【灼かれる血と骨 ~絶縁された令嬢~】35話をあらすじから結末まで全てネタバレ解説|ナタリーの最後は?【Good short】

34話では、ナタリーが「おじいちゃん、ありがとう」と感謝を述べつつも、自らの意志で「私はダミアンと結婚する」と宣言しました。ダミアンの父が息子の欠点を正直に話した後、ナタリーは自らの義手を差し出し、「これ、気になります?」と、彼女の全てを受け入れる覚悟があるかを問いかけました。
【灼かれる血と骨 ~絶縁された令嬢~】第35話をネタバレありでわかりやすく解説する
ダミアンの「誓い」と結婚の成立
ナタリーの「これ、気になる?」という、彼女のすべてを差し出した問いかけ。 それに対し、ダミアンは泥酔状態ながらも、最高の答えを返します。
「俺には両腕もあるし、スタッフが全部やってくれるし、手なんか必要ないよ」
彼は、ナタリーの義手を「障害」として一切見ず、ユーモアを交えて彼女のすべてを全肯定しました。その言葉に、式場は温かい拍手に包まれます。
ダミアンの覚悟を受け取ったナタリーは、神父に向かい、はっきりと誓います。
「はい。ダミアン・ノバックと結婚します。死ぬまで一緒にいます」
その言葉を受け、神父は「それでは、2人は夫婦となりました」と、二人の結婚の成立を宣言しました。
衝撃の結婚祝い「ノバック・グループの株半分」
盛大な拍手が響く中、ダミアンの父が「もう一つサプライズがある」と切り出します。 彼は一枚の書類を取り出し、「これがノバック・グループの譲渡契約書だ」と宣言しました。
「結婚祝いにナタリーに会社の株を半分あげよう」
この衝撃的な結婚祝いに、参列者たちはどよめきます。「ダレン(ダミアンの父)の株の半分? じゃあナタリーも取締役の仲間入りね」 「こうなるとパーソンズ家も嫌ってた養女に頭下げないと、ノバック家のうまみは得られないわね」
ナタリーを「人身御供」として差し出したパーソンズ家が、逆にナタリーに頭を下げなければならないという、痛快な逆転劇が起こったのです。
「ようこそノバック家へ」
ダミアンの父は、ナタリーに契約書へのサインを促します。 ナタリーは「こんなの受け取れません。多すぎます」と戸惑いますが、 ダミアンの父は、彼女を本当の家族として温かく迎え入れました。
「ナタリー、ようこそノバック家へ。これから何があっても俺たちがついている」
【灼かれる血と骨 ~絶縁された令嬢~】35話を読んだ感想(ネタバレあり)
第35話は、これまでの地獄のような展開がすべて報われる、最高のカタルシス(解放感)が得られる回でした。
まず、ナタリーの「これ、気になる?」という問いに対する、ダミアンの答えが完璧すぎます。「手なんか必要ないよ」 という言葉は、ナタリーの障害を「ないもの」として扱うのではなく、「自分たちがいるから問題ない」と丸ごと受け入れる、最高の愛の言葉だと感じました。
そして、ナタリーの「死ぬまで一緒にいます」 という誓い。家族との縁を切るために「チャラにする」と言っていた彼女が、ダミアンという守ってくれる存在を得て、初めて前向きな未来を誓った瞬間に見えて胸が熱くなります。
何よりも衝撃だったのは、ダミアンの父からの結婚祝いです。「会社の株の半分」 という、文字通り桁違いのプレゼント。ナタリーを「取引」の道具としか見ていなかったアイザックに対し、ナタリーの価値を「会社の半分」と評価したダミアンの父の器の大きさに感服しました。
「これから何があっても俺たちがついている」 。家族に裏切られ、見捨てられ続けたナタリーが、本当に欲しかった言葉と居場所を手に入れた、感動的な結末でした。
【灼かれる血と骨 ~絶縁された令嬢~】35話のネタバレまとめ
- ナタリーの「(義手が)気になる?」という問いに、ダミアンは「手なんか必要ないよ」と答え、彼女を全肯定します。
- ナタリーは「はい。ダミアン・ノバックと結婚します。死ぬまで一緒にいます」と誓い、二人は夫婦となりました。
- ダミアンの父は、結婚祝いとしてナタリーに「ノバック・グループの会社の株の半分」を譲渡することを発表します。
- これにより、パーソンズ家はナタリーに頭を下げなければならない立場へと逆転しました。
- ダミアンの父は「ようこそノバック家へ。これから何があっても俺たちがついている」と、ナタリーを温かく家族として迎え入れました。
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