【シンママ28歳 底辺デビューしました】10話をあらすじから結末まで全てネタバレ解説

9話では、娘・つむぎの衝撃的な絵と証言から、主人公の凛(りん)は夫・雄大(ゆうだい)が娘の前で口紅を塗り、自らの性器を触る(「よしよし」)という異常行為をしていたことを知ります 。弁護士の桃井(ももい)の助言で、凛はまず引っ越し先を探し始め、不動産屋から現在のタワーマンションを売却する「アンダーローン」 という方法を提案されます。一方、警察の捜査では、雄大の押収品から「20年以上も前」の口紅 が、PCからは自傷行為の写真 がある「神待ち」アカウント が発見されました。凛はついに決別を決意し、「離婚届」 にサインしました。
【シンママ28歳 底辺デビューしました】第10話をネタバレありでわかりやすく解説する
第10話「うちのタワマンが事故物件!?」 の詳しい内容を、物語の展開に沿って解説します。
決意の離婚届とタワマン売却の希望
凛は、弁護士の桃井に電話で「もう迷いはない」 と、離婚の固い決意を伝えます。桃井は「「差し入れ」は私に任せてちょうだい」 と、離婚届の提出を引き受け、ちょうど別の案件で近くにいるから と凛の家へ向かうことになりました。
電話を切った凛は、(マンションを売ることで 少しだけ明るい希望が見えてきた) と、不動産屋の「アンダーローン」の提案に一筋の光を見出します。桃井がなかなか来ないため、凛はつむぎを連れてロビーまで迎えに行くことにしました。
住民の怒りと「欠陥住宅」報道
マンションの廊下に出ると、つむぎが慌てた様子の他の住民の女性とぶつかってしまいます。つむぎが「おんなじお家の人?」 と尋ねると、ぶつかった女性は何も言わず走り去ります 。ロビーに着くと、他の住民たちが集まっており、「どういうことなのよ!」 と騒然としていました。ぶつかった女性とは別の住民が「あなたたち…」「よくそんなノンキにしてられますね」 と、なぜか怒りを露わにします。
そこへ桃井が到着します。桃井は「マスコミが周りをウロついてて来るのが遅くなった」 と言い、部屋で話すことを促します。
部屋に戻ると、テレビのニュース番組が目に入りました。そこでは、今住んでいるタワーマンションが「人気の億ションに欠陥トラブル続々」 と報道されていたのです。凛は「ウチじゃん…」 と絶句します。専門家は「耐震偽装」 の可能性や、施工会社のトラブル について言及していました。
桃井は「「差し入れ」は預かっておくわ」 と離婚届を受け取り、証人欄は自分と事務所のボスが書いておく と告げました。
「オーバーローン」と「事故物件」への転落
その時、グラッという揺れと共に「にぶい音」 が響きます。凛は(どうしよう この家を売りたいのに…) と恐怖に駆られ、すぐに不動産屋の横島 に電話をかけました。
横島は「まずいことになりましたねぇ…」 と重い口調で語り始めます。彼は、資産価値よりローン残高が多い状態を「オーバーローン」 と言うと説明しました。
絶望的な宣告と脱出
凛が「アンダーローン」ではないのかと混乱していると、横島はさらに衝撃的な事実を告げます。「オーバーローンどころか」「もはや事故物件ですよ」 。
彼は、テレビ報道によって資産価値が暴落した ことを伝え、「それより早く引っ越ししたほうがいいですよ」 、「一刻の猶予もない状態」 だと、即刻避難するよう強く勧めます。
凛は「一刻も早くこの家を出なきゃ」 と決意し、眠っているつむぎを「お出かけしよう!」 と起こし、荷物もそのままに部屋を飛び出しました。
警察の捜査:「神待ち」アカウントと口紅の謎
場面は変わり、警察署のシーンに移ります。警察は、雄大のPCから発見された「神待ち@とうきょう」 のアカウントを分析していました。
そのアカウントは、口紅の汚れについて「服についた口紅ってどうやったら落ちんの?」、「多分だけど古いやつ。」「なんか蝋燭?みたいなおばあちゃん家?みたいなニオイするし」 と投稿していました。これは、家宅捜索で発見された「20年以上前の口紅」の特徴と一致します。
車椅子用のトイレ
さらに、捜査員が以前の自傷行為の写真 を拡大すると、背景に「シャワーヘッド」 や特殊な形状の洗面台 が映り込んでいることに気づきます。捜査員は「これ公衆トイレじゃねぇのか?」「車椅子用の…」 と推測します。
河広課長 は、そのトイレの場所を早急に特定するよう指示を出しました 。
マンションで起きた「飛び降り」事件
一方、凛とつむぎがマンションから避難すると、エントランスは「KEEP OUT」 のテープが張られ、マスコミや警察で騒然となっていました。
そこで、住民の一人が週刊誌の記者 のインタビューに答えていました。「飛び降り!?」 と驚き、「そうついさっきですよ」「高層階にお住まいの方みたいです」 と証言します。
さらに、その飛び降りた人物について、「夫婦のケンカが絶えず」「お子さんは不登校…」「ご本人はメンタルクリニックにも通院中だったとか…」 と、住民間の噂を語りました。凛は(あの時の!) と、廊下でぶつかった女性 が飛び降りたことに気づきます。
繋がる二つの事件
記者が「あの女性にも何かあったんですか?」 と、ちょうど通りかかった凛を指差します。インタビューを受けていた住民は「あの人じゃなくてご主人ですけど…」 と答え、凛の家が「痴漢で現行犯逮捕されて家宅捜索」 された「テレビ局員の痴漢事件」 の家だと暴露しました。
その頃、警察署では河広課長が部下に対し、「(来たのは)生活安全課じゃない」、(テレビ局員の痴漢事件の…) と呟き、「これはもう かなりデカい事件になるかもしれん…」 と、雄大の痴漢事件と、「神待ち」アカウントや古い口紅といった証拠が示す別の大きな犯罪との関連性に気づき、事態の深刻さを悟るのでした。
【シンママ28歳 底辺デビューしました】第10話を読んだ感想(ネタバレあり)
(感想部分は修正の必要がないため、変更ありません) 第10話は、凛が夫との決別という一つの決断を下した矢先に、今度は「住む家」という生活の基盤そのものが崩れ落ちる、まさに底辺への転落が止まらない回でした。
凛が「アンダーローン」 という言葉にわずかな希望を見出した直後、テレビで「欠陥住宅」、「耐震偽装」 の報道を知るシーンは、あまりにも残酷です。そして不動産屋からの「オーバーローンどころか」「もはや事故物件ですよ」 という追い打ちは、凛の最後の希望を叩き折るのに十分すぎる宣告でした。
一方で、警察の捜査が着実に進んでいる点には引き込まれます。「20年以上前の口紅」 と「神待ち」アカウントの「古いニオイ」 が繋がった瞬間は、点と点が線になるスリリングさがありました。
そして、最大の謎はマンションでの「飛び降り」 です。飛び降りたのは廊下でぶつかった女性 であり、彼女は精神的に不安定だったという噂 がありました。なぜ彼女が飛び降りたのか。そして、警察が追っている雄大の更なる犯罪 とは一体何なのか。雄大の犯罪が、私たちが想像するよりも遥かに大規模で凶悪なものであることを予感させ、次の展開から目が離せません。
【シンママ28歳 底辺デビューしました】第10話のネタバレまとめ
- 凛は離婚届にサインし、弁護士の桃井が「差し入れ」として雄大に届けることになりました。
- 凛はマンション売却に希望を抱きますが、直後にそのマンションが「欠陥住宅」、「耐震偽装」 であることがニュースで発覚します。
- 不動産屋から、資産価値が暴落し「オーバーローン」 どころか「事故物件」 となり、「一刻の猶予もない」 と告げられ、凛とつむぎは緊急避難します。
- 警察は、雄大の押収品「20年以上前の口紅」 と、「神待ち」アカウント の「古いニオイ」 という投稿を結びつけました。
- さらに、「神待ち」アカウントの自傷行為の写真 から、犯行現場の一つが「車椅子用の公衆トイレ」 である可能性が浮上します。
- 凛が避難した直後、マンションで「飛び降り」 が発生。飛び降りたのは廊下で凛たちとぶつかった女性 でした。
- 警察署で報告を受けた河広課長は、雄大の痴漢事件が、「神待ち」アカウントや古い口紅などの証拠が示す「かなりデカい事件」 に繋がっている可能性に気づき、捜査は新たな局面を迎えます。
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