復讐モノ

【完璧ワイフによる完璧な復讐計画】17話をあらすじから結末まで全てネタバレ解説

ずっちー
前話のおさらい
  • 妻・成美に疑われていると確信した柊斗は、共犯者の瑞希に「早々に成美を 落としてくれ」と計画の実行を急かしました 。
  • 瑞希は、柊斗を追い詰める成美に「興味津々」であり、計画の実行を決意しました 。
  • 成美は、柊斗のネクタイに仕掛けた盗聴器の録音データを確認し、柊斗と瑞希の会話を聞いてしまいます。
  • 盗聴した会話の中で「莉々花」の名前が出たことで、成美は浮気相手が自分の後輩である莉々花だと知りました 。
  • 成美は、信頼していた夫と後輩の両方から裏切られていた事実に深く傷つき、その悲しみは激しい怒りと憎しみに変わりました 。

【完璧ワイフによる完璧な復讐】第17話をネタバレありでわかりやすく解説する

盗聴器によって、夫・柊斗の浮気相手が信頼していた後輩・莉々花(りりか)だと知った成美 。深い悲しみは怒りと憎しみに変わり、彼女の中で何かが決定的に壊れてしまいました 。 第17話は、裏切りのショックから一夜明け、成美が「完璧な復讐」へと完全に舵を切る、決意の回となります。

淡々とこなす夜勤と、動き出す「復讐計画」

どれだけ 信じたくないと 耳を塞いでも 頭を抱えても 事実は決して 変わることは ない ) 衝撃の真実を知った成美ですが、その夜の夜勤は「淡々と こなした」 と描かれています。 しかし、その冷静な表情の下では、復讐に向けた思考がフル回転していました。

彼女は、仕事モードの頭で、盗聴器から得た情報を整理します

  • 柊斗は 莉々花と 不倫をしていて 私と 別れたがって いること
  • 柏木さん(瑞希)と私の 不倫を理由に 慰謝料を搾取しようと していること
  • 柏木さんに 100万円を渡すと 約束していたこと
  • 優しそうに 見えた柏木さんは 柊斗に買収された 敵だったこと

(私から手に入れた お金で 起業する気? ) (それとも 莉々花と再婚して ハネムーン資金として 使うつもり? ) 考えれば考えるほど、「悔しい という感情が込み上げてきます。

過去の記憶と新たな「悔しさ」

成美は、莉々花との過去の会話を思い出します。 (信用しきって いたから ) (柊斗のことを 聞かれても 何の気なしに 答えてしまっていた ) あの頃には既に二人は関係を持っており、自分は莉々花に「マウントを とられていたのかも しれないと気づき、再び悔しさがこみ上げます

しかし、一つだけ「よかった」と思えることがありました。それは、「柊斗が子供を 欲しがらないことを、「莉々花に相談する前で よかった、ということです。もし、あの純粋だった頃に、浮気相手である莉々花に夫婦の悩みを打ち明けていたら…と想像すると、耐えられなかったでしょう。

決定的な証拠との一致

仮眠の時間になっても、憤りが勝って眠れません 。 その時、成美は第11話で採取した「女の髪」(※第11話) を思い出します。 (ウェーブの かかった 長い髪…… ) それは、莉々花の特徴と完全に一致していました

裏切りの「聖域」

成美は、ホームパーティーでの莉々花の無邪気な(と見せかけた)言葉を思い出します。 「りりも 赤ちゃん 欲しいなぁ」 「りりも 柊斗さんみたいな 旦那さんが 欲しいなぁ」 散々 抱かれておいて よくも私の前で そんなことを 言ったわね……

そして、彼女の怒りは頂点に達します。 シャワーを浴びながら 、ある恐ろしい可能性に思い至ったのです。 (私たちの 寝室…… ) (ここへ 莉々花を 入れたの? ) (私と一緒に 眠るベッドで 莉々花を 抱いたの?

夫婦にとって最も神聖な場所であるはずの寝室が、裏切りの現場となっていたかもしれない。 その想像は「気が狂いそうだった ほどの衝撃でした。 成美はベッドに突っ伏し、シーツを何度も叩きつけます 。 「許さない」 「柊斗も莉々花も 絶対に許さない

復讐の誓い:「社会的に抹殺してあげる」

(柊斗と二人で これからも ずっと 仲睦まじい 夫婦で いたかった ) (柊斗の独立のために… 内緒で貯金も してきたのに ) 信じていた未来、積み重ねてきた努力、その全てが踏みにじられました。 (私たちは 完璧に見えただけの 仮面夫婦だったのね……

その瞬間、成美の中で「プツリと 何かの糸が 切れた のです。 怒りと憎しみに染まった瞳で、彼女は静かに誓います。

私を バカにして 陥れたことを 後悔させてやるわそのへんの女と 同じだと 思わないことねあなたが バカにしている 女の私が……」 「社会的に 抹殺してあげる

完璧な妻は、完璧な復讐者へと完全に変貌を遂げたのでした。

【完璧ワイフによる完璧な復讐】第17話を読んだ感想(ネタバレあり)

今回は、成美さんの怒りと絶望、そして復讐への決意が痛いほど伝わってくる回でした。 盗聴器から得た情報を、夜勤中に冷静に整理する姿 。そのプロフェッショナルぶりが、かえって彼女の心の奥底にある深い傷を際立たせているように感じました。

特に衝撃的だったのは、「寝室で莉々花を抱いたのかと想像し、気が狂いそうになるシーンです。夫婦の聖域までもが汚されていたかもしれないという事実は、想像を絶する裏切りです。シーツを叩きつける成美さんの姿 に、彼女の絶望と怒りの深さが表れていました。

そして、最後の「社会的に 抹殺してあげる という宣言。 あの穏やかで完璧な妻だった成美さんが、ここまで強い憎しみを抱くに至った経緯を思うと、胸が締め付けられます。しかし同時に、ここから始まるであろう彼女の「完璧な復讐」に、期待せずにはいられません。柊斗と莉々花、そして瑞希に、どんな裁きが下されるのか。固唾をのんで見守りたいと思います。

【完璧ワイフによる完璧な復讐】第17話のネタバレまとめ

  • 成美は夜勤中、盗聴器から得た情報(柊斗と莉々花の不倫瑞希を含めた離婚・慰謝料搾取計画など)を冷静に整理した 。
  • 過去に莉々花に言われた「旦那さん欲しい」 という言葉が本心であり、マウントを取られていた可能性に気づき、再び悔しさを募らせた 。
  • 第11話で採取した「女の髪」が、**莉々花の髪(ウェーブのかかった長い髪)**と特徴が一致することを確認した 。
  • 夫婦の寝室で柊斗が莉々花を抱いたかもしれないと想像し、激しい怒りと絶望に襲われ、「絶対に許さない」と誓った 。
  • 全ての信頼と愛情が憎しみに変わり、成美の中で何かの糸が切れ、復讐を決意する 。
  • 成美は「私を バカにして 陥れたことを 後悔させてやる」「社会的に 抹殺してあげる」と、静かに、しかし強く宣言した

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コマさん(koma)
コマさん(koma)
野生のライトノベル作家
社畜として飼われながらも週休三日制を実現した上流社畜。中学生の頃に《BAKUMAN。》に出会って「物語」に触れていないと死ぬ呪いにかかった。思春期にモバゲーにどっぷりハマり、暗黒の携帯小説時代を生きる。主に小説家になろうやカクヨムに生息。好きな作品は《BAKUMAN。》《ヒカルの碁》《STEINS;GATE》《無職転生》
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