【完璧ワイフによる完璧な復讐計画】20話をあらすじから結末まで全てネタバレ解説
ずっちー
コミックコミュニティ
【完璧ワイフによる完璧な復讐計画】26話をあらすじから結末まで全てネタバレ解説
ずっちー
前話のおさらい
- 夫・柊斗は、共犯者の瑞希（みずき）と妻・成美さんを二人きりにするため、残業のフリをして時間を稼いでいました 。
- しかし、二人が電話に出ないため、「既に仲良くなっているのでは」と想像し、激しく動揺します 。
- 帰宅した柊斗は、成美さんが5年間一度も外さなかった結婚指輪を、瑞希が持っているという衝撃的な場面を目撃しました 。
- 瑞希から「妬いてんの？」と核心を突かれた柊斗は、「お飾り妻」「用済み」だと激しく否定します 。
- 瑞希は、ホームパーティーの時も柊斗が邪魔をしたと指摘し、彼の行動が「妻に不倫をさせる」という目的と矛盾していることを明らかにしました 。
Contents
【完璧ワイフによる完璧な復讐計画】第26話をネタバレありでわかりやすく解説する
自ら仕掛けた離婚計画のせいで、妻への「嫉妬」という想定外の感情に振り回される柊斗。第26話は、瑞希の鋭い指摘に対する柊斗の苦しい言い訳と、彼が抱く「妻」への歪んだ支配欲が、次々と暴露されていく緊迫の回となります。
柊斗の言い訳と「主従関係」という本音
「妬いてんの？」 —。共犯者である瑞希に核心を突かれた柊斗は、動揺を隠せません。
彼は、ホームパーティーで瑞希と成美さんの間に割って入った理由について、苦しい言い訳を始めます。あれは、不倫相手の「莉々花が うるさかったから」、「近寄って こないように 成美を呼んだだけだ」と主張しました 。
「別にお前に 嫉妬したから じゃない」 と強がる柊斗。しかし、瑞希は「そう？」 と納得していません。
瑞希は話題を変え、成美さんを「これだけ自由に させてくれる子 いないよ」 と高く評価します。仕事が忙しくても文句を言わず、自由にさせてくれる 、そんな理想的な妻はいない、というのです。
この言葉が柊斗のプライドを刺激したのかもしれません。「何言ってんだよ」「それは やり方次第だろ」 と反論した彼は、ついに恐ろしい本音を漏らしてしまいます。
「ちゃんと 主従関係を 作りあげれば 成り立つことだ」
「家政婦」であり「所有物」
柊斗の「主従関係」という言葉を聞いた瑞希は、心底呆れていました。（わかってないな……） 、成美さんとは「主従関係じゃない」 、彼女が「自由にさせているのは 彼女の意思だ」 と分析します。
（それなのに 柊斗は 支配してる気に なって……）
瑞希は、柊斗がかつて成美さんを「家政婦だって 言ってたくらいだから」 と思い出し、彼の感情の正体に気づきます。
（いざ自分以外の主に 乗りかえられそうに なったら気に入らない ってこと）
瑞希の目には、柊斗の姿が**「自分のオモチャで 勝手に友達が 遊んでいた時の 子供と同じ」** に映っていました。（完全に 所有物扱いか） と、その歪んだ独占欲に軽蔑の目を向けるのでした。
夫の「完璧な演技」と妻の「嘘」
瑞希と柊斗がキッチンで火花を散らしている（と柊斗は思っている）間、成美さんはリビングで何事もなかったかのように二人を迎えます。
「すみません ありがとうございました」 と瑞希に礼を言い、「おかえり」 と柊斗を迎える、完璧な妻の姿です。
柊斗も「ただいま」 と返し、「指切ったって？ 大丈夫？」 と、心から心配している夫を演じます。
（本当に演技が 上手いな……）
二人の完璧な「おしどり夫婦」の演技を見て、瑞希は感心します。（今まで所有物扱い してた男の 言動じゃないぞ） と、柊斗の豹変ぶりにも気づいていました。
柊斗が「珍しいな 料理で 怪我することなんか ないのに」 と続けると、成美さんは「ね」「お客さん来て ちょっと 焦ったのかも」 と、瑞希の存在によって動揺したかのような「嘘」をつきます。
「急だった からな 悪かった」 、「私が 悪いのよ」 と、お互いをかばい合う姿は、まさに理想の夫婦そのものでした。
「ピンクのチューリップ」に込められた嘘と真実
会話の中で、柊斗は瑞希が持ってきた花瓶の花に気づきます 。成美さんが「柏木さんからの 贈り物よ」 と答えると、瑞希は「成美ちゃんは 何の花が 一番好き？」 と尋ねました。
成美さんの答えは、「ピンクの チューリップです」 でした。
彼女の脳裏に、あの日の記憶が蘇ります。
「プロポーズ された時」 、柊斗は「俺花は チューリップ くらいしか 知らないから」 と照れながら、ピンクのチューリップの花束を差し出してくれました 。
（あの時は とても 嬉しかった） （ピンクなんて 可愛らしい ものをもらった ことがなかったから） （自分自身でも 似合わないと思ってた） （だから ピンクの チューリップは 私にとって特別だった）
妻の「作戦」と夫の「誤解」
成美さんが、うっとりとプロポーズの思い出を語る（ように演じている）姿を見て、柊斗は「なんだ……」 と安堵します。
（やっぱり成美は 今でも俺のことが 好きなのか）
彼は、妻が自分にまだ愛情を抱いていると、あっさりと誤解してしまったのです。
しかし、それは成美さんが仕掛けた巧妙な罠でした。
（プロポーズ された時のことなんて 思い出したくもない）
彼女の本当の狙いは、「柏木さんもいる場で 柊斗を愛していると 見せつけ」 ること。
（たった一日で 柏木さんに男性として 興味を持つのは 不自然だから） （普段と違う 行動に出れば きっと 勘のいい柊斗は 私が作戦に 気づいているのでは ないかと勘ぐるはず）
「普段の私なら 決して他の男性に 目移りなんてしない」 —。夫を愛し続ける「完璧な妻」を演じることこそが、柊斗の疑いを晴らし、瑞希との距離を不自然なく縮めるための、成美さんの新たな作戦だったのです 。
【完璧ワイフによる完璧な復讐計画】第26話を読んだ感想（ネタバレあり）
今回は、柊斗の「所有物」としての妻への歪んだ執着が、瑞希によって丸裸にされる、非常に痛快な回でした！「主従関係を作ればいい」 なんて、本気で思っている彼の浅はかさ。それを「子供のオモチャ」 に例えた瑞希の分析力、鋭すぎます。
そして、成美さんの演技力！ 柊斗と瑞希という二人の敵を前に、一歩も引かないどころか、二人を手玉に取ろうとする姿は圧巻です。
特に「ピンクのチューリップ」のエピソードは、あまりにも切なかったです 。かつての幸せの象徴であった「特別だった」花を、今や「思い出したくもない」 と思いながら、夫を騙すための道具として語る……。彼女の心の痛みと、復讐への決意の強さが伝わってきて胸が苦しくなりました。
柊斗が「俺のこと好きなのか」 とまんまと誤解しているのが、この先の展開を面白くしてくれそうです。成美さんの作戦が、この二人のクズ男たちをどう追い詰めていくのか、目が離せません！
【完璧ワイフによる完璧な復讐計画】第26話のネタバレまとめ
- 瑞希に「妬いてんの？」と指摘された柊斗は、「莉々花がうるさいから成美を呼んだだけだ」と苦しい言い訳をしました 。
- 柊斗は、成美のような妻は「主従関係を 作りあげれば」コントロールできると瑞希に本音を漏らします 。
- 瑞希は、柊斗が成美を「家政婦」「所有物」としか見ておらず、他人に取られそうになって嫉妬している（子供のオモチャと同じ）と見抜きました 。
- 帰宅した柊斗は、指を切った成美に「大丈夫？」と心配する夫を完璧に演じます 。
- 成美さんも「お客さん来て 焦ったのかも」と、瑞希のせいで動揺したフリをしました 。
- 成美さんは、瑞希から好きな花を聞かれ、プロポーズの思い出である「ピンクの チューリップ」だと答えます 。
- 柊斗は、その様子を見て「やっぱり成美は 今でも俺のことが 好きなのか」と誤解しました 。
- 成美さんの狙いは、あえて夫を愛している姿を見せることで、柊斗の疑いを避けつつ、「不倫妻」を演じる作戦を遂行することでした 。
◁前の記事はこちらから
あわせて読みたい
【完璧ワイフによる完璧な復讐計画】25話をあらすじから結末まで全てネタバレ解説
▷次の記事はこちらから
あわせて読みたい
【完璧ワイフによる完璧な復讐計画】27話をあらすじから結末まで全てネタバレ解説
ABOUT ME
社畜として飼われながらも週休三日制を実現した上流社畜。中学生の頃に《BAKUMAN。》に出会って「物語」に触れていないと死ぬ呪いにかかった。思春期にモバゲーにどっぷりハマり、暗黒の携帯小説時代を生きる。主に小説家になろうやカクヨムに生息。好きな作品は《BAKUMAN。》《ヒカルの碁》《STEINS;GATE》《無職転生》
