復讐モノ

【完璧ワイフによる完璧な復讐計画】15話をあらすじから結末まで全てネタバレ解説

ずっちー
前話のおさらい
  • 成美は、夫・柊斗のスマホのロック解除(顔認証)のため、彼を眠らせる計画を立てました 。
  • 成美は「眠れない」と嘘をつき、病院で「短時間作用型の睡眠薬」を処方してもらうことに成功しました 。
  • 成美は、柊斗のネクタイの縫い目を解き、中に盗聴器を仕込んで元通りに縫い直し、録音テストも行いました 。
  • 柊斗は母親からの電話で、成美が実家に来たか確認の電話をしていたことを知りました。
  • これにより、柊斗は自分の「洗車」のアリバイが崩れ、成美に嘘がバレ、疑われていることを確信し激しく動揺しました 。

【完璧ワイフによる完璧な復讐】第15話をネタバレありでわかりやすく解説する

妻・成美に嘘がバレ、疑われていることを確信した柊斗 。しかし彼はまだ、妻が静かに復讐の牙を研いでいることには気づいていません。 第15話は、成美が仕掛けた巧妙な罠と、それによってさらに追い詰められていく柊斗の心理戦が描かれます。

妻が仕掛けた「チキン南蛮」の罠

夕食の席。成美は、柊斗の前に「チキン南蛮」 を差し出します。 「今日は チキン南蛮にしたの」 「柊斗 前に食べたいって 言ってたでしょ?

この料理は、成美が第11話で義母に電話をした際、「柊斗が食べたがっている」と嘘をついた口実の料理です 。 柊斗は、(落ち着け 俺 まだ打開策はあるはずだ )と内心激しく動揺しながらも、平静を装って「ありがとう」 と答えます。

成美は畳み掛けます。 「そういえば今日 母さんから 電話があったよ」 成美が チキン南蛮の 作り方を 聞いてきたって

この言葉で、柊斗は母親との電話の内容が筒抜けであることを悟ります。 (やっぱり なんか探ってんだな ) 彼は、成美が自分の嘘(実家に行ったというアリバイ)を完全に把握していることを確信しました。

義母からの電話内容を探る妻

成美はさらに続けます。 「ホームパーティーで 私の同僚の子が 来たでしょ?」 「いいお酒を持ってきてくれたんだけど 私達だけじゃ飲みきれないねって 話したじゃない」 だから柊斗が今度 行く時に持って行って もらうって言ったら、「『柊斗は 召使いじゃないのよ!』 って怒られちゃったわ…

これは第11話での義母との実際の会話 を、あたかも「柊斗がお酒を実家に持っていく」という約束を破ったかのように脚色したものです。 成美は、柊斗がこの話題にどう反応するかで、彼が母親とどんな話をしたかを探ろうとしたのです。 柊斗は「あぁ……」 と曖昧に返し、(忘れてた 柊斗に 言わなきゃって 思ってたのに )と、あくまで「成美に伝えるのを忘れていた」フリをします。

夫が咄嗟についた「新たな嘘」

追い詰められた柊斗は、その場で新たな嘘をでっち上げます。 「悪かったな また気を 悪くさせて」 「酒も……また 実家に行く時に 俺が持ってくよ」 俺も母さんに 会いたくなくて 避けてたんだ

そして、核心である「洗車のアリバイ」について、驚くべき嘘をつきました。 「この前の 洗車は 瑞希が一緒にって 誘ってくれたから 実家に行かずに 済んだんだけどさ

実家に行っていないことはバレている。だから、「瑞希と一緒だった」ことにすれば辻褄が合うと考えたのでしょう。 成美はこの嘘を聞き、(……そうきたか )と冷静に受け止めます。

でも逆に よかったわ 柊斗の この焦りよう… ) (実家に 帰っていなかったと 私に知られるのが よっぽど困るのね ) (必死に 言い訳を考えて ますます 怪しいわ

浮かび上がる「共犯者・瑞希」の影

成美は、夫が咄嗟の言い訳に「瑞希」の名前を使ったことに注目します。 (それに よく出る名前の 柏木さん… ) (柊斗が 非常事態に 名前を出すってことは よっぽど 信頼している 可能性が高いわね…… ) 彼女の中で、瑞希が単なる同僚以上の存在である可能性が浮上しました。

監視カメラが捉えた「証拠隠滅」の瞬間

食事を終え、柊斗は「じゃあ 風呂 入ってくる」 と席を立ちます。 成美は(頭の中で ゴングが 鳴る音を 聞いた気がした )と、これから始まる本当の戦いを予感していました。

そして、柊斗がお風呂に入っている間、リビングに設置された監視カメラは、決定的な瞬間を捉えていました。 柊斗はスマホを取り出し、必死の形相でメッセージ履歴などを削除していたのです

……浮気相手との メッセージも 既に消されてしまった 可能性が高いわ ) 成美は、カメラの映像を確認しながら冷静に分析します。 (残念だわ 証拠は 消されちゃった かしらね

しかし、彼女は少しも動じていませんでした。スマホの証拠が消されたとしても、彼女にはまだ切り札があるからです。 (ふふ… 現段階では 私に軍配が 上がったかしら ) 彼女の浮かべた不敵な笑みは、復讐の成功を確信しているかのようでした。

【完璧ワイフによる完璧な復讐】第15話を読んだ感想(ネタバレあり)

今回は、成美さんと柊斗の息詰まる心理戦が最高潮に達した回でした! 成美さんが仕掛けた「チキン南蛮」の罠 、そして義母との会話を利用したカマかけ 。見事すぎます。完璧な妻の演技をしながら、確実に夫を追い詰めていく手腕は、もはや芸術の域ですね。

そして、追い詰められた柊斗が咄嗟についた「瑞希と洗車に行ったという嘘。これは大失敗でしたね。成美さんに「ますます怪しい」 と思わせ、さらに「瑞希」という共犯者の存在をクローズアップさせてしまいました。 嘘に嘘を重ねて、どんどん墓穴を掘っていく柊斗の姿が滑稽です。

最後の、監視カメラが柊斗の「証拠隠滅」 を捉えるシーンは、まさに決定的な瞬間でした。 スマホの証拠は消されてしまいましたが、成美さんの「私に軍配が 上がったかしら という不敵な笑み。これは、彼女がすでに次の手を打っていること、そして勝利を確信していることの表れでしょう。ボイスレコーダーや他の証拠がこれから火を噴くのでしょうか。復讐劇のクライマックスが近づいている予感がします!

【完璧ワイフによる完璧な復讐】第15話のネタバレまとめ

  • 成美は夕食に「チキン南蛮」を出し、義母との電話内容を仄めかすことで、柊斗のアリバイが嘘であることを本人に自覚させた 。
  • 追い詰められた柊斗は、「母さんに会いたくなくて避けていた」 、「瑞希と一緒に洗車に行った」 と新たな嘘をついた。
  • 成美は、柊斗が言い訳に「瑞希」の名前を使ったことで、彼が柊斗にとって重要な協力者である可能性に気づいた 。
  • 柊斗は、成美に疑われていることに気づき、風呂場でスマホのメッセージ履歴などを必死に削除した 。
  • 成美は、自宅に設置した監視カメラで、柊斗が証拠隠滅を図る様子を確認していた
  • 成美は「現段階では 私に軍配が 上がったかしら」 と、復讐の成功を確信するような笑みを浮かべた。

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コマさん(koma)
コマさん(koma)
野生のライトノベル作家
社畜として飼われながらも週休三日制を実現した上流社畜。中学生の頃に《BAKUMAN。》に出会って「物語」に触れていないと死ぬ呪いにかかった。思春期にモバゲーにどっぷりハマり、暗黒の携帯小説時代を生きる。主に小説家になろうやカクヨムに生息。好きな作品は《BAKUMAN。》《ヒカルの碁》《STEINS;GATE》《無職転生》
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