【シンママ28歳 底辺デビューしました】12話をあらすじから結末まで全てネタバレ解説

承知いたしました。ご提供いただいた正確な情報に基づき、第12話のあらすじを自然な日本語で補完し、リライトします。
11話では、住む家を失った主人公の凛(りん)と娘・つむぎがネットカフェで一夜を明かしました。不動産屋で紹介された物件は最短でも入居が1週間後であり、凛は途方に暮れます。実家の弟・翔は義妹・綾香の出産でそれどころではなく、凛は強がって助けを求められませんでした。一方、警察署では河広課長が元上司に相談し、雄大(ゆうだい)の父のフィルム現像結果について何かを話そうとしていました。そしてラスト、警察に「杉並区」の「トランクルームから」「女子高生と思われる遺体」が発見されたという衝撃的な通報が入ったところで終わりました。
【シンママ28歳 底辺デビューしました】第12話をネタバレありでわかりやすく解説する
第12話「消えた家出少女」の詳しい内容を、物語の展開に沿って解説します。
ネットカフェでの目覚めと現実逃避
物語は、ネットカフェの狭い個室で凛とつむぎが目覚めるシーンから始まります。娘に起こされた凛は、自分が置かれた過酷な現実を思い出し、(そうだった ここは…)と心が沈みますが、すぐに気を取り直し、「シャワー浴びてお着替えしたら朝ごはんに行こうか」とつむぎを優しく促します。
ファミレスへ向かう道すがら、つむぎは「さっきのところってお家?」「すごく小さかったね」と無邪気に尋ねます。凛は胸を痛めながらも、「今日のお家は大きいと思うよ」と答え、「今日は違うお家なの?」という問いには「そうだよ」とだけ返しました。凛は、(つむぎのためにも せめて安心できる場所にいなきゃ…)と考え、今日からはビジネスホテルに泊まることを心に決めます。
桃井からの申し出と凛の葛藤
ファミレスで朝食をとっていると、弁護士の桃井から電話がかかってきます。凛の状況を案じた桃井は「話があるんだけど会えない?」と言い、すぐに凛がいるファミレスへ駆けつけました。
桃井は、凛がネットカフェに泊まったことを知ると、「なんで私に相談しないのよ」と、友達として心配する気持ちから少し強い口調で言います。そして、凛が見つけた「コーポくるぶし」という物件の契約書に目を通し、「この家ちゃんと内見したの?」と尋ねました。凛が「してないけど?」と答えると、桃井は「あんたね そんなだから悪い男に…」と、その危うさを指摘し呆れてしまいます。
凛は「だって一刻の猶予もないのに のんきに内見なんてしてられる?」と焦りを滲ませ反論しますが、桃井は「不毛なやりとりは結構よ」と話を遮り、「(物件に)入居までの間はウチに来なさい」と強く提案しました。凛は「ダメだって つむぎもいるのにこれ以上迷惑…」と必死に遠慮しますが、桃井は「これは私からのお願いよ! 2人が心配なの!」と、友人としての強い気持ちで凛を説得します。
週刊誌記者が掴んだ情報:友人・小林の証言
場面は変わり、10話でマンション前で取材をしていた週刊誌の記者(小林の大学時代の先輩)が、雄大の大学時代の友人である小林彰人とSNS(Fake book)でやり取りしているシーンになります。記者は雄大の事件について更に情報を集めようとしており、小林は「(雄大の事件は)正直めちゃビビったね」と返信しています。
小林は、雄大が大学時代も女性に人気があったものの、「綺麗どころも全部断ってて」、唯一付き合ったのが「マス動(マスコミ・動画研究会)に出入りしてた童顔の小柄女子」だったことを明かします。記者はこれを聞き、「岡崎のロリ好きは筋金入りか…」と、雄大の異常な性的嗜好が学生時代からあったことを確信します。小林によると、その女性とも「付き合ってすぐ別れたっぽい」とのことでした。
雄大への「違和感」:痴漢に対する異常な反応
小林は記者に対し、「あいつ… 痴漢なんてするかなって…」と、雄大が衝動的に痴漢をするタイプではないという印象を述べます
小林は大学時代の飲み会での、ある出来事を詳細に語り始めます。小林が痴漢被害に遭った後輩の話をした際、周囲の友人たちが「すげーゲスいけど」「正直知り合いが痴漢被害に遭うって」「興奮するよな?」と不謹慎にも盛り上がる中で、雄大だけは黙っていました。小林が「なぁ? 雄大」「痴漢プレイとか興奮しない?」と話を振ると、雄大は「しないね…」と即答。続けて、「不特定多数の前で見られながらとか 絶対無理」「その状況下で興奮するなんて 俺の中であり得ない」と、異常なまでに強い嫌悪感を示したのです。
周囲は「合意ありきの そう… あくまで!」「痴漢プレイとして俺は興奮するかもって話だし!」と慌ててフォローしますが、小林はこの時の雄大の反応に強い違和感を覚えていました。
雄大が見せた反応は、単なる潔癖症や性的な話題への抵抗感とは異質で、「いや 性癖なんておおっぴらに語るもんじゃないのは承知の上でさ」「猫かぶってる可能性もあるとは思う… でもあれはなんか あいつの本音を垣間見たような気がして…」と、どこか計算されたような、異常なまでの嫌悪感がむしろ本心ではないような、得体のしれない不気味さを伴っていたことを伝えました。
警察の捜査:トランクルームから発見された遺体
場面は警察署に移ります。11話の最後に通報があった、「杉並区」のトランクルームから発見された遺体について、捜査が進められていました。通報のきっかけは、近隣住民が感じた「生ゴミとか雑巾とか そんな軽いものじゃ言い表せないぐらいに!」ひどい異臭でした。通報者が「ハエも飛んでるし」と証言した通り、遺体は腐敗が激しく、「子どもみたいに小柄」で、「150センチあるかないか」の若い女性と見られています。死亡推定時期は「初夏の今じゃ マックス5日ってところか…」と推測されました。
凛への解雇通知
その頃、桃井の家に身を寄せていた凛のもとに、非情な現実が追い打ちをかけます。以前パートで勤めていた居酒屋の上司から電話があり、「雄大さんの件で 私どもも苦渋の決断ではありますが…」と前置きされ、夫の事件の影響による事実上の解雇(懲戒免職)を告げられたのです。凛は社会的な制裁の厳しさを痛感するのでした。
捜査の進展:血液型の一致
警察の捜査に戻ります。別の部下から、新高円寺駅の車椅子用トイレから検出された血液について報告が入ります。トイレの洗面台からはAB型Rhプラスの血液が検出されました。
警察が防犯カメラの映像から割り出した女子高生の制服は、「杉並区にあるサンタ学園高校」のものでした。学校に連絡したところ、「ここ1か月ほど欠席している女子生徒がいる」ことが判明。その生徒は保護者とも連絡が取れず、学校側も頭を悩ませていたようです。
そして、決定的な証拠が見つかります。その欠席している生徒の血液型は『ABのRhプラス』であることが確認されたのです。これにより、トイレに残された血液の持ち主と行方不明の女子高生が結びつき、「神待ち女子高生と同一人物の線が濃厚」となり、事件は大きく動くことになります。
【シンママ28歳 底辺デビューしました】第12話を読んだ感想(ネタバレあり)
第12話は、凛が友人・桃井の助けを借りて、少しずつ現実と向き合い始める様子と、警察の捜査によって事件の核心に迫っていく様子が描かれ、息をのむ展開でした。
凛がネットカフェからビジネスホテルへ、そして桃井の家へと、つむぎを連れて避難場所を転々とする姿は、母親としての必死さが伝わってきて胸が痛みます。桃井の「ウチに来なさい」という言葉は、凛にとってどれほど心強かったことでしょう。友人との絆が、絶望的な状況の中で唯一の支えとなっているように感じられました。
雄大の友人・小林と週刊誌記者のやり取りは、雄大の「ロリ好きは筋金入り」であることを改めて裏付けるものでした。特に、雄大が痴漢に対して見せた異常なまでの嫌悪感とその裏にあるかもしれない計算高さ、本音を隠しているような不気味さについての小林の証言は、雄大という人間の複雑な異常性を深く掘り下げており、非常に興味深いものでした。
警察の捜査パートは、今回もスリリングでした。トランクルームの異臭と遺体の発見、そしてトイレに残された血液型と、行方不明になっているサンタ学園高校の女子生徒の血液型が一致した瞬間は、点と点が繋がり、事件の全体像が見えてくるような感覚がありました。凛がバイト先を解雇されたことも描かれ、社会的な制裁が始まっていることも示唆されています。
「神待ち」をしていた女子高生が、雄大によって殺害され、トランクルームに遺棄された可能性が濃厚となりました。凛とつむぎの生活再建と並行して、雄大の凶悪犯罪の全貌が暴かれていくであろう今後の展開から、ますます目が離せません。
【シンママ28歳 底辺デビューしました】第12話のネタバレまとめ
- 行き場のない凛とつむぎはネットカフェで一夜を明かし、翌日からはビジネスホテルに移ることを決めます。
- 心配した弁護士の桃井が現れ、凛とつむぎを自宅に泊まるよう強く説得しました。
- 週刊誌記者が雄大の大学時代の友人・小林に連絡を取り、雄大が「童顔の小柄女子」とだけ付き合っていたことや、小林が雄大に対して感じていた「違和感」(痴漢に対する異常な反応など)を聞き出しました。
- 警察の捜査により、近隣住民からの異臭の通報があったトランクルームから発見された遺体は、「150センチあるかないか」の小柄な女性であることが判明しました。
- 凛は、雄大の事件が原因で、勤めていた居酒屋から解雇(懲戒免職)を告げられました。
- 新高円寺駅の車椅子用トイレから検出されたAB型Rhプラスの血液が、杉並区のサンタ学園高校で1ヶ月前から行方不明になっている女子生徒の血液型と一致しました。
- これにより、警察は「神待ち」をしていた女子高生とトランクルームの遺体が同一人物である可能性が高いと判断し、捜査は大きく進展しました。
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