【シンママ28歳 底辺デビューしました】6話をあらすじから結末まで全てネタバレ解説

5話では、主人公の凛(りん)が、夫・雄大(ゆうだい)の異常な過去を思い出しました。妊娠中に「女の子じゃなきゃ堕ろせよ」 と真顔で言われたこと、凛の生理周期を完璧に把握していた こと、そして「下の毛も全て永久脱毛してきてよ」 と強要されていたことが明らかになります。娘・つむぎの無邪気な言葉 をきっかけに、夫の行動の全てが歪んだ欲望のためだったと気づき、凛は「離婚しよう」 と決意しました。しかし、義母 や義妹の綾香 からは「犯罪者の変態旦那を選んだのはお義姉さん」 と突き放されます。孤立無援の凛のもとに、弁護士の桃井(ももい)から「お義父さん」 に関する新たな手がかりの電話が入ったところで終わりました。
【シンママ28歳 底辺デビューしました】第6話をネタバレありでわかりやすく解説する
第6話「全財産たったの○○○円!?」 の詳しい内容を、物語の展開に沿って解説します。
弁護士から突きつけられた「生活」の現実
物語は、弁護士の桃井と凛の電話シーンから始まります。桃井は雄大の父について尋ねます が、それ以上に凛自身の今後を案じます。「凛ちゃん あなたよ」「これからの生活 どうする気なの?」 。桃井は、凛がまだ現実を受け入れられていないこと を察し、厳しい現実を突きつけます。
夫の雄大は「クビになるのは間違いない」 こと、テレビ局は不祥事に厳しい こと、そして逮捕されている間は「給料なんて出ない」 ことを伝えます。凛は、生活費という現実的な問題 に、まったく気が回っていませんでした 。
絶望的な家計と夫の嘘
桃井は凛に、まずは「通帳 現金 カード類をすべて探し出す」 ように指示し、財産状況を把握するよう促します 。途方に暮れる中、凛はテレビのニュースで、夫の事件とは別の「転落事故」 を目にします。同じように家族が突然消えた にもかかわらず、世間の反応は同情的なもの であり、自分の状況とは「180度違う」 ことを痛感しました。
凛は、以前夫が通帳をカバンにまとめているのを見たこと を思い出し、寝室のクローゼット で夫名義の預金通帳 を発見します。
全財産12,347円の衝撃
しかし、通帳を開いた凛は「え!!?」「嘘でしょ!?」 と絶句します。そこには、わずか『12,347円』 という残高だけが記されていました。
凛は、結婚当時に家計の管理を夫に任せるよう言われたこと を思い出します。凛が「私は本当は働きたい」 と訴えても、雄大は「専業主婦を望んでる」 と押し切り、「必要な時は 小遣いを渡す」 と言って凛から家計の管理を取り上げていたのです。
給料の使い道と巨額ローン
通帳には、約128万円の給与振込 にもかかわらず、「(カ)デイナーズカード」 や「(カ)ジェーシーシーカード」 などで合計80万円以上が引き落とされています。さらに、「ナガシマアーバンコミュニティ」 という項目で毎月約32万円 が返済されていました。
これは夫名義のローン でした。凛は「金銭面まで 凛ちゃんのことをだましてたなんて」 と、夫に完全に裏切られていたことを知ります。
義父の性犯罪歴
凛が桃井に電話をかけ直すと、衝撃の事実が告げられます。雄大はすでに会社を「懲戒免職処分」 になっていたのです。
続けて桃井は、調査した雄大の父親について語り始めます。雄大の父は、元々「四国の小学校で教師」 をしていましたが、過去に「小学生の生徒相手に わいせつな行為」 を働き、執行猶予付きの判決 を受けていました。その後、一家で地を移り、再び教員試験を受けていた というのです。
受け継がれる「悪魔」の性癖
桃井は、あくまで「私のカン」 としながらも、夫の雄大が「身近な誰かの影響を受けている」 と推測します。父と息子が『似たような性癖』 を持ち、それが受け継がれた のだとすれば、さらなる「余罪が出てくる可能性が大アリ」 だと指摘しました。
「凛ちゃんは悪くない」「悪いのはすべてあの悪魔よ」 と凛を励ましますが、凛は「私どうしたらいいの?」 と動揺を隠せません。
押収されたフィルムの「中身」
物語の最後、場面は警察署に移ります。家宅捜索で押収された古いフィルム が現像されました 。写真を確認した警察官は、「……」「これは マズイことになりそうだな…」 と深刻な表情を浮かべ、物語は幕を閉じます。
【シンママ28歳 底辺デビューしました】第6話を読んだ感想(ネタバレあり)
第6話は、精神的な裏切りに加えて、経済的な現実という「底辺」を突きつけられる、非常に過酷な回でした。夫の給料も、貯金も、ローンの状況も、何も知らされていなかった という事実は、凛が家庭内でいかに無力な立場に置かれていたかを物語っています。
特に、通帳の残高が『12,347円』 だったシーンは、雄大が凛を金銭面でも完璧に騙し、支配していた ことが明らかになり、戦慄しました。「事故だったなら いっそのこと…」 と凛が考えてしまうほど、彼女が「犯罪者の妻」 として世間から受ける仕打ちは、あまりにも理不尽です。
さらに、雄大の父親にまで性犯罪歴があった という事実は、この問題の根深さを感じさせます。桃井が言うように「似たような性癖」 が受け継がれている のだとしたら、あまりにも恐ろしすぎます。最後の警察官の不穏な一言 も含め、凛がこれからどうなってしまうのか、不安で胸が張り裂けそうです。
【シンママ28歳 底辺デビューしました】第6話のネタバレまとめ
- 弁護士の桃井は、雄大が「クビになるのは間違いない」 こと、逮捕中は無給 であるという経済的な現実を凛に突きつけました。
- 凛は桃井に指示され 、夫の通帳 を発見しますが、残高はわずか『12,347円』 でした。
- 雄大は家計を全て管理し 、約128万円の給与 のほとんどを巨額のカード とローン の支払いに充てていました。
- 雄大はすでに会社を「懲戒免職処分」 になっていたことが判明します。
- 雄大の父も元教師 で、過去に教え子への「わいせつな行為」 で執行猶予判決 を受けていたことが明らかになりました。
- 桃井は、雄大の性癖が父親から受け継がれた 可能性と、「余罪」 の可能性を指摘しました。
- 警察が家宅捜索で押収したフィルムを現像 したところ、その内容を見た警察官が「マズイことになりそうだな」 と漏らしました。
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