tiktokでよく見る【この命途絶えて夫婦の幕はおりる】正式名称『子供の命が絶え夫婦の幕が下りる』25話ネタバレ解説

ずっちー

24話では、破産したカイトが千夏を「無能なババア」と侮辱し、突き飛ばしました。しかし、しおりがカイトに強烈な平手打ちを食らわせ、「私は養女ではなく、実の娘よ!」と衝撃の告白をします。しおりは、はるなが17年前に捨てた千夏の赤ん坊が自分であることを示唆し、はるなは激しく動揺しました。

【この命途絶えて夫婦の幕はおりる】第25話をネタバレありでわかりやすく解説する

ゲストたちの納得「これが遺伝子の差」

しおりが千夏の実の娘であったという事実に、会場のゲストたちはすべての真実を理解します。

「つまり、こぼりはるなは自分の子供と内田千夏の子供をすり替えて捨てたってこと?残酷すぎる…」

「でも正直、同じ教育でも実の娘だからこそ、仲間しおりはビジネス界の新星になれたんだわ」

「そうだよ、この古川カイトよく見ろ、めちゃくちゃだよ。これが遺伝子の差だよ」

ゲストたちは、はるなの非道な行いを非難すると同時に、しおりが優秀でカイトが「落ちこぼれ」なのは、まさしく千夏とはるなの「遺伝子の差」であると納得しました。

しおりの告白「お母さんが私を連れ戻してくれた」

しおりは、17年間の真実を語り始めます。

「お母さん(千夏)は、私が古川家(明とはるな)に捨てられたと知った時、まだ自分が産んだばかりだということも気にせず、必死に私を探し回り、連れ戻してくれた」。

千夏は、娘が捨てられたことを知るとすぐに行動し、我が子を取り戻していたのです。

「お母さんは全身全霊の愛で私を育ててくれた」「だから、今私が持っているすべては、お母さんのものなの」。

しおりは、自分を育ててくれた母・千夏への深い感謝を告白しました。

逆転勝利と、はるなの醜い嫉妬

母娘の感動的な再会と、明たちの破滅を目の当たりにしたゲストたちは、千夏の完全勝利を確信します。

「仲間グループは今や古川家より価値がある。内田千夏の大逆転が決まったぞ」

「内田千夏は今やこの国で最も裕福な女性かもしれないわね」。

しかし、その光景を見ていたはるなは、嫉妬に狂い、千夏に最後の悪あがきをします。

「あなた本当にずるいわね!」「娘を洗脳して、すべてを自分のものにしようとした!」

さらに、はるなは信じがたい論理で千夏を非難します。

「あなたのお金は娘を育てるために使ったお金よ。なのにどうしてよその子(カイト)を育てる余裕があんの?」「あなたって本当に厚かましい。当然のように人のものを奪おうとする」。

自分たちが千夏の子供を捨て、財産を奪おうとした罪を棚に上げ、千夏がカイトを育てたこと自体を非難したのです。

復讐の真実「これは私の思惑よ」

はるなの醜い罵倒に対し、しおりはきっぱりと言い放ちます。

「言っておくわ。私がお母さんのためにしたすべては、お母さんの思惑じゃない。私の思惑よ」。

この復讐は、千夏にやらされたのではなく、すべて自分自身の意思で行ったことだと宣言します。

しかし、千夏は娘の言葉を優しく制し、「あなたの成し遂げたすべては、あなた自身の努力の結晶よ。私はそばにいただけ」と、娘の努力を心から称えました。

「クズ家族の末路を見せたかっただけ」

しおりは「私は古川カイトのような恩知らずの人間じゃない」と、自分とカイトは根本的に違うと断言します。

それを聞いたカイトが、「なら、なぜ俺と結婚しようとした?」と最後の問いを投げかけます。

しおりは、カイトを冷たく見つめ、この結婚式の本当の意味を告げました。

「言ったでしょう。ただ皆様に、あなたたちクズ家族の末路を見てもたいたかっただけ」。

カイトの絶叫が、すべてが終わったことを物語っていました。

【この命途絶えて夫婦の幕はおりる】25話を読んだ感想(ネタバレあり)

ついに17年越しの復讐劇が完結しました。

17年前に捨てられた娘を、千夏がすぐに探し出し、自分の手で立派に育て上げていたという真実に、涙が出そうになりました。千夏がボロアパートで耐えていたのも、すべて娘の計画を成功させるためだったのですね。

はるなの「よその子(カイト)を育てる余裕がどこにあった」という非難は、まさに盗人猛々しいという言葉がぴったりです。自分たちの罪を一切反省せず、最後まで被害者面する姿に、怒りしかありません。

しおりが「私の思惑よ」と断言し、千夏が「私はそばにいただけ」と娘を称える姿は、二人の深い絆を感じさせ、この物語で最も感動的なシーンでした。

「クズ家族の末路を見せたかっただけ」という、結婚式を利用した完璧な復讐劇に、心の底から拍手を送りたいです。

【この命途絶えて夫婦の幕はおりる】25話のネタバレまとめ

  • ゲストたちは、しおりが千夏の実の娘であり、カイトがダメなのは「遺伝子の差」だと納得する。
  • 千夏は、17年前に捨てられたしおりをすぐに探し出し、自らの手で育て上げていたことが判明する。
  • はるなは「娘を洗脳した」「よその子(カイト)を育てる余裕があったのか」と、千夏を最後まで非難する。
  • しおりは、この復讐が千夏の指示ではなく、「私の思惑」であったと明言する。
  • しおりは、カイトと結婚しようとした理由を「あなたたちクズ家族の末路をみんなに見せたかっただけ」と告げ、復讐が完遂する。

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コマさん(koma)
コマさん(koma)
野生のライトノベル作家
社畜として飼われながらも週休三日制を実現した上流社畜。中学生の頃に《BAKUMAN。》に出会って「物語」に触れていないと死ぬ呪いにかかった。思春期にモバゲーにどっぷりハマり、暗黒の携帯小説時代を生きる。主に小説家になろうやカクヨムに生息。好きな作品は《BAKUMAN。》《ヒカルの碁》《STEINS;GATE》《無職転生》
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