【灼かれる血と骨 ~絶縁された令嬢~】19話をあらすじから結末まで全てネタバレ解説|ナタリーの最後は?【Good short】

18話では、ロバートがモニカの協力者(ティアナ)が用意した偽の証拠を信じ込み、ナタリーが「地元の不良と喧嘩して」義手になったと誤解しました。ロバートはナタリーが嘘をついて家族を操っていると激怒し、パーソンズ家の名誉のために、その「不良」たちへの報復を示唆しました。
【灼かれる血と骨 ~絶縁された令嬢~】第19話をネタバレありでわかりやすく解説する
ロバートによる報復と尋問
ロバートは、ナタリーが義手を失う原因になったとされる「不良」たち(第1話でナタリーをいじめていた生徒たち)を捕らえ、倉庫のような場所で尋問を開始します。
不良たちは「違うよ!」「ナタリーが渡さなかっただけだ」「あの子めっちゃ頑固で、他にやりようがなかったの!」と必死に弁解します。
しかし、その言い訳はロバートの怒りに火を注ぐだけでした。「だから腕を折ったのか?」と激怒したロバートは、「うちの家族(パーソンズ家)に手を出したら、命で償えよ」と、不良たちを激しく脅迫します。
ナタリーが命がけで守った「指輪」
不良たちが命乞いをする中、ロバートは「(ナタリーは)何を守ってたんだ?」と尋問を続けました。
すると、不良の一人がおそるおそる小さな箱を取り出し、「これだよ、マジでこれだけ」と、中に入っていた指輪をロバートに見せます。
不良のリーダー格の女性も、「大事なものだからって ずっと離さなかった」と証言します。 ナタリーは、腕を失うほどの目に遭いながらも、ただこの小さな指輪を守ろうとしていたのです。
明らかになる指輪の記憶
ロバートは、不良が見せた指輪を見て、衝撃の事実に気づきます。「あれ、俺が作った指輪…」
ロバートの脳裏に、その指輪にまつわる過去の記憶が蘇ります。
回想シーンでは、若き日のロバートが幼いナタリーにその指輪を差し出し、優しく語りかけていました。「ナタリーがずっと幸せでいられるように」とそういって指輪を渡します。
ナタリーは「ありがとうロビー!最高!」と、兄からのプレゼントを無邪気に喜んでいます。
ロバートは、自分がかつてナタリーの「幸せ」を願って贈った指輪が、皮肉にも彼女から腕を奪う原因になっていたという、残酷な真実を知ることになりました。
【灼かれる血と骨 ~絶縁された令嬢~】19話を読んだ感想(ネタバレあり)
まず、ロバートがナタリーを傷つけたとされる不良たちを捕まえ、報復してくれたことには、少しだけ胸がスッとしました。しかし、その動機がモニカの嘘に基づいていることを考えると、素直には喜べません。
そして、ナタリーが腕を失ってまで守り抜いたものが、小さな指輪だったという事実に胸が締め付けられました。彼女にとって、それは命よりも大切な宝物だったのです。
今回最も衝撃的だったのは、その指輪の出所です。それは、かつてナタリーを「偽物」と罵倒し、虐げてきた兄ロバートが、彼女の「幸せ」を願って贈ったものでした。
ナタリーが命がけで守った「幸せ」の象徴が、結果として彼女から腕を奪ったという皮肉。そして、その指輪に込められた過去の真実が、ティアナの嘘を信じ込んでいるロバートの心をどう動かすのか、物語の核心に迫る重要な回だったと感じます。
【灼かれる血と骨 ~絶縁された令嬢~】19話のネタバレまとめ
- ロバートは、ナタリーが義手になった原因とされる「不良」たちを捕らえ、尋問します。
- 不良たちは、ナタリーが「指輪」を渡さなかったために腕を折ったと白状しました。
- ロバートは、その指輪が「俺が作った指輪」であることに気づき、衝撃を受けます。
- 続く回想シーンで、その指輪はロバート(ロビー)がナタリーの「幸せ」を願ってプレゼントしたものであったことが明らかになりました。
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