いにかかった。思春期にモバゲーにどっぷりハマり、暗黒の携帯小説時代を生きる。主に小説家になろうやカクヨムに生息。好きな作品は《BAKUMAN。》《ヒカルの碁》《STEINS;GATE》《無職転生》
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