【完璧ワイフによる完璧な復讐計画】あらすじから最終話まで全話ネタバレ解説

「完璧ワイフによる完璧な復讐計画」の物語は、まさに息をのむような展開の連続ですね。
- 「結末がどうなるのか気になる」
- 「これまでの話の順番を整理したい」
- 「主人公・成美の復讐がどこまで進んでいるのか知りたい」
といった理由で、この記事にたどり着いた方も多いのではないでしょうか。
この記事では、「完璧ワイフによる完璧な復讐計画」の第1話から最新話までのあらすじと感想を、時系列に沿って徹底的にネタバレ解説していきます。
この記事を読むメリットは、物語の最初から最新話までの流れを、重要なポイントを押さえながら一気に把握できることです。成美がいかにして夫の裏切りに気づき、どのようにして復讐の罠を仕掛けていったのか、その全貌が明らかになります。
ただし、デメリットも存在します。この記事は、タイトルの通り「全話ネタバレ」を目的としています。そのため、まだ読んでいない展開や、ご自身で読む楽しみにしていた結末(現在は連載中ですが、各話の結末)まで、すべて解説してしまいます。ご自身のペースで物語を追いかけたい方、結末を知りたくない方は、ここで記事を読むのを中断することをおすすめします。
準備はよろしいでしょうか。それでは、完璧な妻が冷徹な復讐者へと変貌していく、壮絶な物語の軌跡をたどっていきましょう。
- 【完璧ワイフによる完璧な復讐計画】ってどんなあらすじ?世界観や登場人物を解説(ネタバレあり)
- 【完璧ワイフによる完璧な復讐計画】最終回まで全話ネタバレ。あらすじ解説
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【完璧ワイフによる完璧な復讐計画】ってどんなあらすじ?世界観や登場人物を解説(ネタバレあり)
どんなあらすじ?世界観や設定をわかりやすく解説!
物語は、主人公・雨宮成美が、夫・柊斗とその不倫相手に対し、離婚調停で慰謝料を請求する緊迫したシーンから始まります。しかし、時間は3ヶ月前に遡り、そこには誰もが羨むような「完璧な夫婦」の姿がありました。
成美は看護師の激務をこなしながら、家事を完璧にこなし、夫の独立の夢を応援する献身的な妻でした。しかし、成美が「子供が欲しい」と望んだことをきっかけに、優しかった夫の仮面が剥がれ始めます。
夫は裏で「子供嫌い」「(妻は)そろそろ邪魔だわ」という本音を漏らし、妻を「無料の家政婦」としか見ていなかったことが判明します。夫の小さな嘘から始まった「違和感」が、やがて不倫、そして夫が仕掛けた悪質な離婚計画(妻に不倫の濡れ衣を着せる)という恐るべき真実へと繋がっていきます。
本作は、すべてを捧げた夫に裏切られた妻が、その「完璧さ」を武器に、冷静かつ緻密な計画で夫と不倫相手を「社会的に抹殺する」までを描く、壮絶な復讐の物語です。
主要な登場人物を紹介
雨宮成美(あまみや なるみ)
本作の主人公。30歳の看護師。亡き母の教えを守り、仕事も家事も完璧にこなす「完璧な妻」でした。しかし、夫・柊斗の裏切りを知り、すべてを奪い返すために冷徹な「復讐者」へと変貌します。看護師としての観察眼と、几帳面な性格が復讐の武器となります。
雨宮柊斗(あまみや しゅうと)
成美の夫。33歳の税理士。表向きは優しく、妻を気遣う「完璧な夫」を演じています。しかしその本性は、妻をステータスや家政婦としか見ておらず、後輩の莉々花と不倫を重ねる自己中心的な人物です。
有馬莉々花(ありま りりか)
成美の職場の後輩看護師(23歳)。柊斗の不倫相手です。無邪気なふりをして成美から情報を聞き出し、柊斗を誘惑した計算高い一面を持っています。柊斗からは「バカで扱いやすい」と見下されています。
柏木瑞希(かしわぎ みずき)
柊斗の同僚で、遊び人の男性。柊斗から「報酬100万円で成美と不倫し、離婚の証拠を作ってほしい」という悪魔的な計画を持ちかけられ、共犯者となります。成美に興味を持ち、接近していきます。
【完璧ワイフによる完璧な復讐計画】最終回まで全話ネタバレ。あらすじ解説
1話ネタバレはこちら
あらすじ:物語は、主人公・成美が夫・柊斗と不倫相手・莉々花に慰謝料300万円を請求する離婚調停の場面から始まります。3ヶ月前、成美は看護師と家事を完璧にこなす「完璧な妻」でした。しかし、成美が「子供が欲しい」と伝えたことをきっかけに、柊斗は「仕事を辞めて専業主婦になるなら」と実質的に拒否。ラストシーンで、柊斗は職場で**「子供は嫌い」「(子供が欲しいなら)そろそろ邪魔だわ」**という衝撃的な本音を漏らしていました。

【感想】冒頭の調停シーンから一転、幸せそうな3ヶ月前の日常が描かれる構成が見事でした。寝る間も惜しんで夫に尽くす成美さんが健気であればあるほど、ラストの夫の「邪魔だわ」という一言の破壊力が凄まじいです。この完璧な妻が、どうやって3ヶ月で夫を追い詰めたのか、一気に引き込まれました。
2話ネタバレはこちら
あらすじ:第2話は夫・柊斗の視点で、彼が成美と結婚した「本当の理由」が明かされます。それは愛情ではなく、大手不動産企業の担当になるために「結婚している」というステータスが必要だったからでした。彼は妻を裏で**「30過ぎた賞味期限切れ」**と呼び、不倫相手である成美の後輩・莉々花を「バカで扱いやすい性欲処理相手」と見下していました。離婚はしたいものの、慰謝料を払いたくない柊斗は、金を払わずに妻を排除する「いいこと」を思いつきます。

【感想】第1話の「邪魔だわ」を遥かに超える、最低な本音が満載の回でした。妻を「賞味期限切れ」、不倫相手を「性欲処理」と言い切る姿は、まさに外道です。「金を稼ぐために結婚したのに、別れる時に金を払うなんてあっていいわけがない」という思考回路は、本当に救いようがないですね。最後の「いいこと思いついた」という不気味な笑顔が、今後の恐怖を煽ります。
3話ネタバレはこちら
あらすじ:柊斗が思いついた「いいこと」とは、同僚の瑞希に「報酬100万円」を提示し、成美と不倫の既成事実を作らせ、妻側に有責があるとして慰謝料を払わずに離婚するという悪魔的な計画でした。瑞希はこの計画に加担することを決めます。一方、柊斗の「食べたフリ」工作に、成美は**「スポンジの位置が変わってない」**という、完璧な妻だからこそ気づける決定的な「違和感」を覚えます。

【感想】妻を「無料同然の家政婦」と見下し、不倫の濡れ衣を着せようとする柊斗の計画は、人間のやることではありません。しかし、その完璧な計画が「スポンジの位置」という日常の盲点で崩れ始める瞬間に鳥肌が立ちました。ここから成美さんの反撃が始まるのかと思うと、ワクワクが止まりません。
4話ネタバレはこちら
あらすじ:成美は「スポンジの位置」から始まった違和感を追求します。大好物なはずの筑前煮を食べたのに「七味が使われていない」こと、シャワーを浴びたはずなのに「洗濯物の順番」がおかしいことから、夫の嘘を確信。帰宅した柊斗は「筑前煮 美味かったよ」と嘘をつき、追求にも完璧な言い訳でごまかします。柊斗は瑞希を参加させるため、「第4土曜日」にホームパーティーを開催する約束を取り付けました。

【感想】静かなる攻防戦でした。成美さんの「観察眼」が見事すぎます。日常の些細なズレから夫の嘘を暴いていく過程は、推理ドラマのようです。夫の嘘に気づきながらも、地獄の「ホームパーティー」に向けて「料理 張り切っちゃおうかな」と笑顔を見せる成美さんが、あまりにも痛々しく、皮肉に満ちていて胸が苦しくなりました。
5話ネタバレはこちら
あらすじ:波乱のホームパーティー当日。柊斗は妻との関係を「義務みたいなもん」と莉々花に語ります。最悪なことに、成美が「職場仲間」として莉々花をパーティーに呼んでしまい、事態は混沌。柊斗は忠告を無視した莉々花に対し、**「いつも妻が お世話になって おります」**と冷たく突き放す「お仕置き」を実行します。その裏で、共犯者の瑞希は、キッチンにいる成美に計画通り接近を開始しました。

【感想】まさに地獄絵図でした。夫は妻を「義務」、不倫相手を「おバカさん」と見下し、自分の計画のために二人を利用しようとする姿は救いようがありません。莉々花が皆の前で「他人」扱いされるシーンは、自業自得とはいえ強烈でした。そして、何も知らずに絶賛される成美さんの背後に、瑞希の影が忍び寄るラスト。波乱の幕開けです。
6話ネタバレはこちら
あらすじ:瑞希は「王子様スマイル」で成美に接近しますが、成美は瑞希を「お客様」として完璧にガード。「可愛い」「なるちゃん」といった必殺技も、夫への信頼で「イケメン耐性」がついている成美には全く効果がありません。瑞希の「ミズキ」という名前を成美が覚えていたことで、瑞希は油断しますが、必殺技が不発に終わり、二人の間に気まずい空気が流れました。

【感想】瑞希が成美さんの「鉄壁ガード」に翻弄されまくっているのが、痛快でした。百戦錬磨の遊び人が繰り出す最強の攻撃が、「……え?」と、きょとんとされて不発に終わるシーンは笑ってしまいます。成美さんには下心がないからこそ、瑞希の計算ずくの下心が一切響かない。この構図は本当に皮肉が効いていますね。
7話ネタバレはこちら
あらすじ:瑞希の必殺技が不発に終わったのは、成美が「ミズキ」を苗字だと勘違いしていたためでした。勘違いに気づいて赤面する成美の姿に、瑞希は「意外と そそっかしい」と魅力を感じてしまいます。その姿を見た柊斗は、自分が不倫を命じたにもかかわらず激しい嫉妬に駆られ、成美の頭を「5年間の習慣」で無意識に撫でてしまいます。それを見た莉々花は、憎悪を募らせるのでした。

【感想】鉄壁だった成美さんが、まさかの「苗字勘違い」で隙を見せてしまったのには驚きました。そして、自分で「不倫しろ」と命じておきながら、妻が他の男と(そう見えた)楽しそうにしているだけで嫉妬する柊斗。この身勝手さ、まさにモラハラ夫の典型です。「無意識の習慣」で頭を撫でるシーンは、歪んだ関係性の深さを感じてゾッとしました。
8話ネタバレはこちら
あらすじ:ホームパーティーで暴走しかけた莉々花は、共犯者の瑞希に「あんまり 出しゃばると柊斗に 愛想つかされちゃうよ 彼女さん」と耳打ちされ、牽制されます。パーティー後、柊斗は偽装工作をレベルアップさせ、「スポンジを濡らす」「生ゴミを少量残す」などの対策を講じました。莉々花からの大量のメッセージに「めんどくせえ」と本音を漏らし、成美には「瑞希から」仕事の連絡が来たと嘘をつきました。

【感想】「チーム・クズ男(柊斗と瑞希)」の連携プレーが恐ろしいほど鮮やかでした。瑞希がただの遊び人ではなく、クレバーな共犯者であることが判明しましたね。そして、柊斗の「偽装工作レベルアップ」。第4話の失敗を完璧にカバーしてきて、成美さんが気づけないのも無理はない状況です。最後の「瑞希から」という嘘が、いつかブーメランになることを願うばかりです。
9話ネタバレはこちら
あらすじ:柊斗は、成美が作った料理を「棄てており」、味の感想を聞かれることを恐れていました。成美が好物だと思っている「筑前煮」は、実は「俺の好物ではない」ことも判明。7ヶ月前、莉々花が「諦めるから 1回だけ 抱いてくれませんか?」と誘惑したのが不倫の始まりでした。柊斗が「(成美とは)別れる」と言うと、莉々花は情事の最中に「りりの中に 出してっ……」と衝撃的な要求をしました。

【感想】妻が心を込めて作った料理を棄て、「味が変わったかバレるか」だけを心配している柊斗の非道さに言葉を失います。特に「筑前煮」のエピソードは最悪ですね。そして、最後の莉々花の「りりの中に 出してっ……」という爆弾発言。これは柊斗の計算を遥かに超えていたようです。コントロールしているつもりが、逆にコントロールされ始めている展開にゾクゾクします。
10話ネタバレはこちら
あらすじ:莉々花の要求に、柊斗は「てめぇとの 子供なんか 死んでも いらねぇ」と激怒し、莉々花をホテルに置き去りにします。帰宅した柊斗は、情事の証拠を消すためシャワーを浴び、帰宅した成美には「洗車で汗をかいた」と嘘をつきました。しかし成美は、洗濯物に「下着が 2枚」あること、そして夫が履き替えた下着から「ゴムのような臭い」を嗅ぎ当て、「浮気?」と確信に至りました。

【感想】神回でした。莉々花の暴走もさることながら、クライマックスは成美さんの「証拠発見」シーンです。柊斗が「洗車」という完璧なアリバイを立てたにも関わらず、「香水」、「下着が2枚」、とどめの「ゴムのような臭い」。生々しすぎる証拠にたどり着いた時の成美さんの表情には、ゾクッとさせられました。「スポンジの位置」から始まった違和感が、ついに「浮気」という確信に繋がりましたね。
11話ネタバレはこちら
あらすじ:「浮気?」の確信を得た成美は、浴室の排水口から決定的な証拠である「女の髪」を発見し、冷静にフリーザーバックに保管します。「DNA鑑定」のためです。さらに義母に電話をかけ、「今一緒に食事を終えた」という返答を得て、夫の「洗車」のアリバイが嘘であることを突き止めました。義母から「柊斗はあなたの 召使いじゃないのよ」と侮辱され、成美は「今の自分には 柊斗しかいない」と孤独を痛感します。

【感想】成美さんの「完璧な妻」としての能力が、「完璧な復讐者」としての能力に切り替わった瞬間を見た気がして、鳥肌が立ちました。浮気確信の直後に、冷静に「女の髪」を採取し、「DNA鑑定」まで見据える胆力。そして義母への「アリバイ確認」も見事でした。最後の「今の自分には 柊斗しかいない」という絶望が、彼女を本物の復讐者にしたのだと痛感する回でした。
12話ネタバレはこちら
あらすじ:夫の浮気を確信した成美は、帰宅後、夫の柊斗から「今日する?」と夜の営みに誘われます。成美は強い嫌悪感を抱き、「ちょうど 生理きちゃったの」と完璧な嘘で拒否。「後輩のレポート」を口実に夫の書斎に入り、これまでの違和感を「時系列で まとめ」、不倫の「証拠の集め方」や「弁護士費用」「離婚調停」について調べ始めます。「完璧な人間なんて この世に 存在するのかな」と、夫への信頼が完全に崩れたことを示すモノローグで終わりました。

【感想】成美さんの「復讐者」としての覚醒回でした。夫からの無神経な誘いを「生理きちゃったの」という完璧な嘘で切り返すシーンは、彼女の賢さと強さ、そして悲しさが凝縮されていて息をのみました。書斎で葛藤しながらも着々と「離婚調停」を調べる姿は、もう後戻りしないという決意の表れです。
13話ネタバレはこちら
あらすじ:柊斗は、莉々花が「子供が欲しい」と言い出したことに激怒。瑞希は、莉々花が「ゴムに穴を開ける」などの危険性を柊斗に忠告しました。一方、成美は浮気の証拠を集めるため、「ボイスレコーダー」と「超小型カメラ」をネットで購入。翌日、自宅の「全ての部屋の 死角なく見えるよう」にカメラを設置し、完璧な監視網を構築しました。

【感想】瑞希の「ゴムに穴開けてた子も いたから」という発言、恐ろしすぎます。類は友を呼ぶんですね。その裏で、成美さんが「超小型カメラ」を自宅の隅々に設置するという行動力。彼女の「完璧」さは、もはや「良妻賢母」のそれではなく、「復讐者」としての「完璧」さに完全にシフトしています。(掃除も私だから 気づかないわね)というモノローグには、静かな怒いが凝縮されていました。
14話ネタバレはこちら
あらすじ:成美は、夫・柊斗のスマホのロック解除(顔認証)のため、彼を眠らせる計画を立てます。「眠れない」と嘘をつき、病院で「短時間作用型の睡眠薬」を入手。さらに、柊斗のネクタイの縫い目を解き、中に「盗聴器」を仕込みました。その頃、柊斗は母親からの電話で、成美が実家に来たか確認の電話をしていたことを知り、自分の嘘がバレ、疑われていることを確信し激しく動揺します。

【感想】成美さんの計画性と行動力が光る回でした。スマホの顔認証を突破するために睡眠薬を処方してもらい、ネクタイに盗聴器を仕込むという大胆かつ緻密な作業。彼女の執念を感じます。一方、ついに自分が疑われていることに気づいた柊斗の狼狽ぶり。いつも通りの笑顔で迎える成美さんが、彼には悪魔のように見えたかもしれませんね。
15話ネタバレはこちら
あらすじ:成美は夕食に「チキン南蛮」を出し、義母との電話内容を仄めかすことで、柊斗のアリバイが嘘であることを本人に自覚させます。追い詰められた柊斗は、「瑞希と一緒に洗車に行った」と新たな嘘をつきました。柊斗は風呂場でスマホのメッセージ履歴などを必死に削除しましたが、成美は自宅に設置した監視カメラで、柊斗が証拠隠滅を図る様子をすべて確認していました。

【感想】成美さんと柊斗の息詰まる心理戦が最高潮でした。成美さんが仕掛けた「チキン南蛮」の罠、見事すぎます。追い詰められた柊斗が咄嗟についた「瑞希と洗車に行った」という嘘は、逆に「瑞希」という共犯者の存在をクローズアップさせる大失敗でしたね。監視カメラで夫の「証拠隠滅」を確認する成美さんの不敵な笑みが、勝利を確信しているようでした。
16話ネタバレはこちら
あらすじ:妻・成美に疑われていると確信した柊斗は、共犯者の瑞希に「早々に成美を 落としてくれ」と計画の実行を急かします。一方、成美は、柊斗のネクタイに仕掛けた盗聴器の録音データを確認。柊斗と瑞希の会話の中で「莉々花」の名前が出たことで、成美は浮気相手が自分の後輩である莉々花だと知ってしまいます。信頼していた夫と後輩の両方からの裏切りに、成美の悲しみは激しい怒りと憎しみに変わりました。

【感想】ついに浮気相手が判明するという、衝撃的な回でした。盗聴器によって「莉々花」の名前が挙がった瞬間は、息をのみました。まさか、あんなに可愛がっていた後輩が…。「私の友達や後輩を そういった対象に見ることなんてないと 勝手に思い込んでいた」というモノローグが、あまりにも痛々しいです。
17話ネタバレはこちら
あらすじ:成美は夜勤中、盗聴器から得た情報(柊斗と莉々花の不倫、瑞希を含めた離婚・慰謝料搾取計画)を冷静に整理します。第11話で採取した「女の髪」が、莉々花の髪(ウェーブのかかった長い髪)と特徴が一致することを確認。夫婦の寝室で柊斗が莉々花を抱いたかもしれないと想像し、激しい怒りと絶望に襲われ、「絶対に許さない」と誓います。そして、**「社会的に 抹殺してあげる」**と、完璧な復讐者への変貌を遂げました。

【感想】成美さんの怒りと絶望、そして復讐への決意が痛いほど伝わってくる回でした。特に衝撃的だったのは、「寝室で莉々花を抱いたのか」と想像し、気が狂いそうになるシーンです。夫婦の聖域までもが汚されていたかもしれないという事実は、想像を絶する裏切りです。最後の「社会的に 抹殺してあげる」という宣言。ここから彼女の本当の復讐が始まります。
18話ネタバレはこちら
あらすじ:成美は計画通り、土曜日の夜、夫・柊斗の味噌汁に睡眠薬を混入。深く眠った柊斗のスマホのロック解除(顔認証)に成功します。しかし、莉々花とのやり取りの証拠は削除済みでした。成美は諦めず、柊斗の連絡先リストから莉々花の**偽名「本宮 彰」**を特定。自分のスマホから「本宮 彰」宛てに罠のメッセージを送信すると、眠っている柊斗のスマホに「柊くん!成美さんから…」という返信の通知が表示され、偽名登録の証拠を掴みました。

【感想】夫に睡眠薬を飲ませるという、成美さんの覚悟と実行力に圧倒されました。顔認証がうまくいかず焦る場面は、読んでいるこちらも心臓が縮む思いでした。証拠が消されていても諦めず、偽名「本宮 彰」を特定し、自らメッセージを送って相手の反応を引き出すという罠。完璧すぎます。
19話ネタバレはこちら
あらすじ:成美は、眠っている柊斗のスマホを使い、彼になりすまして莉々花(偽名:本宮 彰)とメッセージをやり取りします。莉々花を安心させつつ、来週金曜日に莉々花の家に「泊まりに行く」ことを承諾させ、決定的な証拠を押さえる罠を仕掛けました。翌朝、目覚めた柊斗は、成美がスマホを握って眠っていたことに気づきますが、履歴は削除されており安堵。しかし、莉々花の(成美が送った)メッセージを不審に思い、疑念を深めます。成美は、瑞希が近々自分に接近してくることを予測していました。

【感想】成美さんの策略家ぶりが本格化してきました。夫になりすまして莉々花を手玉に取り、「泊まりに来させて」証拠を押さえようとする計画。まさに完璧な罠です。(バカな子…)と莉々花を見下す成美さんの冷徹な目が印象的でした。柊斗が疑心暗鬼になっている様子も、彼が自分で仕掛けた計画が自分の首を絞め始めている皮肉ですね。
20話ネタバレはこちら
あらすじ:成美は、夫・柊斗を油断させて不倫の証拠を掴むため、自らが「不倫妻」を演じる計画を立てます。一方、ネクタイの盗聴器は、柊斗と瑞希が「水曜日に瑞希が成美の家を訪れ、二人きりになる」計画を立てている会話を記録していました。成美は録音データで彼らの計画(水曜日=6月9日)を事前に察知。計画通り、柊斗から「瑞希が家に来たいって」というメッセージが届くと、成美は「計画を 知ってるだけ 私の方が有利」と気を引き締め、対決に備えました。

【感想】成美さんが夫を油断させるために「不倫妻を演じる」と決意するシーンは、彼女の覚悟の深さを感じさせます。その裏で、柊斗と瑞希がゲスな計画を進めていますが、成美さんがそれを事前に把握できたのは大きな進展です。柊斗からのメッセージに対し、「計画を 知ってるだけ 私の方が有利」と冷静に返す成美さん。いよいよ始まる瑞希との直接対決に期待が高まります。
21話ネタバレはこちら
あらすじ:計画の「水曜日」。成美は「何も知らない妻」を完璧に演じ、瑞希を自宅に迎え入れます。瑞希は手土産に花束を用意するなど、計算高い一面を見せます。会話の中で、瑞希は「あの合コン 本当は呼ばれてたの 俺なんですよ」と、成美と柊斗の出会いの裏に自分が関わっていた衝撃の事実を明かしました。成美は、かつて看護師の先輩に頼まれ、数合わせで仕方なくその合コンに参加した過去を思い出します。

【感想】成美さんと瑞希の静かなる心理戦、そして二人の出会いの秘密が明かされる、非常に濃密な回でした。瑞希もさすが手強い相手です。一筋縄ではいきません。そして、「合コン」の真実。もしあの日、瑞希が参加していたら…?というIFを想像させる展開でした。フラッシュバックで描かれた、合コンに興味なさそうな成美さんが、どうして柊斗と結ばれたのか、続きが気になります。
22話ネタバレはこちら
あらすじ:成美と柊斗の出会いの回想シーン。柊斗は「数合わせだから わかるよ」「仕事は 頑張ってる人の方が 好きかな」と、過去に仕事で理解されなかった成美の心に響く言葉をかけます。成美は「努力が報われた気がした」と惹かれていきました。しかし現在、瑞希の口から真相が明かされます。あの合コンは、瑞希が「看護師との合コン」だと柊斗に話したところ、**「看護師か………………… 悪くないな」**と柊斗が興味を示し、代わりに参加した、仕組まれた出会いだったのです。瑞希が「彼女はいない」と答えると、成美はついに「冬になると 少し 寂しかったのを 覚えています」と、「不倫妻」の演技を開始しました。

【感想】あまりにも切なく、そして恐ろしい回でした。柊斗の「看護師か………………… 悪くないな」というセリフ。彼は最初から「条件」でしか成美さんを見ていなかったのですね。回想シーンの優しい柊斗が、すべて計算だったとわかるとゾッとします。そして、成美さんが「寂しかった」と演技を開始するシーン。かつて「心から 柊斗のことを 愛していた」彼女が、愛と憎しみの狭間で、最強の復讐者へと変貌していく姿から目が離せません。
23話ネタバレはこちら
あらすじ:夫への「寂しかった」という言葉で瑞希(みずき)を揺さぶる演技を始めた成美(なるみ)さん。瑞希はさらに言葉巧みに成美さんの心の隙間に入り込もうとします。彼は、柊斗(しゅうと)が「忙しい時期だからこそ不倫する」「背徳感は最高のご褒美」と言っていたことや、自分自身も過去に浮気や二股を繰り返したことを告白します。そして、柊斗が成美さんを「彼女にしたい女と結婚したい女は違う」「あくまでも結婚相手」としか見ていなかった残酷な本音を暴露するのでした。瑞希に「甘えるのが下手そう」と核心を突かれた成美さんは、「弱い女ではいたくない」と生きてきた自分を唯一「魅力だ」と言ってくれた柊斗の言葉が偽りだったと知り、絶望を深めていきます。

【感想】 今回は瑞希の暴露がひどすぎて、聞いているだけで胸が苦しくなりました。「彼女にしたい女と結婚したい女は違う」なんて、成美さんの人格を完全に無視した発言ですよね。成美さんが「弱い女ではいたくない」と頑張ってきたこと、それを柊斗だけが認めてくれたと思っていた過去が明かされると、余計にこの裏切りが辛く感じられます。瑞希が図らずも成美さんの核心を突いてしまったのも皮肉な展開でした。最後の成美さんの絶望が、今後の復讐への強い意志に繋がっていくのでしょう。
24話ネタバレはこちら
あらすじ:瑞希から予想外の「可愛い」という言葉をかけられ、動揺した成美さんは料理中に指を切ってしまいます。その反応すら「可愛い」と感じた瑞希は、成美さんの手を強引に取り手当てを始め、彼女の「華奢さ」に気づき惹かれていくのでした。瑞希は血で汚れた結婚指輪を「洗って持っててあげる」と言って預かり、夫の「証」を外させたことに高揚感を覚えます。そこへ計画通り柊斗が帰宅。リビングに妻がおらず、キッチンに瑞希だけがいる異様な状況に困惑する柊斗に対し、瑞希はまるで家の主人のように「おかえり」と告げるのでした。

【感想】 瑞希が成美さんを陥れるはずだったのに、逆に彼女の魅力に気づいて惹かれていく展開は見ていて痛快でした。「可愛い」とか「華奢だ」とか、柊斗が見下していた部分を瑞希が評価し始めているのが皮肉です。指輪を預かるシーンは、瑞希が本気で成美さんに興味を持ち始めたようでドキドキしましたね。最後の、夫が帰宅したら同僚がキッチンから「おかえり」という修羅場! 柊斗の困惑した表情が最高でした。成美さんの計画が予想外の方向に動き出した感じがします。
25話ネタバレはこちら
あらすじ:柊斗は、瑞希と成美を二人きりにするため残業のフリをしていましたが、二人が電話に出ないため「既に仲良くなっているのでは」と焦燥感に駆られます。彼は莉々花(りりか)を家に入れたことがないほど「妻と遊び相手は区別」していましたが、成美と築いた空間が「汚される」ことに苛立ちを感じるのでした。帰宅した柊斗は、瑞希が成美の結婚指輪を返すところを目撃し、成美が5年間一度も指輪を外さなかったことを思い出して衝撃を受けます。瑞希に「妬いてんの?」と挑発された柊斗は激しく否定し、成美は「お飾り妻」「用済み」だと自分に言い聞かせますが、瑞希からホームパーティーでも邪魔をしたと指摘され、自分の行動が目的と矛盾していたことに気づかされます。

【感想】 今回は柊斗の小物感が際立っていて、読んでいてとても面白かったです。自分で仕掛けた罠なのに、妻と協力者がグルかもしれないと疑って焦る姿は滑稽でしたね。口では「お飾り妻」と言いながら、明らかに独占欲と嫉妬に駆られているのが見え見えです。5年間外されなかった結婚指輪のエピソードは、彼が無意識に妻の「完璧さ」に執着していたことを示しています。そこを瑞希に突かれて動揺しているのが笑えました。瑞希も成美さんに本気になりかけているようで、この三角関係(?)がどうなるのか気になります。
26話ネタバレはこちら
あらすじ:瑞希に「妬いてんの?」と指摘された柊斗は、「莉々花がうるさいから成美を呼んだだけだ」と言い訳します。彼は、成美のような妻は「主従関係を作りあげれば」コントロールできると本音を漏らし、瑞希は柊斗が成美を「所有物」としか見ておらず、他人に取られそうになって嫉妬している(子供のオモチャと同じ)と見抜きました。帰宅した柊斗は心配する夫を完璧に演じ、成美さんも瑞希のせいで動揺したフリをします。成美は好きな花を聞かれ、プロポーズの思い出である「ピンクのチューリップ」だと答え、柊斗はそれを見て「やはり成美は俺のことが好きなのか」と誤解しました。成美の狙いは、あえて夫を愛している姿を見せることで、柊斗の疑いを避けつつ、「不倫妻」を演じる作戦を遂行することでした。

【感想】 柊斗の「主従関係を作ればいい」という考え方には呆れてしまいますね。それを「子供のオモチャ」に例えた瑞希の分析は的確でした。成美さんの演技力もすごいです。二人の敵を前にして、完璧な妻を演じながら手玉に取ろうとしている。特に「ピンクのチューリップ」のエピソードは切なかったです。かつての幸せの象徴を、夫を騙す道具として語る…。彼女の心の痛みと復讐への決意が伝わってきました。柊斗がまんまと誤解しているのが、今後の展開の鍵になりそうですね。
27話ネタバレはこちら
あらすじ:柊斗、瑞希、成美の三人が揃った食卓は、全員が「作り物の笑い」を浮かべる張り詰めた空気でした。瑞希は柊斗を挑発し、次回の訪問を一方的に約束します。場面は金曜日の夜へ移り、成美は莉々花の家を訪れます。成美は、莉々花が柊斗に連絡するのを防ぐため、事前に自分から「追加でメッセージ」を送り、柊斗に「第三の女」がいるかもしれないと嘘の相談を持ちかけて莉々花の不安を煽っていました。莉々花は柊斗に捨てられることを恐れ、成美の誘いに乗ります。成美は証拠集めに協力させるための「チップ」としてリップをプレゼントし、莉々花はそれを「柊くんとのデートにつけていく」と喜びます。成美は冷たく笑い、「その代わりしっかり証拠を押さえさせてよね」と決意するのでした。

【感想】 食卓のシーンは本当に地獄絵図でしたね。全員が嘘の笑顔を浮かべているなんて…。成美さんが莉々花を誘い出す手口は見事でした。「第三の女」をちらつかせるなんて、莉々花の不安を的確に突いています。不倫相手に笑顔でプレゼントを渡すシーンは常軌を逸していて、彼女の復讐への覚悟を感じました。莉々花が「柊くんとのデートに」と喜んでいるのが愚かしくも哀れに見えます。成美さんの最後の笑顔が恐ろしく、これからどんな証拠を掴むのか気になります。
28話ネタバレはこちら
あらすじ:莉々花の視点から彼女の過去が語られます。裕福な家庭に生まれ、「社会勉強のため」だけに看護師になった莉々花は、完璧な先輩・成美に憧れ、彼女の「一番大切なもの」である柊斗を奪いたいと願うようになります。瑞希はホームパーティー後、莉々花に接触し、「柊斗と成美が別れるために協力している」と明かし、「邪魔しないでほしい」と口止めしていました。現在、成美は莉々花に「第三の女」の件は「勘違いだった」と嘘をつき、柊斗が寝言で女性の名前「瑞希」を言っていたと新たな嘘を重ねます。莉々花はそれを信じ込み、柊斗と瑞希が離婚計画のために連絡を取っていただけだと納得し、「成美さんって意外とバカなんだ」と油断します。成美は「お詫び」としてワインを取り出しました。

【感想】 莉々花の背景が明らかになり、彼女の行動原理が少し理解できた気がします。満たされない思いや憧れが歪んだ形で表れてしまったのですね。それにしても瑞希の暗躍ぶりがすごい。柊斗と共謀しながら莉々花も手なずけていたとは。成美さんの頭脳戦は今回も冴えわたっていました。「第三の女」の不安を「瑞希」という男の名前で解消させる二段構えの罠、完璧です。莉々花が「意外とバカなんだ」と見下している相手に、完全に騙されているのが皮肉ですね。最後のワインが、恐ろしい展開を予感させます。
29話ネタバレはこちら
あらすじ:成美は、莉々花の好きなワインを手土産に訪ね、乾杯します。完璧な妻を演じつつ、「泊まると言ったら夫が拗ねていた」と嘘をつき、莉々花の嫉妬心を煽りました。さらに「今日は『友達の所に泊まる』って嘘ついて来ちゃった」と告白し、莉々花が柊斗に告げ口するように仕向けます。成美は、瑞希が家に来た日に包丁で手を滑らせたと嘘をつき、わざと外してきた結婚指輪を莉々花に見せつけました。莉々花は告げ口のネタを手に入れたと喜びますが、「柏木さん(瑞希)と話していて」怪我をしたという成美の言葉と、以前瑞希から聞いた「協力」という言葉が結びつき、何かに気づき始めます。

【感想】 成美さんの策略が本当に恐ろしいです。莉々花の好みを把握し、嫉妬心を煽り、告げ口を誘発する。全ての行動が計算され尽くしていますね。「わざと指輪を外してきた」シーンは、莉々花が喜んでいる裏で成美さんの計算通りというのが見事です。莉々花が「夫婦にしか見せない顔」に悔しがる姿も滑稽でした。最後の最後で莉々花が「あれ?」と気づきかけたのがハラハラします。瑞希の「協力」と成美さんの「怪我」が繋がったら、計画が危うくなるかもしれません。どう乗り越えるのか気になります。
30話ネタバレはこちら
あらすじ:莉々花は、成美が瑞希と二人きりで怪我をし指輪を外したことから、「成美さんもイケメンに弱い」と確信し見下します。成美は、莉々花がそう思い込むことこそ計画のうちであり、柊斗と莉々花が「私が柏木さんに気がある」と誤解すれば柊斗が油断すると計算していました。成美は柊斗の武器である「冷静さ」を失わせれば勝算があると考えていたのです。莉々花がトイレに立った隙に、成美は彼女のワイングラスに睡眠薬を混入します。莉々花は、柊斗に告げ口するため成美を「さっさと寝かせよう」と焦っていました。成美は「赤ワインが好きじゃない」莉々花に、「あなたが好きなのを選んだ」と嘘をつき、薬入りのワインを飲むよう巧みに誘導しました。莉々花は早く成美を寝かせたいため、「二日酔いになったら大変です」と話を合わせます。

【感想】 莉々花が「成美さんもイケメンに弱いのね」と勝ち誇るように誤解する姿、それこそが成美さんの狙い通りというのが見事でした。成美さんの計画は本当に緻密です。自分が「不倫妻」だと誤解させれば柊斗が油断する、そのために莉々花を利用する。冷徹な知略に感服します。ワインに睡眠薬を混ぜるシーンは、彼女が復讐のためなら一線を超える覚悟を決めていることの表れでゾッとしました。莉々花が焦れば焦るほど罠にハマっていく皮肉な展開がたまりません。薬入りとは知らず心配するフリをする莉々花…どうなってしまうのでしょうか。
31話ネタバレはこちら
あらすじ:成美は、莉々花が唯一の「飲み友達」だった過去を思い出しますが、裏切られた怒りに震えます。成美は「不倫妻」を演じるため、瑞希を褒め、彼が「彼女いない」と莉々花に伝えます。莉々花は瑞希を「優しくて紳士的」と評価し好意を漏らします。成美が「お似合いだ」と背中を押すと、莉々花は「柊斗が自分に夢中だから成美が他の男に目移りした」と勘違いし、成美を「ただの雌豚ね」と見下しました。莉々花は瑞希と会うために「4人でお食事会してほしい」と提案します。成美はこの「3対1」の状況を「なめられたものね」と冷静に受け止め、怒りを燃やすのでした。

【感想】 莉々花が成美さんにとって唯一の「飲み友達」だったという過去は切ないですね。その信頼を裏切られた怒りは計り知れません。そんな中でも成美さんは冷静に計画を進めます。莉々花が瑞希に惹かれていくのは成美さんの計算通り。「彼女いない」という一言が効果的でしたね。莉々花が「ただの雌豚ね」と見下した瞬間、彼女の敗北は決定的です。最後の「4人でお食事会」という地獄のような提案。3対1で追い詰められると思っている莉々花の浅はかさと、成美さんの「なめられたものね」という怒りに満ちたモノローグの対比が印象的でした。
32話ネタバレはこちら
あらすじ:成美は、莉々花が提案した「4人での食事会」が「地獄絵図」になると予測しつつも「面白そう」だと感じ、食事会の都合を聞く約束をします。睡眠薬で眠った莉々花のスマホを手に取り、柊斗の誕生日をパスコードとして入力しロック解除に成功しました。しかし、柊斗とのトーク履歴は全て削除されており愕然とします。柊斗が証拠隠滅を指示したのだと確信し、激しい怒りと絶望に襲われる成美。その目の前で、莉々花のスマホに柊斗から「早く会いたい」という内容のメッセージが立て続けに届き、それが決定的な証拠となりました。

【感想】 「4人会食」を「面白そう」と捉える成美さんの復讐者としての覚悟、あるいは狂気を感じてゾクッとしました。莉々花のスマホのパスコードが柊斗の誕生日だったのには笑ってしまいましたね。トーク履歴が空だった時の絶望感は、読んでいるこちらも辛かったです。あんなに苦労したのに…と。だからこそ、最後の柊斗からのメッセージ通知! まさに逆転劇でした。この証拠をどう使うのか、成美さんの反撃が楽しみでなりません。
33話ネタバレはこちら
あらすじ:成美は、莉々花のスマホに届いた柊斗からのメッセージが「柊斗らしくない」と違和感を覚えます。他のトーク履歴を確認した結果、偽名「高木 由里子」で登録された、成美自身が柊斗になりすまして送ったメッセージ履歴を発見し安堵しました。成美は莉々花が偽名で履歴を残していたことに「侮ってたわ」と反省し、偽名のトーク履歴を全て写真に収めます。ホテルへ移動した成美は、撮った写真を頼りに柊斗と莉々花の過去のやり取り(偽トーク履歴)を確認し始めました。そこにはクリスマスイブの密会、年末年始の旅行、バレンタインと莉々花の誕生日など、裏切りの記録が残っていました。成美は「怒りよりも… 悲しい」と感じます。さらに、柊斗が成美との映画デートの約束を嘘をついて破り莉々花の誕生日を優先していたこと、莉々花からの「成美さん、ごめんなさーい!」という嘲笑うかのようなメッセージを見て、さらなる怒りに震えます。

【感想】 偽名のトーク履歴を発見した時は安堵しましたが、その後の内容は本当に地獄でした…。クリスマスイブ、年末年始、バレンタイン…成美さんが頑張っていた裏での裏切り。特にプレゼントのエピソードは虚しくなります。成美さんが「怒りよりも… 悲しい」と感じるシーンは、彼女の深い愛情と悲しみが伝わってきて胸が締め付けられました。映画デートの裏側と莉々花のメッセージは本当に許せません。この地獄の記録を読んだ成美さんの心がどうなってしまうのか心配です。
34話ネタバレはこちら
あらすじ:成美は莉々花のスマホの偽名トーク履歴から、さらなる裏切りの証拠を発見します。結婚記念日のプレゼントは莉々花と一緒に選び、成美への誕生日プレゼントも莉々花の入れ知恵でした。莉々花は柊斗に卑猥な写真やメッセージを送り、柊斗も成美を侮辱する返信をしていました。柊斗は莉々花に「成美との子供なんていらない」、「2ヶ月後くらいには離婚する予定」だと伝えていたのです。5年間信じて待っていた子供に関する約束が嘘だったと知り、成美は声を殺して泣き、「悲しみ」に襲われます。翌朝、成美は莉々花に「柊斗に呼び戻された」という嘘のメッセージを残して去ります。莉々花はそれを「必要とされてるアピール?」と勘違いし、成美の嘘を柊斗に告げ口しようとします。莉々花は、偽名登録の方から届いた柊斗らしくない甘ったるい大量のメッセージに「キモい」と嫌悪感を抱きました。

【感想】 地獄のトーク履歴の続き、言葉もありません…。結婚記念日や誕生日まで莉々花が関与していたなんて。そして「子供はいらない」という決定的な裏切り。成美さんが5年間待ち続けたことを思うと、本当に辛すぎます。声を殺して泣くシーンは涙なしには見られませんでした。「悲しみ」が「憎しみ」よりも深いという描写が、彼女の愛情の深さを物語っていて余計に苦しいです。朝、莉々花が成美さんのメッセージを勘違いしているのは愚かですが、成美さんの「死ね!クソ女」という心の声に共感しかありません。最後の偽の柊斗からのメッセージ、一体誰が送ったのか謎が深まります。
35話ネタバレはこちら
あらすじ:莉々花が「柊斗」として登録していたのは、かつてのお見合い相手「小坂寛文」でした。莉々花は、柊斗にトーク履歴の削除を命じられていましたが、履歴を残すため、メッセージのみを削除し、他の男にスタンプを送って本物の柊斗のトーク欄を下に沈め、偽の柊斗(小坂)を一番上に表示させるという偽装工作を行っていました。目覚めた莉々花は、早速柊斗に電話し、成美が嘘をついて泊まりに来たこと、指輪を外していたこと、瑞希を好きらしいことを告げ口します。柊斗は否定しますが、瑞希が手当てをしたことや成美が寂しそうにしていた話に動揺。成美が「柊斗に呼び戻された」と嘘をついて帰ったことを聞き、自分が呼び戻していないことから、「今、成美と瑞希は一緒にいるのでは?」という強烈な疑念を抱きます。

【感想】 莉々花の偽装工作には驚きました! まさかキモい見合い相手を利用して、こんな手の込んだことをしていたとは…。トーク履歴を下に沈めるアイデアとか、執念を感じます。成美さんが「侮ってたわ」と言うのも納得です。そして、その莉々花の(結果的に嘘だらけの)告げ口で疑心暗鬼になる柊斗! 自分で仕掛けた罠なのに、妻と協力者がグルかもしれないと疑う姿が滑稽です。最後の「今二人は一緒にいる?」という疑念。成美さんの計画通り、柊斗の冷静さが崩れ始めましたね。どう行動するのか気になります。
36話ネタバレはこちら
あらすじ:柊斗は「成美と瑞希が一緒にいるのでは?」という疑念に駆られ、瑞希に電話で確認します。瑞希は「一人で家にいる」と嘘のアリバイを主張しつつ、「俺が裏切ったとでも思ったの?」と逆に柊斗の疑念(嫉妬)を煽りました。瑞希は、成美が嘘をついて外出したことから「俺以外にも男がいるのでは?」と新たな疑惑を植え付け、「女の勘」の鋭さを説き、柊斗をさらに動揺させます。ホテルをチェックアウトした成美は自宅に戻ると柊斗と鉢合わせ。成美は精神的に限界を感じながらも、「完璧な妻」の演技を続けました。

【感想】 柊斗がどんどん疑心暗鬼の沼にハマっていくのが痛快でした! 瑞希の立ち回りも本当に巧みです。「友人」として心配するフリをしながら、柊斗が一番気にしているであろう部分を的確に突いてくる。さすがですね。「女の勘はなめない方がいい」という言葉は、まさにこの物語の核心かもしれません。柊斗は成美さんを甘く見ていました。一方、成美さんが夫を前に「完璧な妻」を演じ続けなければならない状況は、読んでいて胸が苦しくなります。崩れ落ちそうになりながらも演技を続ける彼女の強さに心を打たれました。


