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【灼かれる血と骨 ~絶縁された令嬢~】23話をあらすじから結末まで全てネタバレ解説|ナタリーの最後は?【Good short】

ずっちー

22話では、家族からの懇願と兄ロバートの説得もむなしく、ナタリーが「19年間の恩返し」としてノバック家への地獄のような政略結婚を自ら受け入れるという、衝撃的な決断を下しました。

【灼かれる血と骨 ~絶縁された令嬢~】第23話をネタバレありでわかりやすく解説する

父の決定と兄の葛藤

ナタリーが「するよ」と結婚を受け入れた直後、彼女は祖母を想い、「おばあちゃん、大丈夫。私の意志だから」と気丈に振る舞います。

父のアイザックは、ナタリーのその決断を利用し、「ナタリーが決めたことだ。他の皆はこれ以上負担をかけるな」と、議論を一方的に打ち切ろうとしました。

しかし、兄のロバートは納得できません。「納得できない!なんで!ダミアン(・ノバック)なんて問題児だぞ!」と、ナタリーの結婚相手がいかに危険かを父に訴えます。

ナタリーは「完璧じゃないけど新しい人生にはなるし、それでいい」と、すべてを諦めたかのように答えます。

ロバートは「結局俺たちにムカついてるんだろう!これがオマエの復讐かよ!」「家族といるくらいなら自分の人生まで壊したいってことか!」と叫びますが、ナタリーは「復讐だと思う?だったら家族への最高の仕返しだね」と、冷たく言い放ちました。

兄の懇願:「俺が全部悪かった」

ロバートは、ナタリーの冷たい言葉と、父親の非道な決定を前にナタリーに懇願します。「頼むよ、ナタリー…俺が全部悪かった。本当に、ごめん」と、ナタリーに心からの謝罪をしました。

「もう二度と傷つけないって約束する」

彼は、第19話で不良から取り返した、あの「指輪」をナタリーに差し出します。

「ほら、指輪だって取り返したんだぞ」

しかし、ナタリーの心は動きません。「それがどうしたの?」と、指輪を突き返します。

遅すぎた贖罪

ロバートは「あいつらにもちゃんとケリつけたんだ。全部あいつらが仕組んでるし…」と、ナタリーが義手になったのは不良たちのせいだ(と、まだ思い込んでいる)と弁解します。

ナタリーは「それで感謝しろって?」と冷ややかに返します。

「もういいよ、忘れて。でも、あんな奴と結婚なんて絶対させないから」

ロバートは、今や完全にナタリーの味方となり、彼女を地獄の結婚から守ろうと必死に訴えかけます。

【灼かれる血と骨 ~絶縁された令嬢~】23話を読んだ感想(ネタバレあり)

第23話は、兄ロバートの「贖罪」が描かれた回でした。あれほどナタリーを罵倒し、時には暴力を振るってきた彼が、ナタリーの政略結婚を阻止するために、ついにプライドを捨てて土下座までしたのです。

「俺が全部悪かった」という心からの謝罪と、「もう二度と傷つけない」という誓い。 第19話で、自分が贈った指輪のためにナタリーが義手になったという(彼なりの)真実を知ったことが、彼をここまで変えたのでしょう。

しかし、ナタリーの「それがどうしたの?」 という冷たい拒絶は、あまりにも当然です。彼女が失った腕と2年間の地獄は、土下座や指輪一つで償えるものではありません。ロバートの贖罪は、あまりにも遅すぎました。

ナタリーが「家族への最高の仕返しだね」 と言ったように、彼女の結婚の決意は、家族への復讐と、自分自身の人生からの逃避が入り混じった、悲しい覚悟なのだと感じました。

【灼かれる血と骨 ~絶縁された令嬢~】23話のネタバレまとめ

  • ナタリーがノバック家との政略結婚を受け入れたことを知り、父アイザックは「ナタリーが決めたことだ」と議論を打ち切ろうとします。
  • 兄ロバートは「あんな問題児のところへ行くな」と激しく反対しますが、ナタリーは「家族への最高の仕返しだね」と冷たくあしらいます。
  • ロバートはナタリーに「俺が全部悪かった」と土下座して謝罪し、「もう二度と傷つけない」と誓います。
  • ロバートは、不良から取り返した指輪を差し出し、「あいつらにケリをつけた」と報告しますが、ナタリーは「それがどうしたの?」と冷たく突き放しました。
  • ロバートは「あんな奴と結婚なんて絶対させない」と、ナタリーを守る決意を固めます。

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コマさん(koma)
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野生のライトノベル作家
社畜として飼われながらも週休三日制を実現した上流社畜。中学生の頃に《BAKUMAN。》に出会って「物語」に触れていないと死ぬ呪いにかかった。思春期にモバゲーにどっぷりハマり、暗黒の携帯小説時代を生きる。主に小説家になろうやカクヨムに生息。好きな作品は《BAKUMAN。》《ヒカルの碁》《STEINS;GATE》《無職転生》
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