tiktokでよく見る【この命途絶えて夫婦の幕はおりる】正式名称『子供の命が絶え夫婦の幕が下りる』9話ネタバレ解説

8話では、明、はるな、そして育ての息子カイトまでもが千夏に牙をむき、全財産を奪う書類にサインさせました。カイトは千夏に「お前はよそ者だ」と言い放ち、明は「君を愛したことは一度もない」と結婚生活すべてを否定します。絶望的な状況の中、千夏は「私からも大きな贈り物がある」と告げ、謎のアタッシュケースを取り出しました。
【この命途絶えて夫婦の幕はおりる】第9話をネタバレありでわかりやすく解説する
千夏が贈る「内田家の家宝」
警戒する明と冷静な千夏
謎のアタッシュケースを前に、夫の明は「何の真似だ」「お前は何も持っていない。局面を挽回しようとするな」と千夏を威圧します。
しかし、千夏は一切動じることなく、「心配しないで。これは内田家の家宝よ」と静かに告げました。
そして、カイトに向かい、「元々あなたのために用意されてた。私が選んだ後継者だから」と語りかけます。
家族への皮肉に満ちた「祝福」
千夏は、裏切った3人それぞれに、皮肉に満ちた言葉を贈ります。
まずカイトに対し、「あなたは私のこと母親だと思わなくても、私の心の中では、あなたは永遠に私の息子よ」と、まるで深い愛情を伝えるかのように言いました。
次に、夫の明には「内田明、あなたは永遠に私にとって真実の愛よ」と、先ほどの明の「愛したことは一度もない」という言葉を真っ向から否定するかのような言葉を投げかけます。
最後に、愛人のはるなには「20数年、夫の面倒を見てくれてありがとう」と感謝(?)を述べ、「ご家族のご多幸を心よりお祈り申し上げます」と深々と頭を下げました。
このあまりに常軌を逸した千夏の行動に、3人はただ困惑と警戒を深めるばかりでした。
幻の真珠と3人の強欲
輝きだす『幻の真珠』
明が「何を企んでる」と呟く中、アタッシュケースが開けられます。
中から現れたのは、まばゆいばかりの輝きを放つ、大粒の真珠でできた豪華な装飾品でした。
それを見た瞬間、はるなの目が強欲に輝きます。
「これは……幻の真珠」「この輝き、この品質、値段のつけようがないわ」。
明も「これは、まさしく内田家の家宝だ」と、その価値を確信し、興奮を隠しきれません。
狂喜する裏切り者と混乱する会場
千夏は、狂喜するはるなを静かに見つめ、「骨董品は美人に良く似合うわ」と微笑みかけます。
しかし、この異常な光景に、会場の記者たちは混乱していました。
「内田さんは気が狂ったのか」「どうして家宝をあんな奴らに送り、それでいて彼らを祝福するんだ」。
すべてを奪われた被害者が、なぜ加害者に『幻の真珠』という莫大な価値を持つ家宝まで渡すのか。
会場の誰もが千夏の真意を理解できず、ただ騒然とするばかりでした。
【この命途絶えて夫婦の幕はおりる】9話を読んだ感想(ネタバレあり)
第9話は、千夏の不気味なほどの冷静さが際立つ回でした。すべてを奪われ、侮辱の言葉を浴びせられた直後だというのに、裏切った3人に対して「永遠の息子よ」「真実の愛よ」と語りかける姿には、正直ぞっとしました。
特に、はるなに対して「夫の面倒を見てくれてありがとう」と頭を下げるシーンは、もはや狂気すら感じさせます。
しかし、その直後に『幻の真珠』が登場し、明とはるなが即座にその価値に気づき興奮する姿を見て、これが千夏の復讐の次なる一手なのだと確信しました。
彼らの強欲さを誰よりも知っている千夏が、あえて「値段のつけようがない」ほどの家宝を目の前に差し出したのです。
会場の記者たちは「気が狂った」と騒いでいますが、これはすべて千夏の計算通りなのでしょう。この「贈り物」が、彼らを破滅させるための決定的な罠になることを期待させられる、見事な引きでした。
【この命途絶えて夫婦の幕はおりる】9話のネタバレまとめ
- 千夏は謎のアタッシュケースの中身が『内田家の家宝』であると明かす。
- カイトには「永遠の息子」、明には「真実の愛」と、皮肉のこもった言葉を贈る。
- はるなには「夫の面倒を見てくれてありがとう」と伝え、「ご多幸を祈る」と頭を下げる。
- 家宝の正体は『幻の真珠』と呼ばれる、値段のつけようがない貴重な装飾品だった。
- 明とはるなは、その価値を知り、興奮と強欲さを隠せない。
- 会場の記者たちは、裏切り者に家宝まで渡す千夏の行動を「気が狂った」と非難するが、千夏は冷静だった。
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