復讐モノ

【完璧ワイフによる完璧な復讐計画】14話をあらすじから結末まで全てネタバレ解説

ずっちー
前話のおさらい
  • 夫・柊斗は、莉々花(りりか)が「子供が欲しい」と言い出したことに激怒し、共犯者の瑞希(みずき)に愚痴をこぼしました。
  • 瑞希は、莉々花が「排卵日を狙って」妊娠しようとしている可能性や、「ゴムに穴を開ける」などの危険性を柊斗に忠告しました 。
  • 柊斗は、瑞希の目的が「成美と体を重ね、証拠を提供すること」であり、そのための報酬(100万円)を支払うことを再確認しました 。
  • 成美は、浮気の証拠を集めるため、「ボイスレコーダー」と「超小型カメラ」をネットで購入しました 。
  • 翌日、成美は自宅の「全ての部屋の 死角なく見えるよう」にカメラを設置し、完璧な監視網を構築しました 。
  • 成美は(掃除も私だから カメラの存在には 気づかないわね)と確信していました 。

【完璧ワイフによる完璧な復讐】第14話をネタバレありでわかりやすく解説する

自宅に監視カメラを設置し、着々と復讐の準備を進める成美 。 第14話では、彼女が次なる証拠 확보のために、最も困難なミッション「スマホのロック解除」に挑みます。そしてその裏で、夫・柊斗が自身の嘘がバレていることに気づき始め、激しく動揺する様子が描かれます。

最難関:スマホのロック解除

インターネットで様々な証拠集めの方法を調べていた成美 。カメラやボイスレコーダーは準備できましたが、彼女が「一番困難」だと感じていたのが、「スマートフォンの ロック解除」でした 。 用心深い柊斗は、スマホを肌身離さず持ち歩き、パスコードではなく「顔認証で ロック解除を している」のです 。それは、妻である成美にすらパスコードを知られないためかもしれません 。 (顔認証させるしか ないわね…… ) 成美は、夫が眠っている隙を狙うしかないと考えます。

復讐の道具:睡眠薬の入手

夫を確実に眠らせるため、成美は病院へ向かいます。 「最近少し 眠れなくて……」 「明日の休みは ぐっすり寝たいな と思って」 と、医師である沖田先生に相談。 「短時間でぱっと効いて 残らない睡眠薬を 処方して頂けませんか?「新人さんも入ったばかりで仕事のストレスですかね」 と、あくまで仕事の悩みであるかのように装い、睡眠薬(3錠)を手に入れることに成功しました 。 (万が一柊斗が 仕事に行く時に 効果が残ったら 困るから ) 彼女は、副作用の少ない薬を選び、使用するタイミングも慎重に計画していました。

周到な準備:盗聴器付きネクタイ

睡眠薬を使うのは「土曜日にしよう」 と決めた成美。焦りは禁物です 。 彼女は、スマホ解除と並行して進めていたもう一つの準備に取り掛かります。それは、第13話で購入した「盗聴器」(※第13話) を使うことでした。

彼女は柊斗のクローゼットからネクタイを一本取り出すと 縫い目を丁寧に解き、中に小型の盗聴器を仕込みました 。そして、時間をかけて、元通りになるよう慎重に縫い上げます 。 (裁縫をしたことのない 柊斗には 気づかれないわ ) さらに、録音時間に余裕のある盗聴器に「あーあー」と話しかけ、布越しでもちゃんと録音できるか精度を確認しました 。準備は万端です。

夫の動揺:母からの電話で疑惑発覚

その頃、柊斗のスマホに母親から電話がかかってきます。 「柊斗 いつ帰ってくるの?」 「は? 帰らないよ しばらく」 怪訝に思う柊斗に、母親は衝撃の事実を告げます。

あら 何言ってるのよ 一昨日 成美さんから 電話があったのよ?柊斗が 近々帰るって 言ってたって… だから いつ帰るのかと 思って

柊斗は凍りつきます。(そんなこと 一言も……) 母親は続けます。「なぁ 成美にその日 俺が来たか 聞かれた?「ええ 自分で 聞いたらって 言ったのよ」

第11話で成美が仕掛けた「アリバイ確認」の電話 が、ついに柊斗本人に露見したのです。 (やられた……) (成美が もうすでに 俺のことを 疑っている ) 彼は電話を切ると、激しく動揺します。

疑心暗鬼:「どこでボロを出した…?」

なんでだ? いつ? どこから 疑われてる? どこまで 知ってんだ?(莉々花の ことも?) (じゃああの ホームパーティーは?)

柊斗はパニックに陥ります。 (どこで ボロを出した…? ) 実家に帰っていないことはバレた 。では、「洗車」の嘘は?ガソリンスタンドで洗車などしないし、ディーラーに依頼しても汗はかかない 。 (シャワーを浴びたのが 莉々花と会ったからだと 気づかれたのか?

家に帰るまで気が気ではなかった 柊斗を待っていたのは、いつもと変わらない笑顔の成美でした 。 しかし柊斗は確信します。 (完全に 嘘をついたと バレた

【完璧ワイフによる完璧な復讐】第14話を読んだ感想(ネタバレあり)

今回は、成美さんの計画性と行動力が光る回でした。 スマホの顔認証を突破するために、わざわざ病院で睡眠薬を処方してもらう という発想。そして、ネクタイに盗聴器を仕込む という大胆かつ緻密な作業。彼女の「完璧」さは、もはや執念の域に達していますね。 「裁縫をしたことのない柊斗には気づかれない」 というセリフには、夫への侮蔑すら感じられてゾクッとしました。

一方、ついに自分が疑われていることに気づいた柊斗の狼狽ぶり 。母親からの電話でアリバイが崩れたと知った時の彼の表情は、最高に気分が良かったです(笑)。 「どこでボロを出した?」 と必死に考える姿は滑稽ですが、彼が自分の嘘を完璧だと思い込んでいた傲慢さが招いた結果ですね。 いつも通りの笑顔で迎える成美さん が、彼には悪魔のように見えたかもしれません。 嘘がバレた今、柊斗がどんな行動に出るのか、そして成美さんの睡眠薬作戦は成功するのか、目が離せません。

【完璧ワイフによる完璧な復讐】第14話のネタバレまとめ

  • 成美は、夫・柊斗のスマホのロック解除(顔認証)のため、彼を眠らせる計画を立てる 。
  • 成美は「眠れない」と嘘をつき、病院で「短時間作用型の睡眠薬」を処方してもらうことに成功した 。
  • 成美は、柊斗のネクタイの縫い目を解き、中に盗聴器を仕込んで元通りに縫い直し、録音テストも行った 。
  • 柊斗は母親からの電話で、成美が実家に来たか確認の電話をしていたことを知る 。
  • これにより、柊斗は自分の「洗車」のアリバイが崩れ、成美に嘘がバレ、疑われていることを確信し激しく動揺した 。

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コマさん(koma)
コマさん(koma)
野生のライトノベル作家
社畜として飼われながらも週休三日制を実現した上流社畜。中学生の頃に《BAKUMAN。》に出会って「物語」に触れていないと死ぬ呪いにかかった。思春期にモバゲーにどっぷりハマり、暗黒の携帯小説時代を生きる。主に小説家になろうやカクヨムに生息。好きな作品は《BAKUMAN。》《ヒカルの碁》《STEINS;GATE》《無職転生》
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