【灼かれる血と骨 ~絶縁された令嬢~】24話をあらすじから結末まで全てネタバレ解説|ナタリーの最後は?【Good short】

23話では、兄のロバートが「俺が全部悪かった」とナタリーに謝罪し、政略結婚を「絶対させない」と彼女を守る決意を固めるという、大きな心変わりの場面が描かれました。
【灼かれる血と骨 ~絶縁された令嬢~】第24話をネタバレありでわかりやすく解説する
兄の制止とナタリーの決別
兄のロバートは、ナタリーの地獄のような結婚を阻止しようと必死に説得を続けます。「違う、お前のために言ってるんだ!」
しかし、父のアイザックが「ロバート、やめなさい」と制止します。 すると、ナタリーは説得しようとするロバートに対し、父の言葉を利用するかのように言い放ちました。「お父さんも言ってるでしょ。私はみんなのためにこうしてるの」
そして、ロバートから差し出された「幸せ」の指輪を、無情にも床に放り投げます。
「ただの指輪だし、どうでもいいことのために、もう十分失ってきた」
「私はもう一人。ノバック家なら少なくとも帰れる場所くらいはあるし。それがずっと欲しかったものなの」
彼女の心は、すでに家族から完全に離れていました。ロバートは、あまりにも冷たいナタリーの決意の言葉にショックを受け、その場を去っていきます。 母ポーリーンが「ロバート」と止めようとしますが、アイザックが「行かせてやれ」と制止しました。
そして、アイザックはナタリーに「明日ノバック家と会うことになってるからな」と最終通告をしました。
運命の日:結婚相手「ダミアン・ノバック」
翌日、ナタリーは祖父、そして父アイザックと共に、ノバック家の当主(ダミアンの父親)と会っていました。アイザックは相手の当主とチェスを指しています。
ノバック家当主が、遅れてくる息子(ダミアン)について「ちょっと用事があってね」と場を濁します。 すると、アイザックは「ああ気にしなくていいよ」「こうやって一緒にチェスができて嬉しいよ。昔みたいだ」と、必死に相手に取り入るように話をしていました。
そこへ、当の結婚相手、ダミアン・ノバックが姿を現します。しかし、彼はまともな状態ではありませんでした。高級そうなスーツを着てはいるものの、足元はふらつき、明らかに泥酔しています。
ダミアンはろれつが回らない様子で「冷たいな」と呟きながら、酒瓶を片手に持ったままナタリーたちの前に現れました。
【灼かれる血と骨 ~絶縁された令嬢~】24話を読んだ感想(ネタバレあり)
第24話は、ナタリーが自ら選んだ地獄の「結婚相手」が、ついにその姿を現すという衝撃的な回でした。
ロバートが必死に結婚を止めようと説得する姿は、彼の後悔の深さを感じさせます。しかし、ナタリーの「ノバック家なら少なくとも帰れる場所くらいはある」「それがずっと欲しかったもの」というセリフが、あまりにも悲しく突き刺さりました。 彼女はもはや、愛情や幸せではなく、ただ自分の「居場所」を確保するためだけに、この結婚を選んだのです。
そして、ついに現れた結婚相手、ダミアン・ノバック。 アレックスやロバートが「問題児」「ヤバい奴」と警告していた通りの、初対面の場に泥酔して現れるような人物でした。
「中身空っぽの金持ちの道楽息子」という評判通りの、あるいはそれ以下の相手です。ナタリーが、家族という地獄から逃げ出した先で、この男という新たな地獄に向き合わなければならないのかと思うと、暗澹たる気持ちになります。
【灼かれる血と骨 ~絶縁された令嬢~】24話のネタバレまとめ
- 兄ロバートはナタリーの政略結婚を止めようとしますが、ナタリーは「みんなのためにこうしてる」と、その説得を拒否します。
- ナタリーはロバートから渡された指輪を床に捨て、「ノバック家なら帰れる場所がある。それがずっと欲しかった」と結婚の意思を改めて示します。
- アイザックはナタリーに、翌日ノバック家と会う約束を取り付けたことを告げます。
- 翌日、ナタリーたちが待つ中、結婚相手のダミアン・ノバックが酒瓶を持ったまま泥酔状態で現れました。
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