【灼かれる血と骨 ~絶縁された令嬢~】38話をあらすじから結末まで全てネタバレ解説|ナタリーの最後は?【Good short】

37話では、病院でモニカと遭遇したナタリーが、祖父が入院していることを知らされました。モニカはロバートが駆けつけたタイミングで「ナタリーに押された」と嘘の演技をします。ナタリーは「証拠があるなら訴えれば? ノバック家の弁護士が対応する」と毅然と反論しますが、ロバートは「家族が大変なのは全部お前のせいだ」と逆ギレし、ナタリーに責任転嫁しました。
【灼かれる血と骨 ~絶縁された令嬢~】第38話をネタバレありでわかりやすく解説する
兄の非難とモニカの嘘
ロバートは、ナタリーへの非難を続けます。「家族をバラバラにしたのはお前だろ!」 と怒鳴りつけ、「それでどうした? 金持ちと結婚して優雅に女王様みたいに生活?」と、ナタリーが金目当てで結婚したかのように罵倒しました。
ナタリーは兄の罵倒を無視し、「私(のこと)なんてどうでもいい。おじいちゃんがどこか教えて」と、祖父の安否だけを問います。 しかし、ロバートは「やめてくれよ。今更おじいちゃんの心配してるふりすんな!」と、彼女の言葉を信じようとしません。
ナタリーが「本当に心配してる。でもモニカが…」と、モニカの妨害について説明しようとすると、すかさずモニカが「私? 本当、よく平気で嘘つけるね」と会話に割り込みます。 ロバートは「まあまあ落ち着け。信じるから」と、またしてもモニカの言葉を鵜呑みにしました。
ついにキレたナタリー「今度は本当に私が押した」
最初から分かりきっていた展開に嫌気が差したナタリーは、その場を去ろうとします。 すると、モニカが「ナタリー。おじいちゃんに会いに行きなよ。私たちのことが嫌いでも、おじいちゃんはずっと味方だったでしょ?」と、偽善に満ちた言葉でナタリーを引き止めました。
モニカのその態度に、ナタリーはついに堪忍袋の緒が切れます。ナタリーは深いため息をつくと、今度は本当に、自らの意志でモニカを床に突き飛ばしました。
「ナタリー!」とロバートが叫びますが、ナタリーは冷静に「ねえ、今度は本当に私が押した。今回だけは認める」と、開き直ったかのように言い放ちます。
ロバートの幼稚な妨害
ロバートは「ナタリー。俺に怒るのはいいけど、モニカに当たるのはやめろ。彼女を傷つけるのは許さない」と、最後までモニカを庇い続けます。
ナタリーは「くだらない兄妹喧嘩してる暇ない。おじいちゃんは自分で探す」と、今度こそその場を去ろうとしました。
すると、ロバートはナタリーが持っていた書類をひったくり、空中に放り投げます。 書類が床に散らばり、ナタリーが「何してるの?」と非難しながら拾おうとすると、ロバートはその書類をわざと踏みつけて阻止するという、幼稚な嫌がらせをしたのです。
【灼かれる血と骨 ~絶縁された令嬢~】38話を読んだ感想(ネタバレあり)
第38話は、ナタリーの怒りがついに爆発した回でした。そして、兄ロバートの愚かさが底を突き抜けた回でもあります。
モニカの「心配してるふり」には毎回反吐が出そうになりますが、「おじいちゃんはずっと味方だったでしょ?」という偽善的な言葉 には、ナタリーでなくてもキレてしまうでしょう。ナタリーが初めて自分の意志でモニカを突き飛ばし、「今度は本当に私が押した」 と言い放ったシーンは、彼女がもう嘘の罪に耐えることをやめたという宣言のようで、ある意味スッとしました。
しかし、ロバートの行動は理解の範疇を超えています。土下座までして「俺が悪かった」と言った男が、またもやモニカの嘘を信じ込み、最後にはナタリーの大切な書類を破り捨てて踏みつけるという、小学生レベルの嫌がらせ に及ぶとは。彼のナタリーへの謝罪は、結局その場しのぎの自己満足でしかなかったようです。
【灼かれる血と骨 ~絶縁された令嬢~】38話のネタバレまとめ
- ロバートは、ナタリーが「金目当てで結婚した」と非難し、祖父の病室を教えることを拒否します。
- モニカは、ロバートの前でナタリーを挑発し、さらに偽善的な言葉をかけます。
- ナタリーはついに怒りが爆発し、今度は本当にモニカを突き飛ばします。
- ロバートが「モニカに当たるな」と非難すると、ナタリーは「今度は本当に私が押した」と認めました。
- ナタリーが去ろうとすると、ロバートは彼女の持っていた書類を奪って空中に放り投げ、さらにそれを踏みつけて妨害しました。
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