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【灼かれる血と骨 ~絶縁された令嬢~】18話をあらすじから結末まで全てネタバレ解説|ナタリーの最後は?【Good short】

ずっちー

17話では、兄のロバートがティラミスを持ってナタリーに謝罪しようとしますが、拒絶されてしまいます。モニカがそのティラミスを横取りして食べたところ、ロバートが「おばあちゃん突き落としたの、誰か知ってる?」とモニカに問い詰め、彼女が激しく動揺する場面で終わりました。

【灼かれる血と骨 ~絶縁された令嬢~】第18話をネタバレありでわかりやすく解説する

ロバートに吹き込まれた「偽りの真実」

兄のロバートは、第17話でのモニカの動揺を見て疑念を抱き、ナタリーが義手になった経緯について、独自に調査を進めていたようです。そこへ、ティアナと呼ばれる協力者(モニカと通じている女性のようです)が現れます。

ティアナは「あの子が通ってた施設調べたの。義手の理由もわかった」と切り出し、一枚の写真(不良のような若者たちが写っている)をロバートに見せました。

そして、「地元の不良とトラブって、しかも自分から喧嘩ふっかけて、それでああなった(腕を失った)」と、ナタリーが義手になったのは、彼女自身の素行不良が原因であるかのような、まったくの嘘を報告しました。

巧妙な嘘とロバートの心変わり

ロバートは、モニカが持ってきた偽の証拠をあっさりと信じてしまいます。「自分でやらかしたのか?それで今になって悲劇のヒロインみたいに言うわけ?」と、ナタリーに対する不信感と怒りを募らせました。

そこへ、モニカが「きっと私たちが追い出さなきゃあんなことにならなかったって思ってるんじゃない?」と、ナタリーの心情を代弁するふりをします。 さらに、「2年前、私があの子に強く当たったのもよくなかったのかも」と、反省したかのように涙を見せ、ロバートの同情を引きました。

ロバートは「いや、そうじゃないよ。モニカは悪くない」とモニカを庇います。 彼は、ナタリーが家族の同情を引くために「嘘」をつき、自分たちを操っていたのだと完全に誤解してしまいました。

「あいつ構ってちゃんで大忙し。俺もまんまと騙されて、こんなの(ティラミス)まで焼いて。全部うちらを操ってたんだ」

激しく後悔したロバートは、ティアナに対し、「これ(ティラミス)捨てて。もう見たくない」と、ナタリーへの最後の情とも言えるティラミスを処分するよう命じました。

新たな企ての示唆

ロバートは、ナタリーが義手になったのは「自業自得だ」と断じます。 しかし、同時に「でも一応パーソンズ家の人間だし、あんな連中(ナタリーを傷つけたとされる不良たち)に好き勝手させて終わるわけない」と、パーソンズ家の名誉を守るため、その不良たちへ何か報復を行うことを示唆しました。

【灼かれる血と骨 ~絶縁された令嬢~】18話を読んだ感想(ネタバレあり)

第18話では、ナタリーの味方になるかと期待されたロバートまでもが、モニカ(と協力者ティアナ)の巧妙な嘘の前に、いとも簡単にナタリーを裏切る展開となりました。

「地元の不良と自分で喧嘩したせい」という、あまりにも悪意に満ちた偽りの「真相」を用意していたモニカの周到さには、本当に恐ろしさを感じます。

ロバートが自分のために焼いたティラミスを「もう見たくない」と捨てさせるシーンは、彼がナタリーとの過去の繋がりを完全に断ち切った瞬間であり、非常に切なく感じました。

祖父以外、全員が敵。それどころか、モニカの嘘によって、ロバートの怒りの矛先が、ナタリーを傷つけたとされる「不良」たち(実際にはナタリーと無関係の可能性が高い)に向けられようとしています。ロバートが暴走した結果、ナタリーにとってさらなる地獄が始まらないか、心配になる終わり方でした。

【灼かれる血と骨 ~絶縁された令嬢~】18話のネタバレまとめ

  • ロバートは、モニカの協力者であるティアナから「ナタリーが不良と喧嘩して義手になった」と偽情報を教えられます。
  • ロバートはナタリーが「悲劇のヒロインを演じて家族を操っていた」と完全に誤解します。
  • ナタリーのために焼いたティラミスを「もう見たくない」と捨てるよう命じました。
  • ロバートはナタリーの件を「自業自得」としながらも、パーソンズ家の名誉のため、その「不良」たちへの報復を示唆しました。

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コマさん(koma)
コマさん(koma)
野生のライトノベル作家
社畜として飼われながらも週休三日制を実現した上流社畜。中学生の頃に《BAKUMAN。》に出会って「物語」に触れていないと死ぬ呪いにかかった。思春期にモバゲーにどっぷりハマり、暗黒の携帯小説時代を生きる。主に小説家になろうやカクヨムに生息。好きな作品は《BAKUMAN。》《ヒカルの碁》《STEINS;GATE》《無職転生》
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