tiktokでよく見る【この命途絶えて夫婦の幕はおりる】正式名称『子供の命が絶え夫婦の幕が下りる』33話ネタバレ解説

32話では、千夏の合図でしおりが豹変し、明とカイトを鮮やかな格闘術で制圧しました。追い詰められた明とカイト、そしてはるなは醜い命乞いをしますが、しおりは「遅すぎたわ」と一蹴し、3人は警備員によって会場から連行されました。

【この命途絶えて夫婦の幕はおりる】第33話をネタバレありでわかりやすく解説する

全ての奪還と「内田グループ」の誕生

明、はるな、カイトの3人が連行され、すべてが終わった結婚式場。

娘のしおりは、母・千夏に向かって、静かに最後の報告を始めます。

「お母さん、こっそり古川グループの株を全部買い占めたわ」。

17年かけて築き上げた古川グループの資産は、その根幹から、すべて千夏としおりの手に渡っていたのです。

しおりは、高らかに宣言しました。

「今日から正式に『内田グループ』に改名する」「すべてを取り戻すことができました」。

仲間グループとの合併、そして未来へ

しおりの計画は、それだけではありませんでした。

「仲間グループと内田グループを合併することを決めたわ」。

しおりが一代で築いた仲間グループと、千夏が取り戻した内田グループ。二つの巨大企業が一つになることを発表します。

「これですべては、お母さんの管理下に置かれる」。

しおりは、自分の全てが母・千夏のものであると、改めて示したのです。

千夏の感謝と「引退」の決意

娘からの報告を受けた千夏は、優しく微笑みかけます。

「ありがとう。私の唯一の宝、我が娘」。

しかし、千夏は続けて「でも私は年を取った」「引退して人生を楽しみたいの」と、長かった戦いを終え、安らかな余生を望む気持ちを伝えました。

そして、自分を救ってくれた娘の目をまっすぐに見つめ、未来を託します。

「だから、あなたに会社を任せることができて、とても嬉しいわ」。

「世界一の富豪」と本当の喜び

この母娘のやり取りと衝撃的な発表を聞いていた会場のゲストたちは、興奮を隠せません。

「仲間グループと内田グループが合併？」

「大変だわ！これで内田親子は日本一、いえ世界一の富豪よ！」

「なんて喜ばしい日なの！」。

会場は、破滅した者たちへの嘲笑から一転、新たなる「世界一の富豪」の誕生を祝う祝福の渦に包まれました。

その歓声の中、千夏は静かに、しかし誰よりも強く、17年間の思いを噛み締めるように語りました。

「最も喜ばしいことは、あの悪者たちが罰せられたことよ」。

富でも名声でもなく、ただ正義が成されたことこそが、彼女の本当の喜びでした。

【この命途絶えて夫婦の幕はおりる】33話を読んだ感想（ネタバレあり）

ついに17年越しの復讐劇が完結しました。32話で3人が連行された後、まさか「古川グループの株買い占め」と「新グループ設立＆合併」という、完璧すぎるほどの結末が待っているとは思いませんでした。

しおりが「すべてをお母さんの管理下に」と言ったのに対し、千夏が「あなたに任せる」と引退を示唆するシーンは、この物語で最も感動的な場面でした。二人の間にある、言葉では言い表せないほどの深い信頼関係と愛を感じ、涙が出そうになりました。

ゲストたちが「世界一の富豪よ！」と興奮する中、千夏が最後に放った「最も喜ばしいことは、あの悪者たちが罰せられたことよ」というセリフ。この一言が、この物語のすべてを物語っています。

千夏が17年間耐え抜いたのは、お金や地位のためではなく、ただ踏みにじられた正義を取り戻すためだったのだと改めて感じさせられる、見事な最終回でした。

【この命途絶えて夫婦の幕はおりる】33話のネタバレまとめ

• しおりが、古川グループの株を全て買い占めていたことを千夏に報告する。
• しおりは、社名を「内田グループ」へ改名すること、そして「仲間グループ」との合併を発表する。
• 千夏は「私の唯一の宝」と娘に感謝し、引退して会社をしおりに任せることを決意する。
• ゲストたちは「日本一、世界一の富豪だ」と二人の未来を祝福する。
• 千夏は「最も喜ばしいことは、あの悪者たちが罰せられたことよ」と語り、17年越しの復讐が完全に幕を閉じる。

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コマさん（koma）

野生のライトノベル作家

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社畜として飼われながらも週休三日制を実現した上流社畜。中学生の頃に《BAKUMAN。》に出会って「物語」に触れていないと死ぬ呪いにかかった。思春期にモバゲーにどっぷりハマり、暗黒の携帯小説時代を生きる。主に小説家になろうやカクヨムに生息。好きな作品は《BAKUMAN。》《ヒカルの碁》《STEINS;GATE》《無職転生》