2025.10.28

【完璧ワイフによる完璧な復讐計画】20話をあらすじから結末まで全てネタバレ解説

ずっちー

前話のおさらい

成美は、眠っている柊斗のスマホを使い、彼になりすまして莉々花（偽名：本宮彰）とメッセージをやり取りしました。
成美は莉々花を安心させつつ、「俺（柊斗）が連絡するまで連絡してこないで」と口止めし、証拠隠滅のためにメッセージ履歴を削除しました 。
成美は、来週金曜日に莉々花の家に「泊まりに行く」ことを（柊斗として）承諾し、決定的な証拠を押さえる罠を仕掛けました。
翌朝、睡眠薬から目覚めた柊斗は、成美がスマホを握って眠っていたことに気づき、履歴を確認するも異常はなく安堵しました。
しかし、柊斗は水曜日に莉々花に「連絡するな」と伝えたはずなのに、金曜日に（成美が送った）メッセージが来たことを不審に思い、莉々花への疑念を深めました 。
柊斗は改めて莉々花に口止めし、トーク欄ごと削除しました 。
成美は、柊斗が瑞希に計画の実行を指示してから3日経ったことから、瑞希が近々自分に接近してくることを予測していました。

Contents

【完璧ワイフによる完璧な復讐】第20話をネタバレありでわかりやすく解説する
- 隙を作るための策略：「不倫妻」の演技
  - 盗聴器が捉えた「水曜日の計画」
  - 決戦の「水曜日」へ
【完璧ワイフによる完璧な復讐】第20話を読んだ感想（ネタバレあり）
- 【完璧ワイフによる完璧な復讐】第20話のネタバレまとめ

【完璧ワイフによる完璧な復讐】第20話をネタバレありでわかりやすく解説する

夫・柊斗のスマホから、不倫相手・莉々花（りりか）が偽名登録されている証拠を掴んだ成美。しかし、決定的な不倫の証拠はまだありません。 第20話では、成美が夫を油断させ、自らボロを出すように仕向けるための、新たな計画を立て始めます。そして、盗聴器が捉えた柊斗と瑞希（みずき）の会話から、彼らが成美を陥れるための次なる罠を仕掛けていることが判明します。

隙を作るための策略：「不倫妻」の演技

（柊斗の不倫の証拠が欲しい ）成美は強く願いますが、夫が警戒している以上、莉々花と会う可能性は低いと考えます。（隙を与えないと無理ね ）

彼女が思いついたのは、大胆な策略でした。（自分が優位に立っていると確信が持てたらきっとまた動き出すはず ）（例えば私が本当に柏木さん（瑞希）と不倫でもしたら）（心に余裕が出て奔放になるんじゃないかしら）

成美は、夫である柊斗を安心させ油断させるために、「自らが不倫をしている妻」を演じることを決意します。かつて「二人でいる時くらい一緒にくっついて寝たいじゃん」と言って柊斗が購入したダブルベッド。その言葉さえも「いい夫を演じるための言葉だったのに」と気づき、同じベッドで眠ることに吐き気を覚えます。黒いシーツは柊斗の好みでした。（莉々花を抱いた男と同じベッドで眠るなんて ）（もしかしたらここで莉々花は抱かれたのかもしれない）込み上げる怒りを抑え、成美は誓います。（今はせいぜい警戒していなさいよ）（化けの皮を剥いでやる）

盗聴器が捉えた「水曜日の計画」

成美は、「不倫妻」を演じるための準備を進めます。（ただ不倫妻にならなくちゃね）（柏木さんに気があるふり ）（柊斗に不満があるふり ）（不倫に興味があるふり ）もちろん、本気で瑞希と不倫をするつもりはありません。これはあくまで、警戒心の強い成美が不倫に走れば、柊斗が安心して自分も不倫（莉々花との密会）を再開するだろうという計算でした。

その成美の知らないところで、柊斗と瑞希はまさに、成美を「不倫妻」に仕立て上げる計画を進めていました。ネクタイに仕掛けられた盗聴器が、その会話を記録していたのです。柊斗は「警戒心の強い成美は大勢いる中では絶対（瑞希に）応じないだろう」、「二人きりの時間が必要だ」と考えていました。

瑞希「にしたってどうやって？」「いきなり二人きりになるのは難しいでしょ」柊斗「お前いつなら仕事早く終わらせられる？」瑞希「うーん水曜なら比較的近くのお客さんばっかりだから定時で上がれると思うけど？」柊斗「じゃあ成美に連絡入れておくから 先に家に行って上がってろよ」柊斗「俺は残業ってことで時間稼ぎしてその間成美と距離を縮めてくれればいい」

成美は、盗聴器の録音データを翌日に確認し（盗聴器はリアルタイムで聞けないため、1〜2日の誤差が生じる）、この**水曜日（6月9日）**に瑞希が自宅に来るという計画を知ります。（なるほどね）（それでも有益な情報を掴むことには成功した）

決戦の「水曜日」へ

（さて…… どうしようかしら）（泥沼に堕ちた人妻を演じるためにはリアリティが必要ね ）成美は、演技プランを練り始めます。

そして水曜日（6月9日）。夕食の準備をしていると、柊斗からメッセージが届きました。「成美今日早番だったよな？もう家にいる？」「いるよ。もうご飯作り始めてる。」「そうじゃなくて、瑞希が仕事終わったら家に来たいって。」「柏木瑞希な。」「この前ホームパーティで話したと思うけど。成美が名前間違えてた同僚」

わざわざ名前の間違いに触れてくるあたりに、夫の意図を感じる成美。（思えばあの時すでに狙って私に近づいたのか）（自然と会話が成り立ったことに話しやすい人だとすら思ってしまった）彼女は、瑞希が決して油断ならない相手だと認識します。

（柊斗もそうだけど普段から外部のお客さんと接してる人だもの）（他人との会話には慣れてるはずよね）（手強い相手）（だけど 計画を知ってるだけ私の方が有利だわ ）成美は、静かに気を引き締め、瑞希の訪問を待つのでした。

【完璧ワイフによる完璧な復讐】第20話を読んだ感想（ネタバレあり）

今回は、成美さんの復讐計画がさらに具体化し、柊斗たちの罠と交錯し始める、非常にスリリングな回でした。成美さんが夫を油断させるために「不倫妻を演じる」と決意するシーンは、彼女の覚悟の深さを感じさせます。かつて夫の言葉に顔を赤らめたベッドを憎しみの目で見つめる描写には、彼女の心の変化が痛いほど伝わってきました。

そして、盗聴器が捉えた柊斗と瑞希の「水曜日の計画」。あまりにもゲスな内容ですが、成美さんがそれを事前に把握できたのは大きな進展です。盗聴器のタイムラグという設定もリアルで、物語に緊張感を与えていますね。

柊斗からの「瑞希が家に来たいって」というメッセージ。まさに計画通りですが、わざわざ「成美が名前間違えてた同僚」と付け加えるあたり、柊斗の性格の悪さが滲み出ています。しかし、成美さんは「計画を知ってるだけ私の方が有利だわ」と冷静。この自信に満ちた表情、最高に痺れます！いよいよ始まる瑞希との直接対決。成美さんがどんな「不倫妻」を演じ、彼らを欺くのか、期待が高まります。