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【灼かれる血と骨 ~絶縁された令嬢~】36話をあらすじから結末まで全てネタバレ解説|ナタリーの最後は?【Good short】

ずっちー

35話では、ナタリーの「(義手が)気になる?」という問いにダミアンが「手なんか必要ないよ」と答え、彼女の全てを受け入れました。二人は夫婦となり、ダミアンの父は結婚祝いとして「ノバック・グループの株の半分」をナタリーに譲渡。ナタリーは「何があっても俺たちがついている」と、新しい家族に温かく迎え入れられました。

【灼かれる血と骨 ~絶縁された令嬢~】第36話をネタバレありでわかりやすく解説する

誓いのキスとモニカの嫉妬

ナタリーは、ダミアンの父から差し出された「株式譲渡契約書」にサインをします。 この予想外すぎる展開に、妹のモニカは「ほら、全部ナタリーの計画通りだったのよ」と、悔しさを滲ませながら皮肉を呟きました。

司会者が「それでは誓いのキスをどうぞ」と促すと、ダミアンはナタリーに優しくキスをします。 会場が盛大な拍手と歓声に包まれる中、祖父は「ナタリーの方がよっぽどわかってるな」と、孫娘の決断と、彼女が手にした結果に満足そうに頷いていました。

ダミアンはナタリーを軽々と抱きかかえ、ナタリーは心からの嬉しそうな笑顔を見せます。

モニカの不穏な独白

しかし、その幸せそうな二人を、モニカが憎悪に満ちた目で見つめていました。彼女は心の中で、ナタリーへの呪いの言葉を呟きます。

(最後に笑えると思ってる? ナタリー。これから何が起こるかまだ何も知らないくせに)

モニカは、このままナタリーの幸せを黙って見過ごすつもりはないようです。

病院での遭遇と祖父の入院

場面は変わり、後日の病院。ナタリーが一人で廊下を歩いていると、モニカと鉢合わせします。

モニカは、待っていましたとばかりにナタリーに絡み始めました。「あら、誰かと思えば。病院でヨタヨタしてるのはあなたじゃない。腕でも探しに来た? それともプライド?」と、義手のことまで持ち出して激しく挑発します。

ナタリーはモニカの挑発を無視して立ち去ろうとします。 すると、モニカはナタリーの背中に決定的な言葉を投げかけました。「もう逃げる気? ここ、おじいちゃんが入院してるの知ってるよね?」

ナタリーは足を止め、激しく動揺します。「おじいちゃんがここにいるの?」

彼女の唯一の味方であった祖父の身に、結婚式の後、何かが起こったことが示唆されます。

【灼かれる血と骨 ~絶縁された令嬢~】36話を読んだ感想(ネタバレあり)

第36話の前半は、これまでの苦しみが報われるような幸せな結婚式のシーンでした。ダミアンに抱きかかえられて嬉しそうに笑うナタリーの姿 に、ようやく彼女も幸せになれたのだと心から安堵しました。

しかし、モニカの「これから何が起こるかまだ何も知らないくせに」 という心の声で、一気に不穏な空気が流れ始めます。この物語が、このままハッピーエンドで終わるはずがないということを痛感させられました。

そして、後半の病院のシーン。モニカの挑発は相変わらず胸糞が悪いものでしたが、最後の「おじいちゃんが入院してる」 という一言に全てを持っていかれました。ナタリーの結婚を見届け、彼女の幸せを誰よりも喜んでいたはずの祖父が、なぜ入院しているのか。

モニカがわざわざその病院にいたことも含め、彼女が祖父の入院に何らかの形で関与しているのではないかと、恐ろしい想像が膨らんでしまいます。

【灼かれる血と骨 ~絶縁された令嬢~】36話のネタバレまとめ

  • ナタリーはダミアンと誓いのキスをし、彼に抱きかかえられ、幸せそうな笑顔を見せます。
  • モニカはナタリーの幸せな姿を見ながら「これから何が起こるかまだ何も知らない」と、さらなる復讐を企んでいることを示唆します。
  • 後日、場面は病院に変わり、ナタリーはモニカと遭遇します。
  • モニカはナタリーを挑発し、この病院に「おじいちゃんが入院している」という衝撃の事実を告げます。

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コマさん(koma)
コマさん(koma)
野生のライトノベル作家
社畜として飼われながらも週休三日制を実現した上流社畜。中学生の頃に《BAKUMAN。》に出会って「物語」に触れていないと死ぬ呪いにかかった。思春期にモバゲーにどっぷりハマり、暗黒の携帯小説時代を生きる。主に小説家になろうやカクヨムに生息。好きな作品は《BAKUMAN。》《ヒカルの碁》《STEINS;GATE》《無職転生》
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