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【灼かれる血と骨 ~絶縁された令嬢~】48話をあらすじから結末まで全てネタバレ解説|ナタリーの最後は?【Good short】

ずっちー

47話では、ナタリーがロバートに「化け物にしたのはあんたたちの鈍さよ!」と激しく反論し、モニカの動機が祖母への「口封じ」であることを見抜きます。そして、ナタリーは「許せない!」と叫び、モニカに強烈な平手打ちを浴びせました。

【灼かれる血と骨 ~絶縁された令嬢~】第48話をネタバレありでわかりやすく解説する

モニカの嘘泣きと兄の介入

ナタリーは、平手打ちしたモニカに対し、「おばあちゃんはあんたのおばあちゃんでもあるのよ! どうしてそんなことできるの?」と、なおも激しく問い詰めます。

しかし、モニカはすぐに被害者の仮面をかぶり、「ロバート、ママ、パパ、ナタリーを止めて!」と泣き叫び、家族に助けを求めました。

その声を聞き、兄のロバートが「もういいって、やめろ!」と、ナタリーとモニカの間に割って入ります。

ナタリーの怒り:「ただの邪魔者よ!」

ナタリーは、モニカの嘘をまたしても見抜けず、自分だけを止めようとするロバートに対し、怒りのままに彼を叩いてしまいます。

そして、かつて「結婚させない」と一時は味方だった兄に、完全な決別の言葉を突きつけました。「あんたヒーローでもなんでもない、ただの邪魔者よ!」

そこへ父のアイザックも駆けつけ、「やめなさい! うちの子(モニカ)に何してるんだ! 正気か?」と、ナタリーだけを一方的に非難します。

母ポーリーンの凶行:花瓶での殴打

ナタリーが家族からの非難に激しく動揺する中、誰も予想しなかった人物が凶行に及びます。実の娘モニカが攻撃されていると思い込んだ母のポーリーンが、近くにあった花瓶を手に取り、ナタリーの後頭部を思い切り殴りつけたのです。

激しい衝撃音と共に、ナタリーの視界が揺れます。彼女は頭から大量の血を流しながら、その場に崩れ落ちそうになりました。

揺れる視界の中で、ナタリーが見たのは、自分を殺意を持って見つめる「敵」となった家族全員(アイザック、ポーリーン、ロバート、モニカ)の顔でした。

ロバートは「母さん! なんてことを!」と、母親の常軌を逸した行動に驚愕します。 しかし、ポーリーンは血を流すナタリーを見下ろしながら、震える声でこう言い訳するのでした。「ごめんナタリー。どうしようもなかったの」

【灼かれる血と骨 ~絶縁された令嬢~】48話を読んだ感想(ネタバレあり)

第48話は、物語全体でも最も衝撃的で、胸糞の悪い回でした。47話でナタリーがモニカに反撃し、少しスカッとした気持ちが、一瞬で最悪の絶望に叩き落とされました。

モニカの「ナタリーを止めて!」 という嘘泣きは、もはや様式美ですらありますが、ロバートがまたしてもそれに騙され、アイザックが「うちの子(モニカ)に何してるんだ!」 と叫んだシーンは、彼らにとってナタリーがもはや家族では全くないことを改めて示しています。

しかし、今回の恐怖はそこではありません。母ポーリーンが、ナタリーを花瓶で殴打した シーンです。これまで散々ナタリーを追い詰めてきたのは父アイザックや兄ロバートでしたが、最後にナタリーの命を奪いかねない凶行に及んだのは、実の娘モニカを守ろうとした「母親」でした。

「ごめんナタリー。どうしようもなかったの」 というポーリーンのセリフは、彼女の中でナタリーを排除することが「モニカを守るため」の正当な行為として完結してしまっていることを示しており、背筋が凍る思いでした。

【灼かれる血と骨 ~絶縁された令嬢~】48話のネタバレまとめ

  • ナタリーがモニカを問い詰めると、モニカは「ナタリーを止めて!」と泣き叫び、被害者を演じます。
  • 兄ロバートが止めに入ると、ナタリーは彼を「ただの邪魔者よ!」と突き放します。
  • 父アイザックも「うちの子(モニカ)に何してるんだ!」とナタリーを非難します。
  • 娘が攻撃されたと誤解した母ポーリーンが、ナタリーの頭を花瓶で殴打します。
  • 頭から血を流すナタリーに対し、ポーリーンは「どうしようもなかったの」と言い訳をしました。

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コマさん(koma)
コマさん(koma)
野生のライトノベル作家
社畜として飼われながらも週休三日制を実現した上流社畜。中学生の頃に《BAKUMAN。》に出会って「物語」に触れていないと死ぬ呪いにかかった。思春期にモバゲーにどっぷりハマり、暗黒の携帯小説時代を生きる。主に小説家になろうやカクヨムに生息。好きな作品は《BAKUMAN。》《ヒカルの碁》《STEINS;GATE》《無職転生》
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